ニコン、敗訴

 Nikon(ニコン)がシグマを相手取り、一眼レフカメラ用のレンズの手ぶれ補正機構に関する特許を侵害されたとして約120億円の損害賠償と対象製品の製造・販売の差し止めなどを求めた訴訟の判決が30日に東京地裁であり、判長は特許侵害を認めず、ニコンの請求を棄却したとの報道。

 ニコンが一昨年5月に提訴していたものだが、一年半の審理を経て、特許侵害を認めずとの判決が地裁より出されたもの。いまのところこれに対するニコン、シグマ両社からのコメントは出されていないが、ニコンとしては当然上告するんだろうな。

 サードパーティ大手三社の中では唯一シグマだけが早々と手振れ補正装置を内蔵したレンズを製品化していた訳だが、今回の判決を受けてタムロンとトキナーがどのような動きをするのか、高裁での審理を含めこの問題については注視していきたい。


 と云う訳で今日の一枚は、ニコンの手ぶれ補正機構が搭載されているレンズであることを表すロゴタイプ「VR」の二文字。いや、VRは確かに有効な機構です。これがあるのと無いのとは、三脚の要不要とほとんど同じ意味を持ちますからね。

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新製品ラッシュ

 明日から始まるCP+2013を前に、各社からべらぼうな数のカメラ(しかし、DSLRは皆無!)が発表された。例えはNikon(ニコン)のCOOLPIX Sシリーズの場合はこんな感じである(現行品も参考のために型番順に掲載した)。

S9500  36,000円
S9300    12,500円(現行品)
S9400  30,000円
S8000c   29,000円(現行品)
S6500  25,000円
S6400    19,000円(現行品)
S6300      9,700円(現行品)
S5200    22,000円
S3300      6,700円(現行品)
S31        13,320円
S30          6,100円(現行品)
S01        11,500円(現行品)

 今回ニコンが発表したCOOLPIX Sシリーズはご覧の通り5機種にも及ぶ。更には現行モデル(現時点で入手可能なモデル)7機種が販売中だから、2月末にはCOOLPIX Sシリーズだけで12機種もの品揃えと云う事になる。いずれ現行製品は消え通運命だが、同時に次なる新機種が登場するのだろうから、最も高価な機種から最廉価の機種まで、ほぼ5千円刻みで常に12機種がラインナップすることになるのだろうが、郷秋<Gauche>には、どんなに多くても5万円弱から1万円までの5機種あれば十分だと思えてならない。読者諸氏はどう思われるだろうか。

 上にあげたのはCOOLPIXの中でもSシリーズだけで、COOLPIXには他にもP、L、AWの三つのシリーズがあり現行モデルと合わせると全19モデルが展開されているのだが、先にも書いた通り、どう考えてもこんなたくさんのモデルは必要ないし、半年に一度新機種が登場する必要もない。5年前までのデジタルカメラ草創期、普及期とは違うのだ。このクラスにあっても2年に一度のモデルチェンジでジャンルと価格値毎に全部で6~7機種もあれば十分だと郷秋<Gauche>は思うぞ。

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キヤノンを買ってみた


 キヤノンの株を買った訳じゃない。買ったのはカメラだ。DSLRではなくご覧の通りコンパクトタイプデジタルカメラ、フツーにカメラが好きな人の間では「コンデジ」と呼ばれているタイプのカメラである。

 このPowerShot S110が、郷秋<Gauche>が初めて入手したキヤノンのカメラである。郷秋<Gauche>のblogにキヤノンのカメラが登場するのも勿論初めての事である。ちなみにキヤノンはキノンではなくてキノンである。なぜかは知らないが、くれぐれもお間違いなく。

 手軽に記録用の写真を撮るためのカメラが必要になったのである。撮影場所はさほど広くない屋内。なので広角側24mmで、明るいレンズでしかも高感度に強いカメラが欲しかった。「ニコン党」の郷秋<Gauche>としては当然Nikon P310が最右翼であったのだが・・・。

 残念ながらブラックモデルはヨドバシ.comでは在庫払拭だし、Nikon Rumorsには昨日時点で”Nikon Coolpix P310 and AW100 cameras will also be replaced tonight”と云う記事が上がっていた。どう考えても既に「旧型」。わざわざ「旧型」を買う事はないし、P320が発表されたとしても実際に入手できるのは1、2ヶ月先の事になるので、キヤノンのS110にしたのである(ちなみに本日のニコンの新製品大発表会にP310後継機の姿は見当たらなかった)。

 S110で「なければならない」理由はまったく無かったのだが、一生に一度くらいはキヤノンのカメラを買ってもバチが当たることはないだろうし、近頃キヤノンにお勤めの友だちも増えたことだしということでキヤノンに相成った次第。

 実は、S110の写真は撮ったけれど、S110ではまだ一枚も撮っていないので画質等については何とも云えないが、コンパクトなのに思いの外ずっしりとした重みと梨地塗装を施したボディは金属ボディであるかのような感触である。悪くない。撮ってはいないけれど、レンズ周りのリングに露出補正を割り当てられるのは撮影の際の使い勝手に大いに貢献することだろう。なかなか良い。

 モニターがタッチパネルになっていて、指でなぞるだけでFAポイントを移動出来たりWi-Fi経由でPCにデータを送信出来たりするのも便利そうだ。Wi-Fiの設定はちょっと面倒そうだけれど、そのうちにトライしてみよう。と云う訳で、今日は郷秋<Gauche>生まれて初めてキヤノンのカメラを買ったと云うお話しでした。

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Imagine!


 ビートルズ解散後に発表されたジョン・レノンの作品(何故かStand by meが紛れ込んでいるが)をピアノとチェロのデュオ、「アウラ・ヴェーリス」が演奏したアルバム「イマジン」(DENON COCQ-84989)である。アウラ・ヴェーリスはピアノと編曲の林そよか、チェロの林はるかの姉妹ユニットである。ちなみにはるかは1966カルテットのチェリストでもある。

 さて、この手のアルバムで成否を分けるのは編曲である。大御所登場とあれば成功は半ば保証されるわけだが、このアルバムの編曲は既に書いたようにそよか氏。時にピアノが能弁に過ぎるきらいがあるのは自身がピアノを弾くことを前提にした編曲だからなのか。ライナーノーツの中で水原健二氏が「そよかは巨人を前に幾度となく立ちすくんだことでしょう」と書いているが、いつか若き日の作品として振りかえられる時が来ることを信じたい。

 チェロはと云えば、郷秋<Gauche>の好みを云えば、もう少し柔らかな音色であって欲しかった。これが楽器あるいははるか氏の持ち味なのか、あるいはそのように鳴る弦をあえて選んだのか。その硬質な音色はいくつかの曲では効果的ではあっても、アルバムを通して聴くと、やりもう少し嫋やかな音色であって欲しかったと云う思いが強くなるが、若い二人のユニットにとってこれが初めてのアルバムである。今後を大いに期待したい。

 ところで、シンプルなこのジャケットは、実に郷秋<Gauche>好みである。ジョン・レノンと云えばこの丸いメガネ。天地の短い、良く云えばシャープな印象のメガネが流行っている昨今だが、果たしてジョン・レノンが存命であったならば、今でもあの丸メガネをかけていただろうか。

追記:3回目、聴きました。チェロ独奏の「平和を我らに」、良いですね。なかなかの編曲です、でも最後の和音はどこかで聴いたことがあるような・・・。

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新造蒸気機関車?!

 新車のSL(蒸気機関車)が完成したとのニュース(see here)。びっくりです。今どきこう云う物を作る技術があると云う事にもびっくりだし、それを注文、しかも個人で注文する人がいると云うからまたまたびっくり。古い技術の伝承と云うのは結構難しいようですが、ノスタルジーだけではなく、技術の基礎を身に付けるためにも消してはならないものではないかと思うのですが、難しいのでしょうね。

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今年のCP+はつまらない?

 いや、つまっても、つまらなくてもどっちでもいいんです。スケジュール的に行けないから。それに、昨年のD800のように「待ってます!」と云うようなモデルもないしね。強いて興味があると云えば、まったく聞こえてこないけれどNikon(ニコン)D7000の後継機くらいかな。これは多分出てくるでしょう。そうじゃないといくらなんでも待たせ過ぎと云うもの。

 ノンレフレックス(ミラーレス)のニューモデルもCP+での発表されるものはほとんどないようだ。郷秋<Gauche>が掴んでいる情報の範囲では、オリンパスもソニーもパナソニックも新製品はCP+じゃなくて3~4月にかけては発表されるようだ。でも、それじゃぁCP+が盛り上がらないよね。各社共にCP+目指して開発を進めてもらわないと業界として困ることになるんじゃないのかな。

 オリンパスからはPENのセミプロモデルが登場との噂があるけれど、PENとセミプロモデルって、概念的にまったく相反するもののような気がするぞ。PENは誰にでも使える小さなカメラのはずだ。プロのサブ機として使えると云う意味なのか、あるいはOM-Dのプロ仕様機と云う意味なのだろうか。いずれにしても3ヶ月後にはわかると云う事。春になる楽しみが増えるのは良いことだ。

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Speed Boosterはホントに良い?

 今月15日に縮小光学系と云うタイトルで、スピードブースターについて書いた(see here)。簡単に云えば、APS-Cイメージセンサーを持つノンレフレックスカメラに、一眼レフ用のレンズを装着するためのアダプタなのだが、これまでのアダプタと違うのは縮小光学系(レンズ)が内臓されている事。

 一眼レフ用のレンズをAPS-Cサイズのイメージセンサーを持つカメラに装着すると、イメージセンサーの大きさの違いから、レンズの焦点距離が1.5倍のレンズ相当の画角のレンズとして使用することになることはご存じの通り。具体的には、APS-C機に18mmのレンズを装着した場合、フルフレーム機に27mmのレンズを装着した時と同じ画角での撮影になると云う事である。

 300mmのレンズをAPS-C機に装着すれば450mmの超望遠と同じ画角で撮影することになる例からは、望遠には非常に有利となるがその逆、つまり広角側では不利になると云う事をご理解いただけるだろう。この問題を解決するのがMetabones社のSpeed Boosterなのである。

 マスターレンズに装着することでレンズの焦点距離を引き延ばすことが出来るテレコンバージョンレンズと呼ばれるアタッチメントがある。その多くは焦点距離を1.4倍、2倍に引き延ばす光学系(レンズ)を内蔵しており、マスターレンズとボディとの間に装着して使う。例えば1.4倍のテレコンバージョンレンズを200mmのレンズに装着すると焦点距離は280mmとなる(この状態のレンズをAPS-C機に装着すると、更に1.5倍の420mmの超望遠と同じ画角となる)。

 テレコンバージョンレンズを使うことにより手軽に超望遠撮影が出来るようになるのだが、良いことばかりではない。レンズのF値は、レンズの焦点距離と有効口径によって決まる。式で表すと「F値=焦点距離/有効口径」である。つまり、レンズの有効口径が同じままで焦点距離が1.4倍になるわけだから、F値は1.4倍(絞り一段分)と暗くなる。具体的にはF2.8のマスターレンズに1.4倍のテレコンバージョンレンズを装着すると、F値は4となるのである。

 Speed Boosterは上で説明したテレコンバージョンレンズのまったく逆の働きをするアダプタである。つまり50mm F1.4のレンズの焦点距離を0.7倍の35mmに変換する。「F値=焦点距離/有効口径」の公式にこれを当てはめるとF値は1.0と大幅に明るくなることがわかる。焦点距離は35mmとなるのだが、Speed Boosterを介して装着するカメラのイメージセンサーはフルフレームよりも小さなAPS-Cサイズだから、焦点距離が1.5倍相当、つまりマスターレンズの焦点距離とほぼ同じ52mmレンズ相当の画角での撮影となる。

 「デジカメWatch」に、キヤノンの50mm F1.4のレンズをSpeed Boosterを介してソニーのNEX-6に装着してのインプレッションが早々と掲載されていた(see here)。記事には「4群4枚の本格的なレデューサーレンズを搭載したおかげで、画質劣化はほぼ感じられなかった」と書かれて入るが、果たして本当だろうか。

 メーカー純正のテレコンバージョンレンズでさえも解像度が低下するなどマスターレンズの描写性能に悪影響を及ぼすのである。この事実を考えた時、サードパーティー製の「ワイドコンバージョン」レンズがマスターレンズの性能の悪影響を及ぼさないとは俄かに信じされない郷秋<Gauche>なのである。


 と云う訳で、今日の一枚は郷秋<Gauche>が持っている唯一のテレコンバージョンレンズ、AF-S Teleconverter TC-14II(1.4X)。どのレンズにでも装着できれば便利なのだが、装着できるレンズが限られており、これが使える郷秋<Gauche>手持ちのレンズは70-200mm F2.8のズームのみ。これを装着すると98-280mm F4のズームレンズとして使うことになる。マスターレンズがF2.8と明るいので暗くなるとは云ってもF4なので使い勝手が極端に悪くなることはないが、画質の低下をカバーするために開放で使う事は少なく、5.6以上まで絞るのが通例である。

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今度のGR-DはAPS-C?

 Mirrorless Rumorsの記事によれば(元々ネタはこちら)、今度のRICOH GR Digital(つまりGR-D V)はAPS-Cサイズのイメージセンサーを搭載することになるそうだ。レンズは23mm f/2.5(フルフレーム換算35mm相当の画角。以下同様)あるいは27mm f/1.9(40mm)のどちらかになるだろうとのこと。

 GR-D IIの頃までは「高級コンデジ」ともてはやされたGR-Dだが、軽量コンパクトでレンズ交換可能なM4/3やAPS-Cのノンレフレックス(ミラーレス)が登場、更により大きなイメージセンサーをもったコンパクトタイプが登場するに至って、その競争力が下落の一途を辿っているのはご存じの通り。

 巻き返しのためにはイメージセンサーの大型化も止む無しと云うところではあるが、イメージセンサーが大きくなったからとやたらにボディが大きくなったり、ましてやレンズが大きく飛び出したりしたのでは自己否定もいいところ。コンパクト「なの」に描写性能が優れてこそのGR-Dなのだから。


 と云う訳で、今日の一枚は郷秋<Gauche>が持っている唯一のRICOH(リコー)製カメラ、CX5。GR-Dはいつか手に入れたいと思いつつも、既に書いた通りいつしかその魅力は薄れてしまった。CX5はGX200の後釜として入手したものだが、その後継のCX6もよりコンパクトなPXも製造終了となり、RICOHのカメラは今やGR-DとGXRだけとなってしまった。

 この状況から昨年12月1日に「リコーがカメラ事業から撤退か?」と題する記事を書いた(see here)郷秋<Gauche>であるが、Mirrorless Rumorsの記事を信ずるのであれば、少なくとも「今しばらく」は、RICOHのカメラ事業は存続する可能性があるようだ。大手メーカーとは一味も二味も違ったカメラ、いかにもRICOHらしいカメラの系譜が途絶えないことを祈りたい。

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教員の駆け込み退職が急増(続報)

 昨日の記事の最後に、「埼玉県がそうであるならば他の都道府県でも国家公務員の退職金減額に歩調を合わせているのではないか、埼玉県以外の全国46都道府県でも同じような駆け込み退職者が急増しているのではないかと云う事だが、そのような報道は見聞きしていない。あるいは気が付いていないのは郷秋<Gauche>だけなのか?」と書いた。

 郷秋<Gauche>が気付いていなかったのではなく、昨日目にした記事・報道が、実はこの問題の事実上の第一報であったこと、今日になって他県での状況が少しずつ報道され始めたことがわかった。埼玉県以外でも、教員以外でも各地で駆け込み退職が急増しているのである。

 埼玉県知事は、「担任を持っている教員には、いささか不快な思いを持っている」と述べるも、行政側は「正規に決まった制度を利用しての退職であれば、止めることはできない。本人の意向に委ねるしかない」、ある教育評論家は「退職金のために、3月のお別れ前に辞める教師の姿を子供たちに見せることは良くない。ただ150万円も減額されるとすれば、大きなお金で、校長も引きとめるわけにいかず、困っただろう。僕自身は、お金を理由に教員生活の幕を閉じたくない」。一方駆け込み退職の当人は「住宅ローンも残っており背に腹代えられない」なとどそれぞれの事情、憤懣やるかたない気持ちを吐露している。

 勿論、受け取る退職金が少なくなる事を覚悟の上で、与えられた職責を全うする、自分の職業に誇りを持ち、誰に後ろ指刺されることなく職業人としての幕を美しくに引こうと云う方も大勢いる訳である。人それぞれ、人生いろいろ。俄か評論家が良いの悪いのと云うべき問題では無いなぁと、つくづく思う郷秋<Gauche>であるぞ。

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埼玉県で教員の駆け込み退職が急増

 Web上のニュースなどによると、埼玉県内の教員100人以上が、3月末ではなく1月末に退職するとのこと。民間と公務員の給与格差是正のための国家公務員の退職金減額に歩調を合わせるために、埼玉県が条例を改正して本年2月から段階的に退職金を減額することを決めたところ、県内の公立学校の教員ら100人以上が、3月末の定年を待たずに1月末で退職したいと申し出たと云うお話しである。

 条例改正後の3月末の退職金が150万円減額されることから、2・3月分の給与約80万円を差し引いても、1月末で退職する方が70万円多くなることからの駆け込み退職。それはそうだ。誰だったもらえるものは少しでも多い方が良いに決まっている。早く辞めない手はない。

 一連の報道によれば、駆け込み退職者の中には高等学校の教頭や小中高の学級担任もいるようだが、教頭だろう学級担任だろうと、2ヶ月早く辞めて70万円多くもらえる方を選ぶのは当然のことである。管理職としての職責よりも、担任する学級の子どもたちの事よりも、自分の事、退職後の生活の方が大切であるのは当然。誰だった他人の事よりも自分のことの方が大切なのである。今どきの埼玉県の教員の実に賢く計算高く、世間を生きていくとはこういう事だと、身を持って教え子に示す余りにも立派な教員振りに感服至極の郷秋<Gauche>である。

 さてここで疑問。教員100人以上が3月31日を待たず、より多くの収入を得るために2ヶ月前倒しで退職するとのことだが、退職金が減額されるのは一般行政職も同じではないのか。そちらの駆け込み退職は無いのかと云う疑問である。

 郷秋<Gauche>はさっそく埼玉県の公務員に占める教員の割合を調べてみたのだが、その数字にびっくり驚いた。埼玉県職員62,659人(2012年度。以下同様)の内一般行政部門は6,853人(10.9%)、警察部門が12,392人(19.8%)、公営企業等部門2,396人(3.8%)で、残りの41,018人(65.5%)が教育部門の公務員。教員等が全公務員の65%以上を占めているとは想像だにしていなかった。まったく郷秋<Gauche>の認識不足である。

 とは云っても、教員以外の公務員が34.5%いるのだから、3、40人の駆け込み退職者がいてもおかしくはないのだが、報道ではその事にはまったく触れられていない。となると、教員の駆け込み退職率だけが異様に高いのではないかと勘繰ってしまう訳だが、当たらずしも遠からずと云う事なのかも知れないな。

 もう一つの疑問は、埼玉県がそうであるならば他の都道府県でも国家公務員の退職金減額に歩調を合わせているのではないか、埼玉県以外の全国46都道府県でも同じような駆け込み退職者が急増しているのではないかと云う事だが、そのような報道は見聞きしていない。あるいは気が付いていないのは郷秋<Gauche>だけなのか?

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リブライズ

 今日の神奈川新聞で見つけた気になる記事。「本棚を“図書館化” 広がるユニーク(な)サービス。

 「リブライズ」とは「図書館化する」と云う意味の造語で、(1)Facebookにリブライズ専用のページを作成する。 (2)PCにバーコードリーダーをつないで本のバーコードを読み取る。 (3)FacebookにUpする。 これだけで本の表紙と基本データが入力されるのだそうだ。これが図書館、つまり貸し手側の作業。

 借りる方はと云えば、(1)スマートフォンでリブライズにアクセスし貸出カード画面(バーコード)を図書館スタッフに見せスキャナで読み取ってもらう。 (2)借りたい本をスタッフに渡してバーコードをスキャナで読み取ってもらう。すると、借りた本がFacebookのタイムライン上に表示される。 これだけで本を借りることが出来るようだ。

 郷秋<Gauche>もやってみたいと思った。でもだ、問題がいくつか(も)ある。 (1)本は結構な数(多分四桁に近い数)あるが、すべての本が本棚に並んでいる訳では無い。どこに何の本が押し込まれているのか、郷秋<Gauche>自身も良く判っていない。 (2) バーコードはおろかISBNさえついていない古い本も少なくない。 (3) スマートフォンを持っていないから自分が借りられないだけではなく、持っていない借り手に使ってもらう事も出来ない。

 上に書いたのは、郷秋<Gauche>が貸し手側あるいは借り手側になる時の問題だけれど、もっと大きな問題もありそうだ。まず著者や出版社の権利の問題が思いつく。無料で本が借りられれば、本来買うはずだった本を買わないで済むことになる。つまり本が売れなくなる。書店だって困ることになる。著作者や出版社が黙っているとは思えない。(本物の)図書館が無料で本を貸すことについては、きっと図書館法などによって貸すことが認められているのだと思うけれど、例えば郷秋<Gauche>が、生業としてではないにしてもだ、積極的に第三者に対して本を貸すことが法律上認められるのだろうか。

 ネット上に公開される利用履歴から新たな「出会い」があり、人の輪が広がるのはそれはそれで面白いかも知れないが、法律上の問題があるや否や、今日の神奈川新聞にはこの辺りの事が一切書かれてはいない。


 例によって記事本文とは何の県警もない今日の一枚は、先週月曜日に降った雪の五日後。郷秋<Gauche>の故郷、郡山辺りでは冬の間中目にする在り来たりの景色だけれど、横浜で見ると何とも新鮮。

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FX用廉価版広角ズームレンズ登場か

 今月31日から横浜・みなとみらいで開催されるCP+で、ニコンから新しいFX機(フルフレーム)対応の広角ズームレンズAF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G EDが発表されるとの情報。

 廉価版FX機、D600が登場したときから予想されたレンズではあるが、いよいよ登場するようだ。ニコンからはD600よりも更に低価格のFX機が登場するのではないかとの噂もあり、その為にも当然必要なレンズである。と云うか、こういうレンズの登場が更に廉価なFX機が登場への期待を大きくするのである。

 現代における標準レンズとは、当然、広角から準望遠までをカバーするズームレンズを意味する。この標準ズームの広角域よりも更に広角側をカバーするのが広角ズームであり、望遠側をカバーするのが望遠ズームである。固定焦点レンズの方が明るくかつ高性能であることは論を待たないが、現代ではむしろ特殊なレンズであり、標準レンズとしてズームレンズを使うのが普通となっている。

 標準ズームの広角側から望遠までをカバーする高倍率ズームもあるにはあるが、大きく重たくかつ高価でありながら、特に周辺光量落ちや歪曲が大きいなど性能的には必ずしも満足できるものではない。海外旅行などで、これ一本ですべてをまかなおうと云う時には確かに便利なレンズではあるけれど、日常の用には、撮影状況や被写体によって広角、標準、望遠の各ズームを使い分けるのが良い。

 Nikon(ニコン)に例にとれば、フルフレーム(FX)のボディは上からD4、D800(E)、D600の三種類がラインナップされており、それに合わせてレンズも「松竹梅」の3シリーズが用意されている。

松クラス(大三元などと呼ばれ、キヤノンの「L」に相当する)
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
三本とも全焦点域でF2.8と明るく高性能ではあるが高価(三本で56万円程度)でかつ大きく重たく、この三本を常時持ち歩くのは困難である。VR(手振れ補正)が付くのは70-200mmのみ)

竹クラス(中三元と呼ばれることも)
AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR
AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR
三本とも全焦点域でF4と実用上十分な明るさで他の性能も悪くなく、価格もそれなり(三本で36万円程度)、大きさ重さも程ほどと、まさに中庸を行くレンズ。すべてのレンズにVRが付く。標準レンズの望遠側が120mmまでと、他のクラスよりも長いのが特徴。

梅クラス
新登場?AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED
AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR
AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED
望遠ズームは2006年12月の登場でVRがI型であるなど、やや古い。標準ズームはD600と共に登場。三本共に大きさ・重さ・価格(三本で16万円程度)との相談により、F値が焦点距離により変化する。新登場が噂される広角ズームにはVRはつかない模様。

 ラインナップが豊富だと、自分に必要とする用途に合ったものを、しかも予算に合わせて自由に選択できるのでありがたい。ボディもレンズも性能・価格に応じて松竹梅の三クラス用意されていると云う事は実に自由な組み合わせが可能なことを意味する。広角ズームは余り使わないから梅クラスにして、その代わりにマクロを買おうとか、竹クラスの広角ズームと高倍率ズームの組み合わせにしようとか、その選択肢が増えるのは良いことである。さすが、ニコン!


 今日の一枚は、月曜日に降った雪が土曜日までこんなに残っていましたと云う証拠写真。この写真は松クラスの標準ズームで撮ったもの。これは焦点距離55mmで撮ったものだが、このクラスの標準ズームレンズの広角域がこれより広角なレンズは日常的には余り必要としない、かつては超広角と云われた24mmから始まっているのは有り難い。ちなみにこの日の撮影には標準ズームの他には90mmマクロと、一昨日の予告通りレフレックスの500mmを持って行った。500mmでは(も)残念ながらご覧いただくほどの写真を撮ることが出来なかった。

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冬の散歩道

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レフレックスレンズ

 まずはこちらをご覧くださいな。その一http://camerafan.jp/cc.php?i=103、その二http://camerafan.jp/cc.php?i=106。どうやら個人のコレクションらしい。たいしたものである。

 レフレックスレンズの他にミラーレンズと云う呼び方もある。最近はやりの「ミラーレス」「ノンレフレックス」(郷秋<Gauche>はノンレフレックスと云う呼び方を推奨している)が、ミラー(レフレックス)機構を持たないだからミラーレスカメラ・ノンレフレックスカメラと呼ばれるのに対して、ミラー(レフレックス)機構を持つレンズだからレフレックスレンズ・ミラーレンズと呼ばれる。

 天体望遠鏡に、細長い屈折型と太くて短い反射型があるのをご存じの方は多いことかと思うが、レフレックスレンズはその太くて短い反射型である。屈折型と違いレンズ(要するに石である)の枚数が少ないから軽い。鏡胴の中で光が一往復半するから焦点距離の割には短い(が太くなる)。構造上、色収差が非常に少ないメリットがある一方で絞りがつかずAF化が困難だとされている。

 かつてはどのカメラメーカーも一本はラインナップしていたが、記憶違いで出なければ、現役のメーカー純正レフレックスレンズはまったく無いはず。ミノルタから引き継いだソニーの500mm F8が最後のメーカー純正のはずである(ミノルタは見事にAF化した)。

 比較的最近ではカメラ用品のケンコーが500mm F8を販売し、通販会社が一般の新聞にも広告を出していたのをご覧になられた方もおられるだろう。そのケンコーが傘下に収めたトキナーから昨年のCP+でM4/3用の300mm f6.3と云うコンパクトなレフレックスレンズを発表したことは当時このblogでご紹介した。

 このレンズは郷秋<Gauche>が欲しいレンズのリストの上位に並んではいるのだが、購入したところで登場の場面はほとんどないだろうからと、リストアップされたまま一年が経過した。しかしだ、考えても見れば、MFではあるけれど、郷秋<Gauche>のOLYMPUS E-P2には手振れ補正装置がボディに内臓されているから、実は結構使い物にもなるのかも知れないなぁ。

 と云うわけで先に紹介した記事を読んでからまたまたレフレックスレンズが欲しくなってきてしまった郷秋<Gauche>である。一番欲しいのはやっぱりニッコールの(New)500mm F8であるが、これがまた中古の「くせに」5~6万円と結構なお値段なのである。次は先に書いたM4/3用の300mm f6.3だ。しかし実際にこれを購入するとだ、郷秋<Gauche>のM4/3用レンズはと云えば標準のズームとパンケーキを除くと、Fish Eyeと600mm相当のレフレックスレンズと云う、まった奇妙な品ぞろえになる。一体全体何を撮るんじゃい、と云う感じだな(^^;

と云う訳で今日の一枚は、郷秋<Gauche>が現在持っている唯一のレフレックスレンズ、トキナーの500mm F8。後のフルフレーム用の標準ズームと比べるとそのコンパクト振りが良くお判りいただけるだろう(多少望遠気味で撮ったが、それでもやっぱり手前が大きく、後ろは小さく写る。実際には上の写真で見るよりも一回り以上小さい)。勿論中古で入手したのだが使ったのはたったの一回と記憶している。近頃散歩の時に小鳥が気になり、もう少し長いレンズが欲しいと思っていたところ。そうだ、明日の散歩にはこの小さな500mmを持って行くことにしよう。でも三脚なしではブレブレだろうな。

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「日本新聞協会の声明」について考える

 昨日の神奈川新聞で、日本新聞協会が新聞、書籍、雑誌の消費税には低減税率の適用を求める声明を公表した事が報じられていた。この記事によれば、新聞協会は「書籍・雑誌は知識、教養を普及する役割を果たしているのだから低減税率を適応すべきである」と主張している。同時にヨーロッパ各国の標準税率と新聞に対する税率の一覧表を掲載し、主要国では一桁の税率に抑えられていることを紹介されている。

 しかしだ、雑誌と一括りにされているが果たして「エロ本」と呼ばれる類の雑誌が「価値ある」知識、教養を普及していると云えるのか。確かに性風俗の知識普及には貢献しているのかも知れないが、それを教養と呼んで良いとは私は思わない。また、確かに一桁の税率を適用している国が多いことも事実だが、掲載29カ国中ブルガリア、リトアニア、スロバキアのように新聞にも標準税率が適用されている国が三カ国あることには触れられていないし、例えばアジアでは、旧ソ連諸国では、北米・南米では、アフリカではどういう状況なのか触れられていない。自分の主張に都合の良いデータだけを掲載し自説を補強しているようにしか私には思えない。

 そもそもだ、人間に求められる価値は知識だけなのか。人間文化の要素(価値)を知・徳・体と表現されることは多い。またある思想家はその要素(価値)を真・善・美・聖・健とも表現する。新聞協会が主張する要素(価値)は知もしくは真に当たる部分だけではないのか。ヒトが人間となるために必要な要素(価値)は徳(善・聖)もあれば体(健)もあるし美(芸術)もある。知識=真に当たる部分だけを取ら上げるのは知育偏向ではないか。

 人格形成、人格の陶冶の為には知育が大切であると同時に、徳育も体育も美の教育も宗教心の涵養も大切なはず。ならば、知識、教養を普及する役割を果たしていると新聞協会が主張する新聞や雑誌にだけに低減税率を適用するのではなく、体育に必要なスポーツ用品やウェアにも、美(芸術)の教育に必要な楽器にも絵具にも、コンサートやオペラ、美術展、芝居のチケットにも低減税率を適用するべきではないのか。

 新聞協会には、新聞の発行部数=売上が低下するのを防ぐために新聞への軽減税率適応を適用せよとの論陣を張るのではなく、世論をつくる新聞だからこそ新聞のことはさて置いてでも、調和ある人格を育むための教育にかかるすべてのものに軽減税率適応すべきであると主張して欲しいものである。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、「雪のあと」。

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