違和感、もしくはズレ

 郷秋<Gauche>はもう30年もCAR GRAPHIC(カーグラフィック、略称CG。二玄社刊)を愛読している。月刊誌だから12冊×30年=360冊。CGの他にcar MagazineとNAVIが20年分以上あるから・・・。まぁ、この話はいい。今日書きたかったのは郷秋<Gauche>の部屋に本が溢れかえっていることではない。

 そのCG、2007年2月号を今日ようやく手にした。本来は毎月1日発行のCGだが、所謂「年末進行」と言うヤツで、いつもより数日早く発行になる。12月28日頃の発行だったのだろうか。CGは定期購読しているが、郷秋<Gauche>は今どき珍しい「配達」でこのCGを(他の定期購読誌、注文した書籍も)受け取っている。もっとも自宅ではなくオフィスで、ということだが。

 昨年末はCG発行前に冬の休暇に入っていたために、昨年中には手に取ることができなかったCG、今年になって受け取っても積んだままになっていたCGをようやく手に取ることができた。1月がようやく1/3過ぎた今日でさえも「2月号」と言うのはなんだか違和感を感じるけれど、12月に2月号が出ちゃうってのはどんなものだろう。業界的にはいろいろ経緯も理由もあるんだろうけれど、どうも「ズレ」を感じるな。で、違和感もしくは「ズレ」を感じながらページをめくっていると、なに?

 「2006年が幕を閉じようとしている。」(p.88)って、オイオイ、それは12月号に乗せる台詞だろう。この「台詞」が書かれたのは12月の中旬だろう。当然年末に読まれることを念頭に書いている。でもだ、掲載されているのは2月号だぞ。変じゃないか?年末に12月号が出て、次の号が出るまでの1月丸まる一ヶ月間「12月号」が並んでいたのではまるで中古屋・・・、元へ、古書店じゃないんだから、これは確かに変だ。だから1月号だろ。

 じゃぁ、2月号が12月末に出ちゃうってのはどうだ?やっぱ、違和感、もしくはズレだよ。業界の常識かも知れないけれど、常識ある読者の感覚とは相当にズレている。「業界の常識=世間の非常識」だな。いや、記事はちゃんと読ませてもらいますよ。中身は雑誌と呼ぶのが憚られる程の「世界一等」の月刊クルマ誌ですから。


 今日の1枚は、こんなに大きくなった白木蓮(はくもくれん)の花芽。いかにも暖かそうな毛皮に包まれて開花の時を待ちます。
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