畑仕事その2

 今日は昨日とは打って変わったいい天気。こんな日は森を歩いていても本当に気持ちがいいものです。あちらにもこちらにも花が咲いていて一つずつ撮っていたら夕方になってしまうくらいです。森の緑もあっと言う間に濃くなり、4月初めの初々しさは消えてその存在感をましています。

 そんな今日の森でしたが、いつもよりもちょっと速巻きで歩いて来ました。どうしてって、今日はきゅうりとトマトの苗を植える日だったからです。森から帰ってくるとすぐに近くのDIYの店に言って苗をと牛糞堆肥を買ってきました。きゅうりを4株とトマトを3株。これまでの経験からすれば、これでも生りなりだすと家族では食べきれないほどになるはずです。

 昨日のうちに腐葉土と化成肥料を漉き込んでいましたが、更に牛糞堆肥も入れて万全の体制です。もう少し庭が広ければ茄子もピーマンも植えたいところですが、既にジャガイモを植えていますのでこれで精一杯です。きゅうりもトマトも結構大きくなりますからね。きゅうりなんかはビックリするくらい大きな葉を広げます。

 もぎたてのきゅうりに味噌とマヨネーズをつけてバリバリ、トマトにはさっと塩をふってガブリ。ビールをゴクリ!

今日の一枚は、猫。二度目の登場です。

 今日、恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しております。春色の森をぜひご覧ください。
恩田Now 
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畑仕事

 今日は昼前から雨との予報だったが目を覚ました時には降ってはおらず、うす曇と言ったところ。なんとなく天気予報にだまされたような気分だったけれど、森に出かけるにはもう時間が遅くなっていたので昼過ぎまで久しぶりに部屋の掃除をしたり本を読んだりとゆっくり過ごす。遅い昼食の後にジャガイモの「芽かき」でもしようかと庭に出ると、雨。仕方がないのでWebの仕事をしながら時々窓の外を見ていると小一時間も経った頃には傘をささずに歩いている人が。

 早速庭に出てジャガイモの芽かき。これは伸びてきた芽のうち、太くて丈夫そうなものを2、3本残してあとのものは引き抜いてしまう作業。こうすることでイモの数は少なくなるがひとつひとつのが大きくなるのだという。逆に芽を多く残していると小さくはなるがイモの数は多くなるらしい。芽をかいた後は追肥をして土を寄せる。もう1、2度の追肥・土寄せをして、梅雨が終った頃の収穫となる。

 明日植える予定のトマトときゅうりの畑も耕す。本当はもう少し前にしておいたほうが良い作業なのだが時間がなくて前日になってしまった。自家製の腐葉土と化成肥料を土に漉き込む。掘り返している間に何匹か元気の良いミミズが飛び出してくる。初めて畑にした6、7年前にはカチカチの粘土質の土であったものが毎年耕し腐葉土を入れてやることで土も柔らかくなりミミズも住めるようになったのである。

 ついでに茗荷の畑をほんの少しばかり拡張。トマトときゅうりを植える場所を耕したところ、茗荷の根が随分と伸びてきていたのでせっかくなのでこれも植えてやろうと欲をだしたのだ。畑のすぐ脇、砂利を入れて自転車置き場にしていた所の端の砂利をどけて耕す。案の定砂利交じりの粘土土なので力が要る。それでも何とか30センチ程の深さまで耕してここにも腐葉土と化成肥料を入れて先ほどの茗荷の根っこを植え込む。

 これで夏には自家製のジャガイモ、きゅうり、トマトそして茗荷を楽しめる。今年の夏もビールが旨いぞ!

今日の一枚は、ふくらみ始めた梅の実。
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どうする、井出有治

 SAF1が金曜日のドライバーとしてルノーでのテストドライバーの経験もあるフランク・モンタニーを起用することになった。結果としてその出番はなかったが、モンタニーが第1戦、第2戦でSAF1のリザーブドライバーとしてサーキットに出向いていたのをご存知の方も多いはずだ。

 オーストラリアまでの3戦で、琢磨が22名のドライバー中もっとも多くの距離を走ったとの驚きのニュースが流れたが、それは金曜日のドライバーがいない、そのためのマシンがないがために、レースドライバーである琢磨が金曜日からとにかく走らなければならない状況があっての結果である。

 そんな状況がようやくヨーロッパGPで解消されるというのだが、これでSA05の熟成も少しは進み、サン・マリノでコンマ5秒程であったミッドランドとの差を更につめることができるのか。

 しかしだ、郷秋<Gauche>としては今頃3台目のSA05登場には驚きを隠せない。大体4年も前のマシンがそんなに存在したことが驚きだ。またまたどこかの空港の「置物」になっていたものを貰い受けてきたのだろうか。

 それにしても、モンタニーが走るとなると井出の立場はどうなるんだ。金曜にはレースドライバーよりもサードドライバーの方が速いのは当然としても、もしもだ、モンタニーが土曜の午後も走ったとしたらどう考えても井出よりは速いもんな。どうする?井出!

今日の一枚は、新紅のモミジと新緑の森。
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検索キーワード

 郷秋<Gauche>のblogはgooのサービスを利用していることはご存知だと思うけれど、実は無料版ではなく有料版の「アドバンスパッケージ」を使っている。有料とは言っても月々僅かに290円(税込み)で画像のデータがなんと1TBまで保存可能だと言うのから、まっ、リーズナブルと言えよう。もっとも1TBなんてとても使い切れない訳で、結構大きな(容量の大きな)写真のデータをバンバンUpしているけれど、それでもまだ30MB程度しか使っていない。1TBと比べればほとんど「ゼロ」だな。

 「アドバンスパッケージ」のいいのはその容量ではなくアクセスの解析ができること。特に面白いのがどんなキーワードで検索して郷秋<Gauche>のblogを見に来てくださっているのか知ることができること。

 少し前に「F1」をキーワードにした検索をされている方が多いことを書いたが、今シーズンのレースが始まるとともに「F1」による検索はめっきり少なくなってきている。オフの間と違ってF1関連の情報がネット上のいたるところに転がっているからなのだろう。

 「F1」が少なくなるとその他の面白いキーワードが目につくようになる。面白いものを拾ってみるとこんな感じである。

 おばけマンション
 白洲次郎
 SAAB 9-3
 御料車
 月見草
 那須屋

 確かにこんなキーワードで記事を書いたことがあったな。「おばけマンション」と「御料車」は結構根強い人気があり、かれこれ半年以上途切れることなくほぼ毎日どなたかがこのキーワードで検索してお訪ねくださっている。ネット上にこの情報が少ないと言うことなのだろう。月見草は春になってから増えてきたキーワードだ。そろそろ種を撒く時期なので郷秋<Gauche>としてもまたまた記事にしようかと思っていたところだ。

 面白いと言うのか、驚いたのが「矢祭 那須屋」だ。これを書いたのは去年の夏頃だったと思う。郷秋<Gauche>的には自分の子ども時代を探る重要なキーワードなのだが、郷秋<Gauche>以外のいったいどんな方が「矢祭 那須屋」というキーワードで検索を掛けたりするのか、まったく不可思議である。那須屋を知っている方なのか。だとするとひょっとして郷秋<Gauche>が知っている方なのかも知れないな。

 上記のキーワードに興味を持たれた方は、どうぞこのページの右側にある窓にキーワードを入力して検索し、「郷秋<Gauche>ワールド」をお楽しみください。って、オイオイそんなものあるのか?

今日の一枚は、またまた躑躅。あれっ、サツキか?区別がつかんぞ!
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二人だけなのに

 今朝、クルマの中で聞いていたJ-WaveからこんなCMが流れてきた。

 妻が言う。「プラネタリュウム、過ぎちゃったわよ」
 どうやら星を見に出かけたらしい夫婦、妻は夫がどこか近くのプラネタリュウムに連れて行ってくれるものと思っていたようだが、夫は本物の星が見える山の頂上に行くつもりだったようだ。プラネタリュウムもいいが、やはり本物の星を見るのがいい。少し湿った空気を胸いっぱい吸い込みながら見る夜空はいいものだ。クルマを飛ばして着いた山の上からはたくさんの星が見える。妻の願い事も尽きてしまうほどたくさんの流れ星も見ることができたというお話だ。めでたしめでたし。

 ところで、これは日産のCMだ。はてさて、件のご夫婦はどんなクルマで流れ星を見に行ったのかと言えば、これがなんと日産が作るミニバンの中では一番大きな(もはやミニではないミニバン)エルグランドなのである。4835*1815*1910(全長・全幅・全高)、2950(ホイルベース)、排気量3500cc、車重2010Kg(数値はいずれも2WD 3.5L、ハイウェースターのもの)とやたらとデカイミニバン(と言う名のバン)にたった二人で乗って星を見に出かけるのか?小学生のお子さん二人、おじいちゃんとおばあちゃんも一緒となれば、これはもうエルグランド登場が相応しいシチュエーションだ。しかしだ、二人で星を見に行くのに3.5L、2tのクルマはいくらなんでもデカ過ぎはしないか?

 二人で星を見に行く、そんなシチュエーションの時に郷秋<Gauche>だったら、と思って日産のラインナップを見たら・・・、ないぞ。郷秋<Gauche>が選べるクルマが。クルマのデパート、トヨタにならあるかと思って調べてみたけれど、ない。三菱には端から期待していない。マツダにはある。ホンダにも勿論ある。スバルには真っ当なセダンがある。でも、こんな程度だ。

 輸入車には大人が二人で乗るための魅力的なクルマがたくさんあるのに、国産車の中で探そうとすると、実に少ない。まったく困ったものである。
 大人が乗れるスポーツカー、スポーティーでかつ大き過ぎないセダンのいでよ!

今日の一枚は、なるの森、緑のコントラスト。
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グラスを傾ける

 郷秋<Gauche>が愛読する神奈川新聞にこんな記事を見つけた。
 「思い出の一枚、募集」
 6月に50年にわたる歴史を閉じる横浜プリンスホテル(横浜市の中心部からはかなり離れた磯子区にある)のグランドフィナーレイベントの一つとして写真展「磯子と横浜プリンスホテルの歴史」が企画され、そこで展示する写真を公募しているのだという。

 ここではなぜ横浜プリンスを閉館しなければならないかについては、触れない。今日のポイントは閉館の理由ではなく、こんな写真を募集したいとして例示・掲載された写真についてである。その写真は、横浜プリンスホテルの迎賓館前で外国人宿泊客がビールのジョッキを「傾けている」1955年頃の写真なのである。

 問題は(郷秋<Gauche>的にはということだけれど)、その写真とキャプションにある。キャプションには「ビールのジョッキを傾ける外国人客ら」とある。が、しかし、その写真の外国人4人は、ビールのジョッキこそ手に持ち、胸の辺りまで掲げてはいるが、決して「傾けて」はいない。

 写真とそのキャプションとの間には、間違いなく隔たりがある。ビールのジョッキは傾けられていないのだ。にも係わらずキャプションには「傾けている」と書かれている。

 日本語初学者であれば、間違いなく疑問に思うことだろう。解りやすくするためにここでは「グラスを傾ける」としておこう。グラスを「傾ける」とは、器(グラスや杯)を傾けて中の酒などを飲むこと、なのだな。この「傾ける」の意味を知らなければ「傾けたら中身がこぼれるではないか」と言うことになるし、いったいグラスの中身は何なのだ、と言うことにもなる。グラスの中身はビール(酒)であり、傾けてこぼれそうになるビールを喉に流し込むのである。

 しかしだ、件の写真はジョッキこそ掲げているが、勿論傾けてはいないし、誰一人としてビールを飲んではいない。ジョッキを傾けると言うのはビール(酒)を飲むという意味にも係わらず誰一人としてビールを飲んではいない。う~ん、やっぱり日本語は難しいぞ。

今日の一枚は、我が家のアラカシの木の下で咲く二輪草。
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F1 2006年第4戦サン・マリノGPを振り返る

 サン・マリノGPの立役者はやはりミヒャエルであった。かのアイルトン・セナの持つ最多ポールポジション記録をお膝元のイモラ(正式にはAutodromo Internazionale “ENZO E DINO FERRARI”。 Autodromoはサーキット、Internazionaleはインターナショナル、“E”は英語のandだから、直訳すれば「エンッオとディノ・フェラーリ(夭折したエンッオの息子の名前。このサーキットの名前の他にDino246などにその名前を留める)国際サーキット」)で塗り替え、そして優勝。まさに王者復活のレースであった。

 と、書きたいところだが果たしで本当に「王者復活」のレースであったのか。今回のレースがイモラではなくもっと新しく、コース幅が広く抜く易いコースだったらどうだったのか。

 <サン・マリノGP決勝レースの結果>
 1位:ミヒャエル・シューマッハ / フェラーリ / Q1 / FL2 / BS
 2位:フェルナンド・アロンソ / ルノー/ Q5 / FL1 / MI
 3位:ファン-パブロ・モントーヤ/マクラーレン・メルセデセ / Q7 / FL4 / MI
 4位:フェリペ・マッサ フェラーリ/フェラーリ / Q4 / FL10 / BS
 5位:キミ・ライッコネン / マクラーレン・メルセデセ / Q8 / FL3 / MI
 6位:マーク・ウェーバー / ウイリアムズ・コスワース / Q10 / FL9 / MI
 7位:ジェンソン・バトン / ホンダ / Q2 / FL6 / MI
 8位:ジャン-カルロ・フィジケラ / ルノー / Q7 / FL / MI
 Qnは予選順位、FLnはレース中のファステストラップ順位
 BSはブリヂストン、MIはミシュラン。

 アロンソのファステストラップタイム1'24.569に対してミヒャエルのそれは僅かに及ばない1'24.624と僅差でしかない。しかしだ、レース中盤以降周毎にそのギャップを1秒以上も詰めてあっという間にミヒャエルの後ろにマシンをつけたアロンソ/ルノーの速さはいった何なのだ。このことを考えた時に、次戦以降も今回同様のレースが繰り広げられるとはとても思えないのである。

 ホンダの2台は、案の定と言うべきか予選の速さを決勝レースまで持ち込めない憾みをまたしても露呈してしまった。給油ホースを引きちぎるなどはもっての外だが、チーム運営・作戦面でも問題も山積とあっては、今シーズン中の優勝は難しいものと言わざるを得まい。

 マクラーレンのラップタイムは最速のアロンソからコンマ5秒遅れ。62周のレースでは30秒の差になるはずだから15秒、17秒遅れの3位、5位は賞賛に値すると言えなくもないが、この程度のリザルトでは本人は勿論ファンも満足は出来まい。

 トヨタは残念ながら前戦の表彰台がフロックであったこと自ら証明する結果となった。ウイリアムズとBMWはシーズン中盤以降を占う結果と言えようが、ウイリアムズはともかくとしてもBMWワークスがこの程度の成績では市販車の売り上げにも影響が出るか。

 次戦ヨーロッパGPは二週間後。ちなみに2004年のフロント・ローはミヒャエルと琢磨だ。乞うご期待!

今日の一枚は、躑躅(つつじ)。
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二輪草(にりんそう)

 コナラやクヌギが芽吹く頃の明るい雑木林の林床で愛らしい花を咲かせます。二輪寄り添うように花を着けることから二輪草。葉は食用になり美味しいです。おひたしにでもするのでしょうか。
スプリング・エフェメラル。それは春に先駆けて咲き木々が芽吹き緑濃くなったころにその姿を隠してしまうは愛らしい花たちのこと。二輪草もまたそんなスプリング・エフェメラルの一つです。

今日の一枚は、すみよしの森の二輪草。

 今日、恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しております。春色の森をぜひご覧ください。
恩田Now 
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F1 第4戦サン・マリノGP予選終了

 昨日のフリー走行2の結果から、今日もルノー/アロンソとミヒャエル/フェラーリがしのぎを削る予選を期待していたが、何とミヒャエルがポール・ポジション。その後ろに着けたのはバトン、バリチェロのホンダコンビだ。更にはミヒャエルの僚友マッサが続きアロンソはよもやの5番手。アロンソとミヒャエルの間を割ってライッコネンが滑り込み、決勝では三つ巴のレースを期待していたのだが、ライッコネンまさかの失速。

 <サン・マリノGP予選結果>
 1位:ミヒャエル・シューマッハ / フェラーリ / 1'22"795 BS
 2位:ジェンソン・バトン / ホンダ / 1'22"988 MI
 3位:ルーベンス・バリチェロ / ホンダ / 1'23"242 MI
 4位:フェリペ・マッサ フェラーリ フェラーリ / 1'23"702 BS
 5位:フェルナンド・アロンソ / ルノー / 1'23"709 MI
 6位:ラルフ・シューマッハ / トヨタ / 1'23"772 BS
 7位:ファン-パブロ・モントーヤ / マクラーレン / 1'24"021 24 MI
 8位:キミ・ライッコネン / マクラーレン / 1'24"158 MI

 今シーズン初めて2台揃って上位につけたホンダは3週間のハードワークが報われたということか。もっとも決勝ではトップについていけないレースを3回続けて見せつけられている。今回はいかに。2台揃って脱落のマクラーレンには何が起こったのか、あるいは何が足りなかったのか。もっとも最後尾からでも表彰台を狙えるライッコネンのことであるから、まだまだ期待を捨てるわけには行かない。

 トヨタ勢はラルフが6番手につけたもののヤルノは9番手に沈んだ。ウイリアムズの二人も10-13と生彩を欠く結果となったが、ワークスチームの開発テンポについていくのはやはり厳しいということなのか。それでもBMWの12-15の上を行くのはサー・フランク・ウイリアムズの意地だ。

 イモラで66回目のポール・ポジションを獲得したミヒャエルはついにアイルトン・セナのポール記録を更新し歴代単独トップに躍り出た。これでチャンピョン獲得回数、優勝回数、PP獲得回数のいずれも単独でトップをさらったことになる(はて、FLはどうであったか)。地元イモラでこの偉業を成し遂げたミヒャエルは2週間後のニュルブルクリンクで2007年続投を発表するのであろうか。

 さて、SAF1だが予定通り21-22番手で予選を終了。しかし、琢磨がミッドランドのアルバースに対してコンマ521まで詰め寄ったのは明るい材料だ。このタイム差ならば、スタートで前に出ればフィニッシュまで押さえ込むことも可能だろう。もうひとつ、井出のタイムが琢磨の1.5秒落ちに収まったのもよい材料と言える。だがしかし、ミヒャエルを、近くはニコを引き合いに出すまでもなく、優れたドライバーはF1ステップアップの緒戦からよいタイムを出すものなのだ。井出には厳しい言い方かもしれないが、慣れを必要とするドライバーは本来F1には必要ないのである。

 さて、明日の表彰台だが、高い所から順にミヒャエル、アロンソ、ライッコネンというのが郷秋<Gauche>の予想だが、これではさして面白いレース展開とはならないということになる。波乱を期待したいものである。
 
今日の一枚は、遅れて盛りを迎える八重桜。
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無理を承知で

 フリー走行2の結果から決勝レースの行方を占ってみよう。

 <サン・マリノGPフリー走行2の結果>
 1位:フェルナンド・アロンソ / ルノー / 1'25"043 MI
 2位:ミヒャエル・シューマッハ / フェラーリ / 1'25"371 BS
 3位:ロバート・クビカ / BMW / 1'25"421 MI
 4位:アンソニー・デビッドソン / ホンダ / 1'25"699 MI
 5位:フェリペ・マッサ フェラーリ フェラーリ / 1'25"699 BS
 6位:ジャン-カルロ・フィジケラ / ルノー / 1'25"991 MI
 7位:ヤルノ・トゥルーリ トヨタ / 1'26"029 BS
 8位:アレクサンダー・ブルツ / ウイリアムズ・コスワース / 1'26"328 BS

 ゲンのいいイモラでミヒャエルが飛ばしている。フリー1では残り5分というところで登場しあっさりとトップタイムを記録。フリー2ではアロンソにかわされはしたものの2番手タイムと地元で気をはいている。マッサも5番手とよく着いて行ってはいるが、いささか物足りないか。

 BMWのテストドライバー、クビカが3番手である。フリー1でも3番手タイムと好調を維持しているが肝心の本番担当ドライバーが10-15と沈んでいる。沈んでいると言えばモントーヤとライッコネンが9-12位、バトンとバリチェロが11-13位、ニコ・ロズベルクとマーク・ウェバーが17-19位、トゥルーリとラルフが7-22位。

 こうして見るとアロンソとミヒャエルだけが本気で速さを競い、他のドライバーは本番用セッティングを見つけることに専念しているかに見える。だとするとだ、アロンソとミヒャエルは既に本番用セッティング完了、決勝はこの二人の一騎打ちとなるのか。まてまて、予選でスーパーラップを決めるタイッコネンを加えた三つ巴の戦いにならなければつまらんぞ!

今日の一枚は、公孫樹(いちょう)の芽吹きを俯瞰した図。

[ 撮影:いつもの東京都下某所 ]
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F1 ヨーロッパ・ラウンド開幕

 F1 2006年シーズンもいよいよヨーロッパ・ラウンドに突入、タイトル争いに拍車がかかる。勿論これまでの3戦かノンタイトル戦であったりしたわけではないけれど、開幕間もないことから各チーム、マシン・ドライバーの勢力分布が判然としないこと、各チームのファクトリーから遠くはなれたアジア・オセアニア地区で行われるために遠征戦然としていることなどから、そのシーズンのタイトルの行方を占うのはやはりレースがヨーロッパに戻ってからとなる。

 地続きのヨーロッパ故に転戦には大型のトラックを改造したトランスポーターが用いられ、更にはホスピタリティのための豪華なモーターホーム、専属の調理人までをも引き連れての転戦となる。パドック裏にずらりと並んだトランスポーターや豪華なモーターホームを眺めるのもまたグランプリの楽しみに一つである。

 今年のグランプリ・カレンダーでは第3戦のオーストラリアGPからヨーロッパでの初戦となるサン・マリノGPまで3週間の間があったが、この間に各チームは緒戦での問題点を解決するためにテストを繰り返しサン・マリノGPに備えている。

 ルノーは更に回転数を上げたBスペックエンジンを投入する。ただし、アロンソはレギュレーションにより前戦と同一エンジンを使用しなければならないためにBスペックエンジンを使用できるのはフィジケラのみとなる。新エンジンを駆るフィジコ、今期2勝目となるか。

 ホンダもまたよりパワフルなエンジンを投入するが、ファイナル・ラップでブローするという屈辱的なレースとなったメルボルンの借りを返せるか。同時に新たな空力パッケージも導入、メルボルンで問題となったタイヤ温度の問題も解決済みと、予選のみならず決勝レースでのベスト・リザルトへの自信をのぞかせている。

 3戦終了時点でポイントランキング4位のミヒャエはと言えば「イモラで勝ってタイトル争いに加わりたい」との発言。裏を返せば今週末の248 F1に速さがなければ諦めるということか。2007年シーズンのフェラーリ残留さらにはライッコネンの加入が囁かれる時期だけにイモラでの結果に注目が集まる。

 ウイリアムズは、ウェーバーの母国GPでのリタイア原因となったギヤボックストラブルを解決してイモラに臨む。トヨタ/ラルフはオーストラリアGP表彰台の勢いをヨーロッパまで持ち込めるか。イモラはラルフF1初優勝の地だ。優勝のためには「何か」が足りないライッコネン/マクラーレンは果たして「何か」を克服できたか。

 さて、我らがSAF1。残念ながら今シーズンの実質的なテールエンダーたるミッドランドとの差を詰めることの出来ないままでヨーロッパ・ラウンドに突入である。それでも琢磨は走る。それでも私たちは声援を送る。頑張れ、琢磨!

 ところで、今日4月20日は“郷秋<Gauche>の独り言blog版”の1周年記念である。毎日毎日書き続けて365日。三日坊主の郷秋<Gauche>にしてはよくもまあ続いたものである。そしてそして何よりも、この1年間の得手勝手な独り言にお付き合いくださった皆さんにお礼を申し上げたい。ありがとうございました。そしてこれからもどうぞよろしく!

今日の一枚は、タンポポ。
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売れているらしい

 Nikonのデジタル方式一眼レフカメラ専用レンズ AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G が、結構な値段にも係わらず全世界的に売れに売れているらしい。

 どれ程売れているのかはわからないがNikonが自身のサイトで生産が需要に追いついていないことを詫びる社告をだしているくらいだからきっと売れているのだろう。

 Nikonのデジタル方式一眼レフ専用で焦点距離が18-200mmということはライカ版換算だと27-300mmに当たる。広角からもう一歩行けば超望遠と呼ばれる程の望遠まで、11.11倍という高倍率のズームレンズ、それもシャッター速度4段階分までの手振れを補正する機構(NikonではVRⅡと呼ぶ)が内臓されているとくれば、もう万能レンズである。

 200mm時にF5.6と若干暗いが、ボケを生かした写真を撮るための200mm F2.8という明るいレンズと比べればということであり、F5.6であっても実際には300mmで使えば撮像体がAPS-CサイズであるNikonのデジタル方式カメラでは、十分にボケる。その上最短撮影距離がズーム全域で50cmだから準マクロ領域までカバーしてくれる。

 より高度な愛好家には解像度がどうの歪曲収差どうの、色再現性がどうのという不満があるかも知れないが郷秋<Gauche>的にはまったく不満がない。このレンズを手に入れてから、通常の撮影にはマクロレンズを持っていくだけで他の交換レンズは不要となった(実際にはデイパックの中に300mm(ライカ版換算450mm)のレンズを忍ばせてはいるが)。

 以前は18-70mm(同27-105mm)と35-200mm(同42-300mm)のレンズをトッカエヒッカエしながら撮っていたけれど、デジタル一眼レフカメラ特有のローパスフィルターへの埃付着を考えるとやはりできるだけレンズ交換の回数は少なくしたいという心理が働き、35-200mmが常用となり余程のことがないと18-70mmに交換しないのが常態となっていた。

 そのためにどうしても変化に乏しい写真、ワンパターンの写真が増えてきて、いつまで経っても広角が上手く使えないという悪循環に陥っていたのである。そこに交換なしで18-200mm(27-300mm)を行ったり来たりできるレンズ登場ですから、これはもう郷秋<Gauche>としてはホント、嬉しかったですね。このレンズのお陰で3月以降の写真は随分と表現の幅が広がってきていると、自己満足しているわけであります。

 もうひとつこのレンズがありがたいのは三脚の出番が大幅に減ったこと。今でもデイパックにくくりつけて担いではいるけれど、出番は極端に少なくなっている。シャッター速度4段階分までの手振れを補正してくれるということは、つまり300mm、1/60秒でレリーズしてもブレナイということなんだから、まったくもって助かる。そろそろ三脚持参をやめようかとも考えているところだ。

 唯一の不満はVRをONにしているとバッテリーの消耗が更に早くなることかな。D200用のLi-ioバッテリーEN-EL3eはカタログ上では1,800コマ撮れることになっているけれど、実際には500枚程度。このバッテリー寿命が400枚程度と更に少なくなる。まっ、これでも郷秋<Gauche>のワンデイ撮影行のパターンでは十分ではあるし、実際にはマルチバッテリーパックにEN-EL3eを2本入れて、さらに単3 Li-ionのパックも用意しているから6GBのマイクロドライブがいっぱいになるくらいは十分撮れるから問題はない。

 そんなこんなでとにかく優れて使いでがあるレンズだから生産が追いつかないほどにみんなが欲しがるんだろう。こんなに売れるとはさしものNikonも考えていなかったのだろうから、文字通りの嬉しい悲鳴なんだろうな。

今日の一枚は、柿若葉。
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写真に「タイトル」は必要か

 果たして写真にタイトル、つまり「表題」は必要なのか。最初に申し上げておきたい。郷秋<Gauche>としての答えは「否」である。

 多くの場合、絵画や版画にはタイトルがつけられている。小説には勿論タイトルがつけられている。複数の小説を集めて一冊の本にした場合にはさらに総括的なタイトル、つまり書名がつけられる。詩にもタイトルが付けられている。日本伝統の短詩である短歌と俳句にはタイトルは付けられていない。ただし、幾つかの歌や句を集めた歌集や句集にはタイトルが付けられる。

 音楽には、タイトルが付く場合と付かない場合がある。大きな作品には通常タイトルは付けられずに弦楽四重奏曲第3番とか、ピアノ三重奏曲第1番といった作品の種別(ジャンル)を表す言葉と番号とでその作品を特定する場合が多い。「アメリカ」であるとか「街の歌」といったタイトルが付けられた作品もあるにはあるが、多くの場合、作曲者自身が付けたものではなく、後に「誰か」によって付けられたものである。

 同じ音楽でも小品にはタイトルが付けられる場合が多い。それも、例えば「夢のあとに」(Gabriel Urbain Faure: Apres un reve)、「愛の言葉」(Gaspar Cassado:Requiebros)のように、印象的なタイトルが付けられる。この場合のタイトルも後になって付けられることもあるが、フォーレの作品7-1と呼ばれることはなく、もっぱら「夢のあとに」と呼ばれる。

 さて、写真だ。芸術系の写真にはタイトルが付けられるが、報道(ジャーナリズム)系の写真にはタイトルがない場合が多い。芸術系の写真は単品で鑑賞に供される場合が多いが、報道(ジャーナリズム)系の写真の場合には記事あるいはキャプションと共に供される場合が多いことが関係しているのだろう。キャプションは長いタイトル、記事は写真の「長い長い」タイトルと言えるかもしれない。

 3~5枚程度の写真を合わせて一つの作品とする「組写真」の場合には、組写真としてのタイトルが付けられるが、一枚一枚の写真にはタイトルは付かない。この傾向は芸術系の写真、報道(ジャーナリズム)系の写真に共通する。

 もし小説にタイトルが付けられていなかったとしたら、その内容を知るための手がかりになるものがなかったとすれば、読むべき本を選ぶ時に読者が困る(ただし書籍流通のためにはISBNのコードがあればOK)。音楽の場合には、例えば「弦楽四重奏曲第15番 ニ短調」と、せめて演奏スタイル(ジャンル)を示す情報が付されていなければはやり、困る。短歌や俳句は数秒で読み内容を知ることが可能だからタイトルが不要なのであろう。絵画や版画には、一目で何が描かれているのかが解る(抽象画の場合は?)のにも係わらずタイトルが付されている。

 再び写真。勿論(普通は)一目で何が写っているのかがわかる。ここに一枚の有名な写真がある。絶望の表情、救いを求める眼差し、何から逃れどこに行こうとしているのかさえわからず、すべての感情を失いただ空をさまよう視線。見るものに語りかけてくる写真だ。写真のその奥にある視線が語りかけてくる。そしてその写真に付されたタイトルを、さらにキャプションを読むことで私たちはその写真が持つ本当に意味を知ることになる。

 この場合、重要なのはキャプションである。タイトルはそのキャプションの短縮形である。何のキャプションもなしに見るものにすべてを理解させ納得させることのできる写真こそが優れた写真である。何千文字、何万文字の解説よりも優れてその事物を語る。

 極めて優れた写真にはタイトルもキャプションも必要ないのである。しかし、タイトルがあれば、キャプションがあれば更に良く理解することができる程度に優れた写真もある。そんな写真と比べることさえもおこがましいが、郷秋<Gauche>が撮る写真にはタイトルどころかキャプションや解説が必要なものがなんと多いことか。自らが語りかけるような写真を、そこにあるだけで自らがその存在を主張するような、そんな写真を早く撮れるようになりたいものである。


 今日の一枚は、うぅ~ん、やっぱりキャプションが必要な一枚。これまでに何度も登場しているなるせの森の尾根道。春の尾根道。
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何を書くか、何を撮るか

 文章の書き方を学ぶ教室が中高年層の男性の人気を集めているのだという。定年を控えた「団塊の世代」を中心に、「人生を振り返り、形に残したい」と、書くことで“自分探し”を試みるのだという。「徹底的な討論で、文章の基本的技術やテーマの見つけ方などが身につく」と好評らしい(詳しくはこちらを参照いただきたい)。

 なんだかなぁ・・・。文章の基本的技術というのは、テクニック(=技術)の問題だな。テクニックは習うも良し、自分で見つけるのも良しだ。自己満足に陥ることなく正しく、的確に相手に伝えるための文章術は、誰かに習うほうがいいかも知れない。でもさ、「テーマの見つけ方などが身につく」ってどういうことよ。

 「テーマの見つけ方が身につく」ということは、「何を書いたらよいのかを見つける力が付く」ということでしょう。習わないと自分が何を書いたらいいのか解らないって、なんだかとっても不思議。書きことがあるけれど、どうかいていいのか解らない、というのはテクニックの問題だ。テクニックは習えばそれなりに身につく。テクニックが身につけば、書きたいことが書けるようになる。

 でもだ、「何を書いたらよいのかを見つける力が付く」って、習うと身につくのか?書きたいけれど、書きたいことが見つからないっていうのが解らないな。

 同じような話が写真の世界にもある。定年後に比較的気軽に始められる趣味として、写真というものがあるらしい。例えばNikonのF6を買った。例えばNikonのD2Xを買った。レンズだって20万円くらいするようなF2.8の明るいズームを広角系、標準系、望遠系と揃えた。100万円コースだ。でも何を撮ればいいのか、自分の撮りたいものが見つからないって、良く聞く話だけれど、なんだかなぁ・・・。

 ごめんなさい。お前の書く文章の意味が解らんぞとか、お前の撮った写真は何を言いたいのかわからんぞとかいうコメントはどうぞお控えくださいな。郷秋<Gauche>の独り言は誰に憚ることなく勝手気ままに、好き勝手に書き散らしてストレスを発散するための場所ですから。

今日の一枚は、新緑のなるせの森
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ゆっくり曜日

 4月の半分が終った。
 目を覚ました時間によって予定を考えようと、昨晩は久しぶりに目覚まし時計をセットせずに寝た。結果は・・・、目を覚ましたのが11時。自分ではそれ程意識してがいなかったけれど、4月からの新しい仕事による疲れが思いのほか溜まっていたようである。予定していた外出は当然キャンセル。でも身体が睡眠を求めていたのだから仕方がない。

 シャワーを浴びてゆっくり昼食をとる。出かけないとなると夕方までには結構まとまった時間がある。平日にはなかなか取り掛かれないWebの仕事に2時間半程集中してから庭にでる。森の春色が週ごとに濃くなっていく様子は見ているが、気が付けば我が家の庭もすっかり春色になっていた。

 狭い庭には不釣合いな楠は葉の入れ替わりの季節を迎え、芝生の上に大量の葉を落としてる。代わって芽生えた葉は赤く普段の濃い緑の楠の木とは違った風情だ。その隣のエゴノキも可愛らしい若葉を出し始めた。門柱の両側の亜米利加山法師が紅白の花を開き始めた。和室の前の(本物の)山法師も若緑の葉を出し始め、その下では今年も二輪草が愛らしい花を咲かせた。

 芝生も随分と青味が増してきたけれど、それ以上に目立つのが雑草。ピンセットを片手に雑草を抜くことしばし。ようやく南側と駐車場部分の雑草を抜いたところで日没、ゲームセット。しばしベッドで腰をのばしながら新聞を読む。たっぷり寝たはずなのに気がつくと時計の針が30分ほど進んでいたのに驚く。

 そしてビール。何もしない一日ではあったけれど、締めくくる冷たいビールはやっぱり美味しいものだ。

今日の一枚はチューリップ。
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