USB接続の電卓兼テンキーボード

 私が愛用するノートPCには、当然、独立した10キーボードが付いていない。だからExcelでたくさん数字を入力する時には結構面倒だ。そこで登場するのがこの電卓兼10キーボード。「なんだ、普通の電卓じゃん(郷秋<Gauche>はにわか浜っ子だ)」、と言う前に下の写真をよ~く見て欲しい。



 透明タイプなのでちょっと見にくいけれど電卓の頭から出ている線がUSBのケーブルで、これをPCのUSBポートに接続すると外付けの10キーボードとして認識される。電卓と10キーボードの切り替えはPC/CALのボタンで行う。



 押すたびにPC/CALが交互に切り替わり、PCモードの時には電卓のディスプレイには「------------」と表示される。Excelの場合には数字を打ち込みエンターキー(+のキー)を押すと選択されているセルに数字が入力され、Wordの場合にはダイレクトにその数字がカーソルの位置に入力されるんだ。

 便利なのが電卓での計算結果をExcelやWordに転送できる機能。Word では勿論だけれどExcelを使っていても、計算式を入れるほどでもなく手元の数字の計算結果だけを直接入力したい時は結構あるものだ。

 こんな時にはPC/CALのボタンで電卓モードを選択し(電卓のディスプレイは通常の電卓と同じ表示)、例えば12×12=とキーインするとディスプレイには144と表示される。当たり前だ、電卓なんだから。しかしだ、ここからが「技」。144と表示されている状態で「送信」ボタンを押すんだ。するとだ、選択されたセルやカーソル位置に144という数字が入力されるんだな、これが。

 このUSB接続電卓兼10キーボード、USBケーブルを取り外せば勿論普通の電卓として使えるし、つなげば10キーの他にカーソルを上下左右に移動させるキーもある優れもの。みんな知っているようで結構知らないんだな、これを。ノートPCと一緒に外付け10キーボードを持ち歩いているあなた、いつまでもそんなもの使っていないで早くこれに買い換えなさい!

CASIO 10KEY DENTAKU 実売価格は4,000円程度。
Canon テンキー電卓  実売価格は3,000円程度。
コメント ( 6 ) | Trackback (  )

F1 第7戦ヨーロッパGPを振り返る

 郷秋<Gauche>は予選前の27日に、今GPの見所についてこう書いた。
   1. 2戦連続ポール to フィニシュのマクラーレン・ライッコネンがその記録を
     伸ばせるか。
   2. モナコGPではタイヤに泣いたアロンソは表彰台に復帰できるのか。
   3. 前戦で、誰よりも早く走っていたミヒャエルの地元での復活はあるのか。

 結果はと言えば、ライッコネンの連勝記録への望みは残り1周の時点で潰え、アロンソは表彰台の一番高いところに返り咲いた。

  ヨーロッパGP決勝レースの結果

  1位:フェルナンド・アロンソ / ルノー
  2位:ニック・ハイドフェルト / ウィリアムズ
  3位:ルーベンス・.バリチェッロ / フェラーリ
  4位:デビッド・クルサード / レッドブル・コスワース
  5位・ミヒャエル・シューマッハ / フェラーリ
  6位:ジャン-カルロ・フィジケラ / ルノー
  7位:ファン-パブロ・モントーヤ マクラーレン・メルセデス
  8位:ヤルノ・トゥルーリ / トヨタ

 シリーズ・ランキング上位2人のマシンは共にミシュラン・タイヤの激しい磨耗に悩まされたが、4輪が満遍なく磨耗した(ように見えた)ルノーは最後までは走り切り、右前輪にフラット・スポット(偏磨耗)を作ったマクラーレンは振動によるストレスをサスペンション・アームに蓄積しついには破断、リタイヤに至った。

 週末の3日間を通して1セットのタイヤを使用するレギュレーションが演出する波乱によって今年のレースがスリリングになっていることは確かであるが、レース中のグリップ重視の余り耐久性が犠牲にされている様は2レースの間酷使されるエンジンが存外問題を露呈しないのと対照的である。

 ミヒャエルは予選10番手からスタートし5位でフィニッシュしたが、これを「波乱のレースの中、ベテランらしく上手くまとめた」と言って良いやら悪いやら、精彩に欠けていたことだけは明らかである。まあ、レース中のファステスト・ラップタイムは6位に当たる1'31.503であるから順当な結果とは言えよう。

 BAR勢は予想の通り苦しいレースとなったが、レース中のファステスト・ラップタイムはバトン11番手、琢磨12番手と、厳しい条件の中ではまずまずの結果となった。残念なのは琢磨のフロントウイング破損による緊急ピットインで、これがなければ入賞の可能性もあったはずである。なぜならば、7位でフィニッシュしたファン-パブロの1'31.807に次ぐ1'31.889で周回していたからである。

 さて、6月のF1サーカスは大西洋を渡り北米大陸2連戦となる。第8戦カナダGPが開催されるジル・ビルヌーブ・サーキットはここ2戦の低速コースとは打って変わって高速コース。マクラーレン、ルノーの有利は揺るがぬものと思うが、これに次ぐチームの戦略は如何に。

 2戦連続表彰台を獲得したウィリアムズは速さの真贋がここで明らかになることだろう。BARホンダの2列目、3列目発進を期待すると共に、父の名を冠したサーキットでのジャックの戦いぶり、今GP4位フィニッシュと気を吐いたベテラン、クルサードの意地にも注目したい。


 さて、今日の1枚。やっぱり今日の話題とは関係がないけれど、白い薔薇の蕾。
コメント ( 4 ) | Trackback (  )

『青春の門』の人気が再燃(しているらしい)

 五木寛之の『青春の門』の人気が再燃しているのだと言う。昨年秋から漫画雑誌に連載、さらには今年3月にはTVドラマが放送されたのがどうやら今回のブーム再燃の要因のようである。

 私が初めて『青春の門』を読んだのは確か1973年のことだったと思う。読んだのは勿論第1部筑豊篇。既に刊行されていた自立篇を続けて読んで、後は刊行されるたびに購入し(勿論ハードカバーだ!)第6部再起篇まで読んだ。ところがその後はさっぱり続編がでてこない。全12部24巻出ると言うので全巻揃った時のことを楽しみにずっとハードカバーを買い続けていたというのにだ。

 そしていま、あらためて調べてみて驚いた。再起篇が刊行されて13年後の1993年に何と挑戦篇なる第7部が出ているではないか。知らなかったから、これは当然読んでいない。それから12年経ち第8部が刊行されたのをきっかけに人気再燃と言うのならいざ知らず、漫画が呼び込んだブーム再燃では、ちょっと情けないぞ。

 そうは言いながらも第7部が出ていたと知れば、遅まきながらも読まざるを得まいと思って更に調べてみると、案の定ハードカバーは既に絶版!やっぱりな。ネット古書店で探すしかないか・・・。

五木寛之著『青春の門』刊行状況(いずれも講談社より刊行)

 第1部 筑豊篇(上)1970(S.45)
 第1部 筑豊篇(下)1970(S.45)
 第2部 自立篇(上)1971(S.46)
 第2部 自立篇(下)1972(S.47)
 第3部 放浪篇(上)1973(S.48)
 第3部 放浪篇(下)1974(S.49)
 第4部 堕落篇(上)1976(S.51)
 第4部 堕落篇(下)1977(S.52)
 第5部 望郷篇(上)1979(S.54)
 第5部 望郷篇(下)1979(S.54)
 第6部 再起篇(上)1980(S.55)
 第6部 再起篇(下)1980(S.55)
 第7部 挑戦篇(上)1993(H.5)
 第7部 挑戦篇(下)1993(H.5)


 さて、今日の1枚。れいによって今日の話題とはまったく関係がないけれど、薔薇の花。薔薇は種類が多くてひとつひとつに付けられた素敵な名前まではまったく?です。

今日の恩田の森の様子はこちらからご覧ください。

恩田Now 
コメント ( 3 ) | Trackback (  )

ヒューマン・フェイル・セーフ機能

 今年に入ってから、大事には至らなかったけれど、これが30回繰り返えされると31回目には大きな事故になるぞというような航空機の小事故が頻発している。記憶に新しいところでは4月29日夜、閉鎖されているはずのA滑走路に管制官が誤ってJAL機を誘導着陸さてしまったと言うもの。これは管制官側に原因の多くがあったけれど、その他頻発している事故・トラブルの多くはJAL機に発生している。JR福知山線の事故以来、航空機を含めた公共交通機関のトラブルがすぐにニュースになってしまう傾向が続いているけれど、またまた起こってしまった。今度はANAだった。

 こんな事件だ。5月4日、午後2時前に勤務が終わり翌朝7時50分の羽田への折り返し便に乗務する予定で秋田に宿泊していた運航乗務員3名と客室乗務員5名が、社内規定の「乗務前12時間以内の飲酒禁止」を1時間半以上オーバーして飲食。まずいと判断した運航乗務員(つまりパイロットだ)が午前1時に社に連絡をし、交代要員に指名された副操縦士が機長を自分のクルマの助手席に乗せ、羽田を5月5日午前2時に出発。高速道路約550kmを飛ばし(高速道路を走ってという意味だ、勿論)、同7時半に秋田空港に到着。手早くブリーフィングを済ませ、同58分に羽田に向けて出発した。

 確かに事故にはならなかったし、社内規則の違反に気づいた後で社に連絡をし交代要員が駆けつけ代行運行したわけなので、果たして報道される程のものなのかという疑問もある。どうも大きな事故・事件の後はマスコミが過剰に反応するキライがあっていけない。社内規則違反であったことは事実でも「まずい」と判断し処分覚悟で社に報告した行為は、ヒューマン・フェイル・セーフが機能したともいえるわけで、無責任な隠蔽体質で凝り固まっている旧政府系企業の社員のモラルと比較すれば十分評価できよう。

 問題があるとすれば、深夜、秋田空港までの約550Kmを自分でクルマを運転し、その直後に満席ならば200名以上が搭乗しているヒコーキを飛ばしたことだろうな。10時間前にビールをジョッキ2杯と酒を2合飲んだのと、深夜の550Kmドライブの後の飛行機操縦、どちらが安全なのだろうか。

 もうひとつ郷秋<Gauche>として気になったのは羽田から秋田空港に駆けつけた副操縦士のクルマがどうなったんだろうかということ。きっと翌日のANA便で秋田まで飛んで、自分で運転して帰って来たんだろうな。クルマとヒコーキで羽田―秋田間2往復、お疲れさまでした。それにしても秋田から羽田まで会社の767を飛ばすのと自分の530i(郷秋<Gauche>の勝手な想像)を飛ばすの、どっちが疲れるんだろう。今度Mキャプテンに会ったときに聞いてみようっと。

 事件の詳細は こちら こちら をご覧ください。

 

 写真は今回話題になったANAの767の同型機(同一機の可能性は1/34)。2002年12月4日、福岡空港で撮影。
コメント ( 1 ) | Trackback (  )

F1 第7戦ヨーロッパGP開幕

 2005年シーズン開幕から2週間のインターバルで開催されてきたF1 GPだが、第7戦は前線モナコGPから間を空けずの開催だ。

 ヨーロッパGPが行われるニュルブルクリンクは、全長22km、174ものコーナーを持つオールド・コースがつとに有名であるが、現在のF1は5.148Kmの新しいコースで行われる。オールド・コースはスポーツカーを名乗るクルマの数々がそのドライブフィールを磨くことでも知られるが、41年前にホンダ最初のF1マシンとなったRA271が初めて走ったGPコースでもある。

 このニュルブルクリンクにBARホンダのマシンと二人のドライバーが帰ってくる。昨年のヨーロッパGP決勝レースでは惜しくもリタイヤとなったが、佐藤琢磨がポール・ポジションのミヒャエルに0.635秒差で2位を獲得、フロント・ローから発進したというゲンの良いサーキットである。

 2戦欠場となりその間にマシンの熟成を進めてきたBARホンダではあるが、不安材料もある。その一つはエンジン。1台のエンジンを2レースで使用しなければならない今年のレギュレーションに従って、BARホンダにとっての前戦つまりサン・マリノGPで使用したエンジンを使用しなければならないことだ。5週間もの間封印されていたエンジンが果たして今週末3日間の酷使に耐えられるのか。もしフリー走行でトラブルが出てエンジン交換となれば予選結果の10番降位のルールが待っている。

 もうひとつの不安材料は予選の出走順である。今GPから、これまでのように2回行われた予選の合計タイムではなく、土曜日の予選のタイムのみでスターティング・グリッドが決まるから一発の速さが求められる。予選は前戦決勝レース結果の逆順で行われるので、モナコGP欠場のBARホンダが1番手、2番手での登場となるのだ。

 天候が変わらないという前提で言えば、予選の出走は遅ければ遅いほど有利となる。これは後になればなるほど、前に走ったマシンのタイヤラバーの路面への付着が多くなりグリップが向上するからなのである。

 レーシングカーのタイヤは乗用車のタイヤと異なり、路面との摩擦によりタイヤ表面のラバーが溶けて路面と密着することでグリップを得るように作られている。だから前に走ったマシンが路面にラバーをたっぷりと着けてくれた後を走ればグリップの向上と共にコーナリングスピードが上がるというわけである。

 そんな不利な条件の中でBARホンダチームが、そして二人のドライバーがどんな戦いを繰り広げるのか楽しみではあるが、欠場の間に熟成を進めたマシン・エンジンの成果が試されるのは次のカナダGPであり、今GPには余り多くの期待はしないほうが良いだろう。

 そんなヨーロッパGPの見所は次の3つ、と言っておこう。

  1. 2戦連続ポール to フィニシュのマクラーレン・ライッコネンがその記録を
    伸ばせるか。
  2. モナコGPではタイヤに泣いたアロンソは表彰台に復帰できるのか。
  3. 前戦で、誰よりも早く走っていたミヒャエルの地元での復活はあるのか。

 さて、どんな週末になるのか、楽しみである。


 今日の1枚は、なんとか躑躅。
コメント ( 1 ) | Trackback (  )

スウェーデンが1位

 通勤のクルマの中で聞いているJ-Wave、Good Morning Tokyoの中のClick On News!で「国をブランド」とするとトップはスウェーデン、日本はイギリス、イタリア、米&独に次ぐ5位であったという国際調査の結果が話題になっていた。

 この手の調査結果は、いったい誰が何処で誰を対象にどんな質問項目で実施したのかを確かめないといけないのだが、放送の中では勿論そんなことには触れられていなかった。だから、果たして信頼できるな結果なのかどうかは甚だ怪しいのだけれど、私だって日・英・伊・独・米・瑞の各国をブランドに見立てれば、やっぱりスウェーデンを選ぶ。フランスやスイスが何位にランクされたのか知りたいけど。

 日本でもスウェーデンは高福祉国家として知られる存在だけど、他にはどんなもの(こと)が高いブランドイメージに結びついているんだろう。

ABBA
  Dancing Queenを耳にしたことのない人はいないだろうな。
ニルスの不思議な旅
  NHKで放送したアニメをご記憶の方も多いだろう。
ステファン・ヨハンソン
  マクラーレンやフェラーリにも乗った元F1パイロット。
SAABVOLVO
  人口900万の小国(面積は日本の1.2倍)なのに自動車メーカーが
  2つもある。
THULE
  VOLVOの屋根の上にはこれ、ですね。
スウェーデンハウス
  日本で一番売れている輸入住宅なんだって。確かによく見かけるな。
エレクトロラックス
  スウェーデンハウスのモデルハウスの冷蔵庫・洗濯機・食洗機はこれ。
イノベーター
  スウェディッシュ・モダンな家具。スウェーデンハウスに似合うぞ。
ハッセルブラッド  こちらの方が良くわかるかな?
  カメラはこれ、クルマはVOLVOのワゴンというのがバブル期のコマー
  シャル・カメラマンの典型的スタイル。
エリクソン
  日本じゃソニー・エリクソンの携帯電話。ノキアはお隣のフィンランドだよ。
SAS
  A340でコペンハーゲンに飛んでCRJにトランジットかな。

 スウェーデンと聞いて私が思いつくのはこんなところ。少なくともコートジボアールのことよりは知ってる、かな?


 今日の1枚は紫蘭(シラン)です。
コメント ( 4 ) | Trackback (  )

不評?!

 どうも郷秋<Gauche>のblogは評判が余り(実はカナリ)よろしくないらしい。何故かと言えば、話題が支離滅裂だと言うのだな。そもそも、タイトルに付けられた「宣伝文句」がインチキだと言うのだ。

 あの「宣伝文句」から、チェロを中心としたクラシック音楽とたおやかな自然の営みを優しく綴ったblogだと思い、心の安らぎを求めてやって来たというのになんだ!騒音を撒き散らすおかしなクルマで同じところをグルグル回る話だとか「レーザー露光熱現像転写銀塩方式」(5月4日の話題)だとか、まったく頭が痛くなるぞ、と。

 大体がだ、いい歳をしてどうしてお前はトミカのミニカー(いやいや、あれはあれでナカナカの優れ物ですぞ。たった1ドル(360円の、ことだ・・・いかん、歳がバレル!)でウイリアムズ・ホンダFW11Bやロータス・ホンダ99Tをあそこまで忠実に再現するなんぞは、なかなかできることではな。そもそもそう言うあなただって、あれがトミカだとひと目でお判りになったあたりは、アヤシイ!)なんかを後生大事に持っているんだという、御もっともな指摘と共にお叱りを頂いておるのです。

 そうは言われても、好きなものは好きなんだから仕方がないのですと、穴があったら入ってしまいたい郷秋<Gauche>なのであります。スゴ、スゴ・・・。そんな郷秋<Gauche>的支離滅裂、郷秋<Gauche>的混沌がお嫌にならない方の、また明日のご来店をお待ち申し上げております。
                                           店主軽薄


 支離滅裂と言われても、めげずに今日の1枚。実はこの花、調べているんだけれど名前が判らないのです。ご存知の方はぜひご一報を!

5/26追記:この花の名前がわかりました。「カルミア」です。亜米利加石楠花(アメリカシャクナゲ」の別名があるようですが、そう言われれば似ているような気も・・・。hanaさんが教えてくれました。hanaさん、ありがとうございました。
コメント ( 6 ) | Trackback (  )

郷秋<Gauche>のお薦め文具 その1

 世の中には、知っていれば便利な物が結構ある。大げさな物ではなくホンのちょっとしたお助けグッズだ。文具の類に多いかな、というわけで今日はこんなものをご紹介。

 A4のコピー用紙を30穴のルーズリーフに変身させるパンチである。もう20年以上前からあるからご存知の方、お使いの方もおられるだろうが、初めて見る方にはどう使うのか写真からでは想像がつかないかも知れないな。

 右手の定規のようなものが「ゲージ」で、ゲージと用紙に噛み付いているのが「パンチ」だ。

 まずは、左綴の本の表紙をめくるようにゲージの青い部分を上げて、口を開けたゲージに穴を開けたい用紙を差し込み、用紙が突き当たったら開いていた青い部分で紙を挟み込むようにパタリと閉じる。

 閉じた青い部分とベース(黒い部分)には磁石が仕込んであるので挟んだ紙は動かなくなる。この状態のゲージの手前側を右手で掴むとゲージのベース左側部分が用紙から離れる。離れた部分をクルリと右手の下側まで回して指で掴む。

 用紙を挟んだゲージを右手に持ったまま、左手でパンチを持ちゲージの青い部分に5箇所ある凹みにパンチの凸部分を合わせてセットする。パンチを握る手に力を入れて穴を開ける。


 一度に開く穴は6つ。ゲージの凹にパンチの凸を合わせてパンチ、これを5回繰り返しゲージから用紙を抜き取ると、あ~ら不思議。用紙の左端にパンチ穴が30個ずらりと並んだA4サイズのルーズリーフの出来上がりである。

 実際に穴を開けるのは簡単だけれど文字だけで説明しようとすると、難しいぞ!これが国語の試験だったら60点取れずに再履修だな。トホホ。

 最近ではプリンターで打ち出したものやコピー物が多くなり、手書き中心のルーズリーフの出番が少なくなっているけれど、これならA4サイズにコピーやプリントされたものをルーズリーフのバインダーに綴じて利用することが出来る。勿論A4よりも小さなメモ用紙にもパンチすることも出来るから、大切なメモがどこかに紛れてしまうこともなくなる。

 この30穴パンチは一度使うと手放せなくなるほど簡単便利な優れものなのです。

カール事務機器  ゲージパンチ GP-30
穿孔能力:5枚
サイズ:A4(30穴)対応
カラー:ブルー/イエロー/レッド
税込価格(本体価格) 2,415 (2,300)
*B5(26穴)用のGP26もあります。
コメント ( 2 ) | Trackback (  )

F1 モナコGPを振り返る

 モナコGP決勝レースの結果

   1位:キミ・ライッコネン / マクラーレンメルセデス MP4-20
   2位:ニック・ハイドフェルド / ウイリアムズBMW FW27
   3位:マーク・ウェーバー / ウイリアムズBMW FW27

 ライッコネンは2戦連続のポール to フィニッシュ、通算4勝であった。ミヒャエルの次を担うドライバーと目されながらの5年間、決して多くの優勝を重ねて来た訳ではない。しかし、ここ2戦のポール to フィニッシュは大きな自信となったことだろう。特にモナコGPでの勝利は他のGPにおける数回分の価値ある勝利である。たかがジンクスと言うなかれ、モナコGPのポールシッターは勝てないというジンクスを破ったことも、おそらくは強い自分を自覚する大きな力となることだろう。

 24周目、ミラボーでのパトリック・フリーザッハー(ミナルディ)のスピンによるペースカー導入、タイヤが原因と思われるルノーのペースダウンなどいくつかの波乱が、期待通りの面白いレースを演出してくれた。

 郷秋<Gauche>としてはアロンソ、ライッコネン、ミヒャエル三つ巴のトップ争いを期待していたけれど、既述のとおりアロンソはタイヤのトラブルでペースが上がらず結果4位。8番手スタートのミヒャエルもフリーザッハーがコースを塞いだ際にクルサードのマシンに乗り上げフロントウイングを失い緊急ピットイン。順位を更に落とし、7位フィニッシュが精一杯のレースであった。

 しかしだ、レース中誰が1番速くコースを回ったのか、誰が1番速かったのかに着目するとこのレースの隠された一面が見えてくる.

 ファステスト・ラップ順位

   1位:ミヒャエル・シューマッハ / フェラーリ 1'15.842(40周) 300.2 Km/h
   2位:キミ・ライッコネン / マクラーレン   1'15.921(41周) 298.0 Km/h
   3位:フェルナンド・アロンソ / ルノー    1'16.600(19周) 299.6 Km/h

 昨日のレースで1番速いラップを記録したのは何と7位でゴールしたのミヒャエルなのである。300km/hを越えるトップスピードをマークしたのもミヒャエルただ一人だ。2位のニック・ハイドフェルトのファステストラップは18台中9番目の 1'17.159 (15周)、3位のマーク・ウェーバーも同7位の1'16.971に過ぎない 。速いから勝てるとは限らないのがレースである。

 全19戦の今年、モナコGPで6戦、1/3が終了したことになるが現時点でのドライバーズ・ランキングのトップは49ポイントのアロンソ、2位は27ポイントのライッコネンそして18ポイントでウェーバーが続いている。ミヒャエルはと言えば、サン・マリノGPの2位8ポイントが効いて何とか12ポイント、9位という状況だ。

 さて、そんなこんなの結果とデータから何を読み取るかだ。チャンピョン争いはライッコネンとアロンソに絞られたと言っていいだろう。問題はやはりフェラーリ、シューマッハだな。そのフェラーリのウイークポイントはずばりタイヤ。先のファステスト・ラップ順位ではわかるとおり、フェラーリ、シューマッハは決勝レースでは速く走れるのだ。問題は予選。何が災いしているのかわからないが、とにかくどこかで歯車が上手く噛み合っていない。その「何か」が解決すれば、速いフェラーリ、ミヒャエル・シューマッハは帰ってくる。

 ライッコネンかアロンソか。シーズン終盤になってチャンピョンシップの行方を左右する鍵を握るのはミヒャエルであるような、そんな予感がしてならない。


 さて、今日の1枚。今日の話題とはまったく関係がない桃色昼咲き月見草(モモイロヒルザキツキミソウ)。恩田の森 >> 恩田Nowにも別ショットを掲載してあります。あなたはどちらがお好み?

今日の恩田の森の様子はこちらからご覧ください。

 恩田の森

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

来た来た

モナコGP予選1回目の結果

1位:キミ・ライコネン / マクラーレン
2位:フェルナンド・アロンソ / ルノー
3位:マーク・ウェーバー / ウイリアムズ

 エンジン順で言えばメルセデス、ルノー、BMWだ。ホンダエンジンがいないのが寂しいぞ!

 ほら、18日に書いたとおりライッコネンとアロンソが来たでしょう。って、これは順当であって特に難しい読みじゃないから自慢するほどじゃないな。三つ巴の一角、ミヒャエルが11番手とやっぱり沈んでいる。

 相棒のルーベンスも10番手でグリッドの真ん中に2台のフェラーリが並んだ格好だけれど、同じチームの一定レベル以上の力量のドライバーが並ぶと言うことは、そのマシンの力がその程度ということなんだ。

 でも、大丈夫。日本時間17時からの予選2回目ではミヒャエルは少なくとも3列目までには来る。そしてレース中盤以降では表彰台争いにしっかりと加わっているから。

 それにしても今年のフェラーリのマシンはホント、不調だね。マシンと言うよりはタイヤが足を引っ張っているように見えるけど。フェラーリのオクツは日本製、ブリジヂストンだから頑張ってもらわないと困る。浜島さん、頼みますよ。

 と言うわけで、F1モナコGPは今日、現地時間14時(日本時間21時)決勝レーススタートです。フジテレビでの放送はいつもよりも早い22:50からですのでお間違えなく。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

山法師

 
 我が家の庭木には梅も桜も猿滑りなく、ちょっと色気に欠ける。春になって最初に咲くのが紅白の亜米利加山法師(アメリカヤマボウシ、別名花水木(ハナミズキ))。次がえご。えごが終わる頃、楠と山法師がほぼ同時に花を咲かせるが楠の木の花はとっても地味で、これを楽しむ人はいないだろうな。

 山法師の花は清楚で、私は好きだ。我が家の山法師は一本立ちと株立ち、二本ある。えごは断然株立ちが美しいけれど、山法師はどちらの樹形も捨てがたい。

 山法師が終わって梅雨に入る頃に咲くのが夏椿(ナツツバキ、別名紗羅木(シャラノキ))。紗羅は株立ちの樹形が美しい。夏の間中楽しめる百日紅(サルスベリ)や凌霄花(のうぜんかずら)があるといいし、果実を楽しめる木も欲しいけれど、残念ながらこれ以上はもう植える場所がない。

 そんな訳で、今日の1枚は山法師。大きな花だけれど上を向いて咲くので下からだと気づきにくいし、写真もちょっと撮りずらいのです。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

1ヵ月!

 郷秋<Gauche>の独り言をblog化してから1ヵ月が経った。しかもこの間毎日更新だから、かなりすごい! 4月20日、最初の記事となった「郷秋<Gauche>の独り言、ついにblog化!」に「使ってみればblogの方がメインになってしまうような気がしないわけではない」と書いたけれど、実に見事にこうなってしまった。

 確かに(gooの)通常のテンプレートの機能では一つの記事には写真を一枚しか載せられないとか、使えるHTMLのタグが限られている(例えば<mailto>が使えない)など、不満もあるけれど、システム全体としては実によく出来ている。作成・管理が簡単でHTMLやWebの仕組みをまったく知らなくても作成できること、読者(閲覧者)のコメント書き込みが可能であることから双方向性が保障されている点は、画期的だと思う。

 問題があるとすればバックアップかな。従来型のWebsiteでは、自分のPC側にサーバーに送ったものと同じデータが残っているので特にバックアップの必要もないけれど、blogの場合には自分のPC側にはデータが残らないからデータ保全のためにはどうしてもバックアップ作業が必要になる。ただしこれは(gooの場合)有料コースに移行すればとれるようになるらしい。

 従来版への掲載は遅れ勝ちになっているけれど5月分までは掲載し、その後はblog版のみとする予定である(勿論従来版はarchiveとして残すけれど)。また今月末までは何とか毎日の更新を続けたいと思っているが、6月以降はペースをちょっと落とすことになるかも知れないな。

 この1ヵ月間ご愛読くださった皆さんに感謝の意を表すと共に、書き手の励みとなりますのでご覧になられての感想、ご意見をぜひ「コメント」としてお送りくださるようお願いいたします。ではでは、また明日。


 今日の1枚は大甘菜(オオアマナ)。地中海沿岸が原産と言われるこの花の別名は「ベツレヘムの星」。キリスト生誕の時に天に輝いた星が地上に砕け散ってこの花になったという伝説があります。

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

カタカナ語辞典

 カタカナで標記される言葉がますます増えている。特にPCやInternetが身近なものとなってからの増え方と言ったら、ない。
 私は「カタカナで標記される言葉」と書いたけれど、これを縮めて今は「カタカナ語」と言うようだ。ふた昔前まではカタカナで標記される言葉と言えば、つまり外来語のことだったけれど、最近では外来語以外でもカタカナで標記されることばが増えている。

お役所がさかんにカタカナ語(これは外来語が多いようだけれど)を使うのにも原因があるのかも知れないな。そしてそのお役所が、それではまずいからと日本語で表現することを試みたりしているから可笑しい。縦割り行政をカタカナで標記するとどうなるの?

 そんなこんなで意味不明のカタカナ語に出会うことが多い昨今、便利なのが「コンサイス カタカナ語辞典」だ。奥付けを見ると、最初はやっぱり「外来語辞典」であったようだ。初版発行は1972年。87年に第4版が出て、1994年にカタカナ語辞典に衣替えし2005年1月20日発行の第3版が最新版。カタカナ語約47,000語とアルファベット略語7,800語が収められている。

 コンピュータ用語辞典が必要なくなるほどPCやInternet関連の言葉もたくさん収録されている。確認はしていないけれど、2000年9月発行の第2版には載っていなかったであろうブログ(blog)もちゃんと掲載されている。総務省だか読売新聞だかは「簡易HP」と言い切ってしまったけれど、この辞典はこれまでの掲示板やホームページとの違いについてちゃんと説明してくれている。

 私は、多い時には日に4、5回もお世話になることもあり、大変重宝している。



「コンサイス カタカナ語辞典」(三省堂 本体2,900円)

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

F1 モナコGP開幕

 
 いよいよ明日、F1伝統の一戦モナコGPが開幕だ。F1モナコGPはインディ500、ル・マン24時間レースと並ぶ世界3大レースに数えられ、表彰式には今は亡きレニエ大公、グレース王妃も臨席していた格調高いGPだ(注:他のGPは金曜日のフリー走行で熱戦の火蓋が切られるが、モナコGPは木曜スタートがこれまた伝統である)。

 コートダジュール沿い、モンテカルロ市街地のガードレールをかすめて走り抜けるコースはF1サーキットの中で最もテクニックを必要とするコースと言われり、ここで数多くの勝利を手にしたドライバーはモナコ・マイスターと呼ばれる。1960年代のグラハム・ヒル(1996年のチャンピョン、デーモン・ヒルのパパだ)1990年代のアイルトン・セナ、そしてミヒャエル・シューマッハなどがその名誉を授かっている。

 名勝負が展開されることでもこのモナコGPは知られている。郷秋<Gauche>的最右翼はなんと言っても1992年のセナとマンセルの死闘だ。2位セナに圧倒的なリードを築きながら残り10周でスローパンクチァーを感じたマンセルがピットイン。タイヤ交換の間にセナがトップに立つも、圧倒的に速いウイリアムズのマンセルがあっという間にテール・トゥ・ノーズ。マンセルはノーズを左右に振ってセナにプレッシャーをかけるがセナは動じない。

 その4年前のレースも凄かった。セナが2位プロストに50秒以上のリードを築きながらも残り12周というところでトンネル手前のコーナーでまさかのクラッシュ。これもまた歴史に残る一幕。

 伝統のモナコGPに我らがBARホンダ、佐藤琢磨の姿がないのはチト寂しいが、若いアロンソ、ライッコネンそしてミヒャエル・シューマッハ、三つ巴のレースに期待しようではないか。フジテレビではいつもより早く22:55からの放送だ。各々方、くれぐれも見逃さぬようにな!

 今日の1枚は勿論、マクラーレン・ホンダMP4/4。フロントノーズにはカーナンバー12が書き込まれているから、モナコのトンネル入り口でクラッシュしたセナのマシンだ。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

blogは簡易ホームページか

 このニュースを見てビックリした。

 「簡易HP「ブログ」335万人が開設」。総務省の発表によれば、日記形式の簡易ホームページとして人気の高まっている「ブログ」の開設者数が、今年3月末時点で延べ約335万人にのぼり、2007年3月末には約782万人に倍増するとの予測をまとめた。という読売新聞のニュースである。

 blogって「簡易ホームページ」なのか?「日記形式」であることは確かだし、Websiteの成り立ちや仕組み、HTMLやFTPについての知識なしにWeb上に自分が作った情報を載せることが出来るのは確かだけれど、ちょっと違うんじゃないか?この定義の仕方は誤解をまねくよな。

 ならば何と言えばよいのか、人の言うことに反対ばかりしていて実現可能な自分の意見を言わないのでは某国の某政党と同じではないかと言われかねないので、郷秋<Gauche>としては精一杯考えて見るのだが・・・。

 「日記形式情報送受信用テンプレート」と言うのはどうだ。一番重要なポイントは「情報送受信」ということだ。情報発信ではなく、情報送受信。発信するだけではなくコメントやトラックバックという形で双方向の情報のやり取り、つまり情報の送受信が可能なのだ。Internetはインタラクティブなメディアだと言われながら従来のホームページは一方的に情報を送り付ける、情報発信型であった。blogは、まずこの点が異なる。

 第二のポイントは「日記形式」であること。小さなカレンダーに書き込んだ日がマークされ、簡単に過去に遡って書き込んだ情報を見ることができる。また予め自分が設定した内容毎に自動的に分類される。これを自分で、しかも一からHTMLで書いたりしたら大変だ。HTMLエディターを使ったとしてもかなりの時間と労力を必要とするだろう。

 第三のポイントは「テンプレート」であること。二番目とも関連するけれど、要するに穴埋め形式であり、記入を求められる枠の中に文字をなり情報を埋め込んで「投稿」のボタンを押せば自分でFTPソフトを起動させなくても書き込んだ情報がサーバー上に送り込まれるわけだ。

 二番目、三番目のポイントに着目して「簡易型ホームページ」と言うことは易いが、最初のポイントは従来型のホームページと大きく異なるものであり、「簡易型ホームページ」と一言で言い切ることに、私は賛成ではないな。

 私は従来型のホームページの中に、blogを取り込んでそれぞれのいいところを生かしたサイト作りをしているつもりだ。サービス提供会社によって少しずつ違いはするだろうが、このgooのblogページでは写真は一番上にしか表示できないようだけれど、前後の関係から最下段に表示したい時もある。そんな時には私は別に契約しているISPのサーバーに写真を載せ、その写真を表示するようにHTMLを書き込んだりしている。

 確かにテンプレートは便利だけれど、枠のないところに情報を載せたり、決められたルールから外れたことはできないという不便さがある。そんな時には自分で直接HTMLを書き込むのである。もっとこ設定上許されないタグを書き込むと無視されることにはなるのだが。

 いずれにしても総務省がblogを単なる「簡易版ホームページ」だと考えているのだとするとちょっと問題だなと、郷秋<Gauche>は思うのだがいかがだろう。
 待てよ、「簡易版ホームページ」と書いたのは読売新聞なのかな?

 今日の話題とは何の関係もないけれど、やっぱり今日も1枚。



 プロペラ付きモミジの種だ。この季節、モミジ若葉の間に見えるピンク色の葉っぱのようなものの正体がこれだ。このプロペラで風を受けて種を遠くまで運んで行ってくれるんだな。
コメント ( 3 ) | Trackback (  )
« 前ページ