仙石原湿性花園シリーズ(その九。さすがに最終回)

 今日は仙石原湿性花園シリーズ最終回、山鳥兜(やまとりかぶと。キンポウゲ科トリカブト属)。強い毒性を持つことで有名な鳥兜です。

 鳥兜と聞くと、60 代以上の方は1986年に発生した「トリカブト保険金殺人事件」を思い出されるのではないでしょうか。この事件によって鳥兜毒が世間に広く認知されたように記憶しております。

 その強い毒性を別としても独特の形をした濃紫色の花は一度目にするともう忘れることのできない独特の存在感を持った鳥兜です。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは9月19日に撮影した初秋の森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。

https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/38dd0d9894787fe7ab71defe6fa0e39d

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#箱根仙石原 #湿性花園 #トリカブト #鳥兜 #キンポウゲ科トリカブト属

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

晒菜升麻

 尚又続く仙石原湿性花園シリーズ(その八)。
 今日は、晒菜升麻(さらしなしょうま。キンポウゲ科サラシナショウマ属)。時に「更級・更科」の表記も見受けますが、山菜として若芽を茹でて水に晒してから食したことからの命名ですので「晒菜」が正解。

 升麻(しょうま)はサラシナショウマ属の植物の根茎を掘り上げて天日で乾燥させた生薬のとこで、発汗、解熱、解毒、胃液・腸液の分泌を促して胃炎、腸炎、消化不良に効果と云う。

 試験管洗いのブラシのような花姿は遠目には上溝桜(うわみずざくら)の花のようでもあるが、こちらは草本で落葉樹の林床でひっそりと咲いている。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは9月19日に撮影した初秋の森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。

https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/38dd0d9894787fe7ab71defe6fa0e39d

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#箱根仙石原 #湿性花園 #サラシナショウマ #晒菜升麻 #キンポウゲ科

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

沢桔梗


 それでも続く仙石原湿性花園シリーズ(数えてみたら「その七」です)。
 今日は、沢桔梗(さわぎきょう。キキョウ科ミゾカクシ属)。知らない植物の情報はWikipedia他で調べるのですが、何故か沢桔梗の情報は少ない。少ない情報の中で「美しい山野草であるが、全体に毒性の強いアルカロイドを持つ有毒植物としても知られる」と云う記載はいかにも特徴的で記憶に残る。美しい花には棘がある。目に見える棘ならまだ防ぎようもあるけれど見えない、棘ならぬ毒は防ぎようがありません。一つの典型的な教訓。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは9月19日に撮影した初秋の森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。

https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/38dd0d9894787fe7ab71defe6fa0e39d

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#箱根仙石原 #湿性花園 #沢桔梗 #サワギキョウ #キキョウ科ミゾカクシ属

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

溝蕎麦

 しつこく続く仙石原湿性花園シリーズ。今日は、溝蕎麦(みぞそば)。三日前にご覧いただいた桜蓼とは近縁で花も良く似ていますが桜蓼と違うのは、溝蕎麦は仙石原湿性花園まで行かずとも近くの用水路、小川や雨の時にだけ川となる「溝」など湿気のある場所であればそこいら中で生えて咲いていること。

 互生した葉が牛の額の形に似ていることから別名「牛の額(ひたい)」、小さな蕾が集まっている様子から「金平糖花」(姫蔓蕎麦もそのように呼ばれることがある)の別名もあります。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは9月19日に撮影した初秋の森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。

https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/38dd0d9894787fe7ab71defe6fa0e39d

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#箱根仙石原 #湿性花園 #溝蕎麦 #みぞそば #ミゾソバ #タデ科タデ属

 

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

浅間風露

 まだまだ続く仙石原湿性花園シリーズ。今日は、浅間風露(あさまふうろ)。最初に見つけた時に「現の証拠か?」と思ったのですが、花が大きいし、赤花だし・・・、と思って調べてみたら、同じフウロ科フウロ属の浅間風露(あさまふうろ)のようでした。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは9月19日に撮影した初秋の森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。

https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/38dd0d9894787fe7ab71defe6fa0e39d

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#箱根仙石原 #湿性花園 #浅間風露 #フウロ科フウロ属

 

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

曙草

 一昨日、昨日に続いて今日も箱根湿性花園で撮った写真をご覧いただきます。今日は、曙草(あけぼのそう)です。

 観るのも聞くのも初めての曙草でしたので調べてみました。
 リンドウ科センブリ属。中国、朝鮮半島と日本の温帯から暖帯にかけて分布。日本では北海道、本州、四国、九州の山地のやや湿り気のある場所や木陰に生育する。
 花弁が4-5枚あるように見えるが、花冠基部で合着している合弁花。花弁状の裂片には直径1.5 mmの黄緑色の蜜腺溝が2個あり、蜜腺溝の先に濃緑色の斑点が多数ある。「曙草」の名は、この斑点を夜明けの星空に見立てたことによる(以上、Wikipediaによる)

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは9月19日に撮影した初秋の森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。

https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/38dd0d9894787fe7ab71defe6fa0e39d

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#箱根仙石原 #湿性花園 #曙草 #リンドウ科センブリ属

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

桜蓼



 昨日に続いて箱根湿性花園で撮った写真です。今日は、桜蓼(さくらたで)。タデ科イヌタデ科ですので、まさに「蓼食う虫も好き好き」の蓼なのですが、この反則的な愛らしさは一体何なのでしょうか。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは9月19日に撮影した初秋の森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。

https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/38dd0d9894787fe7ab71defe6fa0e39d

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#箱根仙石原 #湿性花園 #桜蓼

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

松虫草

 昨日、箱根湿性花園で撮った松虫草(マツムシソウ科マツムシソウ属)。毎年信州車山高原〜霧ヶ峰辺りで見ておりましたので高山植物かと思っておりましたが、調べてみると必ずしもそうではないようです。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは9月19日に撮影した初秋の森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。

https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/38dd0d9894787fe7ab71defe6fa0e39d

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#箱根仙石原 #湿性花園 #松虫草

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

箱根仙石原湿性花園


 十か月振りの遠出。コロナワクチンの接種も済んだし、感染者数も減少しているし、県内(横浜市民は神奈川県民でもあるので)だし、平日だし、日帰り(泊まってもダイニングでは飲めない)だしと云うことでホント、久し振りの遠出となりました。昨年八月末にも訪れた湿性花園。八月末にはまだ夏の花が咲いていたのに、ひと月季節が進むとこんなに違うものかと驚くほどの季節の進みようでした。

 ご覧いただいている一枚の向こうの山裾で光っているのが仙石原すすき草原。手前の青い花は(多分)沢桔梗(さわぎきょう。キキョウ科ミゾカクシ属)。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは9月19日に撮影した初秋の森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。

https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/38dd0d9894787fe7ab71defe6fa0e39d

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#箱根仙石原 #湿性花園 #沢桔梗 #すすき草原

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

花水木の紅葉と果実

 自宅の門柱の両側に植えた紅白の花水木の紅葉が始まり、時を同じくして赤い実が目を楽しませてくれております。近縁の山法師の果実は生でも美味しくジャムにもなると聞きますが、花水木の果実は残念ながら人間には不味くて食べられたものではないとのことです。もっぱら初冬の小鳥たちの食料となります。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは9月19日に撮影した初秋の森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。

https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/38dd0d9894787fe7ab71defe6fa0e39d

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#花水木 #ハナミズキ #果実 #着果 #アメリカヤマボウ

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

続、彼岸花

 刈り取り前の稲田をバックにした彼岸花。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは9月19日に撮影した初秋の森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。

https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/38dd0d9894787fe7ab71defe6fa0e39d

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#彼岸花 #曼珠沙華

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

彼岸花

 竹林をバックにして一輪だけ、凛として咲いていた彼岸花。

横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは9月5日に撮影した初秋の森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。

https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/38dd0d9894787fe7ab71defe6fa0e39d

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#彼岸花 #曼珠沙華

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

庭の杜鵑草

 庭でホトトギスが鳴いているわけではありません。週末散歩の折に前を通る、今時珍しい純日本風家屋の玄関先で咲いていた杜鵑草です。山路で咲いているものも良いですが、和風のお庭に杜鵑草が映えますね。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは9月5日に撮影した初秋の森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。

https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/38dd0d9894787fe7ab71defe6fa0e39d

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#ホトトギス #杜鵑草 #和風庭園

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

「オリンピックを止めませんか」と柘榴

 このblogのアクセス解析画面を見ていて、二つの記事へのアクセスが多くなっていることに気づきました。その記事とは次の二つ。

【この際、オリンピックを止めませんか】
https://blog.goo.ne.jp/gauche7/e/ad689a8825faf37577f8630bf561ff54
【1964年東京オリンピックの功罪】
https://blog.goo.ne.jp/gauche7/e/88372b5207f5ecbf458653b23edc5c87

 ちょうど6年前の9月1日と2日に書いた記事ですが、そこに書かれていたのはまさに今年の夏に行われたオリンピックとパラリンピックが開催されていた期間にずっと感じていたこと、そのものでした。

 「東日本大震災からの復興を記念するオリンピック」は、いつの間にか「人類が新型コロナに打ち勝った証としてのオリンピック」にとすり替えられてしまいましたが、皮肉なことにそのオリンピックとパラリンピックに現を抜かしている間に日本国内では新型コロナ感染が爆発的に拡大し医療は逼迫、尊い人命が数多奪われました。

 国は、国民には不要不急の外出は自粛しろ、大勢での集まりはするなと云いながら、一方では世界最大規模のイベント実施に突っ走った。云わばアクセルとブレーキを同時に踏むような施策によって、多くの国民のコロナに対する警戒心が緩んだのです。

 オリンピック・パラリンピックに参加し競技に尽くした選手には何の責任もありません。それぞれの競技が行われ、そこに尊く感動的なドラマが繰り広げられたことは事実です。ですが、祭りの後に何が残るのでしょうか。

 1964年東京オリンピックの功罪については上記のblog書いてありますので繰り返しませんが、2020+1東京オリンピックが残すのは、6年前には2兆円と云われていたはずの開催経費が今や4兆円とも云われる大きな借金、そして今後数十年に渡り続く施設の多額の維持費、そして「あの時オリンピックを断念しコロナ対策に専念していれば」と云う後悔の念だけなのではないかと思えてならないのです。

 と云うわけで、例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、実りの時を迎えた柘榴。暑い時期にたくさんの花が咲くのに、結実するのはほんのわずかです。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは9月5日に撮影した初秋の森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。

https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/38dd0d9894787fe7ab71defe6fa0e39d

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#オリンピック開催の功罪 #ザクロ #1964年東京オリンピック #2020東京オリンピック

コメント ( 0 ) | Trackback (  )

白花曼珠沙華

 「しろばなまんじゅしゃげ」と読みます。曼珠沙華は彼岸花のたくさんある別名の中でも最も知られたもの一つですので「白花の彼岸花」と思われるかも知れませんが彼岸花とは別種(よく見ると花弁の幅がやや広く反り返りが少ない)で、鍾馗水仙(しょうきずいせん)と彼岸花が自然交配したものだと云われております。

 しかしですよ、彼岸花は三倍体なので不稔性、つまり種ができないはず(三倍体については実はよく理解しておらず、丸暗記)。だから彼岸花と鍾馗水仙が自然交配するはずがない。中国には二倍体で結実する彼岸花があるので中国からもたらされた説や、赤い彼岸花の突然変異である説など、諸説があるようです。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは9月5日に撮影した初秋の森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。

https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/38dd0d9894787fe7ab71defe6fa0e39d

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#シロバナマンジュシャゲ #白花曼珠沙華 #ショウキズイセン #鍾馗水仙

コメント ( 0 ) | Trackback (  )
« 前ページ