気がつけば5年目に突入

 いや~~ぁ、まったく気がつきませんでした。何気なくスクロールしていたら画面右側に「2005年04月」という表示が目に飛び込んできました。うぉ、そうか、blogを始めてもう丸4年が経ったことに気がつきました。5年目突入です。覚えている限りでは、書かなかったのは2日だけ。これは書けないことが判っていたために予め告知してのことでしたので、実質的には1460日、毎日欠かさず(駄)記事を書き続けてきたことになります。

 郷秋<Gauche>がblogを始めた時のgooのblog数は30万くらいだったと思いますが、今ではgooだけでも122万ものblogが存在しているようです。「郷秋<Gauche>の独り言」のアクセスは、大体上位2000番台から3000番台を推移していますが、以前にも書きましたが122万のうち「実働」がどのくらいなのかはわかりませんのでの3,000/1,220,000と云う数字の信頼性は実に怪しいものです。

 でも、毎日200~280人程の方がお訪ねくださっていることは事実です。その日の気分でカメラの話だったりF1の話だったり写真だけの日があったりと文字通り気ままな独り言ですが、延べ30万人もの方がご覧くださったという事実を考えると驚くばかりです。お付き合いくださった皆さん、ありがとうございました。これからも、少なくとももう暫くは書き続けることと思いますのでどうぞお付き合いください。


 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、いつもの東京都下某所で咲いていた都忘れ(みやこわすれ)。この花の名は、鎌倉幕府討幕に失敗した承久の乱(1221年)により佐渡島に流された順徳上皇が、ある秋の日に庭に咲いていた野菊を見て、いままで都のみやびやかな暮らしを恋しがっていたが、この花がそれを忘れさせたと云ったことからの命名とされていますが、「都忘れ」の花の咲く時期と一致しないことから、伝承の花は秋咲きの菊ではないかとも云われています。

 因みに、郷秋<Gauche>が通常この手の写真を撮るときには最大300mm(35mm換算)のズームレンズを使いますが、今日の一枚は最大157mm(同前)のレンズで撮ったもの。バックのボケが少なく少々うるさい感じがしますね。このシチュエーションですと200mm程度のレンズが欲しいところです。APS-Cセンサー搭載のカメラの被写界深度の浅さをあらためて認識した今日の一枚でした。
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ALFA ROMEO "MITO" Coming soon!

 ALFA ROMEO MITO(噂されていた「ミート」ではなく「ミト」と呼ばれることになったようだ)が5月16日に日本でも発売となる。ALFA ROMEOファン待望の「ベビー・アルファ」の登場である。しかも価格は285万円と300万円を切るバーゲンプライス である。郷秋<Gauche>も待っていたぞ!

 ALFA ROMEO MITOに先立つこと一ヶ月、実は4月18日には、Mini Cooper Sと共にMitoの直接のライバルとなるであろうABARTH 500が発売になっているが、こちらの価格は295万円。奇しくもCooper Sと同価格である。と云うわけで、郷秋<Gauche>のFXになり得るクルマをリストアップしてみた。

ALFA ROMEO MITO:285万円
ABARTH 500:295万円
Mini Cooper S:295万円
Road Star RHT VS:295万円
Civic Type R:283.5万円
Volvo C30e 2.0 Powershift:279万円
Volvo V50e 2.0 Powershift:299万円
Audi A3 1.4TFSI:299万円
BMW 116i:297万円
Golf 1.4T:275万円

 う~~ん、何と悩ましいことか!


 今日の一枚は、car MAGAZINE 2009年6月号(ネコ・パブリッシング発行、本体1,400円)93ページの一部を郷秋<Gauche>の感性により切り取ったもの。果たしてこの程度のものにオリジナリティが認められるや否や。スキャナでスキャンすれば必ず「複写=著作権侵害」となるが、これはカメラを使って一部を撮影したもの。ショーウインドゥを撮影した作品が撮影者のオリジナル作品と言えるかという議論と同じことが云えるな。
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ヒューマノイドは日本の独擅場

 ご存知の通り、産業用ロボットの世界シェアの80%を日本が占めるなど、日本はロボット大国なのであるが、産業用ではないロボット、取り分けヒューマノイド(人型ロボット)に関しては日本の独擅場(どくせんじょう)なのだと云う新聞記事(日本経済新聞2009年年4月26日)を目にした。

 日本では鉄腕アトムや鉄人28号(アトムよりは随分機械っぽいが)の影響なのか、ヒューマノイドに対する抵抗感が少ないというよりはむしろ親近感を持ち、ホンダのASIMOのような二足歩行のヒューマノイドの研究が進み世界のトップを走っているようだが、欧米ではこのヒューマノイドの研究が大きく立ち遅れているようである。

 その主たる原因が「宗教」にあると云う説明に多くの日本人は驚くに違いない。「どうしてロボット開発に宗教が関係するの」と。それがおお有りなんだな。ヒューマノイドは開発が進めばより「人」に近いものになっ行く。つまり、人が人(に似たもの)を作ることになって来るわけであるが、この「人が人を作る」ことに欧米人、つまりは多くのキリスト教徒が抵抗を持つわけである。

 総人口の99%が非キリスト教徒である日本人においても、一般教養として「キリスト教では神様が人を創ったことになっている」事を知っている。一日目に光によって昼と夜とを分かち、二日目に空と海と大地とを創り、草と実をつける果実を芽生えされ、太陽と月と星を創り、魚と鳥を創りそして6日目に家畜と他の獣、そして自分にかたどった人を創った。神による「天地の創造」である。

 つまり、キリスト教信者には「人は神が造ったもの」「人を創ることが出来るのは神様だけである」と云う思いが数千年来刷り込まれているのである。「人は人を作れない」「人は人を作ってはいけない」と。ヒューマノイドはあくまでも人の形をしたロボットであり、「人」ではない。そう考えれば何の問題も無いように思えるのは非キリスト教国で生まれ育った人間が思うこと。キリスト教国で生まれ育った人間にとって、それは神への挑戦であり神を冒涜する行動に他ならないのだろ。

 そんなわけで欧米ではヒューマノイドの研究が進んでいないのだという。ヒューマノイドに欠かせない二足歩行や両手両腕のしなやかな動きは、老人や病人介護の大きな力となることだろ。健常者の肉体労働負担を軽減するデバイスへも応用できる。いいじゃないか、ライバルがいない間に日本人が得意な模倣(人の動きと思考を模倣するという意味だ)と改善で世界に冠たるヒューマノイド大国になれば。世界中から感謝と共に迎えられる日本オリジナルの技術になることは間違いないのだから。


 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、常磐露草(ときわつゆくさ)。昭和初期に観賞用として移入された南米原産の植物ですが、今では野生化しそこここで見ることが出来ます。
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バトン3勝目

 ホンダへの移籍以降まったく良いところがないまま、F1ドライバーとしての「旬」が過ぎてしまったのではないかと云われていたジェンソン・バトンだが、圧倒的な速さを誇るBGP001を駆り、早くも3勝、31ポイントを獲得して(第2戦はハーフポイント)ドライバーズランキング、トップ。

 同僚のバリチェロも全戦ポイントゲット(19pt)しランキング2位。バーレーンGPでは不可解な3ストップ作戦のために5位フィニッシュとなったが、バトン同様の変則2ストップであればブラウンGPの1-2フィニッシュであったことは間違いない。「不可解な3ストップ作戦」と書いたが、二人のドライバーに違った作戦で走らせるのは、1台かコケてももう1台でポイントを取るという、ロス・ブラウンの常套手段である。

 昨晩の中継では盛んに「新トップ3」と云う言葉が使われていた。ブラウンGP、レッドブルそしてトヨタのことだが、昨シーズンは9位、7位、5位といずれも低迷していたチームであるだけに2009年の特殊性が良く表された「新トップ3」と云う言葉である。

 さて、マシン、ドライバー、チーム戦略のどれを取っても弱点を見出せないブラウンGPはヨーロッパラウンドに入ってもその好調を維持することは間違いないが、問題はこれらに対抗すべき「旧トップ3」つまりフェラーリ、マクラーレン、BMWの3チームがいつ「新トップ3」の間に割って入れるかだ。2009年を面白くするのは、やはり「旧トップ3」だろうな。


 記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、大甘菜(おおあまな)、別名「ベツレヘムの星」。東方の三人の博士にイエス・キリストの誕生を知らせ、その元へと導いた星が草原に降り注ぎ、そして花になったという美しい話が伝えられています(果たしてベツレヘムに草原があったかどうかは怪しいが)。地中海沿岸地方が原産のこの花は明治期に観賞用として輸入されたようですが、日本の気候が気に入ったらしく、今では庭から逃げ出し野生化していうようです。これはすみよしの森で見つけたものです。

☆☆☆

 昨日恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now 
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D5000登場

 5月1日にNikon(ニコン)の新しいDSLR(デジタル方式一眼レフカメラ)、D5000が登場する。D60が消える直前にD40も製造が終了しているからD40とD60、両方にとっての後継機とも云えるが、価格からすればやはりD60の後継機と云うことになるだろう。だとすると、D40の後継機として遠からずD4000が登場することになる。

 郷秋<Gauche>はD40Xの後継機種としてD60が登場した時に、60の後継機のための「番号」が無いよと云う記事を書いた(「D60の後継機は・・・」2008年1月30日掲載)。その中で「ならばD四桁か?」と書いたのだが、まさにその通り、D60の後継機はD四桁番号で登場した。今後、NikonのDSLRの底辺を台数で支えることになる入門機はD四桁番号を使うことになるのだろう。

 プロ機はD一桁で決まりだろうが、問題は中級機と上級機だ。現状では中級機がD二桁(D90)、上級機がD三桁(D300、D700)となっているが、プロ機がD一桁、入門機がD四桁なら、中級機が三桁、上級機がD二桁だろ。更に難しいのはD三桁に、APS-CのD300とフルサイズのD700が同居していること(Nikon DSLRの系譜はこちらをご覧頂きたい)。

 D5000を登場させた時点でNikonが各カテゴリとネーミングの関係を再確認したものだと郷秋<Gauche>は思っているが、次に登場するモデルがどんな名前を付けられて登場するのか注目せねばなるまい。とはいうものの、名前の前にD300の後継機が果たしてFXフォーマット(フルサイズ)に移行するのか、はたまたDXフォーマット(APS-C)のまま進化を続けるのか、こちらの方が重要な問題だな。


 記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、なるせの森の尾根道の親子。
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トヨタがフロントロー独占

 2009年F1第4戦 バーレーンGPの予選が終了した。ヤルノ・トゥルーリがポールポジション、ティモ・グロックが2番手なり、トヨタがF1参戦8年目にして初めてフロントローを独占した。3番手は前戦で2勝目を果たしたセバスチャン・ベッテル。以下、バトン、ハミルトン、バリチェロ、アロンソ、マッサと続いた。

 マクラーレンはハミルトンが5位に滑り込んだがコバライネンは11位、フェラーリのマッサが8位、ライッコネンは10位。BMWの二人は13-14位。アロンソは意地で4列目を掴み取ったが同僚のピケは15位とさえない。マシンの調子がよければ2台並んで上位に位置することになるから、2台揃ってバーレーン・インターナショナル・サーキット用にセットアップできたのはトヨタとブラウンGPだけと云うことになるのかな。

 そうそう、2年目の今年も不振を囲うネルソン・ピケJr.に代ってRenault R29を佐藤琢磨がドライブする?なんてことがどこかのblogに書いてあったけど、これってどうよ。


 記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、今が盛りの花水木(別名、亜米利加山法師・アメリカヤマボウシ)。我が家にある紅白の二本もそうだが、今年は横浜辺りの花水木はどれも花の付が悪いように見えるけれどどうなんだろか。
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2009年F1第4戦 バーレーンGP開幕

 いやはや、今年のF1は面白いと云うのか難しいというのか、とにかく予想が出来ない展開が続いている。それが第4戦になってもなお続いているから、凄い。

 フリー走行1回目が終わったところで、Web上では「ハミルトンがトップ、2-3にBMW」とのタイトルが踊る。すわっ、マクラーレンとBMWが復活かと思ったのも束の間、フリー走行2回目のトップは「2009年フリーの王者」ニコ・ロズベルグがまたしてもトップタイム。1回目好調のハミルトンは中嶋の後ろ11番手、BMWの二人はクビサ17番手、ハイドフェルドは何と最下位に沈む。

 しかしだ、トップのニコから13番手のセバスチャン・ブエミまでが僅か0.788秒以内。これほどまでにタイムが接近したシーズンは記憶に無いほどである。マッサが16位、ライッコネンが18位とフェラーリもまったく良いところなし。早々に2009年を諦めて2010年用マシンの開発の着手、専念するとの情報も流れてきていますが、ブラウンGPを見ていると、それも有りかな?と思ってしまいますよね。


 記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、14日にご覧頂いた碇草(いかりそう)のアップ。見れば見る程不思議な形の花です。これを食べた雄の羊が100匹の雌を相手にしたと伝えれ、漢方の原料として珍重されているそうです。
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彷徨えるヤナセ

 クライスラー日本が、中型SUV「ジープ・チェロキー」の2009年モデルを4月25日に発売することが発表された。クライスラーと云えば、ヤナセがクライスラー車の販売から撤退するとのニュースを昨日目にしたばかり。

 ヤナセは戦前からの日本におけるGM車の輸入販売業の老舗であり、終戦後はVWやメルセデの輸入元兼ディーラーとして輸入車販売に大きく貢献してきたことはご存知の通り。クルマだけではなく、「いいものだけを世界から」というコピーのもとに日用品の輸入販売も手がけていた(いる)ことをご存知の方も多いことだろ。

 しかしだ、ヤナセがクライスラー車のディーラーまで持っていたとは知らなかった。1992年にVW・Audiと喧嘩別れしてからはOpel車を扱うもジリ貧となり撤退。その後にVW・Audiディーラーを復活させ、更にはVolvo、BMWのディーラーを展開していたのは知っていたが、クライスラー車も売っていたとは知らなかったぞ。

 もともとGM車を取り扱っていたはずなのに、アメリカ三大メーカーの一角、クライスラーだけではなく名門フォード系のVolvoのディーラーも展開するなど三大メーカー総なめの様相だが、特に昨年後半からはいずれの業績もパッとせず、まずはクライスラー店を閉鎖。更にはGM系列店も整理するという。

 我が家の「老Opel」は町田のヤナセでメンテナンスを受けているが、町田のヤナセは「ヤナセグローバルモーターズGM町田支店」という正式名の通り、GM車(とSAAB)の販売・サービス拠点。この店がなくなると、Astraを乗り続けるのは難しくなるかも。

 郷秋<Gauche>は「輸入車はクルマを買うんじゃなくて販売店を買う」ものだと思っているのだが、こうなると安心して買うことのできる輸入車はVW、メルセデス、BMWだけになっちゃうのかな?そうなったら、なんかつまんないよね。


 記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、すみよしの森の二輪草群生地。我が家の二輪草はここから移植したもの。勿論、お願いして、快諾いただいてのことですよ。
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紫雲英

とぶ鮒を紫雲英の中に押へけり  水原秋桜子

 紫雲英と書いて「げんげ」と読む。蓮華草(れんげそう)の事だが、紫雲英の文字を見てそれが「レンゲ」のことだと判るのは、今となっては相当の年配の方か俳句を嗜む方だけだろ。調べてみると、紫雲が低くたなびくように咲くことから紫雲英と呼ばれるようになったとの事。


 19日にご覧頂いた紫雲英の畑で撮ったものです。
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Micro(マイクロ)USB(その2)

 先月25日に、新しいPHS(WX340K)とPCとを繋ぐUSBケーブルの規格がMicro-Bという新しい規格で、スペア用にこのMicro-Bのケーブルが欲しいのに手に入らないことを書いたが、ようやく手に入れることが出来たのでご報告しておくことにする。


 購入したのはMIYAVIXというブランドのもので、一つは「mini USB(メス)- Micro-USB B(オス)」のケーブル。これはmini USB(メス)からMicro-USB B(オス)への変換ケーブルで、至って小型軽量である(写真下)。通常の「USB A – Mini-USB B(メス)」を経由してPCと接続する。

 もう一つは「USB A – Micro-USB B」で、こちらはこれ一本でPHSとPCを繋ぐことが出来る(写真右上)。真ん中の部分がケーブルの巻き取り式収納部分になっており、両端のコネクターをつまんで引っ張るとケーブルが延び、ちょっと引っ張ってから力を抜くと電気掃除機のコードのように綺麗に巻き取られる。

 WILLCOMのオンラインショップでは相変わらずWX340K用のグッズが用意されていいないが、「マイクロusb」で検索するとAmazonのページがヒットするので、それをクリックし購入することが出来る。

 3月25日に書いた記事には「Mini-USB / 買えない」で検索して来られた方が複数あるようなので、郷秋<Gauche>以外にも困っている方がおられるようである。別に宣伝料をもらっているわけではないけれど、現状ではAmazonで購入するのが一番お手軽なようである。なお、「USB A – Micro-USB B」にはPCとのデータ通信には利用できないタイプもあるようなので、お間違いのないようにお買い求めください。

 Micro(マイクロ)USB(その1)も、どうぞご覧ください。
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ベッテルには「幸運の女神軍団」がついていた

 一昨日、「ベッテルには「幸運の女神軍団」がついているのか」と題した小文を書いたが、女神は一人ではなく「幸運の女神たちの大応援団」がついていることがわかった。そうは云っても並のドライバーでは雨の中のレースを走りきり表彰台の一番高いところに上るなど至難の業であるから、ベッテルが一級のドライバーであることは間違いないようである。

 そうれはそうと、昨年良いところがまったくなかったレッドブル・レーシングのマシンが、雨の中であったとは云え常にトップをキープするだけのパフォーマンスを示したことはまったくの驚きであった。良いドライバーがチームとマシンを第一級に育て上げるのは、ミヒャエル・シューマッハとベネトンそしてフェラーリ、フェルナンド・アロンソとルノーが近年の好例だが、果たしてベッテルとレッドブル・レーシングの関係が先例と同様のものであるかどうかを第3戦が終わったばかりのいま判断するのは早計であるが、今シーズンが終わる頃には自ずと答えが出ることであろう。

 ところで、郷秋<Gauche>は地上波で観戦しているわけだが、「フジテレビ、あれはないだろう」と声を大きくしたい。「あれ」とは番組の頭に流された「トヨタ優勝!」もどきの「あれ」である。特に今回はレース終了から地上は放送開始までタップリ時間があったから、勿論事前に用意されていた「あれ」には違いないが、トヨタ優勝を確認した上で「尺を合わせて」差し込んだものだと郷秋<Gauche>は思ったぞ。つまり上海GPで、ついにトヨタが初優勝したのだと。

 まっ、確かにトヨタは表彰台の一番高い所のかなり近い所まで来ているようには思うけれど、チームの総合力がいまひとつ及ばないような気がする。それとやっぱり「ツキ」かな。2006年のハンガリーGPのホンダとバトンのような形で初優勝したとしても、トヨタとしては余り嬉しくもないだろう。優勝する以上は次のGPもその次のGPも優勝もしくは少なくとも表彰台をかけた戦いが出来る程でなければ、意味がない。どんな形であっても優勝は優勝であるけれど、「まぐれ」と陰口を叩かれない形での優勝を、是非ともトヨタに期待したいものである。


 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、あかねの森の民家の庭先の木香薔薇(もっこうばら)。バラであり、殊更に「木香」と名乗る以上は良い香りがするのだろうとクンクンするのだがまったく匂わない。調べてみると、芳香があるのは「黄花の一重や白花」とのこと。つまり黄色の八重咲には香りはなようだ。春先から詰まりっぱなしの郷秋<Gauche>の鼻が殊更に悪いというわけではないらしい。ほっ。
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れんげ畑

 昔は田植え前の田んぼでれんげが咲き乱れている景色はどこでも見られるものでしたが、最近ではすっかり見かけなくなりました。今日の一枚は、田んぼではなく、なるせの森の畑で育てられているれんげです。実は、このれんげ畑の脇に蜜蜂の巣箱が置かれており、蜜を集めるためにれんげの種を蒔いたと云うわけなのです。


 今日、恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now 
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ベッテルには「幸運の女神軍団」がついているのか

 2009年F1GP第3戦、上海GPのPPはレッドブル・レーシングの セバスチャン・ベッテルが獲得した。弱小チームの代表格であったトロ・ロッソのベッテルは、2008年シーズンの後半に入ってその才能を開花させ、第14戦イタリアGPでは初優勝するなど活躍しトータル35ポイントを獲得。ドライバーズチャンピョンシップ8位を獲得し、その実績を買われて2009年、トロ・ロッソの「兄」チームであるレッドブル・レーシングに移籍した。

 しかし、2008年のレッドブル・レーシングはマシンセッティングが決まらず、ドライバーであったウェバーは11位、クルサードに至っては16位と不振のシーズンとなっていた。そんなレッドブル・レーシングであったから、郷秋<Gauche>は果たしてベッテルの移籍が正しいものであったのかどうか、極めて疑問視していたわけだが、今日の予選の結果を見る限り、その移籍は正しかったということになる。

 セバスチャン・ベッテルには「幸運の女神」どころか、どうやら「幸運の女神たちの大応援団」がついているようだが、予選と決勝レースは別物。決勝レースではドライバーの速さだけではなく、マシンの信頼性、チームの戦略など、チームとドライバーの総合力が問われる。果たしてマシンは、チームは、ベッテルの速さに応えることが出来るだろうか。ますます楽しみなF1 2009年シーズンである。


 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、恩田の森の農家の裏庭などで咲き始めた「シャガ」。
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Nikon DSLRの系譜

 噂の通り4月14日にNikon(ニコン)の新しいDSLR(デジタル方式一眼レフカメラ)、D5000が発表になった。

 D5000はNikonのDSLRラインナップの底辺を支える入門機でありながら、12.9メガピクセル、フォーカスエリアは11点、ISO6400まで増感可能で毎秒4コマの連続撮影可能、モニターは可動式2.7インチで更に動画まで撮ることが出来るという、これでもかと云うびっくりのスペックである。

 1999年9月にNikonが世に問うたプロ用Dシリーズ最初の一台、D1のスペックは2.66メガピクセル(D5000比で1/4.8、以下同様)、フォーカスエリアは5点(半分以下)、ISO1600まで(2段階下)で毎秒4.5コマ(ほぼ同程度)、モニターは固定式2インチ(面積約半分)、勿論動画は撮れない。それでいてD1の定価は65万円、D5000の実売価格は7万6千円程度と思われる。

 2006年6月に登場したプロ用DXフォーマット機の最高峰、D2Xsが12.4メガピクセル、11点フォーカスアリア、ISO3200まで増感可能、毎秒5コマの連続撮影、2.5インチモニターと、あげた数字上はD5000に非常に近いのだが、D2Xsの実売価格は40万円程度であったはずである。

 より新しい低価格モデルが数年前の高価格機のスペックを上回る状況がいつから始まったのかと云えば、ほんの5年前、つまり2004年4月に現在の中級機の祖先に当たるD70が発売されてのことであり、2005年6月に入門機の先祖であるD50の登場以降は、そのテンポが加速されることになる。

 フィルム時代のSLRについては各種のムック(本)などでその「系譜」がわかり易く図示したものを見かけるが、まだ10年と歴史の浅いDSLRにおいては見かけたことがなかったので自分で作ってみたのが「今日の一枚」である。下に見えているのはJPEGの画像だが、クリックして立ち上がる大きなものはPDFファイルである。

 さて、この「Nikon DSLRの系譜図」から何が読み取れるのか。じっくりと眺めてみると、Nikonの今後のラインナップ展開も見えてくるような気がするが、それがどのようなものになるのかは、ご覧になられた方々のそれぞれの楽しみとして、ここでは書かないこととする。


 しばらく前に作った「系譜図」であるが、D5000が発表されたことから慌てて追加と全体の修正を行った。「郷秋って、暇なんだ~ぁ」と云うなかれ。忙中閑有りとは、こういう時に使う言葉ぞ(^^;。

注1:デジタルカメラの性能は、画素数やISO感度、秒当たりの連続撮影枚数だけで決まるわけではない。画像処理ソフトの優劣や操作性、ボディの大きさや重さ(より小さく、より軽ければ良いと云うものではない)や持った時の感触など数字では表せない、あるいは現しにくい性能も実は大変重要なものなのである。

注2:「釈迦に説法」かも知れませんが、著作権者(郷秋のこと)の許諾なく複写、再送信、改変等することは著作権法により禁じられていることを明記しておきます。

注3:「D5000はNikonのDSLRラインナップの底辺を支える入門機」と書いたが、D60に比し70%(約3万円)も価格が上昇していることから、更に低価格のD4000(D40の後継機)が程なく登場することだろう。

注4:D1登場の2年前に「E3」と云うDSLRが登場しているが郷秋はこれをNikon DSLRの「前史」と捕らえ、あえてD1登場の1999年を「DSLR元年」とした。

注5:PDFファイルをご覧になるには、無償配布のAdobe Readerが必要です。下のアイコンをクリックしてダウンロードしてください。

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リンゴじゃなくてイチジク?

 旧約聖書の「創世紀」によると、主なる神が造られた野の生き物のうちで、最も賢いと云われた蛇にそそのかされたエバが禁断の果実を食べ、エバの勧めでアダムも食べてしまったために、それ以後の女は「生みの苦しみ」を味わうことになり、男は食べ物を得るために苦しむことになっている。エバがその果実を食べなければ、アダムがエバの勧めたその果実を食べなければ、私達はエデンの園にあって、今も安楽に暮らすことが出来たのに・・・・。

 と、アダムとエバを恨んでもせんのないことではあるが、それではアダムとエバが食べた禁断の果実はと一体何であったのか。答えは簡単。全人口の99%がキリスト教徒「ではない」日本においてさえ、それが「リンゴ」であることは誰でもが知っている。ところが!である、それは「リンゴ」ではなく「イチジク」であるとする説があるのを、今日、知った。

 「リンゴ」ではなく「イチジク」であるとする理由はこれまた簡単。エデンの園があったとされるのは、今で云うイラクのチグリス河とユーフラテス河の間であるとされているが、この場所はかなりな南方に位置しており、とてもリンゴが採れるような場所ではないのだと云う。件の実を食べ、互いに裸でいることに羞恥するまでアダムとエバは裸で過ごしていたわけであり、少なくとも、人間が衣服を纏わずに暮らせるほど暖かな地方ではリンゴは採れないのである。確かに。

 その果実がリンゴではないとすれば何なのかと云うことになるのだが、それは「イチジク」なのだと。つまり、互いに裸であることに気付き、羞恥し、慌てて腰の周りを隠すのに使ったのがイチジクの葉であったからと云うのがその根拠。まっ、確たる証拠があるわけではなく、状況証拠を積み重ねるとそれ以外の結論を導き出すことは困難であると云う、現代の裁判では有罪とするのは難し論法ではあるが、なるほど辻褄が合うし、説得力があるではないか。

 と云うわけで、アダムとエバが食べてしまった禁断の果実とは、リンゴではなくイチジクなんだと。でもそうだとすると、喉仏の事は ”Adam's apple” じゃなくて “Adam's fig” と云わなければならないことになる?


 今日の一枚は例によって記事本体とは何の関係もない、滴る程の緑に満ちた「ニリンソウの谷」。なるせの森の谷戸の一番奥にあります。

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