福島のこどもをまもりたい 春休み、まったりキャンプ

 水曜日から始まっていたつちのこ母ちゃんず「春休み、まったりキャンプ」でしたが、郷秋<Gauche>はようやく今日、「写真屋さん」ボランティアをしに行くことができました。

 町田市民の間では「町田のチベット」と呼ばれている大地沢にある町田市立青少年センターで行われています。郷秋<Gauche>は相模原に住んでいたことに何度か行ったことがあり、なんとなく近い場所のイメージでいたのですが、それは相模原に住んでいたからで、青葉区からはたっぷり一時間の距離でした。でも、これが「東京か!」(ちなみに、良く間違われるようですが、町田市は神奈川県ではなく東京都です)と思う程の(良い意味で)田舎。のんびりまったりするには最高の場所ですね。

 昨日は好天に恵まれたようでしたが、今日は前線通過の生憎の天気で、子どもたちが楽しみにしている外遊びが出来ずに屋内で風船やドミノ、工作などを楽しむ一日となりました。大地沢の自然の中で遊ぶ子どもたちを撮ってあげたいと思っていたのでしたので、今日の天気は郷秋<Gauche>にとっても残念な事でしたので、好天が予想される明日も出かけることにしました。従いまして恩田の森Nowの更新はお休みとさせて頂きます。

つちのこ母ちゃんず  福島のこどもをまもりたいのblog
 肖像権等の関係から、郷秋<Gauche>が撮影した写真はWeb等で公開しない約束となっていますが、「つちのこの母ちゃん」が撮影したキャンプの様子をご覧いただくことが出来ます。

 つちのこの母ちゃんずの「福島の子どもをまもりたい」活動に賛同くださる方に。支援金募集についてはこちらのページに書かれております。今後もキャンプを継続して実施の意向を持っておりますので末長いご支援をお願いいたします。

郷秋<Gauche>が書いた「福島の子どもをまもりたい」の記事

蛇足:「母ちゃんず」って、どんなアマゾネス集団かと、実は恐々出かけた郷秋<Gauche>でありましたが、実に素敵なお母様方でした。「つちのこママス(&パパス)」とか「つちのこ母さんず」への改名を、郷秋<Gauche>は勧めたいと思います。って、恐くて直接は云えそうにありませんが(^^;


 今日の一枚は、大地沢の森で雨に濡れながらも咲いていた油瀝青(あぶらちゃん。かつて、実を絞って灯油とした事からの命名)。

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ご理解、ご協力をお願いいたします

 とある組織のとある月刊機関誌に、巷で多用されている妙な日本語を紹介し解説する「なるほど!日本語」と題するページがあった。「~でよろしかったでしょうか」などと云う「コンビニ敬語」と呼ばれる言葉などが紹介されていて、面白く読んだのだが、一つ郷秋<Gauche>には理解できないことがあった。

 筆者は、電車が遅れている時の車内での「ただいま電車が遅れております。みなさまのご理解、ご協力をお願いいたします」と云うアナウンスに対して、「ご理解」は出来るが、いったい何に「ご協力」すれば良いのか理解できないと書いているのだが、郷秋<Gauche>には、「いったい何に協力すれば良いのか判らない」と云うのが判らない。答えは至って簡単ではないのか。

 協力して欲しいのは、電車が遅れたことで「私(車掌)を責めるな。ましてや暴力を振ったりするな。暴動を起こしたりせず、じっと我慢して乗っていろ」と云う事である。我慢強く紳士淑女な多くの日本人は、諦め、じっと耐えているのだが、時に駅員が暴力を振われたりした事件が報道されるから、そういうことにならないように、あらかじめ自制の要請をしているんだと、郷秋<Gauche>は思うぞ。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、東京都下某所で発見した甘菜(あまな)の大群生地で撮ったもの。群生しているのかどうか、この写真からでは判らんではないかと云う突っ込みは無しにしてね(^^;
 ところで「甘菜」ということは食べて甘いと云う事だと思うのだが、いったいどの部分を食べるのだろうか。

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推奨レンズ(D800/D800Eテクニカルガイド)

 昨日、Nikon(ニコン)がD800とD800EのためにTechnical Guide(Click here)を用意していることを書いた。このテクニカルガイドはニコンのすべてのカメラに用意されている訳では無い。現在ニコンが日本国内で販売しているDSLR(デジタル方式一眼レフ)はD4、D3X、D800/D800E、D7000、D5100、D3100の6機種だが、テクニカルガイドが用意されているのはD800/D800Eのみである。

 このテクニカルガイドには、通常のカタログや取扱説明書には掲載されていない撮影上の注意事項が載っている。勿論D800/D800Eは初めてDSLRを手にする方が購入するカメラではないから、その注意すべき事項のレベルは高い。「この程度の事は知っていますよね。でもなかなか上手くいかないでしょね。そんな時にはこうすると良いのです」と云う内容である。

 それ程までにニコンのD800/D800Eに対する思い入れが強いと云う事なのであるが、物事には常に表と裏がある訳で、裏を除いてみればこう云う事である。

 いい加減な撮り方をされて「D800/D800E、3600万画素とかローパスフィルタ―効果をキャンセルした高い解像感とか云うけれど、こんなものか」と思われたくないのである。既に三回にわたったD800ファーストインプレッションに書いているので繰り返さないが、フィルム時代の古いレンズを使ったり、微細な手振れとピンボケにより解像感の悪化した写真で「D800/D800Eも大したことはない」と云う評価が下されることを、ニコンは避けたいのである。

 その証拠に、より高い解像感を得られるD800Eに至っては、このようなレンズを使って欲しいと云う推奨レンズが、テクニカルガイドに掲載されているのである。

AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8 G ED
AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8 G ED
AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8 G ED VRII
AF-S NIKKOR 16-35mm F4 G ED VR
AF-S NIKKOR 24-120mm F4 G ED VR
AF-S NIKKOR 200-400mm F4 G ED VRII
AF-S NIKKOR 24mm F1.4 G ED
AF-S NIKKOR 35mm F1.4 G
AF-S NIKKOR 85mm F1.4 G
AF-S NIKKOR 200mm F2 G ED VRII
AF-S NIKKOR 300mm F2.8 G ED VRII
AF-S NIKKOR 400mm F2.8 G ED VR
AF-S NIKKOR 500mm F4 G ED VR
AF-S NIKKOR 600mm F4 G ED VR
AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8 G ED
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8 G IF-ED

 要するにナノクリスタルコートが施された、最新かつ高価なレンズを使って欲しいと云う事なのだ。これも裏を返せば、これ以外の「安い」レンズを使って「D800Eも大したことがない」などとは云うなと云う事なのである。

 ニコンの気持ちは判らないでもないけれど、特殊な用途に使われる200~600mmは別としても、開放F値1.4の単焦点、ズームレンズでもF2.8もしくはF4通しのレンズを揃えられる人は、プロでも多くはないんじゃないかなと思うし、郷秋などはD800ボディを買うのが精いっぱいで、レンズはAF-S でも古いDタイプやサードパーティーのこれまたDタイプのマクロレンズ等を使わざるを得ない状態なのである。

 しかしだ、この推奨レンズ一覧のページには「D800Eをお使いになる方のために」と書かれているのが実に重要なポイントなんだな。つまり、大伸ばしされる可能性があるスタジオカメラとして使われる可能性の高いD800Eには最高級レンズを使ってもらい、D800Eが、数百万円もする既存の中判デジタルカメラ(デジタルバック)と伍する高画質なカメラであることを知らしめて欲しい、D800を使うアマチュアは、まっ、適当にやってくれと云う事だな。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、すみよしの森の畑の隅でひっそりと咲く紅梅。

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三脚が必須(D800ファーストインプレッション3)

 サードインプレッションではなくて、ファーストインプレッションの続きの続き、第三回目にして最終回である。

 昨日、D300では問題とならなかった(露呈しなかった)僅かな手ブレも判ってしまう程D800(取り分けEモデル)は高解像であると書いた。手ブレを起こさないための最も簡単な方法は、今ではVR(Vibration Reduction、ニコンの場合。キヤノンはIS(Image Stabilizerなどメーカーによって呼称は異なるが、レンズもしくはカメラボディ本体に組み込まれた手振れを補正する機構)付のレンズを使うことだが、これとても完璧ではなく、古典的ながら(しっかりした)三脚を使用するのが最も確実な方法であるのは事実。

 Nikon(ニコン)ではD800とD800EのためにTechnical Guide(Click here)を用意しているのだが、その中で静止物、つまり風景や草花、「物」を取る時には三脚を使うことを推奨している。更に完璧を期すならば、ピントと露出をセットした後に「ミラーアップ」して撮影すると云うのが一眼レフの上級テクニックであったのは昔の話で、デジタル時代の今は「静止画ライブビューモード」での撮影が推奨されている(Technical Guide p.6)。

 D800のカタログにも掲載されている、シャッタースピード1秒で撮影されたフランス国会図書館内部の写真で解説されているのだが、ライブビューモードを使用していなかった時の作例の一部を拡大した画像を見ると、建物内部の柱や並んでいる書籍のエッジが確かに甘くなっている。一つ一つの撮像素子(画素)がこれまで以上に小さくなっていることから、μm単位の微細なブレまで記録されてしまうと云う事なのだろう。

 三脚を使ってライブビューモードで撮影すればまずは完璧と云う事なのだが、そう云う撮影スタイルが可能なシチュエーションと云うのは限られるが、フィルムを使うカメラで云えば「四の五」(「しのご」と読むみ、4インチ×5インチのシートフィルムを使うカメラのこと)やブローニーと呼ばれるロールフィルムを使う6×9、6×7、6×6、6×4.5等「中判」と呼ばれるカメラと同じ撮影スタイルがD800には求められると云う事だな。

 でも、これは郷秋<Gauche>には実に難しい。だってそうだろう。郷秋<Gauche>のスタイルは、毎週末近所の里山を、時に藪漕ぎをしながら10km程歩きながら200カット程撮影して来ると云うもの。肩にかけたカメラの他に広角ズームレンズとマクロレンズと一脚、更には飲み物と昼食、超小型とは云え湯沸し用コンロを加えると総重量6~7kg程を自力で担ぎながら、歩きながらの撮影である。一脚に替えて三脚持参となると総重量は10kgに近くなることだろう。無理である。

 そうは云ってもD800を使い続ける、D800の性能を使い切るためには、何がしかの対策が必要になることは云うまでもない。まずは一脚の利用促進と、手ブレを起こさない撮影スタイル(ポーズ)の徹底。多額の費用がかかるのですぐには無理としても、VR付の広角レンズとマクロレンズの導入は今後の課題となるな。やれやれ。

 なお、先にご紹介したD800とD800EのためのTechnical Guideは、静止物及びポートレート撮影時のテクニックを判り易く説明している。また、高い解像感を得るためのテクニック、モアレと偽色、回折現象と云った、ちょっと判りにくい部分についても解説されているので、D800/D800Eユーザー及び予備軍のみならず、写真を趣味とするすべてのデジタルカメラユーザーに一読される事をお勧めする。(Click here


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、小さな石仏を収めるためにコンクリートブロック数個で作られた小さな祠。いつも花が絶えない祠の前に更に枝垂れ梅が、文字通り花が添えていました。

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1/250秒の手振れ(D800ファーストインプレッション2)

 考えてもみれば、「ファーストインプレッション「『2』」はないだろうと、書いた本人でさえ思うけれど、一昨日の続きと云う事でご容赦頂きたい。

 一昨日にはゴタゴタと書いたけれど、要するに云いたかったことは、ピントが合っていないことがすぐにばれてしまうD800だと云う事である。被写界深度の事を「ピントの合う範囲」と云う事が多いけれど、合っているのは実は一点だけで、その前後は合っているように見えているだけ。3600万画素のD800では、一見ピントが合っているように見える、本当の合焦ポインの前後も、実はピントを外していると云うことがわかってしまうのである。

 同じことが「手振れ」でも云えるD800である。通常はレンズの焦点距離分の1秒以上ならブレることは少ない、逆に云えば焦点距離分の1秒以下の時には手振れに注意することと云われているが、3600万画素のイメージセンサーともなると、ホンの僅かな、取るに足らないブレまでもを正確に記録してしまうのである。日曜日に、1/250秒で撮った写真がブレていた。

 六切りくらいのプリントだと気が付かないかも知れないが、モニターで拡大してみると、どこにもピントの合っていない画像が多数あることに愕然とする。要するに手振れを起こしているのである。レンズの焦点距離は(ズームレンズの)50mm。これまでの経験からすれば、1/50秒なら5枚に3枚はOK、1/125秒ならまずブレないし、1/250秒なら手振れに関する心配をまったくする必要がないはずだったのに、ブレていた。500mmの超望遠レンズではない。50mm、1/250秒、しかもVR付のレンズなのに、である。

 郷秋<Gauche>はちょっと(実はかなり)ショックだった。フルサイズ50mmの予想以上に浅かった被写界深度によるピンボケだけではなく1/250秒での手振れが重なり、なんとも締まりのないカットのオンパレードだったのである。1200万画素、APS-SサイズのイメージセンサーのD300ではそんな問題はほとんど起こらなかった(正確には露呈しなかった)のに、D800にスイッチした途端の体たらく。まったくトホホな状況なのであるが、それほどまでにD800の描写(解像)性能が高いと云う事なのだ。

 レンズの光学性能も確実に記録するD800の3600万画素イメージセンサーは、レンズの性能だけではなく、おおよそF11以上で目に付きだす「回折現象」による解像度の低下も、手に取るよう記録する(特に『Eモデル』)。先に50mmレンズの被写界深度が思いのほか浅いことを書いたが、だからと云って絞り過ぎると今度は回折現象による画質低下を招くことになる。レンズ(焦点距離)の選択、手ブレしないシャッター速度と回折現象の影響が出ない絞りの範囲を考えると、時に実に難しい選択を迫られることになるD800なのである。手強いぞ、D800。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、満開の時を迎えた恩田の森の白梅。

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マレーシアGP終了 ~少しだけ見えてきた2012年の勢力図~

 既に承知の通りの結果であるから、これを繰り返すことはしない。
 しかし、まったく驚きの展開と結果となった2012年F1第2戦マレーシアGPであるが、まっ、これもレース。レースには「たら」も「れば」もない。結果がすべてなのである。しかしだ、シーズン序盤で天候による荒れたレースを用意してくれるとは、神様もなかなかモータースポーツに対する造詣が深いようである。

 当たり前の話だが、ドライ状態のコースを走れば、マシンとドライバーの性能と技量はすぐに見極めが付く。また、ウエットになったとしても、同じコンディションが続けば、マシンの性能差はほとんどと云って良い程に帳消しとなり、ドライバーの技量があからさまになる。非力なマシンの弱小チームからF1にデビューした若いドライバーが、次のステップへのチケットを掴み取るのはこういうレースにおいてである。非力なトルーマンを駆りながら、己の技量を最大限に見せつけた、故アイルトン・セナの例を出すまでの事もないだろう。

 そう云う意味では、今回のセルジオ・ペレスの2位表彰台を過大評価するべきではない。雨の降り方と止み方、それとペレスのタイヤ交換のタイミングが、たまたまどんピシャリトと合っただけの事である。レースの間中、同じペースで雨が降り続けていたとしたら、ペレスの2位表彰台は無かったのである。

 しかしだ、一つだけ確実なのは、同じフェーラーリエンジンを積むフェラーリF2012とザウバーC31の性能がほぼ同じか、C31に若干のアドバンテージがあると云う事。先に同じフェーラーリエンジンとは書いたが、厳密に云えば、ザウバーに供給されるフェラーリ056エンジンはカスタマー仕様だから、F2012に積まれる056よりも若干パワーが落ちるはず。それなのに同等以上の速さを示したと云う事は、C31が速いのではなく、F2012が遅い、駄作だと云う事である。

 そんなF2012を駆っても、名手アロンソは次々にツキを我が物とし、追いすがる若いペレスにプレッシャーをかけ続け、追撃を振り切り、初戦の結果からは不可能とも思われた表彰台、しかも一番高い所をものにしたのである。さすがアロンソ、あっぱれアロンソである。

 キミ・ライッコネン(フィンランド人の知人が「ライコネン」ではなく「ライッコネン」だと教えてくれたたことから、郷秋<Gauche>は以前から「ライッコネン」と表記している)は、5グリッド降格の10番手からのスタートではあったが、一昨日書いた通り表彰台のすぐ下、5位でフィニッシュしている。今年のルノーのマシンは良くできているようだ。そのロータスE-20をキミがドライブするのだから遅い訳がない。

 僅か2戦を終えたところでの判定は少々強引な気もするけれど、2012年の各チームのマシンの出来具合は次の通りだと、郷秋<Gauche>は考えている。

マクラーレン > メルセデス >= ルノー = レッドブル > フェラーリ = ウィリアムズ = ザウバー > フォースインディア

 断っておくが、これはあくまでも現時点での勢力順である。つまりだ、潤沢な資金を持つチームはシーズン中であってもマシンの開発が進む。例えばレッドブルは、序盤戦は苦しむが、その内にマシンの開発が進み本来の力を発揮するようになる。

 フェラーリは、豊富な資金に物を云わせても、素性の悪いF2012はいかんともしがたく、シーズンを通して雨のレース以外では中団に沈む。資金の乏しいウィリアムズとザウバーは開発が進まず中団から脱落。替わって(何故か)資金豊富なフォースインディアが三強の次を狙いに来る。

 とまぁ、これが郷秋<Gauche>の読みであるが「当たるも八卦、当たらぬも八卦」。勝手に予想して2012年F1を大いに楽しもうではありませんか(^^)


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は「梅、寸景」。首都圏では、梅の見頃もそろそろお終いだが、今シーズンに撮った梅を数日(分、あればの話だが)続けてご覧いただく予定である。

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50mmの被写界深度(D800ファーストインプレッション)

 今日、郷秋<Gauche>のNikon(ニコン)D800が実践デビューした。以下、使ってみての印象だが、屋外での風景及び草花の撮影、しかもカメラのテストを意識した訳ではなく、いつも通り、週に一度の撮影を、これまでのD300ではなくD800でしただけなので、厳密な意味でのレポートではないことを前提にお読み頂きたい。作例と云う程のものではないけれど、今日撮ったものはこちらでご覧くださいな。

  撮影に用いたD800にはマルチパワーバッテリーパックMB-D12を装着。レンズはAF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR。広角ズームとしてはAi AF-S Zoom-Nikkor 17-35mm f/2.8D IF-ED、マクロレンズはTamron SP Di 90mm F2.8を持参しているが結局28-300mm以外の出番がなかった。ピクチャーコントロールは「風景」、ISOは郷秋<Gauche>のスタンダードである400、露出は絞り優先モードである。

 1. 思いのほか軽い
 D700よりも約100gの軽量化が効いているのか、重量級の28-300mm f/3.5-5.6G VRを装着していても、D300+MB-D10+18-200mm f3.5-5.6G VR IIと比べて少し重いかな?と云う程度。重量バランスが良いのと60mmの幅広ストラップ(D300には45mm幅のものを使用)を装着したの(と、右腕(のみ)の筋トレ)が影響しているのかも知れない。

2. オートホワイトバランスは優秀(のようだ)
 今日はオートと晴天を撮り比べてみた。結果としてはオートで撮ることが多かったのだが、どのような光の状況でも正確にバランスしているように感じた。しかし、優秀過ぎて、その場の雰囲気をまったく残さず完璧なホワイトバランスとなってしまい、撮影時のイメージと随分異なる色合いとなることが多かった。風景の場合にはやはり「晴天」モードが基本か。

3. 電池の消耗が早い
 
勿論使うレンズや使い方、撮影スタイルにもよるけれど、EN-EL3eで1000枚は撮れるかと云うD300に対してEN-EL15+D800は700枚程度に留まるようである。画素数が3倍になっていることを考えると納得のいく範囲ではある。MB-D12を装着しバッテリー2本なら1400枚は間違いないから、通常の一日撮影なら更に予備のバッテリーが必要になることはないだろう。

4. ファインダー内水準器は便利
 右手中指で操作できるファンクションボタンを押すと、ファインダー内に水準器が表示される(初期設定)。個人的には自然風景写真の場合にはそれほど必要性を感じないが、それでも時折、撮影時には気にならなかった僅かな傾きがプリントすると気になる時もあるし、都会における風景写真などの場合には重宝しそうな機能である。

5. フルサイズならではの大きなボケと浅い被写界深度
 
ボケが大きいと云う事は、裏を返せば被写界深度が浅いと云う事である。今日の撮影での失敗は「当然パンフォーカスだろう」と思っていたのに、帰ってきてPCの画面で見たら手前がボケていたと云うトホホな失敗。焦点距離は50mm。D300のつもりでF8ならOKと思っていたのに、ボケて欲しくない所がボケていた。

 考えてもみれば、APS-Cでの50mm(相当)は焦点距離35mmのレンズで撮って、その中心部をトリミングしているようなものだから、50mm相当の画角でも結局は35mmの被写界深度しかない。つまり深い被写界深度にすっかり慣れてしまっていたんだな。早くフルサイズ(フィルム時代)の感覚を取り戻さないといけないね。フルサイズとAPS-Cの併用は難しいと聞いてはいたけれど、判るような気がした今日の撮影であった。


 と云う訳で、今日の一枚は焦点距離50mmのNIKKOR f/1.4。早くこのレンズが本来持っている被写界深度に慣れないといけない。

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恩田の森、更新

 お待たせいたしました。本日、恩田の森で撮影しました写真をこちらに掲載たしましたので、ぜひご覧ください。
恩田の森Now 

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マレーシアGP予選終了

 きわどい予選結果である。だってそうだろう。Q1のタイムを見るとトップタイムがウェバーの1'37''81トップ1'38''151のアロンソまで、1秒以内に11台が犇(ひし)めいているのである。今年のピレリタイヤがそうさせている訳だが、それにしても近年稀に見る接戦であることは確かだ。裏を返せばほんの僅かなセッティング能力の違いが微妙なタイム差に表れると云う事でもある。

 そんな中での予選、小林可夢偉は同僚のセルジオ・ペレスに、Q1、Q2共にコンマ5秒以上の遅れを取っている。レースとなれば勿論可夢偉の方が速いのは周知の通りだが、エースドラーバーたる者、予選においても常にセカンドドライバーを凌駕するようでなければならない。私の友人が「可夢偉が予選では良さを出せないでいる」と云っていたが、郷秋<Gauche>はそうではないと思うのだ。予選で良さを出せないのではなく、今の可夢偉には予選で速く走る力がないのである。

 これは由々しき問題である。一流のドライバーになるためには、決勝レースの結果だけではなく、予選での一発の速さを見せつけることが求められる。かつて「教授」呼ばれたアラン・プロストが、予選では沈んでも、気が付けば表彰台に上がっているレース巧者であると、良く云われたものだけれど、彼が予選で沈んだと云うのは、せいぜい3列目辺りまでの話しである。常にポイント圏内フィニッシュを目標とする今年の小林であるならば、仮に予選Q2敗退となったとしても、せめて6列目確保は必須である。

 さて、マレーシアGP予選の結果概観。郷秋<Gauche>の読み通りセパンでもフロントローにマクラーレンの2台、2列目にメルセデスとレッドブルとは、シーズンを通してのスタンダードになりそうな並び順である。トップ4の次に来たのはライッコネンだが、トランスミッション交換によるペナルティで明日は10番グリッドからスタート。5グリッド降格のペナルティがあったからこその予選タイムであったとも云えるだろうか。決勝レースでも表彰台のすぐ下あたりまで上がって来ることは違いない。

 フェラーリはアロンソ9番手、マッサ12番手確保がやっとと云う厳しい状況。今シーズンの早い時期にシャーシの見直しを含めた大幅なアップデートがなされなければシーズン最後までこのペースが続きかねない危機的状況である。アロンソが当代きってのドライバーであることに異論を唱える人は少ないだろうけが、だとすればフェラーリで5連勝(コンストラクターズタイトルでは6連勝)した時のドライバー、云わずと知れたミヒャエル・シューマッハが、ドライバーとして優れているだけではなく、速いマシンと速いチームを作ることの出来るカリスマ的存在であったのかが知れようと云うものである。

注:初出時に、Q1タイム誤認に基づく既述がありましたので、訂正いたしました。


 例によって記事本文と何の関係もない今日の一枚は、20日に満開となっていたすみよしの森の枝垂れ梅。明日はどうだろうか・・・。

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マレーシアGP開幕

 今年のF1は、開幕するや否やの2連戦である。どのチームもマシンのアップデートのひまはない、つまり、アルバート・パーク・サーキットでアドバンテージのあったチームがセパンでもやはり速いと云う事になる訳であるが、案の定、フリー走行2回目はマクラーレン、メルセデス、マクラーレン、メルセデスと来たものだ。

 まさかの失速はルノーのライッコネンだが、明日の予選では上位に食い込むことだろうし、日曜の決勝レースでは、一週間前のアルバート・パーク同様必ずやポイント圏内、それも前半分でのフィニッシュは間違いない。

 もう一人の失速はフェラーリ・マッサだが、残念ながらと云うべきか、こちらはライッコネンのように「終わりよければ」とはならないだろうと云うのが郷秋<Gauche>の見立てである。

 しかしだ、初戦が終わったばかりとは云え、ザウバーがマクラーレン、レッドブルに次ぐ3位と云うのは俄かに信じがたいものがある。長いシーズンの中で少しずつ後退していくのは止むを得ないものとしても、今だけのことだとしてもだ、ザウバーがフェラーリの上に位置していると云うのは、たいしたものであるぞ。


 例によって記事本文と何の関係もない今日の一枚は、満開の時を迎えたなるせの森の谷戸奥(尾根道下)の一本梅。

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無事、届きました

 はい、本日、D800が無事に到着いたしました(^^)

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明日、届くでしょうか

Nikon(ニコン)のホームページにこんなお知らせが。

デジタル一眼レフカメラ「D800」のお届け予定につきまして
 (2012年03月19日)
 2012年3月22日に発売を予定しております「D800」につきましては、予想をはるかに上まわるご予約をいただいており、発売当初は数量が十分でないことが予想され、お届けまでにお時間をいただく場合がございます。
 お待ちいただいておりますお客様にご迷惑をおかけしておりますことを、心よりお詫び申し上げます。(転載ここまで)

 嫌な予感・・・。


 雑木林の中で真っ先に咲く花、鶯神楽(うぐいすかぐら)。鶯が鳴き始めるころに咲くことからの命名とか。

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58,967ショット

 2007年11月の購入以来、4年4ヶ月にわたって郷秋<Gauche>のメインカメラとしてその任務を忠実に果たしてくれたD300だが、今日の58,967ショット目でその任を終え、退役である。10年、20年と使い続けることの出来るフィルムを使うカメラと比べると随分と短命なデジタルカメラだけれど、郷秋<Gauche>のD300は随分と長いあいだ第一線で活躍し、幾つものお気に入りの作品を創ってくれた。

 一昨日、訪れたばかりの恩田の森だけれど、途中から小雨となり、十分な撮影が出来なかったこともあるし、何よりもD300と共に森を歩くのも今日が最後のチャンスだと思い、出かけたのであった。

 大分前からモニターに曇りも出てきていたし、ここ1、2ヶ月はクイックリターンのはずのミラーが時折下りて来ないことがあったりと大分お疲れの様子なので、まずはオーバーホールに出して本来の機能を取り戻し、その後は即応予備役兵として次なるメイン機のバックアップとして余生を送ってもらおうと思っているD300だが、もし、メイン機として大切に使ってくれる方がいるのなら、それはそれで良いのかなとも思うこの頃である。


 4年4ヶ月の間、郷秋<Gauche>の写真創作を支えてくれたD300。ちょっと感傷的にもなる。

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枝垂れ紅梅を

 日本画風に撮ってみたつもりですが、見えるでしょうか。



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2012年F1初戦結果を読む

 しつこいようだが、やはり美しいマシンは速かった。昨シーズン終盤に速さを見せてきたマクラーレンが、その勢いのままに2012年シーズンに突入。追いすがるディフェンディングチャンピョン、レッドブルを蹴落としジェンソン・バトンが今季最初の勝者に輝いた。

 昨シーズンのレッドブル独走から、今年のマクラーレン対レッドブルの図式が見えてきた今日のレースであった。三番手に来て欲しかったフェラーリは、マシンセッティングが決まらず予選からまさかの苦戦。決勝レースではアロンソが何とか5位に滑り込んで見せたがマシンのポテンシャル不足は明白。来季のフェラーリにマッサのシートがないこともまた明白だな。

 今シーズンの中断をかき回し、時に上位陣をも脅かしそうなのが、昨シーズンは絶不調だったウィリアムズ。エンジンをルノーにスイッチしたのが功をそうしたと云うべきか。今日のレースでは結果を残すことが出来なかったが、来週末のセパンでは必ずや上位でフィニッシュすることだろう。

 同じく今日は結果を残すことが出来なかったが、次戦が楽しみなのがメルセデスだ。ミヒャエルとニコ、二人のドライバーに不足がないのは云うまでもないが、今年のメルセデスF1 W03が、この二人の力に見合うマシンであることは間違いなさそうである。

 今日のレースでは十分な結果を残すことが出来なかったが、ロータスE20とキミ・ライッコネンが今日見せてくれたパフォーマンスは、今シーズンが面白くなることを予感させるのには十分なものであった。カムバックした直後のミヒャエルのパフォーマンスにはがっかりさせられたものだが、キミの順応性の高さには驚かさられた。

 さて、我らが小林可夢偉。可夢偉が駆るザウバーC31も、今日の所はまずまずのポテンシャルを発揮したようだが弱小チームの悲哀、シーズン中の開発が進まないとなると、昨シーズン同様後半戦での失速も大いに有り得る。前半戦での速さを見せつけスポンサーを獲得する事が、ザウバーの最重要課題と云えるだろう。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、今日、恩田の森で撮影した優しい春の雨に濡れる梅の花。

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