三月尽

 今日は3月31日。2020年度も今日が限り。学校に勤めていると年末よりも年度末の方が思うところが多いのですが、特にこの一年はコロナに振り回された前代未聞の一年となりました。授業がリモートになったり、楽しみにしていた行事、とりわけ宿泊を伴う行事が取りやめになったりはしましたが、それでも子供達は一年分しっかりたくましく成長したのかな。成長したのだと思います。

 四月には新しい子供たちを迎え、新しい一年が始まります。三月までの一年間で新しい学びのスタイルが定着したこともまた事実ですので、これまでにはない「ハイブリット」とも云って良い新しいスタイルの学校生活が始まることになります。
 若葉の季節に初々しい新入生を迎える喜びは学校に勤めるものだけが得ることができる嬉しい特権でもあります。
 大変なこともあるけれど、楽しみでもある新しい一年が始まります。

 三月を締めくくる今日の一枚は落ち椿、1月末の開花から毎週末に欠かさず撮ってきた乙女椿の落花。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」。ただいまは3月27日に撮影した写真を7点掲載いたしております。今日は桜尽くしです。是非ぜひご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/5c30187a5855d5b9dcc36332a9bdea86

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#新学期 #新入生 #落ち椿 #乙女椿

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

12,250日


 大学卒業から43年間勤務した母校、玉川大学・玉川学園を3月末で退職することとなりました。

 学生時代と合わせると48年、ざっと12,250日を玉川の丘で過ごしたことになるようです。玉川学園は1929年創立ですからその歴史の半分以上を語れるまでになりましたし、48年は私自身の人生の3/4にも及びます。満開の桜の中、玉川の丘を登ったことをつい昨日のことのように思い出すことができるのに、気がつけばびっくり驚くほどの年月が流れておりました。

 そうは云っても、実は4月からは雇用形態は変わりますが少なくとも一年間はこれまでと同じ仕事を続けることになっておりますので、区切りのようなそうではないような微妙な感じではありますが・・・。

 とまれ、今日までの48年間を支えてくださったすべての皆様に感謝申し上げます。
 ありがとうございました。そして4月からもどうぞよろしくお願いいたします。
 
 と云う訳で今日の一枚は、急ごしらえの「お疲れさま」の膳。我が家産クレソンの付け合はローストビーフ、同じく我が家産ルッコラの付け合わせは生ハム、その他。ワインは息子が誕生日に持ってきてくれた小布施ワイナリーのメルロー2018年。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」。ただいまは3月27日に撮影した写真を7点掲載いたしております。今日は桜尽くしです。是非ぜひご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/5c30187a5855d5b9dcc36332a9bdea86

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#人生の一つの区切り #卒業

コメント ( 1 ) | Trackback (  )

咲き誇る染井吉野

 咲き始めこそ淡紅色だが満開の染井吉野はほとんど白色。「ほんのり桜色」と云う表現がある。控えめな、いかにも日本的なところが好まれる色と表現だが、惜しむらくは染井吉野にはこれがない。天は二物を与えずと云うけれど、染井吉野の豪華な咲きっぷりと見事な散り際に免じてお許しをと云うことか。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」。ただいまは3月27日に撮影した写真を7点掲載いたしております。今日は桜尽くしです。是非ぜひご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/5c30187a5855d5b9dcc36332a9bdea86

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#染井吉野 #ソメイヨシノ #咲き始めは淡紅色 #満開時はほとんど白色

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

ルッコラの開花

 秋に種を蒔いて、冬から今日まで毎日食べていたルッコラですが、ついに薹が立ち花を咲かせ始めました。アブラナ科ですので十字花です。分類的にはアブラナ科キバナスズシロ属のキバナスズシロ(これが正式名称)です。スズシロとは大根のことですので、キバナスズシロは「黄色い花を咲かせる大根」と云う意味になりますが、ご覧の通りルッコラの花は黄色ではなくアイボリーです。

 スーパーマーケットで売っているルッコラは株ごと引き抜いたものがほとんどですが、我が家では大きく育った葉だけを摘んで食べておりますので株の数も減らず次々に葉が生えてきます。ひと月ほど前からは毎週末に300本程の葉を収穫し、50本ずつジップロック(風)に小分けしてお世話になっている方に食べるのを手伝って頂いております。

 薹が立つ頃からは葉が硬くなり風味も落ちてくるようですが、自家用としてはまだまだ食べられます。ただ、ネットをかけていないので虫食いの葉が多くなり、虫さんと人間、どちらが早く食べるのか競争のようになってきますが。今年は花の咲いた株を幾つか残して種を採取しその種を蒔いて育ててみようかと思っているところです。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」。ただいまは3月27日に撮影した写真を7点掲載いたしております。今日は桜尽くしです。是非ぜひご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/5c30187a5855d5b9dcc36332a9bdea86

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#アブラナ科キバナスズシロ属 #キバナスズシロ二 #ルッコラ #ロケット

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

開花まであと何日?

 二週間前に頭上の土を割って出てきた若葉をご覧いただいた二輪草ですが、今朝には小さな蕾が幾つか確認できるまでになりました。あと何日で可憐な花を見せてくれるのか、開花が楽しみです。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」。ただいまは3月27日に撮影した写真を7点掲載いたしております。今日は桜尽くしです。是非ぜひご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/5c30187a5855d5b9dcc36332a9bdea86

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#二輪草 #ニリンソウ #スプリングエフェメラル #春の妖精

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

大島桜(その二)

 学年末で少々お疲れ気味の郷秋<Gauche>でが、今日一日ゆっくりすることができました。明日は森に自然の力を分けてもらいに行ってきます。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」。ただいまは3月20日に撮影した写真を5点掲載いたしております。早春から春本番へと移ろう森の様子をご覧頂けたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/887fda3769e6c8d28c2aa7f06e9e4eb5

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#大島桜 #ソメイヨシノの母種

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

大島桜


 昨日は染井吉野をご覧いただきましたが、今日は大島桜。その名の通り伊豆大島や伊豆半島辺りが原産と云われ、また染井吉野を始めとし多くの園芸種の母種とされたことでも有名です。また、桜餅を包む桜の葉は古来、大島桜の葉を塩漬けにしたものが用いられてきたこともよく知られていますね。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」。ただいまは3月20日に撮影した写真を5点掲載いたしております。早春から春本番へと移ろう森の様子をご覧頂けたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/887fda3769e6c8d28c2aa7f06e9e4eb5

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#大島桜 #ソメイヨシノの母種

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

卒業証書と染井吉野の開花

 blogのネタに困った時に時々助けてもらうのが「岩波書店 広辞苑一日一語」(広辞苑第六版刊行記念(非売品)2008年1月11日発行)。久し振りに手に取り3月24日のページを繰ってみたら今日の一語は「卒業証書」。

 【卒業証書】学校が設定している教育課程を修了したことを証明する文書。ふつう卒業式に授与される。

 天下の広辞苑に意義を申し立てるのは恐れ多い気もすれけれど「この説明は正しくない」と郷秋<Gauche>は云いたい。

 教育課程を修了したことを証明する文書は「卒業証明書」であって「卒業証書」ではない。卒業証書は「教育課程を修了したことを記した記念品」である。就職する時に必要となる書類の一つに卒業証明書があるが、間違っても卒業証書を持って行ったりしないように。必要なのは「卒業証明書」です。

 某知事が海外の大学を卒業したと主張した事に???が付き、すったもんだした末に彼女は卒業証書のコピーを提示したが、これはまったく何の意味もない行為でした。卒業したと主張する大学から「卒業証明書」を取り寄せて、これを開示すればよかったのです。日本最大の自治体の長が、卒業証書と卒業証明書の違いを理解していないとは、まったくもって困ったものであります。

 と云う訳で、記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、横浜市北部〜都下町田市辺りでも咲き始めた染井吉野。
 首都圏では今週末には見頃を迎えるであろう染井吉野ですが、「花見には行かぬが花」と思わずにはいられない、コロナ禍の今年の春です。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」。ただいまは3月20日に撮影した写真を5点掲載いたしております。早春から春本番へと移ろう森の様子をご覧頂けたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/887fda3769e6c8d28c2aa7f06e9e4eb5

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#卒業証書 #卒業証明書 #卒業証書と卒業証明書は違うもの #ソメイヨシノ

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

紫木蓮

 白木蓮(はくもくれん)より10日程遅れて木蓮(もくれん)の花が咲き始めました。
 近頃は同科同属の白木蓮(はくもくれん)の方が好まれるようで、半ば日陰の花となってしまった本家の木蓮は、白木蓮と区別するためにわざわざ「紫」木蓮(しもくれん)と呼ばれるようになってしまったようです。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」。ただいまは3月20日に撮影した写真を5点掲載いたしております。早春から春本番へと移ろう森の様子をご覧頂けたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/887fda3769e6c8d28c2aa7f06e9e4eb5

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#白木蓮 #紫木蓮 #モクレン科モクレン属

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

Nikon FM3Aの価格が高騰

 DSLR時代の幕が切って落とされる直前の2001年に登場したNikon(ニコン)FM3Aは、マニュアルフォーカスの一眼レフとしてはNikonが持てる技術の全てを注ぎ込んだ、最も優れたモデルです。耐久性、操作性、システムの拡張性を勘案した最高峰という意味ではF3にその座を譲らざるを得ませんが、繰り返しますが、一眼レフに必要な技術の全てをつぎ込まれたのは、FM3Aです。

 NikonはFM3A発売中の2002年に30万円(ボディのみ)のD100を、2004年には庶民にも手が届く15万円(同前)のD70を発売し、一眼レフもデジタルへと一気になだれ込んで行きます。デジタルへの動きが予見される中で、短命となることを承知の上でFM3Aを開発・発売したのは、一眼レフの王者としてのNikonのプライドの表れであったのかも知れません。

 そのNikon FM3Aの価格(もちろん中古です)がこのところジリジリと高騰しているようで、上の画像は本日確認したものです。2006年にその製造・販売が終了となるとすぐに新品の価格を上回る中古が出回ることがありましたが、昨今の高騰はそれに次ぐ第二波と云う事になるでしょうか。

 発売当時のFM3Aの価格は96,000円(ボディのみ、シルバー、税別、ブラックは3,000円高)でしたので、良品(AB+)の現在の価格は新品と同程度と云う事になります。一眼レフの最高峰たるF3でも5万円も出せばそこそこの程度の物が手に入りますので、球数が少ないとは云え、驚きの高価格と云う事ができるでしょう。

 FM3Aの前のモデルといっても良いNew FM2も程度の良いものは7〜8万円と、なかなかの価格で取引がされているようですが、こちらは球数が多いとは云え酷使されたものが多く、程度の良いものを探すのには時間と価格を天秤にかける必要がありそうです。その意味では10万円で売りに出ているFM3Aがあれば「即買い!」と云う事になるのでしょうか。


 と云うわけで本日の2枚目は、「郷秋<Gauche>コレクション」の白黒のFM3A。シルバーボディに装着したAi Nikkor 45mm F2.8Pも現在はコレクターズアイテムとなっており、程度の良いものは新品発売当時と同程度の価格となっているようです。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」。ただいまは3月20日に撮影した写真を5点掲載いたしております。早春から春本番へと移ろう森の様子をご覧頂けたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/887fda3769e6c8d28c2aa7f06e9e4eb5

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#Nikon #ニコン #FM3A #MFカメラ #フィルムカメラ #一眼レフ #一眼レフの技術的到達点 #実用になるMF一眼レフ

コメント ( 2 ) | Trackback (  )

「皇」と連翹

 テレビ朝日の取締役政策局長を務められた皇達也さんが逝去との報道。
 「皇」とは珍しい苗字である。「すめらぎ」と読む。なぜ私がそんな珍しい苗字の読み方を知っているのかと云えば、大学時代の卒業論文の指導が皇先生であったから。私がご指導いただいたのは皇晃之(すめらぎ きらゆき)先生で、逝去が報じられた皇達也さんの叔父様に当たる方でした。

 達也さんのご尊父、至道先生(つまり晃之先生のお兄様)は教育行政学がご専門の研究者で広島大学の学長も務められた方です。その弟君で私の恩師である晃之先生もまた教育行政学がご専門で、東北大学を退官後に私の母校に移られて文学部長をされておられました。

 教育学科に所属していた私は3年の時に教育行政学のゼミを選びましたが、晃之先生は既にご高齢で講義のご担当は多くなく、講義をお聞きしたのは「教育行政学原論」くらいであったように記憶しております。卒業論文も晃之先生にご指導いただいたのは数回で、あとは晃之先生の東北大学時代の教え子でもあった若いI先生にご指導いただきました。

 「教育行政学原論」のテキストは至道先生のご著書「教育行政学原論」でした。その著者が「皇」でありましたので、初回のゼミの時にお聞きしたところ「私の兄が書いたものです」。そして、戦時中には恐れ多い苗字だから変えるようにと云われたことがあったとおっしゃったことを今でも鮮明に覚えております。

 「名字由来Net」で調べたところ、「皇」(すめらぎ)姓は滋賀県発祥で、現在「皇」を名乗る方は全国に約30名、滋賀県以外には町田市と神奈川県大和市に約10名ずつ居住とのことですが、これは晃之先生あるいは達也さんさんのご遺族・ご家族ということなのかも知れません。

 「皇」と云う珍しい苗字を見かけたことで半世紀も前のことを思い出した郷秋<Gauche>でありました。

 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、奈良川の護岸から生えて花を咲かせる連翹(れんぎょう)。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」。ただいまは3月20日に撮影した写真を5点掲載いたしております。早春から春本番へと移ろう森の様子をご覧頂けたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/887fda3769e6c8d28c2aa7f06e9e4eb5

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#珍しい苗字 #皇 #連翹 #れんぎょう #教育行政学

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

枝垂れ柳

 枝垂れ柳の花が咲いています。春の花とは云っても梅や辛夷、椿や桜のような「華」はありませんので、開花に気づかないまま通り過ぎている方も多いのではないでしょうか。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」。ただいまは3月14日に撮影した写真を5点掲載いたしております。日増しに春の色が濃くなる森の様子をご覧頂けたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/887fda3769e6c8d28c2aa7f06e9e4eb5

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#枝垂れ柳 #春の地味な花

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

木五倍子

 春先に烏賊の足を干したような花を咲かせる木五倍子(きぶし)。他の近縁の樹木知らないキブシ科キブシ属。後ろの白は、雪が積もったように全樹真っ白になるほどに花を咲かせて辛夷の木。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」。ただいまは3月14日に撮影した写真を5点掲載いたしております。日増しに春の色が濃くなる森の様子をご覧頂けたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/b8bb075944dbdfd1c82cc9bf5b9be266
To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#木五倍子 #キブシ #春先の森 #染料の原料

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

うらうらと

【画像は私の蔵書、「愛吟集」(玉川大学出版部 1970年初版 1973年発行第7刷)より】

 一昨日ご覧いただきました「サイタ サイタ サクラ ガ サイタ」と題する記事に関連し、Facebookに

-----転載、ここから-----

賀茂真淵の和歌に

うらうらと
のどけき春の心より
匂いいでたる山桜花

があります。これを歌詩として我が恩師の師である岡本敏明先生が曲を付けた女声合唱曲「うらうらと」が玉川学園では歌い継がれております。おりましたと云うべきかも知れませんが・・・

-----転載、ここまで-----

と書いたのでしたが、書いてから気になり調べてみたところ、「うらうらと」の作曲者は成田為三先生であると書かれた記事をネット上に見つけました。その時点ですぐにそのことを追記し、楽譜で確認できる方がおられればご連絡いただきたいと記したのですが、今朝になり手元にある合唱曲集、玉川学園の「愛吟集」にその楽譜が掲載されていることに気づいたのでした。そこには「作曲 成田為三」と記載されておりました。

 学生時代に幾度も歌い、今でもその歌詩も旋律を覚えている曲でしたが、作曲者についてはとんだ記憶違いをしていたようです。

 「うらうらと」の楽譜が掲載されていた愛吟集は私が学生時代に使用していた、そして今も愛用している1970年発行(私が使っているのは1973年発行の7刷)の愛吟集です。1997年発行の改訂版以降には掲載されておりません。

 意図して創作された音楽は、その楽譜がなければ作曲者以外が演奏することができません。つまり「うらうらと」は、少なくとも我が母校、玉川学園においては1970年から1997年の27年の間にしか歌われていなかったことが想像されます。もっとも1970年発行の愛吟集に収録されていると云うことは、作曲されて以降、手書き・ガリ版刷りなりの楽譜が存在し歌われていたことは想像されるところですが。

 調べてみた限りでは、玉川学園の愛吟集以外では「女声合唱30番」(西崎嘉太郎編 東京音楽書院 1966年発行)に「うらうらと」が掲載されているようです。果たしてこの曲集がいつまで発行されていたのか知る由もありませんが、1997年版の玉川学園「愛吟集」の登場よりも前に絶版になっているであろうことが想像されますので、やはり1998年以降は、歌われる機会は少ないのだろうなと思うところです。
注:玉川学園「愛吟集」には女声合唱ではなく単に二部合唱と記されています。事実私はST-ABの混声二部合唱で歌っておりました。

 楽譜をご覧いただければお分かりの通りまさしく「うらうら」と、たおやかな旋律がカノン形式で歌われています。作曲者が岡本敏明先生だと私が思い違いをしていたのは、カノン形式の「うらうらと」が輪唱を合唱指導の基本に据えておられた岡本敏明先生の音楽指導論と一致していたからなのだと思います。「カノン=輪唱」は成田為三先生から岡本敏明先生に、さらに岡本先生に師事された我が恩師へと、合唱指導の基礎として受け継がれています。ですから岡本先生のお弟子である我が恩師に、学生時代から50年近くにもわたりご指導いただいている私の中に「うらうらと」が岡本先生の作品であるとして染み入るのは当然のことなのです。

 咲き始めた桜の社写真一枚から、私が岡本先生の孫弟子であること、成田先生の曾孫弟子である幸せを思い起こさせてくれた、実に有り難い「うらうらと」なのでありました。

【関係情報】
♪3日だけの先生、成田為三(玉川学園)
https://www.tamagawa.jp/social/useful/tamagawa_trivia/tamagawa_trivia-83.html

♪成田為三先生、岡本敏明先生(郷秋<Gauche>)
https://blog.goo.ne.jp/gauche7/e/95ba2222ee3e6834aa82eda9ccf94c5a
このページの下部に成田為三先生関連のリンクが記載されております。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」。ただいまは3月6日に撮影した写真を4点掲載いたしております。春の野の足元で咲く、小さな花たちをご覧頂けたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#うらうらと #成田為三 #岡本敏明 #高森義文 #玉川学園 #賀茂真淵

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

山桜?

 先週の日曜日、遠目には冬枯れたままのように見える雑木林の中で一本だけ黄色い若葉を出している木がありました。樹皮が横方向に切れていることからは桜のように思われましたが、出ているのは葉だけで花は咲いておりませんでした。はてさて、桜か否か。今週末に確認をしたいところですが、今とところの予報は残念ながら雨となっております。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」。ただいまは3月6日に撮影した写真を4点掲載いたしております。春の野の足元で咲く、小さな花たちをご覧頂けたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori 

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#桜 #サクラ #山桜

コメント ( 0 ) | Trackback (  )
« 前ページ