我が家の二輪草


 一週間前に我が家の庭で二輪草が咲いたことを書いたけれど、儚い命のはずの二輪草が今日もけながに咲いていました。山法師の木のした一面に咲いたら写真をご覧に入れるつもりでしたが、余りに一所懸命咲いているのでその姿をお見せすることにしました。一面に咲けばそれなりの写真にもなるのですが、なんだか「確かに咲きました」という証拠写真のようになってしまいました。

今日の恩田の森の様子はこちらからご覧ください。

 恩田の森
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Nikon D70s発売

 
 しばらく前からファンの間では話題になっていたNikonの新しいデジタル一眼レフ、D70sが27日に発売になった。これは郷秋<Gauche>が愛用しているD70の後継機種だが、CanonのEOS Kiss Digital N対抗策なのか、下落しすぎた実売価格回復(=利益確保)のためなのか、オリジナルモデル発売後僅か1年と言う、Nikonとしては異例に短いサイクルでのモデルチェンジとなったのであろう(オリジナルモデルと余り変わっていないのでちょっと安心)。

 D70とEOS Kiss Digitalが、更にはOLYNPUSのE-300、PENTAXのist DSが発売されたことで一眼レフのデジタル化に弾みがついたことは確かだが、NikonはD70sに続いて6月には廉価版のD50の発売を予定している。こちらはD70sよりも更に小型・軽量となり(小さく軽ければ良いと言うものではなく、手ブレを防ぎ使いやすい重さ大きさと言うのは存在するのだが)レンズは廉価版となるが実売価格は10万円を切りそうな勢いである。

 コンパクトカメラはとうの昔にデジタル化しているけれど、ついに一眼レフにもこの波が押し寄せてきたと言うわけだ。今日の新聞に富士写真フィルムの2005年3月期の連結決算についての記事が出ていたが、売上高が前年比1.5%減、営業利益が11.1%減だという。この記事によれば、日米欧でのカラーフィルム需要減、国内・北米でのデジタルカメラの急激な成長鈍化が主原因のようだ。

 カラーフィルムは年に20%減少しているというのだ。フィルムを使うカメラが5年後になくなるとは思わないけれど、かなりマーケットが小さくなることは確実だろうな。確かに私自身も、最後にフィルムを買ったのがいつのことであったのか思い出せないほどである。しかし、デジタルプリントは大幅に伸びていると言うことだから販売店もひとまずは安心か。これもまた、私自身の経験から大いにうなずける。

 25年前、オフィスにワープロが入りだした時に、本格的に普及すればオフィスから紙は駆逐されペーパーレス時代がやってくると言われたがそうはならなかったように、カメラのデジタル化が進んでも撮った写真はやっぱりプリントされるのだ。このあたりは電子出版というのか「電子本」と言うのか知らないけれど、「本の文字データ」を専用の装置に表示させて読む方式が、技術的な可能性の高さほど普及しないのと似ているのかもしれないな。

今日の写真は東京都下某所、茅葺の屋根をバックにしたモミジ若葉。
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blogってなんだ?


 早いもので「独り言」をblog化して9日目となった。初日となった20日には6:15と21:12の2回記事をUpしている。blog化最初に記事がどうしてこんな時間にUpされているかと言えば、実は前日に上手くUpできなかったからである。19日に友人にそそのかされさっそく作り始めたのだが、どうも出来合いのテンプレートをそのまま使ったのでは面白くないし、せっかく足掛け9年間続けてきた「郷秋<Gauche>のおもちゃ箱」のデザインイメージ(カッコ良く言えばWeb Identitydaだ!)がどこかに行ってしまうのは避けたいと思い、画面をフレームで二分割し上の方にオリジナルのタイトル画像を入れようとしたら、これが思いのほか時間がかかった。

 blogのページ本来のURLはhttp://blog.goo.ne.jp/gauche7/ であるが、多くの方はhttp://www33.ocn.ne.jp/~musica/essay_blog.html と表示されている画面でこのblogを読まれていることと思う(もしhttp://blog.goo.ne.jp/gauche7/と表示されている画面でご覧の方は、ぜひhttp://www33.ocn.ne.jp/~musica/essay_blog.html の方でご覧いただきたい)。上の方に余計な画像は張り付いて天地の短いウインドウになってしまうけれど、これが郷秋<Gauche>のコダワリなのである。

 そんなこんなで25時頃まで頑張ったけれど何故か書いた記事が上手くUp出来ず、19日の晩はあきらめ、翌朝ようやくUpしたというわけである。その折に書いたけれど、とにかくサーバーの応答が遅く、どうやらそのせいで上手くUp出来なかったようである。

 郷秋<Gauche>が使っているblogはgooが提供しているものであるがその数の増え方がすさまじい。gooだけで現在約200,000程あるようだが、毎日1,000程ずつ増えている。このままのペースで増え続けるとすれば1年後には500,000を越えることになるが、増加ペースは今以上に上がりるだろうから、きっともっと増えているんだろうな

 9年も独り言を書き続けてきたけれど、書いたことに関してメッセージを頂いたことはほとんどなかった。ところがblog化してからはほぼ毎日コメントを頂いている。同じ方からのものが多いけれど、ともあれInternetの双方向性を感じされられていることは確かである。

 オリジナル版の「独り言」にもblogに載せたものと同じ記事をUpし続けているけれど、これは今月末で終了としたいと考えている。これまた初回に書いたことだが、使い出してみればやっぱりこちらがメインになってしまったのだ。今後のアクセス状況がどうなるかはわからないけれど、少なくとも双方向性の可能性を持ったblogの方が書いていて楽しいし、今となっては書いたものをFTPするという作業自体が億劫になってきているのもまた事実である。

 さて、今では日本国内だけでもおそらくは数百万ものblogが存在しているのだろうがこのblog、これからいったどうなっていくのやら。これまでは一般大衆が世間に向かって情報を発信できるツールを事実上持っていなかったわけだけれど、今ではblogという誰でもそれが出来るツール・環境がある。誰もが誰かに向かって何かを伝えることが出来るようになったのだ。

 でもさ、良く考えてみるといったい誰が何を誰に伝えたいんだ?いったい誰が何を読みたいんだ?もっと判りやすく言えば「郷秋<Gauche>の独り言」って誰が読んでいるんだ?僕は誰に何を伝えたいんだ?結局「独り言」じゃないか。独り言って、結局は自分自身に語りかける言葉なんだよな。

 「独り言」オリジナル版に、自分がいつ何を感じ何を考えたか、その記録として「独り言」を書き続けて行くと書いたことがあったけれど、まさしくそうなんだ。それはそうなんだけれど、それでいて自分が書いたものを読んで喜んだり「こいつ馬鹿なんじゃないの?」と思ったりしてくれる人がいるのだとすれば、それはそれでなんとなく嬉しくなる。

 酔うとわけのわからないことを書きたくなる癖が、僕にはどうもあるらしいけれど、書くことでストレス解消しているようなところもある。だからこれからも人の役に立ちもしないようなことを書き続けるんだろうな。自分のために。

 今日の写真は青空をバックにした亜米利加山法師です。

 
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岩手県が一番遠い?

 岩手県が一番遠いらしい。東京駅からということだが、次に遠いのは北海道、その後には石川県、熊本県、広島県と続く。これは、その日のうちに東京駅に着くためには遅くとも何時何分の列車に乗らなければならないかのランキングの上位5道・県、つまり時間的に東京から遠い道・県ということだ。そう考えれば北海道は納得できるが、鹿児島県は遠い方から11番目と以外に近い。栄えある1位に輝いた岩手県では、JR山田線の大志田駅からその日のうちに東京駅に着くためには朝の6:56の列車に乗らなければならないのだ。

 もっとも、同じ岩手県でも盛岡駅からなら20:39の「はやて」に乗れば23:08に東京に着けることを、岩手県と岩手県にお住まいの皆さんの名誉のために付け加えておきましょう。

 2年程前、郷秋<Gauche>の最寄り駅田園都市線青葉台駅のホームで電車を待っていたら見慣れない行き先表示の急行電車が滑り込んできたので驚いた。「南栗橋ゆき」である。南栗橋ってどこだ?と、一瞬考えたが周りの人たちが当たり前のような顔をして電車に乗るので、私も一抹の不安を感じながらも電車に乗り込んだ。いつもの急行と同じように走ったり停車したりで当たり前に渋谷駅に着いた。ところが、その先を延々と走ることになっていたのだ。何とこの電車、半蔵門線を経由し東武日光線に乗り入れ栃木県まで直通運転しているらしい。

 しかしだ、青葉台駅でそんな相互乗り入れが始まるようなポスターは目にしたこともなかったぞ。でもだ、東武線沿線ではさかんにPRされていたらしい。「渋谷へ一直線」の横断幕まで出ていたというから驚き。この違いはなんなんだ?

 はい、上記2つの事例に興味を持たれた方は、原武史著「鉄道ひとつばなし」(講談社現代新書 税別740円)を読んでみましょう。いつかご紹介をと思いながら気がついたら刊行から1年半もたってしまっておりました。



 今日の話題とは何の関係もないけれど、またまた季節の花を。射干(シャガ)です。
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Sport Combi !

 
 さて、この写真が何かおわかりかな?良~く見ると、わかる人にはわかる。そう、日本では余り売れていないけれど、郷秋<Gauche>お気に入りのSAABの9-3だ。でも、もっと良く見て欲しい。Cピラーより後を。何と今年3月のジュネーブ・ショーでお披露目されたばかりのSAAB 9-3のワゴン版、Sport Combiなのである。ど~だ、驚いたか!写真は何とSAABが出している正式なカタログで、しかもスウェーデン語版だ。

 CAR GRAPHIC 5月号によれば欧州での発売は9月からとあるが、勿論本国では既に販売が開始されているということなのだろうな。何故郷秋<Gauche>がこんなものを持っているのかと言えば、今月初めにストックホルムに行った時に入手したのである、というのは真っ赤な嘘で、元を質せばSAAB社と同じヒコーキ屋さんであった自動車メーカーに勤める友人がスウェーデンに出かけた折の土産として持ち帰ってくれたものだ。

 さすがにSAABだけあってカタログのデザインセンスも抜群で、表紙とも34ページのカタログにはいかにもSAABらしいセンスの良い写真がたっぷりと載っている(何故かYAMAHAのサイレント・ヴァイオリンの写真も)。残念ながらカタログのページをスキャナニングして掲載するわけにはいかないので、余白をたっぷり取ったいかにもSAABらしいページを開いて室内風景の一部として郷秋<Gauche>のカメラで撮ってみた。

 カタログがのっているのはスウェーデン・オリジナル・デザインのソファー、後ろのカーテンだってスウェーデン製だぞと、ちょっと自慢してみるけれど、A340に乗ってスウェーデンに出かける友人が、やっぱり羨ましいぞ。トホホ。
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F1 GP 第4戦、サン・マリノGPを振り返る

 今晩は昨日のレースの結果について触れねばなるまい。

 結果は先刻ご存知の通り、ルノーを駆るフェルナンド・アロンソがシューマッハを従えて真っ先にフニッシュラインを通過した。次いでBARホンダのジェンソン・バトン、モントーヤに代わって出場のマクラーレンのブルツそしてBARホンダの佐藤琢磨、ようやく結果を出せた1997年のワールドチャンピョン、ジャック・ビルヌーブ、トヨタのヤルノ・トゥルーリ、同じくトヨタのラルフ・シューマッハと続いた(ラルフ・シューマッハは危険行為があったとしてペナルティ25秒加算となり、8位にはウイリアムズBMWニック・ハイドフェルドが繰り上げ)。

 さて、この結果についてだが、昨晩「フェラーリ・シューマッハに秘策はあるのか」と書いたが、まさしく「秘策」はあった。
 スタート時の(と言うことは予選の時からということであり、止まり切れずにコースアウトしたのもうなずける)搭載燃料が他のマシンより相当に多かったのである。これにより27周目まで給油を引っ張ることのできたシューマッハは最初のピットインの時にはなんと3番手まで順位を上げている。

 3位で第2スティントに入ったシューマッハは瞬く間に2位のバトンに追いつきシケイン進入で難なくパス。更にトップをひた走るアロンソ追撃にかかる。ラスト10周は若干ペースを落としながらもテールtoノーズのデッドヒートを繰り広げたが、若さに似合わぬ落ち着いたドライビングでアロンソが最後までシューマッハを押さえ込みフィニッシュ。

 13番グリッドからスタートしたシューマッハは優勝こそ逃したが実に見ごたえのあるレースを演出し、若いアロンソが(日本流に言えば)一回りも年上の王者シーマッハと堂々と渡り合い、コース上で決着をつけた見事なレースであった。シーマッハの後継に、まさしく名乗りを上げた瞬間であり、息詰まる最後の10周は1992年のモナコ、セナとマンセルの名勝負に並ぶと言っても過言ではない。後にワールドチャンピョンの若き日の名レースとして長く語り継がれることになるであろう。

 蛇足は承知であるが、3年ぶりのレースで持てる力を見せ付けたマクラーレンの3rdドライバー、ブルツの存在、開幕3戦とは別のマシンに生まれ変わったBARホンダについては特筆すべきであろう。

 波乱のシーズンを象徴する見所の多いレースであった。
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Formula One Grand Prix 第4戦、サン・マリノGP

 今日はFormula One(F1)グランプリ第4戦、サン・マリノ・グランプリだ。現地14時スタートの決勝レースがまもなく始まる(日本時間では21時)。
 F1は1国1開催が原則だけれどF1の人気が高いイタリアでは2回開催される。しかし2回のうちの1回は1国1開催の原則に従いイタリア国内にある最古の共和国サン・マリノの名前を借りて行われる。もう1回は9/2-4にモンツァで開催されるこちらは正真正銘のイタリア・グランプリだ。

 今回のサン・マリノGPは面白いぞ。何がって、ティフォシ(筋金入りのフェラーリファン)でスタンドが真っ赤になると言うのに、予選2回目でコースアウトしたシューマッハは何と14番手(8位のフェリペ・マッサが10グリッド降格のため決勝は13番グリッドからスタート)、バリチェロも10番手と沈んでいるからだ。
 興味深いのはマクラーレンのライッコネンが久しぶりにポールポジションを奪い取ったこと、開幕3戦で好調を維持したトヨタが5番手、11番手と乗り切れなかったのとは対照的に序盤苦戦したBARホンダのバトンが3番手、佐藤琢磨が6番手につけたことだ。

 今シーズンのF1は面白い。なぜかと言えばフェラーリ・シューマッハが不調だからだ。2000年以降、フェラーリ・シューマッハ以外のチャンピョンがいないことでわかるように、ここ5年間他のチームを寄せ付けないまったくのフェラーリペースであり、レースの前からフェラーリ・シューマッハが勝つことがわかってしまうつまらないと言えるシーズンが続いていたのである。確かにどんな作戦で勝ちにくるのか(昨年は4回給油なんて勝ち方もあった)興味深いともいえるけれど、フェラーリ・シューマッハが勝つことには変わりはないからな。

 ところが今年のフェラーリ・シューマッハの体たらくはどうだ。しかしだ、今日のサン・マリノ・グランプリは「アウトドローモ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ」という長たらしい名前のサーキットで行われるが、イタリア語に堪能な郷秋<Gauche>が訳せば「エンツォとディーノ、フェラーリ親子のサーキット」だ。下手なレースはできまい。
 打倒フェラーリの旗頭ルノーはもとより、マクラーレン、BARホンダも調子がいい、ウィリアムズBMW、トヨタも侮れない。フェラーリ・シューマッハに秘策はあるのか!23:50からの放送が待ち遠しいぞ。
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緑の眩しい季節です


 今日も恩田の森に行ってきました。たった一週間で森の緑は驚くほど濃くなり樹木や野草も美しい花を咲かせ楽しませてくれました。

 そうそう、昨年我が家の庭の山法師(ヤマボウシ)の下に植えた二輪草(ニリンソウ)の花が咲きました。葉が出てくるかどうかさえ怪しい感じで、まさか花が咲くとは思ってもいませんでしたので嬉しい驚きでした。今日現在6株の内2株で花が咲き、もう1株に蕾がついています。この調子なら数年後には山法師の木の下一面に二輪草が咲くかも知れません。写真はあたり一面二輪草になった時にご覧にいれますね。

 今日の写真は二輪草の代わりの我が家の花水木です。花水木と呼ばれることが多いようですが、正しい名前は亜米利加山法師(アメリカヤマボウシ)と言います。明治時代に日本からアメリカに桜の木を贈ったお礼にやって来たのがこの亜米利加山法師。「アメリカからやってきた山法師に似た花を咲かせる木」という意味ですね。

 恩田の森の写真はこちらからご覧ください。

 恩田の森
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眩しい新緑

 新緑の眩しい季節となった。
 これからの約1ヶ月間は木々が次々に芽吹き、ありとあらゆる緑のバリエーションで私たちを楽しませてくれる。1週間と言わず日々その色は濃くなり、そして、気がつけば鬱蒼とした夏木立へとその姿を変えしまっているのだ。



東京都下某所の新緑。この写真をご覧になられて
遠い昔を想い出される方もおられることだろう。

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ロック岩崎、空に散る

 昼休みにWebのニュースを見ていたら「曲芸機墜落 操縦士が死亡」のヘッドライン。まさかと思ってクリックすると、嫌な予感は当たっていた。
 日本初のプロアクロバットパイロット、ロック岩崎こと岩崎貴弘さんが訓練飛行中に愛機ピッツ・スペシャル(JA22AR)と供にコウノトリ但馬空港の滑走路脇に墜落したのだ。第一報では「操縦士、心肺停止」とされていたが程なく病院で死亡が確認されたとか。

 残念なことに、私は岩崎さんにお目にかかったこともないし、そのアクロバット飛行を見たこともなかった。でも、私は岩崎さんとその愛機を知っていた。(こちらのオフィシャル・サイトはアクセス集中のために停止の模様)

 いつかは爆音を聞きながら空中での演技をこの目で確かめたいと思っていたが、今となっては叶わぬ夢となってしまった。
 それにしても、岩崎さんが空自時代に搭乗していた世界最強と言われるF15イーグルとたった260馬力のちっぽけな複葉機、飛ばしていて楽しいのはどちらがだったのだろうか。ぜひともお話をお聞きしてみたい方でもあっただけに本当に残念。心から哀悼いたします。
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ディスプレイによって随分違う


 今日の昼休みに勤め先で新しく購入した高級PCを触ってきた。
 SONYのVAIOの最高峰、typeRというシリーズの中でもいろいろテンコ盛りのヤツ。高解像度UXGA(1600×1200)対応の20インチディスプレイが付いている、黒ずくめで凄いヤツ。typeRだなんて、NSXやINTEGRAじゃあるまいし、なんじゃいその名前はっ、て感じだけれど20インチディスプレイの再現性が高いのには驚いた。
 恩田の森の最新作、を見てビックリ。まあ、写真の綺麗なこと(撮影技術・芸術性の問題ではなく画像としてだ、勿論)。でも、しばらく感心してから気がついた。やけに色がドギツイんだな、これが。

 昔々の安物のドーナツ盤(45回転のシングル盤)とレコードプレイヤー(アンプ・スピーカー一体のヤツだ)のことを思いだした。安物のプレイヤーは低音と高音の再生が難しい。特に小音量で聞くと余り聞こえてこないんだ。だからこういうプレイヤーで再生されることの多いドーナツ盤は、元の音源は同じでも高級オーディオセットで聴かれることの多いLPと比べると低音と高音を強めに入れていたんだな。そうすれば安物のプレーヤーで、小さな音で聴いてもそこそこ聞こえる。
 ところが、このドーナツ盤を高級オーディオセットで再生するとどうなるかと言うと、低音と高音が強くなり過ぎ、低音はドンドン高音はシャリシャリ、所謂「ドンシャリ」と言うことになるわけだ。

 で、写真の話に戻すとだな、安いディスプレイで見ながら加工した写真を高級=再現性の高いディスプレイで見るとコントラストが強すぎ彩度が高く、やけにドギツイ写真になってしまうのだな。「ドンシャリ」写真だ。
 考えて見れば郷秋<Gauche>が愛用しているノートPCとSONYのVAIOの最高峰、UXGA(1600×1200)20インチディスプレイ付きのtypeRとでは安物のレコードプレイヤーと高級オーディオ(どの程度高級かという突っ込みはお断り)、スズキのアルト(今もあるのか?)とメルセデスのSクラスくらいの違いがあるか?

 撮った写真を自分で現像(プリント)していた時にはどの程度の仕上がりにするかは自分の目で見ながら判断できたけれど、デジタルの写真は明るさもコントラストも色合いも、すべてディスプレイを通して見て判断することになる。自分が使っているディスプレイでちょうど良い、本物と同じ明るさ・コントラスト・色合いに見えても別なディスプレイで見ると違った風に見えることがあるわけだ。安物のディスプレイで見ながら加工した写真を高級ディスプレイで見るとドギツく見えるだろうし、その逆だと何だか寝ぼけたような写真に見えるんだろうな。どちらが良いものやら。

 写真は山吹(ヤマブキ)です。今朝の写真は三葉躑躅(ミツバツツジ)。ドギツく見えればあなたのディスプレイは高級品、寝ぼけて見えたら安物と言うことです
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郷秋<Gauche>の独り言、ついにblog化!

 一昨日、「最近やけにblogが流行っている」と書いたばかりではありますが、ついに本日、「郷秋の独り言」もblog化と相成りました。
 もっとも、一昨日の「独り言」をご覧いただければおわかりの通り、blogについてはいささか懐疑的でもある郷秋でありますから、いつでも以前のものに戻れるように、もうしばらくはこれまでのページの更新も続けていきたいと思っております。あるいはこのblogと従来からのページとの使い分けが必要になるのかも知れません。
 まっ、使ってみればblogの方がメインになってしまうような気がしないわけではないのですが・・・。それにしてもこのblogのサーバーの遅いこと。無料だからこんなものでいいと言うことなのでしょうか。
 まずは「独り言」blog化のお知らせまで。

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