アマチュアカメラマンに50の質問(その3)

 前回から少し間があきましたが、Q21~30についての答えです。それではいってみましょう。

Q21.おすすめカメラ店はどこですか?
 チャンプの青葉台店はなかなか良いお店だと思いますがいかがでしょうか。中古カメラも取り扱っており、キタムラと比べると10-20%程安いようです。F3MD-4はここで購入しました。

Q22.ヨドバシカメラは値切れないので嫌い?
 値切らなくても十分以上に安いと思います。別に好きでも嫌いでもありせん。値切ると言う行為そのものに馴染みがありません。この質問を考えた人は大阪人でしょうか?

Q23.で、ビックカメラも嫌い?
 ビックカメラには行ったことがないので答えようもありませんが、行ったとしても特に好きにも嫌いにもならないと思います。この質問を考えた人はやはり大阪人みたいですね。ヨドバシやビッグカメラでも値切るくらいにならないと溜まるもの溜まらないのでしょうか。東北人は(一般的に)こういうことは苦手ですね。

Q24.毎月の写真関係の出費はおいくら?
 普段はデジタカメラですから、カメラやレンズの購入を別にすれば限りなくゼロに近いです。最近F3を使うことが増えてきましたが、使うのはネガフィルムでフィルムの現像だけですから1本撮って1,000円以内です。

Q25.半分まで来ました、カメラメーカーに一言物申してください♪
 物申す程偉くありませんが、言わせてもらえるなら。
 修理中に代替のカメラ・レンズを貸して欲しいですね。現在はデジタルのボディーが1台しかないので、修理に出している間は撮った写真がすぐに使えなくて困ります。もし代替機を貸してくれたら、カメラはもうこのF5で最後にしようと思っている人も、修理に出している間に貸してくれたF6を使っているうちにF6が欲しくなること請け合いです。双方にとって(特にメーカーにとっては)良い効果が生まれるはずです。
 以前、Astra Wagonを車検に出している間にSAABの9-3(先代)を貸してくれたので3、4日乗っていたことがありましたがトリッキーかつパワフルなエンジンと、ナチュラルかつモダンなシートやコックピットが微妙なポイントでバランスした独特の雰囲気が気に入り、次のクルマはSAABにするぞと心に決めたものでした。もっとも先立つものがないのでいまだに買えていませんが(^^ゞ。

Q26.仕事中に写真の事を考えてますか?
 結構頻繁に。

Q27.ちゃんと仕事してください!
 余計な心配は無用です。仕事をしている振りをするのは、写真と違ってとても上手ですから。

Q28.月に何回位撮りに行きますか?
恩田の森には毎週末必ず。その他blog用の写真を週に1、2度昼休みの散歩のついでに撮っています。

Q29.とっておきの撮影スポットはどこですか?
 それは勿論恩田の森です。でも、ホントは人には教えたくないんです。畑や田んぼに入ったりゴミを捨てるような方に来られると困りますので。

Q30.主な移動手段は何ですか?
 写真を撮りに行く、つまり恩田の森に行くということなら、自分の足です。

 第3回目はここまでです。答えの長短の差がますます大きくなってきましたが、どうぞご容赦を(^^ゞ。では次回をお楽しみに。

 アマチュアカメラマンに50の質問(その1)はこちら
 アマチュアカメラマンに50の質問(その2)はこちら
 アマチュアカメラマンに50の質問(その4)はこちら
 アマチュアカメラマンに50の質問(その5)はこちらです。


 さて、今日の1枚はこれ。残念ながら名前がわかりません。ご存知の方、ぜひお教えください。先週撮影したものですが、「草」ではなく「木」でした。
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F1 第13戦ハンガリーGP予選終了

 真夏のヨーロッパ4連戦最後のハンガリーGPが開幕した。予選の結果は驚いたことにポールポジションは何とミヒャエル・シューマッハ。今シーズン、13戦目にして初めてのPP。昨年に続きポール to フィニッシュを決めることが出来るか。

 <ハンガリーGP予選結果>

 1位:ミヒャエル・シューマッハー / フェラーリ 1'19"882
 2位:ファン-パブロ・モントーヤ / マクラーレン・メルセデス 1'20"779
 3位:ヤルノ・トゥルーリ / ヨタ 1'20"839
 4位:キミ・ライッコネン / マクラーレン・メルセデス 1'20"891
 5位:ラルフ・シューマッハー / トヨタ 1'20"964
 6位:フェルナンド・アロンソ / ルノー 1'21"141
 7位:ルーベンス・バリチェロ / フェラーリ 1'21"158
 8位:ジェンソン・バトン / BARホンダ 1'21"302

 ライッコネンは予選最初の出走と言う大きなハンディーをものともせず2列目4番手を確保。これに対して最後のアタッカーとなったアロンソはライッコネンよりコンマ250遅い6番手。もはやタイトルをほぼ確実とし、予選で無理をすることもないといったところか。

 それにしても2番手のモントーヤにコンマ897の大差をつけたミヒャエルのタイムは驚異的である。モントーヤのコンマ897後ろはと言えば、9番手のフィジケラと10位につけた琢磨と間。前戦からわずか1週間の間に何が起こったのかはわからないが、堂々のPPである。

 フェラーリ反撃の狼煙は本物か。その答えは24時間後に明らかになる。



 さて、今日の1枚は例によって記事本文とはなんの関係もないこれ。野萓草(ノカンゾウ)。そろそろこの花のシーズンも終わりですね。

恩田の森の様子はこちらでご覧ください。

恩田Now 
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SAAB 9-3 Sport Estate

 blogを初めてまもない4月26日SAAB 9-3 Sport Combiのことを書いたが、今日はその続報である。前回SAAB 9-3 Sport Combiの情報をもたらしてくれたのはF社に勤める友人であったが、今回は郷秋<Gauche>が創刊号から愛読している月刊NAVI 9月号による情報だ。

 前回の情報では、車名はスウェーデン本国での名前であるSport Combiとして紹介したが、今回のNAVIの記事ではより一般的なSport Estateという名前で紹介されている。そしてこの記事によれば今年11月初旬には日本に導入されるというのだ。

 より多くの車種やそのヴァリエーションが輸入されるのは選択肢が増えるから嬉しいけれど、果たして今の販売体制で売れるかどうかは実に怪しいな。現在はYANASEと、SAABとは同じGMグループのスバルの販売店の一部で取扱があるがいずれも苦戦している。北米では38,000台、イギリスでは右ハンドルのSAABが20,000台も売れていると言うのに日本ではたったの863台だ(いずれも2004年)。

 いいクルマが売れる訳じゃないという良い例と言ったら叱られるかも知れないが、郷秋<Gauche>としては306の次のクルマ最右翼のSAABだと言うのに、ホントに売れていないんだな。まぁ、ヘソが横を向いている郷秋<Gauche>としてはそこがまた魅力のSAABではあるんだけれど。


 今日の1枚は郷秋<Gauche>のデスクの上に広げた月刊NAVI 9月号。このところ何やかにやと忙しくて物置状態の机で、ちょっと恥ずかしい。
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お化けマンション(その6 最終回)

 19日から連載を始めました「お化けマンション」シリーズもいよいよ今日が最終回です。
 これまでケチってきたわけではないのですが、お化けマンションの全体像をご覧頂いていなかったことに気がつき、慌てて全体が写っているカットを探してみましたが全体を捉えた写真が、ちゃんとありました。

 本日掲載の写真が見つかったお陰で、全6回・6枚でなんとかお化けマンションの全容をお伝えできたような気がしますがいかがでしょうか。全体を捉えた今日の写真はいったいどのあたりから撮ったものなのか、今となっては判然としませんが鶴川駅に近い所から撮ったのは間違いありません。

 お気づきの通り望遠レンズで撮影したものですが、当時持っていた望遠は135mmだけでしたが135mmの割には建物がかなり霞んで写っています。撮影したのが7月1日と梅雨のさなかで湿度が高かったせいではないかと思います。黄色のフィルターを着ければもう少しクリアに捉えることが出来たのではないかと思いますが、当時はそんなフィルターは持っていなかったようです。

 初回に、撮影に使用したカメラやレンズ、フィルムなどを記しましたが、データ化してからの画像処理ソフトについて書くのを忘れていました。Photoshop Elements 3.0を使用しております。若干のコントラスト調整を行いましたがトリミングはしていません。今よりもしっかりとフレーミングしてシャッターボタンを押していたようで、トリミングの必要がなかったことに我ながら驚きました。

 さて、今回は最近発掘された前世紀の遺物の中から6枚のモノクローム写真をご紹介しましたが、新作のモノクロ写真もぼちぼち掲載していきたいと思っております。花のクローズアップの写真とは相当趣が異なりますので戸惑われる方もおいでかも知れませんが、お付き合いいただければ幸いです。



 鶴川駅近くから見た、今は無きお化けマンション。

 お化けマンション(その1)はこちら
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台風一過

 
夏がやってきました!

いつもの東京都下某所、樹高30mはあろうかという楠の木。
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郷秋<Gauche>のお薦めアルバム その2

Bill Evans Trio / WALTZ FOR DEBBY RIVERSIDE OJCCD-210-2 (RLP-9399)
ワルツ・フォー・デビイ / ビル・エヴァンス・トリオ
ビル・エヴァンス(p) / スコット・ラファロ(b) / ポール・モチアン(ds)
1961年6月25日ニューヨークの名門ジャズクラブ、ヴィレッジ・ヴァンガードにおけるライヴ録音

 オリジナル盤(当然LP)には6曲が収められていましたが、現在CDとして発売されているものは「ワルツ・フォー・デビィ+4」としてオリジナル盤収録のテイク2をはじめ4曲が追加され全10曲が収録されています。

1. マイ・フーリッシュ・ハート
2. ワルツ・フォー・デビィ (テイク2)
3. デトゥアー・アヘッド (テイク2)
4. マイ・ロマンス (テイク1)
5. サム・アザー・タイム
6. マイルストーンズ
7. ワルツ・フォー・デビイ (テイク1)
8. デトゥアー・アヘッド (テイク1)
9. マイ・ロマンス (テイク2)
10. ポーギー (アイ・ラヴ・ユー・ポーギー)

 タイトルチューン、ワルツ・フォー・デビィはビルのお兄さんのお嬢さん、デビィのために書いた優しく素敵な曲。今ではすっかりジャンルを越えたスタンダードナンバーとなっていますね。

 タイトルチューンのほかにマイ・フーリッシュ・ハート、マイ・ロマンスなどの名曲を収めた、まさに不朽の名盤です。それでいてこれまでジャズに縁がかなった方もすらりと入って行けるジャズ入門版としても優れたアルバムが中身が薄いのかと言えばさに非ず。ジャズの本質を易しくかつ優しく伝える、彼の真骨頂ともいえるアルバムです。

 今回このアルバムをお薦めするのには、実はもうひとつの訳があるのです。それはご覧の通りの秀逸なジャケットデザイン。かつては31cm角の大きなもので専用の額に入れてディスプレイしていたオールドファンも少なくないと思いますが残念ながら現在ではわずか12cm角、これではとても鑑賞には耐えられません。

 そんなことからなのでしょうか、LPサイズのジャケットに入ったCDをでかジャケCD と銘打ちユニバーサルミュージックが発売を始めました。1枚2,300円でまずはかつての名盤30タイトルが発売になるとのこと。他のレコード会社にも同種のCD発売を呼びかけたいとのことですからしばらくはその動向に注目です。

 さて、名アルバムにはカバーアルバムが登場するのが世の常。そこでご紹介するのがこれ。
David Matthews Trio / WALTZ FOR DEBBY KING Recoerd KICJ-2073
ワルツ・フォー・デビイ / デビッド・マシューズ・トリオ
デビッド・マシューズ(p)、マイケル・ムーア(b)、デイブ・ウェックル(ds)
1987年6月22&24日ニューヨーク、スタジオ録音

1. 恋とは何でしょう
2. ワルツ・フォー・デビー
3. ティファニー
4. ラブ・ミー・オア・リーブ・ミー
5. ジ・イン・クラウド
6. ホップ・スコッチ
7. マンハッタン・サンセット
8. イン・ユア・オウン・スウィート・ウェイ

 カバーアルバムと言いながら同じ曲はタイトルチューンのみじゃないか、と言うなかれ。なにがカバーかと言えば、カバー、つまりジャケットなのです。明らかにオリジナルを意識したジャケットでが、ジャケットのみならず中身もまたカバーの域を超え、これまた名盤と呼ぶのに相応しいアルバムです。郷秋<Gauche>としては両アルバムを聴き比べ、見比べされることをお薦めいたします。
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お化けマンション(その5)

 お化けマンションは小田急線鶴川駅から歩いて15分程のところにある。旧住宅公団鶴川団地の東側に位置しているが、おそらくはこのマンションが民間のものであったため、1967年(昭和42)の鶴川団地建設と同時期の建設と思われるにもかかわらず、相互に連絡する道路はなかったはずである。

 小田急線と書いてきたが、正確には小田急電鉄小田原線と言い、新宿・小田原間82.5Kmを結ぶ私鉄で1927年(昭和2)4月1日に営業を開始している。現在の社名「小田急電鉄」は開業当時の「小田原急行鉄道」を短くしたものであるが、この名前からも想像できるように東京と当時有数の観光地であった箱根の玄関口にあたる小田原を結ぶ言わばリゾート行きの電車であった。

 鶴川駅は小田急線開業と同時に設置されている。当時はまったくの寒村である鶴川村に出来た駅ではあったが、公団鶴川団地を始めとして周辺の宅地化が進み、現在では一日平均の乗降客数は約65,000人と、小田急全駅中17位、急行通過駅の中では乗降客数第1位で、湘南台、経堂、小田原に次ぐ規模にまでなっている。新宿から快速急行に乗り新百合ヶ丘で各駅停車に乗り換えると、最短28分で鶴川駅に着く。

 どうした加減か、駅周辺に大規模な商業施設が出来ることもなく典型的な郊外のベッドタウンとして発達してきた鶴川駅周辺である。公団鶴川団地は駅から見ると北西の山の上に広がっており、一般的にはバスの利用が必要になる。そんななかで件のマンションは駅から徒歩15分ほどの小高い丘の上にあり、竣工していれば資産価値の高い人気のマンションとなったのではないかと思われる。

 しかし、建設は中断、取り壊しを経て敷地は公園様に整備され現在に至っている。かなり条件の悪い場所であっても買い上げて一戸建てやマンションを建設したバブル期にあってさえもこの場所は見向きもされないまま現在に至っているようである。



 風化しつつあるコンクリート壁の向こうに見えているのが鶴川団地。

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F1 第12戦ドイツGPを振り返る

 昨日、「地元でのエンジントラブルはさすがに避けることができたようだ」と書いたけれど「予選においては」の文言を追加しなければなるまい。原因はハイドロリック系のトラブルとのことだが、36周目にマシンをコース上に止め、ライッコネンは無念のリタイヤ。原因がエンジンではなかったとしても止まってしまえば同じことだ。

 メルセデスの地元でのマシントラブルによるリタイヤである。メルセデス、マクラーレンの首脳陣にはさぞかし頭の痛いことであろうが、過去2戦続けてエンジン交換による10グリット降位、そして今回の決勝レースでのリタイヤが何よりも大きな痛手となったのはキミ・ライッコネン本人である。それにしても、壊れるメルセデスと壊れないルノー、市販車のイメージとは逆なのが面白い。

 12戦終了時点でポイントリーダーのアロンソは87ポイント、ライッコネンは51ポイント。過去最多、全19戦で争われる今シーズンも残すところ7戦となったいま、残りレースをすべてライッコネンが取ったとすれば121ポイントとなるが、アロンソが残りレースですべて2位となったとしても確実にポイントを積み上げ、その総数は153となる。

 しかも忘れてならないのはライッコネンの同僚、モントーヤの存在である。最後尾からスタートし2位をゲットする素晴らしい速さのマシンとドライビングテクニックがあれば、残りレースの幾つかでライッコネン、アロンソの強敵となることは間違いないが、これにより、より大きな影響を受けるのがチームメイトのライッコネンであることは論を待たない。

 <ドイツGP決勝レースの結果>

 1位:F.アロンソ / ルノー
 2位:J-P.モントーヤ / マクラーレン・メルセデス
 3位:J.バトン / BARホンダ
 4位:G.フィジケラ / ルノー
 5位:M.シューマッハ / フェラーリ
 6位:R.シューマッハ / トヨタ
 7位:D.クルサード / レッドブル・コスワース
 8位:F.マッサ / ザウバー・ペトロナス

 いつものようにレース中のラップタイムも確認しておこう。

 1位:K.ライッコネン / マクラーレン・メルセデス 1'14.873
 2位:F.アロンソ / ルノー 1'15.235
 3位:J.バトン / BARホンダ1'15.843
 4位:J-P.モントーヤ / マクラーレン・メルセデス 1'15.878
 5位:G.フィジケラ / ルノー 1'15.890
 6位:M.シューマッハ / フェラーリ 1'16.099
 7位:R.シューマッハ / トヨタ 1'16.073
 8位:D.クルサード / レッドブル・コスワース 1'16.233

 ライッコネンがダントツの速さだったことがわかろう。そして以外なのがモントーヤの最速ラップがバトンに次ぐ4位であったことだが、これはラップタイムにムラがなく、コンスタントに67周を走った結果ということなのだろう。

 さて、次週はハンガロリンクである。マクラーレン・メルセデスは信頼性を取り戻せるのか、「予選のトヨタ」、フェラーリ、ウイリアムズの復活はあるのか、レッドブルは好調を維持できるのか。「誰しも間違いは起こすものだ」「レースアクシデントだ」とかばってもらえるのはもうここまでだぞ、琢磨。次の日曜日が待ち遠しい。
 

 今日の1枚は、これ。花がナスそっくりなのでナス科だろうと調べた結果は山保呂之(ヤマホロシ)。なんとも涼しげな姿ですね。間違っていましたらどなたかお知らせください。
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F1 第12戦ドイツGP決勝レース スタート間近

 真夏のヨーロッパ4連戦の中にあって唯一2週間のインターバルをおいてのドイツGP決勝レーススタート時間が近づいている。現地14時のスタートは日本時間では21時となるが、地上波で見ている郷秋<Gauche>にとっては24時頃のスタートとなる。

 <ドイツGP予選結果>

 1位:キミ・ライコネン / マクラーレン・メルセデス 1'14"320
 2位:ジェンソン・バトン / BARホンダ 1'14"759
 3位:フェルナンド・アロンソ / ルノー 1'14"904
 4位:ジャンカルロ・フィジケラ / ルノー 1'14"927
 5位:ミハエル・シューマッハー / フェラーリ 1'15"006
 6位:マーク・ウェーバー / ウイリアムズBMW 1'15"070
 7位:ニック・ハイドフェルド / ウイリアムズBMW 1'15"403
 8位:佐藤琢磨 / BARホンダ 1'15"501

 地元でのエンジントラブルはさすがに避けることができたようだ。エンジントラブルがなければ当然のキミのポールポジションである。アロンソの間に飛び込んだバトンとのタイム差はコンマ439と、ダントツの早さである。バトンがフロントローを獲得したがBARのもう一人のドライバー、琢磨はバトンからコンマ742遅れの8位である。この差をどう捉えるべきか。琢磨も時に切れた走りを見せているところを考えると、今年のマシン007は決してその素性は悪くはないのだろうがセッティングの難しいマシンなのだろう。

 ウイリアムズの2台が6・7位につけたのは嬉しい驚きだ。イギリスGPのあとで「この2週間で自らの抱える問題を解決できるチームだけがチャンピョンシップ争いに残る資格あり」。と書いた。残念ながら今シーズン、ウイリアムズBMWがチャンピョンシップ争いに加わることは出来ないが、2週間の間にここまで来ることができたのはやはりそれだけの力があるチームだと言うことだろうな。来シーズンも期待したい。

 フェラーリの復活はなかった。ミヒャエルが5位、決勝レースレース重視のセッティングだからとのコメントと共にかろうじてミナルディの前という予選結果を残したバリチェロの結果は、いまのフェラーリがBARホンダと同様な問題を抱えているということだろう。「予選のトヨタ」がここに来て9・12位と失速したのはちょっとした驚きだが、決勝レースでの速さと戦略に期待したい。

 さて、現地および721では既に決勝レースが始まったが、郷秋<Gauche>のレース開始まではあと3時間。果たしてどんなレースになるのか。


 今日の1枚は例によって記事本文とはなんの関係もないこれ。花の名前をご存知の方、ぜひお教えください。

 花の名前が判明しました。モナルダ(シソ科)。別名、矢車薄荷(ヤグルマハッカ)、ベルガモット。
 hanaさんが教えてくれました。hanaさん、ありがとうございました。
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お化けマンション(その4)

 昨日、お化けマンションがあった位置を旧白洲邸 武相荘(ぶあいそう)の裏手と書いた。詳しくは武相荘のオフィシャルサイトをご覧いただきたいが、ここで簡単に武相荘のかつての主、白洲次郎について触れておきたい。

 次郎は1902年(明治35) 兵庫県芦屋生まれ。中学校卒業後イギリスに渡りケンブリッジ大学クレア・カレッジに入学。寄宿舎において英国流の紳士道を徹底的にたたきこまる。また生涯の友ロバート・C・ビンの影響でクルマに開眼、ベントレー、ブガッティといった名車を所有し週末はレースに熱中。晩年まで911を自ら運転する日本のエンスージャストの先駆けである。

 太平洋戦争勃発と同時に日本の敗戦を予知し1943年(昭和18)にはすべての職を辞し当時の鶴川村に移りもっぱら農を生業とした生活に入る。
 戦後は外務大臣当時の吉田茂に請われ、ケンブリッジ仕込みの英語を駆使しGHQとの折衝にあたる。1950年には、首相となった吉田茂の特使としてアメリカに渡たり平和条約締結の準備にたずさわり、翌年のサンフランシスコ講和会議には全権団顧問として出席している。日本国憲法の成立に深くかかわり、政界入りを求める声も強かったが在野を貫いた。

 1951年(昭和26)から1959年(同34)まで、東北電力会長を務め戦後の電力再編に尽力。ヘルメットにサングラス・長靴姿で自らランドローバーを運転しダム工事現場をまわる異色の会長であった。

 180cmを超す長身、端正な顔立ち、英国流の洗練された身ごなしの次郎が妻としたのが正子。次郎を知らない方は多くとも、白洲正子の名を聞いたことのない方はいないだろう。戦後昭和史の隠れたる巨人、白洲次郎は1985年に没する。

 昨日書いた通り、お化けマンションは1960年代の末期に建築が始まりコンクリートの躯体が出来あがったところで工事が中断し放置される。その後十数年を経ておそらくは1984年に解体されている。するとなれば、お化けマンションの一部始終を次郎は見てきたことになる。白洲次郎の目にこのお化けマンションは果たしてどのように映っていたのであろうか。


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お化けマンション(その3)

 お化けマンションが鶴川のどのあたりにあったのか、記憶をたどっても判然としませんでしたが、今時はネットで調べれば何でもわかるのだなと感心しました。

 「鶴川」と書きましたが、これは小田急線鶴川駅近くと言う意味でそう書いたわけで、調べてみるとその所在地は町田市能ケ谷町(まちだしのうがやまち)になり、鶴川駅から見ると北北西、鶴川団地の東側に位置しています。いまでは鶴川駅から見て旧白洲邸 武相荘(ぶあいそう)の裏手と言った方が通りが良いかも知れません。

 鶴川にお住まいで、このお化けマンションに興味を持たれた方のWebsiteを見つけました。このサイトによれば、お化けマンションの跡地は現在「きつねくぼ緑地」と名付けられた公園様になっているとのこと。種々の情報を総合すると1984年頃までには骨格だけが出来上がっていた建物が解体され、その後公園様に整備されたようです。

 隣接する旧住宅公団の鶴川団地とは異なりいかにも民間マンション風の瀟洒な建物で、それなりの広さの敷地を有していたように記憶しておりますが、建物解体後に訪れたバブル期にも再開発されることなく放置されていたのが不思議ですが、このあたりにも建物取り壊し後もなお、お化けマンション(跡地)と呼ばれ続けてきたわけが隠されているような気がしてなりません。


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ザ・プレミアムモルツが出荷一時休止

 サントリーのプレミアムビール、ザ・プレミアムモルツが売れ過ぎて生産が追いつかず、出荷を一時休止するという。ビール人気が低迷する中で、ましてや未だかつてビール事業が黒字になってことがないと聞くサントリーにとっては実にめでたい話だ。

 プレミアムビールってのは、日本ではヱビスビールが開拓したマーケットじゃないかと思うけどどうだろう。

 郷秋<Gauche>はバドワイザーのようにガブガブ飲めるライトタイプのビールが好きなので、特に夏場にヱビスビールのようにコクのあるビールはちょっと重た過ぎてどうかと思うけれど、冬に暖かい部屋で鍋をつつきながら飲む冷たいヱビスビールは、確かに旨いと思う。

 残念ながらザ・プレミアムモルツは飲んだことがないけれど、そしてサントリーには悪いけれど、ヱビス同様ホントは冬に飲んだ方が美味しいんじゃないかな。でも日本じゃビールは夏に飲むものというイメージがとっても強いから、冬場に飲むコクのあるビールの美味さはなかなか理解されないんだな。そもそもがだ、ビールに対してまったく失礼な話なんだけれど、とりあえずビールでいいや、なんて言われちゃう可哀想な飲み物だからな。

 国内メーカー5社のビールは500mlの壜や缶が1本300円くらいとどれも同じ値段でどれも同じような味だからブラインドテストをされたら区別がつかなかったけれど、ヱビスやモルツが出て、味のヴァリエーションが増えて、発泡酒が出て更に雑酒やリキュール類に分類される「第3のビール」が出現し値段のヴァリエーションが増えて、ビールファンの郷秋<Gauche>としては、実に嬉しいことだ。

 そうは言っても値段は高級ビールであるザ・プレミアムモルツやヱビスの320円くらいから、第3のビール、ドラフトワンの170円(いずれに500ml壜・缶の一般的な小売価格)まででその価格差は1.8倍程度。この価格差はワイン、ウイスキーの価格差と比べたら無きに等しいものだ。金持ちも郷秋<Gauche>のような金欠人も同じビールを飲む。ビールは実に平等・民主的な飲み物だなぁ。ビール(類)はやっぱり庶民の味方だ (^^)。


 さて、今日の1枚はこれ。西洋風蝶草(セイヨウフウチョウソウ)、別名クレオメ。
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お化けマンション(その2)

 今となっては私の人生の真ん中よりかなり前に撮った写真ですので、掲載してよいものやらどうやら考えましたが、載せてみれば結構反響がありDMを複数頂ました。まあまあ、そこそこ、ちょっとは見られる写真を、10本ほどのネガから数枚見つけることが出来ましたので少しほっとしました。

 さて、お化けマンションの写真を撮ったのは1976年です。小田急線に乗って鶴川駅を通るたびにずっと気になる存在だったわけですが、撮影に出かけたのは初めて見かけてから数年後のことです。おそらくは1960年代の後半に建設が中断されたものではないかと思います。

 今回この記事を書くにあたって調べてみると、お化けマンションは「心霊スポット」として当時からマニアの間では結構有名な存在だったようです。もっとも、新宿行きの電車の左車窓を見れば嫌でも目に入る、誰でも知っている存在ではありましたが。


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お化けマンション(その1)

 このところちょっと(実はかなり!)写真づいている郷秋。昔々に撮ったネガをしばらく前から探していたのですが、ようやく屋根裏収納から発掘することが出来ました。出てきたネガは約300本分。その中から今も覚えている、撮影に何度か通ったお化けマンションの写真を何回かに分けてご紹介いたします。

 お化けマンションとは、町田市鶴川にあった建設途中のまま放置されたマンションのことです。小田急線の上り電車に乗っていて鶴川駅を過ぎた辺り、進行方向左側の山の上に建っていましたので覚えておられる方も多いのではないかと思います。

 この「お化けマンション」がいつ出現して、いつその姿を消したのかは定かではありませんが、私が撮影した1976年の5月から7月にかけての時点で、既に10年程度は放置されているように見えました。

 写真・カメラに興味をお持ちの方のために撮影等のデータを記しておきます。カメラはPENTAXのSP SL、レンズは28mm、50mm、135mmを使用しています。フィルムはTRI-X、現像液は時によりD76とミクロファインを使い分けています。データ化に当たってはKONIKA MINOLTAのDiMAGE Scan DuaL Ⅳを使用しました。


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アマチュアカメラマンに50の質問(その2)

 昨日に引き続きQ11~20についての答えです。それではいってみましょう。

Q11.次に欲しいカメラは?
 誰かが買ってくれるのなら、デジタルならNikonD2X だけど、自分で買うとなるとこの秋に発売と噂のD100の後継機かな。

 フィルムを使うカメラならやっぱりF6だろう。自分で買うなら今年の秋に発売が噂されているF100こ後継機種。中古なら2000年最終モデル、程度抜群のF3Pって手もある。これは家宝になるかも知れないけれど、撮って撮って撮りたおさないと意味がない、撮ってナンボのカメラだ。

 レンズはデジタル用に12-24mm80-200mm F2.8かな。F3とEM用にはAiの単焦点レンズを何本か欲しいところだが、こちらは程度のいい中古でもOKだな。

Q12.携帯電話に付いてるカメラは使いますか?
 ケータイ持ってません(^^ゞ。似たよ~なものにカメラ機能が付いてはいますが、買ってきたその日に1度試しにシャッターボタンを押しただけです。あれって「カメラ」なんですかね~。インスタントコーヒーがコーヒーじゃなくてあくまでもインスタントコーヒーであるように、カップラーメンがラーメンではなくあくまでもカップラーメンであるように、あれはケータイ内臓カメラであって「カメラ」ではないと、私は考えます。

Q13.好きな写真家は誰ですか?
 特にいないけど、沢田教一はすごいと思う。写真集も持ってます。今時の写真家では、今森光彦さんは一つの目標だな。土門拳もやっぱりすごい。

Q14.写真仲間は
 いません。写真やカメラの話題で盛り上がるのはいいけど、撮影は単独じゃないとできないよなぁ・・・。

Q15.師匠はいますか?
 いません。が、目に触れるすべての写真が手本だと思っています。イイ写真を目にするとどうやって撮ったんだろうかと、暫く楽しめます。

Q16.写真技術はどこで覚えましたか?
 テクニックはほとんど自己流ですが、ものの見方、捉え方、考え方はかつて某所でかなり厳しく鍛えられました。時間をかけてていねいに焼いた四切のプリントの四方をカッターでバッサッバッサッと切られてL版くらいにされてしまうんです。そして「君が表現したいのはこれですか?」なんて聞かれて「そうです」と返事すると、「それなら最初からこう撮りなさい」なんて言われちゃうんです。厳しかったなぁ。でもそれがいますごく役になっている。写真はテクニックじゃないって思うもんな。

Q17.主な被写体は何ですか?
 現在のメインは風景とその構成要素としての草花・樹木ですが、最近は「人のいる風景」を意識して撮り始めている。これは、できれば白黒で撮りたいなって思っています。

Q18.挑戦したいジャンルは?
 「人」を上手に撮れるようになりたいものです。まずはQ17でも書いた「人のいる風景」から。

Q19.モノクロ派?カラー派?
 これも7番と同じで「派?」と聞かれると困ります。どうして物事をON or OFF、白か黒かのデジタルに捉えようとするのでしょうか。別に「派」ではありませんが、主に撮影しているのは色付きですが、Photoshopで色を落とし白黒にする写真も意識して撮っています。近いうちに白黒を自家現像で再開したいと思っています。

Q20.自分で現像、プリントをしますか?
 これは良い質問です(^^)。昔はモノクロだけでしたから、当然自分で現像していました。現像液や停止液の匂いが懐かしいです。道具もほとんどなくなってしまったけれど、EL-Nikkor 50mm f2.8とフィルム現像用のタンクはまだちゃんと持っています。現像液の中の印画紙に影像が浮かび上がって来る瞬間がたまりませんでした。またやってみたいものですが、再開するのはとりあえずフィルム現像だけですね。

 第2回目はここまでです。質問によって長々と書きたくなるものと1行で済んでしますものとがあってバランスが悪いのですが、この点はどうぞご容赦ください。では次回をお楽しみに。

 アマチュアカメラマンに50の質問(その1)はこちら
 アマチュアカメラマンに50の質問(その3)はこちら
 アマチュアカメラマンに50の質問(その4)はこちら
 アマチュアカメラマンに50の質問(その5)はこちらです。


そんな訳で今日はモノクロームの写真を1枚。フィルムじゃなくてデジタルで撮影しPhotoshopで白黒にしたものです。
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