約18人って、何人?

 昨日の神奈川新聞、23頁(川崎市のニュースのページ)に、登戸駅前に新しい交番が完成し、その開所記念式典に「地元の防犯協会会長や県警OBなど約18人が開所を祝い(後略)」との記事が掲載されていた。

 「おおよそ」と言う意味で、約20人、約50人、約100人と言うのはわかるが、「約18人」ってのは一体全体何人のことなんだろう。取材した記者(武藤龍大氏)が自分で数えたが、式の途中で出入りがあり確かに18人であったという自信がないがための「約18人」なのだろうか。

 そうだとしても、「約20人」で良いはずだ。あるいは「20名程」といしても良いだろう。10人、100人単位の不確実な数に「約」と付けるのは良いが、18人に「約」はどう考えても変だぞ。と、当記事の作者、約1名は思うのだがどうだろうか。


 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、日光の杉並木。国道119号線となっている街道だが、国道から外れたところには、このように遊歩道状に整備されているところもある。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

日光と云えば「眠り猫」?

 日光と云えば東照宮。東照宮と云えば「眠り猫」。でも、今回はその「眠り猫」を見て来ませんでした。だって、決して安くない二社一寺の拝観料とは別に料金が必要とのこと。そこまでして見るほどのものではないと思ってやめた郷秋<Gauche>は「ケチ」?

 と云う訳で、今日の一枚は「眠り猫」の次に有名な、「見ざる、聞かざる、言わざる」の「三猿」。例によって三猿の下で物真似をして記念写真を撮る人たちも面白いのですが、それは無視して、超有名な、左甚五郎作「三猿」のアップです。


 そうそう、今日は今日とて南会津の山の中をクルマで走っていた郷秋<Gauche>なのでありますが、案内をしてくれた地元出身の方が「この辺りは熊やカモシカは出ますが猿はあまり見かけませんね」なんて云っていた矢先に目の前を猿が横断。びっくりしました。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

日光、結構で御座いました

 諏訪、車山、蓼科(実は更に清里も)のあと、二日をおいて郷秋<Gauche>は日光へ。5月には奥日光の田代ケ原を歩いて来た郷秋<Gauche>でしたが、今回は東照宮を中心とした世界遺産登録の寺社を見てきました。「日光、結構」とは古い言葉遊び。でも、ホントに久しぶりの日光は、なかなか結構な所で御座いました。


 今日の一枚は、そんな「日光写真」皮切りの一枚。これから暫くは、記事本体の内容とは関係なく日光で撮った写真が登場しますので、どうぞお楽しみ。と言うべきか、我慢してお付き合いくださいというべきか(^^;。あっ、今日の一枚は勿論皆さん良くご存知の東照宮の陽明門。
コメント ( 2 ) | Trackback (  )

アロンソはホンダへ?

 ホンダF1チームのロス・ブラウンが「すべてのF1チームが彼を歓迎するだろ」と、2005-2006年のワールドチャンピョン、フェルナンド・アロンソを自身のチームのドライバーとして迎えたいとする意味の発言をしたとの報道がされていた。

 確かに彼ほどのドライバーなら、マクラーレンを除くすべてのF1チームが欲しがることだろう。もっともチームが、彼が乗りたいと思うマシンを持っているか、チームが彼のギャラを支払えるほどの資金を持っているかという問題はある。

 その点、ホンダF1チームは資金力には問題がないが、マシンの戦闘力はと言えば、現時点ではアロンソが望むだけの力はない。しかし、遠からずその力を得る事ができるかも知れないという大きな期待感がある。そのれは、ホンダF1チームがフェラーリにおいて、ミヒャエル・シューマッハと共に幾多の勝利を手にして来たロス・ブラウンを擁しているからである。

 そのロス・ブラウンが、ルーベンス・バリチェロにアロンソのために席を譲るよう説得し(あるいは特別のギャラを支払い)「我々は君(キミに非ず)を歓迎する」として、彼の決断を待っているのである。どうする、アロンソ。


 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、蓼科湖と言う名の「池」で撮影したもの。この写真からは、池と言うよりは「沼」のような雰囲気を感じ取られる方が多いかも知れない。って、池と沼の違いは何だろう・・・。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

湖と池の境界線は?

 Wikipediaによれば、「池(いけ)は、地表上の淡水で覆われた領域。通常、湖ほどには大きくないものを指す。同様のものを沼(ぬま)と呼ぶこともある(中略)。慣例的には水深が浅いもの(おおむね5m未満)を池とし、それ以上のものを湖とすることが多い。」とのこと。おいおい、池と湖の違いは水深だけか?どんなに小さくても水深5m以上あれば湖か?

 福島県出身の郷秋<Gauche>としては、湖と言えば猪苗代湖。キャビンをもったヨットやクルーザーを一日中自由に走り回れるほどの大きさがあるのが湖。夏になれば湖水浴を楽しめるのが湖。冬になれば、北風に煽られ海と見まごう程の波が打ち寄せるのが湖。いくらなんでも水深5mあれば湖って、それはないだろうと、女神湖と蓼科湖を見て、郷秋<Gauche>は思ったぞ。


ということで、今日の一枚は蓼科湖と言う名の「池」で撮影した一枚。霧は晴れたものの相変わらずの雨催いの中での撮影したものです。
コメント ( 6 ) | Trackback (  )

ユーロファイター・タイフーンは当て馬か?

 現在の航空自衛隊の主力戦闘機はF-15J(初飛行:1972年、運用開始:1976年、航空自衛隊での配備:1981年)であるが、30年以上前に設計された機体であることから世代交代の時期が近づいてきている。FX(次期戦闘機)選択の時期であるわけだが、どうもその選択作業に暗雲がかかってきている。

 最有力とされるのが圧倒的な戦闘能力を持ちステルス性(レーダーに補足されない性能)にに優れるF-22であるが、イージス艦の機密漏えい事件以降、米国議会における日本の機密情報管理体制対する不信感が強くなり、日本への輸出に慎重な動きがある。また、日本側としても一機130億円といわれる価格に対する抵抗が強いのも事実である。

 そうした中、イギリス・ドイツ・イタリア・スペインが共同開発したユーロファイター・タイフーンがFX候補として急上昇しているようだが、このバックにはイギリス政府からの売込みがあったらしい。先に書いた四カ国で共同開発したわけだが、当然のコスト負担として各国が導入する機数が事前に決められていたことだろう。ところがここに来て、イギリスが財政上の理由から予定の数の導入ができないことから、日本に対してその肩代わりを打診してきたものらしい。

 日本としても、日本独自のカスタマイズの余地が大きいこと、ライセンス生産が可能であることなどから、航空産業の技術水準維持を考えるとF-22にはないメリットが多いことなどもあり、具体的な検討に入っている気配がある。しかし、自衛隊発足後、取り分け航空自衛隊にあってはその装備のアメリカ依存度は高く、これまでまったく実績のないヨーロッパ製戦闘機導入には慎重にならざるを得ない事情もある。

 防衛省はFX導入の予算要求を見送り、変わってF-15の近代化改修予算を要求することになるようだが、これはF-15の近代化を図りつつFXの選定を先延ばしし、アメリカ議会に対してユーロファイター タイフーンの導入をちらつかせて、F-22導入を早期・有利に進めようという作戦なのではないだろうか。つまり、ユーロファイター・タイフーンは「当て馬」と言うわけだな。

 同じようなことが、どうやら民間航空機でも行われているような気配だから面白い。7月4日に書いた「ANAがA380を購入か」がそれだ。

 エアラインでは、燃費の良い中・小型機による多頻度運行が時代の流れだ。A380も、その席数を考えれば勿論燃費性能の高い新世代機であるわけだが、いかんせん席数が多すぎる。満席で飛ぶならば実に高効率だが、半分が空席のA380を飛ばすのではまったく意味のないことになる。

 ANAは、早くかつより良い条件で787を手に入れたいのである。そのための当て馬がA380。郷秋<Gauche>も当初はANAがボーイング一辺倒(A320/321の導入実績はあるが、ボーイング737NGへのリプレイスが進行中)であった機材購入の方針を変更したのかと考えたが、よくよく考えてみると、それはちょっと怪しい。航空自衛隊におけるユーロファイター・タイフーンと同じ、当て馬なのではないかと考えるに至ったわけである。

 ひとりのヒコーキファンとしてはトリトンブルーのA380を見てみたい気もするけれど、このご時勢、あんな巨大な機体を導入したら、席が埋まらないままの運行となり結局はANAの経営を圧迫するのではないかと、他人事ながら心配になる郷秋<Gauche>である。が、FXがユーロファイター・タイフーンに、そしてANAがA380を導入することにでもなれば、米国一辺倒であった日本の航空産業が一気にヨーロッパを向くことになり、それはそれで面白いかも。


 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、一昨日、昨日に続いて「窓シリーズ」。諏訪湖畔の原田泰治美術館のあとは車山へ。雄大な景色を楽しみにしていたのですが、生憎の雨と霧で何も見えず。宿に着いても窓の外は濃い霧で何も見えず。トホホ。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

県境未確定?

 国境(国と国との境だな)が未確定であったりすることはままあるだろ。日本にだって、そこに海があるから「国境」とは言わないかも知れないけれど、領有権が確定していない島がいくつもある。島の領有状況によっては経済水域も変わってくるので、例え島自体には大きな経済的意味がない場合であっても重要な問題となっているのはご存知の通り。

 そんなこんなで国境の確定が難しいのは良くわかるが、国内において、県境(都道府県間の境)が確定していないところがあったとは知らなかったぞ。山梨・静岡両県にまたがる富士山頂の境界が確定していない他、いずれも山岳地帯だということではあるが、山形・新潟県境、富山・長野県境など全国に17ヶ所に県境未確定部分があるのだとか。

 で、今日のニュースで、1871年(明治4)の廃藩置県以来、137年間県境が画定していなかった青森・秋田両県にまたがる十和田湖の湖面について、青森県60%、秋田県40%とすることで、両県が合意に至った事が報じられていた。県境が確定いたことで、青森・秋田両県に合わせて6,700万円の地方交付税交付金が交付され、その一部は十和田湖の環境保全と景観対策に使われるのだとか。目出度しめでたし。

なお、今日の記事のニュースソースが
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080825-00000091-mai-soci
であることを明記しておきます。


 今日の一枚は、原田泰治美術館の階段吹き抜け。縦長のガラス窓の向こうに見えるのは諏訪湖。美術館は、多くの場合その建物を見るのもまた楽しみのひとつなのだが、残念ながら原田泰治美術館は彼の作風とは大きくかけ離れ、郷秋<Gauche>的には残念であった。
コメント ( 2 ) | Trackback (  )

原田泰治美術館

 以前から是非訪ねてみたいと思っていた、原田泰治美術館に行って来ました。原田泰治の名前はご存じなくても、その絵は、多くの方が一度は目にしたことのあるのではないかと思います。代表作などは、原田泰治オフィシャルホームページの「作品ギャラリー」をご覧ください。

 さて、郷秋<Gauche>な何故原田氏の美術館を訪ねてみたいと思っていたかと云えば、彼の作品世界が、郷秋<Gauche>が撮りたい写真そのものだから。美しい風景だけじゃない、そこに暮らす人の姿が必ず描かれている彼の作品に惹かれる郷秋<Gauche>なのです。

 原田氏の作品と写真との関係については、後日ゆっくり考え、書いてみたいと思っています。今日のところは「行って来ました」というご報告まで。
 
今日の一枚は、原田泰治美術館のロビーから諏訪湖を望む図。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

えっ、値下げ?!

 何もかも値上げ値上げのこのご時勢に値下げって、何かの間違い? と思ったけれど、どうやら間違いではないらしい。デニーズが、メニュー全体でおおよそ30%、10円から100円程度の値下げに踏み切るということである。

 たとえ値下げしても、来店者が50%も増えたとすれば、当然売り上げも利益も増える。でもだ、デミグラスハンバーグが100円安い980円になったからって、いったいどれだけ来店者が増えるんだろう。

 打って出たはいいけれど、結果は「野垂れ死に」ではないかと他人事ながら気になるぞ。もっとも、当面の利益はさて置いて、値下げのニュースで耳目を引きつける、あるいは、業績不振で創業者一族の社長がその座を追われるなどゴタゴタ続きのすかいらーくグループに追いつき追い越すための奇策なのか。今後の成り行きに注目である。
 

 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、今シーズン二度目の登場となる狐の剃刀(きつねのかみそり)。所によっては絶滅危惧種に指定されるなど、最近見かけることの少なくなっている狐の剃刀だが、前回掲載のものよりも、その全体像が判り易いだろうと思っての再度の掲載である。
コメント ( 4 ) | Trackback (  )

トロ・ロッソがトップタイム?!

 バレンシア市街地コースで行われるヨーロッパGPが始まった。そのヨーロッパGP、フリープラクティス1のトップタイムをたたき出したのは、なんとトロ・ロッソのセバスチャン・ベッテル。同僚のセバスチャン・ボーデも4番手のタイムをたたき出すなど、トロ・ロッソ、快進撃。まっとも、予選までトロ・ロッソが上位に位置するということはないだろうけどね。

 トロ・ロッソの好調に対して兄貴チームのレッドブルはと言えば、クルサード19位、ウェバー20位と、まったく良いところ無し。こういうのを「下剋上」と言うんだろうな。
 

 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、近所の公園で撮影したもの。「同じ写真を見た覚えがあるぞ」と言う方は、筋金入りの郷秋<Gauche>の独り言のファン!でも、以前にご覧いただいたのは、雪化粧した時のもの。今日の一枚は、真夏の強い日差しに照らされでできた強い陰に心惹かれてシャッターボタンを押したもの。それにしても、まったく同じアングルで、折りに触れた撮りたくなる、何とも美しい造形です。
コメント ( 2 ) | Trackback (  )

ウィリアムズの二人は揃ってバレンシアに期待感

 3週間の夏休みを経て、2008年F1シリーズが再開される。再開第一戦はスペインはバレンシア市街地コースで行われるヨーロッパGP。このコースでのレースはF1では初めて行われるわけだが、F1に先立って実施されたGP2の結果を見れば判るとおり、市街地コースでありながら、相当なハイスピードコース。そしてF1ドライバー全員が初めて挑むコースである。

 そんなことを含んでのコメントでもあるわけだが、ウィリアムズの二人のドライバーは、「ああいったタイプのコースだと僕たちのマシンはうまくいく。だからいいパフォーマンスが発揮できるって思っているよ」「グリッド上のすべてのドライバーが、僕と同じ状態でサーキットを学ぶのは初めてだよ!」(以上、中嶋)、「バレンシアは僕たちのマシンに合っているサーキットのはずだ。だからいいレースをして、前向きな何かをスペインから持ち帰れたらいいね」(ロズベルク)と、共に大いに意気込んでいる。

 バレンシア市街地コースでのレースは、中嶋が言う通りすべてのドライバーが初めてのコースと言うイコールコンディションではある。だが、それはマシンのポテンシャルと同時にドライバーの能力が試されることにでもあるわけだ。これまで同僚と同ポイントを獲得してきたが、予選でのパフォーマンスが十分とはいえない中嶋。ここはぜひともQ2どころかQ3進出を目指して頑張って欲しいものである。ヨーロッパGPはいよいよ明日、開幕。
 

 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、これも今が盛りの花、芙蓉(ふよう)。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

琢磨がトロ・ロッソ?

 シーズン途中でF1サーカスから離れざるを得なくなった琢磨。その後、ル・マンやアメリカでのオープンホイルーカテゴリからのオファーを断り、F1への復帰に全精力を注いでいるとの情報が流れていたが、一週間ほど前から、2009年シーズン、トロ・ロッソのシートを確保するのではないかとの噂が囁かれている。

その根拠はと言えば、トロ・ロッソのシートが2009年には一つもしくは二つ空くこと、そしてオーナーの一人であるゲルハルト・ベルガーが、2009年の理想的なラインアップとして、若手と経験豊富なドライバーのコンビを望んでいる事があげられているのだが、それにも勝る理由は、どうやら日本における「レッドブル」な販売促進にあるらしい。

 実は、郷秋<Gauche>は「レッドブル」を飲んだ事がない。愚息が随分前にどこからかもらってきたものが冷蔵庫に入っているのだが、多分、1年以上入ったままになっているということは、きっと不味いことを知っていて、もらってきた本人も飲む気がしないんだろうな。

 コカ・コーラは勿論日本で大成功を収めているけれど、同社から出された「ドクター・ペッパー」は不味いと評判でまったくだめだった。今でも日本で売っているかしらんと思って検索してみたらちゃんとHPまで存在していたのには驚いた。どこに行ったら買えるんだろう。別に買いたい訳じゃないけど、日本におけるルノーやヒュンダイと同じだな。

 たとえ琢磨が「レッドブル」で走れるようになったとしても、ルノーやヒュンダイ同様、「レッドブル」が日本で売れるようになるとは、郷秋<Gauche>には思えないけれど、どうだろ。
 

 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、今が旬の花、百日紅(さるすべり)。文字通り「ひゃくじつこう」と呼ばれることもあるが、そうなると「旬」が三ヶ月もあるわけで、長すぎて「旬」とは言わないかも。盛夏から秋深まる頃まで咲いているから百日紅なのだが、上には上、「千日紅」(せんにちこう)がある。「千日紅」とは言ってもまさか千日は咲いていない。花期は百日紅と似たようなものかな。
コメント ( 4 ) | Trackback (  )

SOMETHIN' ELSE

  『SOMETHIN’ ELSE』(サムシン・エルス、1958年)は、これを聴かずしてモダンジャズを語ることはできない、モダンジャズの名盤中の名盤。ジャズレーベルの名門『ブルーノート』からキャノンボール・アダレイ名義でリリースされたが、実質的にはマイルス・デイヴィスがリーダー。当時のマイルスがコロムビアと専属契約を結んでいたためにこのような変則的な形でアルバムがリリースされたのである。

 さて、このアルバムの白眉は勿論『枯葉』。今ではジャズのスタンダードナンバーとして知られるこの曲も、もとはシャンソンの名曲であるのはご存知の通りだが、ジャズのナンバーとされるようになるのは、この『SOMETHIN’ ELSE』以降のこと。その『枯葉』に、アルバムには納められなかった「別テイク」があったとは、今回初めて知った。

 ブルーノートの研究家、マイケル・カスクーナ氏が1975年頃に発見したものらしいが、マイルスの好演に対して、キャノンボール・アダレイのソロの後半に難点があるなどからからこれまで公開されることはなかったのだとういう。その「別テイク」が、この度ネット上のストリーミングで公開されるのだという。興味のある方は「EMIミュージック・ジャパン」のサイトをのぞいてみて欲しい。

 郷秋<Gauche>は聴くかって?そんなもの聴きませんよ。だって『SOMETHIN’ ELSE』に納められた『枯葉』が大好きなんだから、そんなゲテモノ、聴かなくたっていいでしょう?

収録曲
1. 枯葉
2. ラヴ・フォー・セール
3. サムシン・エルス
4. ワン・フォー・ダディ・オー
5. ダンシング・イン・ザ・ダーク

パーソネル
マイルス・デイヴィス(tp)
キャノンボール・アダレイ(as)
ハンク・ジョーンズ(p)
サム・ジョーンズ(b)
アート・ブレイキー(ds)

 これまでジャズをお聴きになったことのない方の為の「ジャズ入門盤」としても、最適・最高の一枚です。これをお聴きになられたあなたが、ジャズの虜になることを郷秋<Gauche>が保証します。

 なお、今日の記事のニュースソースが
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080819-00000031-rbb-ent
であることを明記しておきます。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

新幹線初代ひかり号引退

 1964(昭和39)年の東海道新幹線開業と同時に登場した初代新幹線「0系」が今秋で完全に引退するそうな。最近のやたらと鼻の長い車両と比べるとズングリとしたその姿はあまり速そうには見えないけれど、44年前の210km/hはとてつもない速さで、驚いたものだった。そんな「0系」に乗るためのツアーが人気だとか。鉄道ファンって多いんですね。

 東北新幹線では1982年の開業と同時に登場した「200系」がまだ走っているから、「0系」リタイヤ後は東北新幹線の「200系」が新幹線では最古参になるのかな。
 

 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、青い空と白い雲。遠くまで出かけなくても、近所でこんな写真が撮れる横浜・青葉区です。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

クルマに「最低騒音」義務付け?

 今年3月、アメリカ・メリーランド州ではクルマの騒音の最低レベルを設定する法案が州議会を通過するなど、ハイブリッドカー(具体的にはトヨタ・プリウスのこと。ホンダのシビック・ハイブリッドはモーターだけでの走行モードはない)の低騒音が危険だとされ、連邦議会でもその最低限レベルを決定する法案が検討されているという。アメリカ製のハイブリッドカーは対象にならないらしいことを考えると、新手のジャパンバッシングではないかと思うのだが・・・。

 そんな中、ロータス・エンジニアリング(あの、コーリン・チャップマンのロータスだ)が、クルマ用の騒音発生装置、『セーフ&サウンド』を開発したという。これまで、いかにして騒音を少なくするか腐心してきたクルマだというのに、今度はわざわざ騒音発生装置をつけて騒音を撒き散らすというのか?

 元へ、騒音を撒き散らすというのは言い過ぎ。環境に優しいクルマとしてその普及が期待されているハイブリッドカーや電気自動車だが、モーターのみでの走行時の音が小さいために、視覚障害者がクルマの接近に気づかないなどの問題がクローズアップされてきているのだという。確かに、視覚障害者にとっての音は、自身の回りの状況を知る唯一といっても良い情報だろうから、深刻な問題だ。

 今回ロータス・エンジニアリングが発表したシステムは、車速やスロットルペダル(アクセル)の動きをセンサーで拾い、ドライバーには聞こえない程度の範囲でシステムのオン・オフや音量・音質を自動的に制御するのだという。

 この記事を書いていて思い出した。初めて自分で買ったデジタルカメラ、ミノルタDiMAGE Xiには、往年の名機ライツミノルタCL/ライカCL(ライカMマウントを持つレンジファインダーカメラ)のシャッター音を選べるようになっていた。

 ロータス・エンジニアリングの騒音発生装置も、そもそもの音は実車のエンジン音をサンプリングするんだろうから、例えばフェラーリ250GTOのエンジン音とか、いっそのことRA121E(1991年HONDA F1用V12エンジン)とか、いやいや、名機コスワースDFVがいいとか、選べるようにしてはどうだろう。オリジナルと同じ音量じゃ、そりゃぁ迷惑だろうけれど、音量は程々に制御されるんだろうから、楽しくていいんじゃないかな。
 

 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、猛暑の中のモミジ青葉。絵画的に、多少は涼しげに見えるように撮ってみたつもりです。
コメント ( 8 ) | Trackback (  )
« 前ページ