引き継がれる名前

 「月光」がインクジェットプリンタ用紙で復活する。三菱製紙がモノクロ専用のインクジェットプリンタ用紙「月光」を開発し、3月に第1弾を発売するようである。月光は三菱製紙が販売していたモノクロ印画紙のブランド。フィルム写真離れから惜しまれながら昨年3月に製造販売中止となっていたものであったが、その「月光」の名前がインクジェット用紙として復活する。

 郷秋<Gauche>はGEKKO(印画紙の箱には「月光」ではなくGEKKOと書かれていたように記憶している)も使ったけれど、フジブロの方が多かったかな。オリエンタルも少し使ったような記憶。でも、一番多かった組み合わせはPENTAXのSP/SL、TRY-X、D76、フジブロ、コレクトール。フィルムはイルフォードがポートレートに向いていると勧められて二缶(30ftの長尺)ほど使ったことがあったけれど、いつもはTRY-Xを使っていた。

 そう言えば、富士フイルムのカラーリバーサルフィルムの定番、Velvia(ベルビア)が、ビルの名前になるらしい。「ベルベットのような高い質感のスペース」という意味を込めてフィルムと同じ名前をつけたようである。

 富士フイルムの本社は現在西麻布にあるが、1949年から1969年までは銀座に本社を構えていたようで、その跡地に建設していたビルに「銀座Velvia(ベルビア)館」と名づけることを決定したとのこと。詳しくはこちらを参照頂きたい。

 ところでこのビルって、昨年6月末に撮影して、7月1のblogに掲載したこのビル(ただし建設中)のことじゃないかと思うんだけど、どうだろう。フィルムとビル、どちらが後まで残るのかは別にしても、いい名前を付けたものだ。



 3日間ご覧いただいてきたものの全体像がこれ。既にお気づきの方も多かったかと思いますが、ギリシャ・ヘレニズム期の傑作といわれる「サモトラケのニケ」。もちろんルーブルにある本物ではなく石膏生のレプリカです。
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