郷秋<Gauche>、田園を巡る(その6)

 今日の一枚は、これまでご紹介した三春ではなく、船引町(船引は合併して今では田村市船引)の「小沢の桜」。この桜もやはり有名な桜。2000年の映画「はつ恋」のロケ地なったことで全国的にも有名になったようです。


 この写真を見る限りではバックの森の緑と桜の葉の緑とが一体になってしまい、桜の木の様子がまったくわかりませんね。それでも手前の桜の花が満開ならさぞかし美しいだろう事が想像できる見事な枝振りです。


 こちらは側に寄って木を見あげた図。小さな社の中のお地蔵さんの赤い腹掛けがやけに目立っているのはご愛嬌。

「郷秋<Gauche>、田園を巡る」シリーズ
郷秋<Gauche>、田園を巡る(その7)
郷秋<Gauche>、田園を巡る(その6)(この記事)
郷秋<Gauche>、田園を巡る(その5)
郷秋<Gauche>、田園を巡る(その4)
郷秋<Gauche>、田園を巡る(その3)
郷秋<Gauche>、田園を巡る(その2)
郷秋<Gauche>、田園を巡る(その1)
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郷秋<Gauche>、田園を巡る(その5)

 今日の一枚は、28・29日にご紹介した七草木桜、天神桜の近くにある戸ノ内桜を見に行った時に見つけた墓地。戸ノ内桜が七草木桜、天神桜のような一本立ちの桜とは違い花の季節以外には他の樹木と紛れてその姿をまったく確認できないことから撮影を諦めた時に、道の反対側の丘の上に見つけた墓地である。どう考えても普通は歓迎されそうにも無い墓地なのであるが、この墓地は「天に続く墓地」とでも名づけたいほどに、なんとも美しく、撮らないではいられなかったのである。


「郷秋<Gauche>、田園を巡る」シリーズ
郷秋<Gauche>、田園を巡る(その7)
郷秋<Gauche>、田園を巡る(その6)
郷秋<Gauche>、田園を巡る(その5)(この記事)
郷秋<Gauche>、田園を巡る(その4)
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頑張るベテラン勢

 ベテラン勢が頑張っている。勿論F1、第12戦ベルギーGPの話だ。
 先週のヨーロッパGPでは3番手からスタートしたバリチェロが久しぶりに勝利の美酒を味わったばかりだが、スパ-フランコルシャンでは何とフォース・インディア・メルセデスを駆るジャン-カルロ・フィジケラがポールポジションを獲得した。

 最後尾が定位置であったフォース・インディアが、突如戦闘力をアップさせたのが前戦、ヨーロッパGPだった。予選では常に上位を走り大いにアピールしたスーティルが、決勝レースでは12番手からスタートし10位でレースを終え、16位スタートのフィジケラも12位フィニッシュとポイントには届かなかったもののチーム始まって以来の好成績を残したのはつい先週のこと。

 そのフォース・インディア・メルセデスを駆るジャン-カルロ・フィジケラが今度はポールポジションを獲得したのだ。豊富な資金をバックに着々とマシンの開発を進めてきたチームの成果がついにここに来てPP獲得として結実したわけである。名将ロス・ブラウンをしても資金不足は如何ともし難く、シーズン中盤からずるずると後退せざるを得なかったブラウンGPとは好対照である。

 しかしだ、PPを取ったからと云って決勝レースでの結果が約束されたわけではない。フィジケラのマシンVJM02は、今回最軽量であったブラウンGPのバリチェロに次ぐ軽さ(644.5kg)であり、早い時期のピットインが必要となることは明白。スタートを決めて後続を抑えたいところだが悲しいかな、ここはモンテカルロでもハンガロリンクでもない。

 それにしても今回の予選上位の顔ぶれは実に凄いものがあるな。フィジケラ、トゥルーリ、ハイドフェルド、バリチェロと、2列目までは超ベテランが独占。良いことだ。若造が調子よく勝利を重ねられる程甘くは無いのがF1なのだ。

 さて、「おやじパワー炸裂」以外に目を向けると目に付くのは今シーズン苦戦の果てに撤退を表明しているBMWの2台が上位に来たこと、中盤苦戦したトヨタが再び戦闘力を取り戻したかに見えること、復活したかに見えたマクラーレンが予選では下位に沈んだこと、ブラウンGPのバリチェロが前戦の好調をそこそこ維持できたが、バトンは波に乗れないことなどか。

 自身は予選14位と沈んだバトンだが、今シーズンのチャンピョンシップ獲得を考えたときに、直接のライバルたるレッドブルの二人が中団に沈んだことでさぞかしホッとしたことだろう。シーズン前半にバトンに微笑んだ女神は、バトン以外には微笑まないというやり方でバトンに味方しているとも云える予選結果である。
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郷秋<Gauche>、田園を巡る(その4)

 今日の一枚は、一昨日にご紹介した七草木桜の隣なりの丘の上にある天神桜です。七草木桜同様樹齢250年と紹介されていることが多いようですが、この桜の木のすぐ下の畑で仕事をしていたお年寄りにお聞きしたところでは、近所の三代前の爺さんが植えたもので130年前程のことだとのことでした。

 花の時期になると県外から大型バスで写真を撮りに来るとのこと。全国的にも有名な桜のようですが、お陰で桜の側での畑作が出来ないことから、地権者には地区で補償金を出しているとのことでした。有名になるとそういう問題も起こるわけですね。何だか複雑な思いがします。


「郷秋<Gauche>、田園を巡る」シリーズ
郷秋<Gauche>、田園を巡る(その7)
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郷秋<Gauche>、田園を巡る(その4)(この記事)
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郷秋<Gauche>、田園を巡る(その3)

 今日の一枚は、昨日ご紹介した七草木桜のすぐ脇の農道から見た七草木の田園風景。実は七草木桜よりも先に目に入った素晴らしい景色でした。


「郷秋<Gauche>、田園を巡る」シリーズ
郷秋<Gauche>、田園を巡る(その7)
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郷秋<Gauche>、田園を巡る(その3)(この記事)
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郷秋<Gauche>、田園を巡る(その2)

 雪村庵を後にして郷秋<Gauche>が次に目指したのは三春町大字七草木。ここには桜の名木が二本あります。そのうちの一本が今日ご紹介する七草木桜です。この桜の木は推定樹齢250年と云われるエドヒガンですが、なぜかの中の小高い丘の上にある墓地の真ん中に立っています。


「郷秋<Gauche>、田園を巡る」シリーズ
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郷秋<Gauche>、田園を巡る(その2)(この記事)
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画素数戦争終結か?

 Canon(キヤノン)がコンパクトタイプの高級機、PowerShot G11を発表したが、そのスペックを見て郷秋<Gauche>はびっくり驚いた。デジタルカメラの歴史は画素数増大の歴史と言い換えても間違いではなかったはずなのに、先代(G11発売までは現行)G10が1,470 万画素であったのが、その1年後に発売になるG11の画素数は1,000万画素と大幅に画素数がダウンしているのである。3年前発売のG7と同数まで減少しているのだから前代未聞の椿事である。

 デジタルカメラの設計者はもとより画素数増加が高画質化とイコールではないことを知っている。しかし営業サイドからの「他社製品に負けない画素数を!」との要求を跳ね返せないでいたわけだな。それがここに来て営業サイドの要求に対して技術サイドが画素数を落としてもより高画質を実現できることを証明し、経営サイドをも納得させることが出来たと云うことなのだろう。Gシリーズが「高級コンパクト」として定着したということもそれを可能にしたのかも知れないが。

 それにしてもこのG11は巨大なカメラだ。どのくらい巨大かと云うと、

 Canon G11:112.1×76.2×48.3(突起部を除く)約355g
 Olympus E-P1:120.5×70.0×35.0(同) 約335g

オリンパスのE-P1と比較すると横幅が8.4mm小さいだけで、高さも高く、厚みにいたっては可動式モニターを採用したために13.3mmも厚く、20g重たい。果たしてこんな巨大なカメラをコンパクトタイプと呼んでよいものかどうか・・・

 もっともE-P1はレンズなしの寸法・重さだけれど、パンケーキタイプのM.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8なら重さ僅かに71gだからこれを装着してもG11より50g重いだけである。キヤノンさん、画素数スリム化の後はボディのスリム化だね!
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郷秋<Gauche>、田園を巡る(その1)

 都会の後は、田舎です(^^)。実はここ数日、遅い夏休みを取った郷秋<Gauche>は帰省しており、その中の一日を郡山市、三春町、田村市の田園地帯、平たく云えば田舎巡りをして来たのでした。その時に撮影しました写真を今日から数回に分けてご覧いただきたいと思います。

 初回は、郡山市東部にある「雪村庵」(せっそんあん)。庵の名前ともなっている雪村周継(せっそんしゅうけい、一説に1504-1589)は室町・戦国時代の画僧です。現存する雪村の作品は200点程と云われ、同時代の他の画家の作品に比し大変多くの作品が残されています。京都の画家の多くの作品が戦乱で焼けてしまったのに対し、諸国を渡り歩き地方にその作品の多くを残したことが幸いしたのでしょうか。

 その雪村が晩年に隠棲し、87歳で没するまで創作を続けたのが雪村庵です(現存する庵は雪村の死後、1658(明暦4年)に再興したものと伝えられている)。郡山市とは云ってもそれは行政上のことで、旧三春藩領地内ですし、雪村は福聚寺(ふくじゅじ、現・三春町)の住職を務めていたと伝えられていますので、「三春の雪村庵」と云っても良いと思いますし、郷秋<Gauche>としてもその方がしっくり来ます。

 雪村庵の向かって右手にある桜の古木が樹齢400年と云われる雪村桜(エドヒガン)です。竹林をバックにした桜はさぞ見事だと思います。この時期に桜の(木の)写真を撮りに行く郷秋<Gauche>を自分でも何とも「まぬけ」だと思うのですが、来るべき撮影に備えての「ロケハン」ですのでツッコミはご遠慮くださいね。


 桜の花の代わりに素晴らしい秋空が迎えてくれました。


 グッと寄った図。右が雪村桜。左には雪村桜に劣らぬ百日紅(さるすべり)の古木が花を添えていました。

「郷秋<Gauche>、田園を巡る」シリーズ
郷秋<Gauche>、田園を巡る(その7)
郷秋<Gauche>、田園を巡る(その6)
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郷秋<Gauche>、田園を巡る(その4)
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郷秋<Gauche>、田園を巡る(その1)(この記事)
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続々・郷秋<Gauche>、都会に行く(その5、最終回)

 一口に写真と云っても色々なジャンルがある。被写体の種類で分類することが多いわけだが、主なものだけでも風景、花(主として接写)、花(花風景)、人物、乗り物(飛行機(旅客機、軍用機)、鉄道、自動車(市販車、レーシングカー)、船など)、スナップ、物撮り(ブツトリと読み、主として室内で時計やカメラ等など文字通り物を撮る)、動物(犬、猫、野生動物他)等などナド等多種多彩。撮る場所での分類では水中写真という分野もあるし、使われ方から報道写真と呼ばれる分野もある。

 すっかりデジタルが当たり前になった今、あえて30年、40年前の古い普及型カメラ(ハーフカメラが好まれたりする)とフィルム(当たり前だな)を使って「ほんわか」した写真、ロハス系とでも云うような写真が、特に若い女性に人気だったりもする。この分野の写真を何と呼ぶのか郷秋<Gauche>にはわからないが、書店のカメラ・写真のコーナーには少なくない数の「専門誌」が並んでいたりする。

 スナップ写真というジャンルがあるがこれはいったい何を対象にした写真のジャンルかと云うと、これが実に難しい。一つの定義としては自由な動きをしている人物を撮ったものとすることが出来るか。「パーティー会場でのスナップを撮って」などと頼まれた時のスナップ写真はまさにこれに当たるわけだが、街中での何気ない風景を撮るスナップもあり、こちらは人物が添景として入る場合もあるが、まったく人の姿の無いものもスナップと呼ばれる。少なくとも田んぼや畑の真ん中、山の中で撮るスナップと云うのは余り聞いたことがないから、スナップを「街中で撮る写真」と定義するとこも出来るかも知れない。

 しつこく今回で5回にもわたって連載した「続々・郷秋<Gauche>、都会に行く」は所謂「スナップ」。これまでの4回、4枚のうち2枚には人が添景(点景)として写っているが2枚は建物だけだ。結果としてこうなったと云うよりは郷秋<Gauche>の、人の写った写真が撮れないという問題点の結果と云える。人の入ったスナップを撮るのは難しいんですよ。特に知らない人を目の前で撮るということは。郷秋<Gauche>はシャイだから撮らせてくださいと声をかけることが出来ない。本人の了解なしに撮ったら今どき大問題になる。小さい子が可愛いからと無遠慮にレンズを向けたりしたら親に110番通報されかねないのだ。

 そんなスナップを上手く撮るにはどうしたらよいかを解説した本が売っていたりするくらいに難しい。主として肖像権の問題ですね。名前や住所のデータは無く写真だけだとその人物がだれなのか特定できないから個人情報の問題は原則的には発生しないけれど、「私がその場所にいたこと、あの人と一緒にいたことを知られなくない」と云う問題が発生することは考えられる。

 お盆休み明けに歩道の信号が青になるのを待っているサラリーマンが大あくびをしている写真が新聞に載ったりすることがあるけれど、新聞社は「よくも俺の無様な顔を晒してくれたな」という苦情(時に脅し)あるいは訴訟に対しては常に迷惑料(和解金)支払いの準備が出来ているのだという。つまりそういうことも大いにありうるという覚悟で掲載しているということだ。

 アマチュアの場合はコンテストにでも出品しそれを本人なりがたまたま見たりでもしなければ問題にならなかったのはこれまでのこと。今ではそういった写真がWebsiteやblogに長期間掲載されることも多いから、新聞に掲載されるのと同じことが起きる可能が実は大いにあるのだが、掲載する側の認識がそこまで至っていないケースが多い(著作権を無視した写真の転載問題もあるけれど、これについてはそのうちに書きたいと思っている)。

 そんなこんなを考えると、どうしても人が大写しになった写真を撮るのが難しくなってしまう。まっ、郷秋<Gauche>の場合はと云うことだけれど、多くの方が似たような問題を抱えているんじゃないかな。

 と云うわけで「続々・郷秋<Gauche>、都会に行く(その5、最終回)」の写真は、ここまでが限界だろうという「人」の入った郷秋<Gauche>が撮る都会風景、スナップ写真と呼んでいいジャンルの写真です。

「郷秋<Gauche>、都会に行く」シリーズ
続々・郷秋<Gauche>、都会に行く(その5)(この記事)
続々・郷秋<Gauche>、都会に行く(その4)
続々・郷秋<Gauche>、都会に行く(その3)
続々・郷秋<Gauche>、都会に行く(その2)
続々・郷秋<Gauche>、都会に行く
続・郷秋<Gauche>、都会に行く
郷秋<Gauche>、都会に行く

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ルビーニョ、おめでとう!

 ルーベンス・バリチェロは勝ち方を忘れていなかった。2004年中国GP以来5年ぶりの優勝であったが、大ベテランは勝ち方を忘れてはいなかった。それにしてもだ、今シーズンの20人のF1ドライバーの中で最も経験豊富なバリチェロが勝利したことの意味は大きいぞ。

 まず第一に若年ドライバーの台頭著しい近年のF1において、優勝のためには才能だけではなく経験が大きくものを云うことを身をもって知らしめた事。二つ目は、バリチェロが稼いだ10ポイントのお陰で縮まりつつあったレッドブルとのコンストラクターズポイントの差を再び開くことが出来たこと。そして三つ目は、レッドブルの二人にポイントを与えないことに成功したこと、つまりバトンのチャンピョンシップ獲得に大いに貢献したこと。

 勿論、マクラーレンがピット作業の失敗をしでかしたこと、結果としてレッドブルが「自滅」したことなどが有利に働いた結果のバリチェロの優勝だが、それらの幸運もまたバリチェロの懸命な走りが手繰り寄せたとも云える。あるいは、同郷のマッサが一日も早いくカムバックできることを祈って、自らのヘルメットにメッセージを書き込んだ後輩思いのバリチェロへの神様からのご褒美かも知れない。いずれにせよ、運も実力のうちなのである。

 さて、マクラーレン。痛いピットミスをしだかしたわけだが、速さが戻ってきていることは確かである。フェラーリも相当いい線まで復活してきている。二週続けての次戦はスパ・フランコルシャン。昨年はハミルトンがPP、ファステストラップをライッコネンが記録しマッサが優勝している。2008年の2強と新興勢力たるブラウンGPそしてレッドブルの4チーム7台(期待はずれだったバドエルを除く)のガチンコ勝負が見られることをおおいに期待したい。

 そうそう、フリー走行で大活躍したスーティルは12番手からスタートし10位でレースを終えている。16位スタートのフィジケラも12位フィニッシュと、ポイントには届かなかったもののチーム始まって以来の好成績を記録している。今シーズンの残り6戦のうち幾つかのレースでは最後の1ポイントあるいは2ポイントを争うところまで繰るのではないかと、郷秋<Gauche>は楽しみにしている。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、「小さな秋」(その2)。出来損ないの葡萄のような実を付ける上溝桜(うわみずざくら)。桜とは云え、普通の桜とは随分違った花を咲かせます。花姿はこちらの4月19日の項をご覧ください。
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続々・郷秋<Gauche>、都会に行く(その4)

 「ガレリア」とはガラスなどで作られた屋根をもつ半屋外空間のこと。平たく云えば屋根のついた中庭と云うことになる。建物単独で「ガレリア」を持つ場合と複数のビルの間に屋根をかけて「ガレリア」とする場合もあるようだ。いずれにしてもこの形式の建物、空港ターミナル、商業施設、オフィスビルやホテル、ショッピングセンターなど、あちらこちらで出くわすからが近頃の流行りなんだろうな。

 二つのビルとビルの間に大きな屋根をかけたもので郷秋<Gauche>が最近見たのは、築地の聖路加ガーデン(これはこちらで紹介しているが、記事と写真とは何の関係もないので悪しからず)。郷秋<Gauche>が今回云って来た東京ミッドタウンは商業施設部分が「ガレリア」を名乗っているけれど、本当の意味での「ガレリア」はミッドタウン・タワー、イースト、ウエストの3つのビルに囲まれた「キャノピー・スクエア」と名づけられた場所だろうな。

「郷秋<Gauche>、都会に行く」シリーズ
続々・郷秋<Gauche>、都会に行く(その4)(この記事)
続々・郷秋<Gauche>、都会に行く(その3)
続々・郷秋<Gauche>、都会に行く(その2)
続々・郷秋<Gauche>、都会に行く
続・郷秋<Gauche>、都会に行く
郷秋<Gauche>、都会に行く


 と云うわけで、今日の一枚は東京ミッドタウン「キャノピー・スクエア」を見あげた図。
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エイドリアン・スーティル、おおいにアピールする

 誰だってトップチームの素晴らしいマシンに乗ってみたいと思っている。でも、そんなチャンスを与えられるのは極僅かのチームの極僅かのドライバーだけ。セナだったミヒャエルだってライッコネンだって、最初はトルーマンだったりジョーダンだったりサウバーだったりと、最初はみんなしょぼいチームのどうしようも無いマシンからスタートしているんだ。戦闘力の劣るマシンであっても、時にキレタ走りを見せつけ、そしてステップアップしていったのである。

 だから、今シーズンエントリーしている10チームの中ではダントツにしょぼいチームであるフォース・インディアのセカンドドライバーであるスーティルが、ヨーロッパGPのフリー走行1・2で6位、フリー3ではトップタイムをたたき出したことはおおいに賞賛に値する。予選結果は12位と振るわずとも、経験豊富な同僚、ジャンカルロ・フィジケラを常に凌駕し続けてのこの結果は、彼の将来に必ずや大きな影響を与えることだろう。

 予選上位のドライバーについても少しだけ触れておこう。どうやらマクラーレンの復活は本物らしい。それに引き換えフェラーリは、ライコネンが6位といまひとつ決まらない。そうは云ってもQ1でのタイムはハミルトンとの差は僅かにコンマ2秒。レース戦略次第では表彰台争いも十分間可能性がある。マッサの代役バドエルは、フリー走行から終始最下位。郷秋<Gauche>としてはおおいに期待していたけれど、残念な結果となった。

 さて、ブラウンGPの二人だが、予選の好調を維持したとは云えバリチェロ3位、バトン5位がやっとの結果。ブラウンGPとしてはおおいに頑張った結果とは云えるが、如何せんマクラーレンとの予算の差が予選結果に出たかと云うところである。トヨタの失速はここに来て確定的と云えよう。今年こそはと臨んだトヨタであるが、このままシーズン終了となれば、来期参戦も危うくなること必至である。

 さて、明日の決勝レースだが、郷秋<Gauche>はどうも見られそうに無いのですよ。月曜日の昼頃になってようやくWeb上で結果を確認できれば良いというところかな。トホホ。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、「小さな秋」。8月も半ばを過ぎてから夏本来の暑さ、厳しい残暑がやってきた今年だけれど、秋は確実に近づいてきているのですね。

☆☆☆

 今日、恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now 
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ブラウンGP復活か?

 待ちに待ったヨーロッパGPが開幕した。ミヒャエルがいないのはちょいと残念だけれど、アロンソが、ちゃんと走っている。マッサの代わりのバドエルが走っているけれど残念ながらビリ。昨シーズンまでと違って走っていないから仕方が無い。金曜日のフリー走行だけで日曜日の結果を占うのは無理があるけれど、それでもその結果は気になるよね。

 初日1回目のトップは何とブラウンGPのルーベンス・バリチェロ。マクラーレンのコバライネン、ハミルトンを間に挟んで4位にバトン、レッドブルのベッテル、何故かフォース・インディアのスーティルがいて7位に中嶋一貴だ。一貴はここまでノーポイントながらピケJr.のように追い出されもせずにいるけれど、さすがに正念場、背水の陣だな。シーズン序盤の勢いはどこに行ったのか、トヨタの二人が18-19番手に沈んでいる。ピケJr.に代わってルノーR29を駆るロマン・グロージャンがトヨタの前の17番手だ。

 バレンシア市街地コースで行われるヨーロッパGPは今年で2回目。路面は荒れているがモナコと違いコース幅は広く最高速度も300km/hを越すなど、市街地コース特有の緊迫したレースとハイスピードレースの両方を楽しめる面白いコース。先に書いたように今年が2回目だから各チームとも持っているデータは少なく下位チームにも十分チャンスがあると来るから目が離さないぞ。
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続々・郷秋<Gauche>、都会に行く(その3)

 歴史的建造物に興味のある郷秋<Gauche>は、将来「歴史的」になるであろう新しい建造物にも大いに興味があるのだけれど、それらの多くは都会に出来るんだよね。だから行ってみたいとは思っても都会の喧騒を思うとどうしても足が向かなくなってしまうのです。だから郷秋<Gauche>が一昨日に東京ミッドタウンまで出かけたというのは大変なことなのですよ、実は。

 勿論事前にWebで調べてはいたのですが、Web上の平面的な案内図を見るのと実際の建物とを見るのとでは大違いですね。何が違うかと云えば、やはりその規模。もう少し小さなものを想像していたのですが、なかなかどうして、大規模でしかも吹き抜けの空間を贅沢に取っているのでホント、広々としていたのには驚きました。あっ、勿論「ガレリア」部分のことですよ。

 羽田の第一旅客ターミナルも「ガレリア」を名乗っているから基本的には同じ考えからで造られているということだけれど、ミッドタウンは羽田と違ってチェックインカウンターがない分広々としているというところかな。都会は苦手な郷秋<Gauche>だけれど、次に行くことがあればもう少し丁寧に隅々まで見てきたいと思ったのでありました。

「郷秋<Gauche>、都会に行く」シリーズ
続々・郷秋<Gauche>、都会に行く(その3)(この記事)
続々・郷秋<Gauche>、都会に行く(その2)
続々・郷秋<Gauche>、都会に行く
続・郷秋<Gauche>、都会に行く
郷秋<Gauche>、都会に行く


 と云うわけで、今日の一枚は東京ミッドタウンの大きな吹き抜け部分を見下ろした図。
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続々・郷秋<Gauche>、都会に行く(その2)

 昨日の写真ではお判りにならなかった方のもおられたかと思いますが、郷秋<Gauche>としては別にもったいぶった訳ではなく、単にプレートの文字が小さかっただけのことなのです。このblogや郷秋<Gauche>のWebSiteもそうなのですが、世の中、文字が小さい方がお洒落に見えると思われている傾向があるようで、特に高齢者には不評のようですね。

 はい、東京ミッドタウンの中にある富士フイルムフォトサロンに行ってきました。知人のご主人がカメラマンである事は知っていたのですが、その方の写真展が開催されているというので、横浜の山の中からはるばるミッドタウンまで出かけて行ったのでした。目指すは「末武和人 写真展『風流海成』」。

 末武さんはもともとコマーシャル・フォトグラファーで、実は大手企業の、誰でも知っているようなポスターや広告グラビアなどの写真を撮っている売れ子(だと云う事は当日知ったのでした)なのですが、今回の写真展は仕事を離れてまったく自由に撮影したもの中から選んだ作品が展示されていました。

 ご本人がどう云うかは判りませんが、郷秋<Gauche>が見たところでは、所謂「心象風景写真」と云われるジャンルでした。この手の写真は風景写真とは云え、誰が見ても美しいというものではなく、撮影者のその時の心情を何でも無い風景の中に表現するものです。ですから、ご覧になる方によっては「美しくない」「つまらない」「怖い」と感じることもあるジャンルの写真です。

 確かに客観的には美しくもなんとも無い、ある意味どこにでもある風景(とは云ってもタイトル通り、海辺の風景です)を撮っているのですが、そこはコマーシャル・フォトグラファーの末武氏故に、やっぱり美しく撮っているんですね。CDのジャケットや何かのポスターに使えそうな写真ばかり。都会スナップが得意な方が撮るとこうはいかないもので、趣味で撮ったとは云え、やはり出自は隠せないものなのですね。

「郷秋<Gauche>、都会に行く」シリーズ
続々・郷秋<Gauche>、都会に行く(その2)(この記事)
続々・郷秋<Gauche>、都会に行く
続・郷秋<Gauche>、都会に行く
郷秋<Gauche>、都会に行く


 写真展会場では写真を撮れませんので、今日の一枚は東京ミッドタウンの中にある富士フイルムフォトサロン東京の入り口の写真。何だかなぁ・・・
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