「開発発表」って何だ?

 予てよりの噂通り、OLYMPUS(オリンパス)から3種類の新しいカメラが発表になった。その3台とは、郷秋<Gauche>も既にご紹介している通り、E-P3E-PL3E-PM3の事である。この3台の内E-P33週間後の722日に発売になうことがアナウンスされたが、E-PL3E-PM32機種は「開発発表」であり発売は2011年秋とのこと。

 
この「開発発表」と云うのは郷秋<Gauche>には良く理解できないのである。つまり、開発中であることを発表するのが「開発発表」と云う事なのか。メーカーによっては、機種によっては「ちら見せ」のティーザー広告で期待心を煽ったりすることはあるが、4か月以上先に発売となるカメラの姿を堂々と見せてしまうって、どう云うんだろうね。

 
あと4か月待ってでも買う価値のあるカメラであることをユーザーに知らせて、他社のカメラへの乗り換えを防ごうと云う事なのか。つまりはソニーのNEX-C3やペンタックスのQ「なんか」に浮気しないで、E-PL3あるいはE-PM3の登場を待ちなさいと云うオリンパスからのメッセージなのだろうか。だとするとオリンパスは余程自信があるのだとは思うけれど、郷秋<Gauche>は、少なくともその形にはまったく魅力を感じないな。悪いけど。

注:「小笠原、父島」シリーズは本日はお休みさせていただきました。明日から連載最下位、あれっ、再開の予定です。どうぞお楽しみに、って、やっぱり人気「最下位」、かも(^^;

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先週末のモータースポーツ雑感

 佐藤琢磨がIndyでポールポジションを取りました。日本人初の快挙です。でも、決勝レースでは案の定と云うべきか、マシンをウォールにヒットさせてクラッシュ、リタイヤ。やっぱりな。レースで勝つためには、フィニッシュすることが最低限の条件なんです。いくら一周の速さがあっても、フィニッシュできなければ、このスポーツでは何の意味も無いのです。このスポーツにはクレバーさが必要なのです。

 

 F1ヨーロッパGP、小林可夢偉は周回遅れの16位フィニッシュ。連続入賞は途切れました。マシンにまったく速さがありませんでした。スポーツ走行ではありませんので、周回遅れになるようでは、ただ周回を重ねても、無事にチェッカードフラッグを受けても、速さがなければ、このスポーツでは何の意味も無いのです。可夢偉にいま必要なのは、戦闘力のあるマシなのです。このスポーツには速いマシンが必要なのです。

 

追記:今週の郷秋<Gauche>はとっても忙しいんです。でもね、そう云う時にこそ、ほっとできる時間が必要なんです。ほら、忙中閑有りって云うでしょう。

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片方のエンジンだけで大丈夫なんです。

 ANA1613便(ボンバルディアQ300)が、エンジントラブルのため「片側のエンジンを停止させた状態で伊丹空港に緊急着陸」したことがニュースになっていた。まるで片側のエンジンだけで着陸「できた」ことが奇跡でもあるかのような書き方のタイトルだが、実は双発(エンジンが二つある)の飛行機は、一方のエンジンが停止しても、もう一方のエンジンだけで安全に飛行を続け、安全に着陸できるように設計されているのである。

 

 というか、むしろ一つのエンジンが停止してももう一つのエンジンで安全に飛行を続けられるようにエンジンを二つ積んでいるのである。そういう考え方に基づけば、双発より三発(昔流行った727MD-11)、三発より四発の飛行機(747やエアバス340380)は更に安全性が高いと云う事になる。ただし、エンジンの数が増えるのに伴う機構の複雑さがまた信頼性の低下を孕むと云う矛盾も抱えることにもなる。

 

 ところで、左右の翼に一つずつエンジンをぶら下げた(例えばホンダジェットのように翼の上にエンジンを乗せる形式の飛行機もない訳ではないが)双発機の場合、片方のエンジンが止まった時のことを考えれば、当然止まっているエンジンの方向に旋回しようとし直進が出来なくなるのではないかと想像するのだが、それはそこ、今どきのコンピュータ制御技術で、パイロットが神業的操縦をせずともまっすぐに飛ぶようになっているらしい。

 

 では単発の飛行機の場合とか、すべてのエンジンが停止した場合にはどうなるかと云うと、例えばジェット旅客機であっても、グライダー程ではないにしても多少は滑空できますのでご心配なく。安全姿勢を取りつつ、滑空しながら安全な着陸もしくは着水場所が見つかることを祈りましょう。

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オリンパスE-PM1の画像流出

 一昨日にE-P3の画像が流出していると書いたが、今度はペンシリーズの末弟、E-PM3の画像が流出していた(see here)。もっとも日本時間の明日にはメーカーから正式に発表されるとの噂だから、珍重されるのも一晩限りの「特ダネ」。

 

確かにコンパクトなようだが、しかし、まったく魅力なし。それでもペンタックスのQよりはまとも(玩具っぽくない)だし、似たような大きさならば圧倒的にイメージセンサーの大きいE-PM3の方が「買い」だな。

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小笠原、父島(その5)

 昨日、コムラノン300mm F4.5と云う「怪しい」レンズも使ったと書いた。気になったのでWebで調べてみたら、三協光機と云う会社が作ったレンズであることがわかった。今で云うサードパーティで、シグマ、タムロン、トキナーのようなものだが、1990年代までに淘汰された会社とその製品と云うことになる。

 

 

 この写真は、当時も今も父島の観光名所?の一つであるらしい「首なし尊徳」。尊徳とはもちろん幼名二宮金次郎、後の二宮尊徳のこと。薪拾いの行き帰りにも本を読んでいたと云う金次郎に倣い、勤勉を奨励するために戦前は日本全国の小学校(尋常小学校、国民学校)などにその石像が建てられた。

 

 戦後、アメリカ統治時代に首だけがもがれて持ち去られたのだと云う。郷秋<Gauche>が上の写真を撮った時の首なし尊徳像がどこにあったのかの記憶はまったく無いが、今はそれとは別の場所に移設されているらしいが、相変わらず首は無いままのようである。

 

 ところで上の写真のフレアの中にレンズも絞りの形である五角形が「綺麗に」出来ているのにお気づきだろうか。最近のレンズは高度なコーディングがされていて逆光でもフレアが出にくいのと、出ても絞りが円形絞りなので、なんかつまらない。こういう絵柄には絞りの形もばっちり見える盛大なフレアがお似合いだな。

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小笠原、父島(その4)

 いかんせん大昔の事なのでかなり記憶が曖昧になってきている。そりゃあそうだろ。鋼鉄製の船の形をしていた物さえ、腐食崩落しその姿を完全に海に飲み込まれようとしているのだ。それ程の時間が経っているのだ。昨日の夜に何を食べたのかさえ怪しい郷秋<Gauche>なのだから、当時の記憶が不正確なのは致し方の無いところである。

 

 記憶はとうの昔に失せていても記録は残るものです。幸いにして、ほんの僅かなものではありますが、ネガシートにメモが挿んでありました。

 

 25日に記したカメラ機材や現像液や現像時間、時々ですがどこで何を撮ったのかと云ったメモです。3月にはペンタックスSPSLでレンズは2855135。フィルムはイルフォード。10月にはそれにニコマートと200mm F4が加わりフィルムはTRI-Xに代わっています。フィルムでは初めて使う富士クロームも数本持って行ったようです。それとペンタックス用に誰かに借りたらしいコムラノン300mm F4.5と云う「怪しい」レンズも使っているようですが、これについての記憶はまったくありません。

 

 

 岩盤に穿たれた窓から見えるのは二見湾の北側に位置する村役場を中心とする集落のようである。詳しい記憶はないのだが、どうやらこれは二見湾に侵入した敵艦を迎え撃つためのカノン砲が据え付けられていた場所のようである。画面中央に見えているのがその砲を据えた基礎部分のように見える。

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D4とD400は8月、D700後継機は2012年?

 Nikon Rumorsによれば、Nikon(ニコン)のプロレベルのDSLRのライフサイクルは4年で、このレベルに該当するD3D300は、2007年に登場しているから登場から4年になる今年の8月に後継機たるD4D400が発表される。しかし、D7002008年に登場しているので、その後継機の登場は2012年になるとのこと。そうですか。

 

 Nikon Rumorsによれば、DXフォーマット12MPのセンサーはまずD300に搭載されて、その後にD90にも採用された。同じく16MPのセンサーはまずD7000に採用された後にD5100にも搭載された。更に、FXフォーマットの12MPセンサーはまずはD3に搭載され、その後にD700にも採用された。だから、D4登場の前にD700の後継機を期待するべきではない。成る程、なかなか説得力のあるお説でありますな。

 

 興味とお時間のおありの方は、ぜひNikon Rumorsをご確認いただきたい。ところで、D700 replacement still in the airって、「D700の後継機の話は『宙に浮いている』」って訳していいんですか?

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E-P3の画像流出

 今月30日に発表されると云うOLYMPUS(オリンパス)のE-Pシリーズ3機種の内の最上級機、E-P3の写真が流出しMirrorless Rumorsに掲載されていた。

 

 これが本物だとすると(多分本物だろう)、E-P3E-P2のまったくの正常進化型である。ほとんど唯一の違いは、ストロボが内蔵されるらしいこと。その場所を確保するためにE-P2では左側にあった撮影モード設定のダイヤルが右側、つまりこれまでON/OFFスイッチがあった場所に移され、ON/OFFスイッチが右端の露出補正ボタンの後ろ(撮影者)側に移された。

 

 不鮮明だが裏側(撮影者)側の写真を見るとモニター右側に縦に並んでいるボタンが4つから5つ増えている。ボタンの機能表示の文字が無くなっているのだが、それはどうやらモニターが大きくなったためのようである。3inchよりも大きなモニターを採用しているのか。

 

 正面から見て取れる変更は二つ。E-P2では動画用のマイクロフォンが正面のOLYMPUSのロゴの両端にあったが、これがホットシューの前に移されている。E-P2ではON/OFFスイッチがある辺りの正面に小さな窓が設けられている。これはAF補助照明用の窓だと思われるがどうだろうか。

 

 あと3日が待ちきれない方はMirrorless Rumorsをご覧あれ。

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小笠原、父島(その3)

 父島行きの一度目は3月で、二度目は10月でした。真夏を挟んで春と秋ですが、東京から南に1000kmの父島はどちらも真夏のような感じでした。最初に行った時だったでしょうかね、店先に「小笠原にも冬が来ました。肉まん・あんまんをどうぞ」みたいた張り紙があって笑ったのを覚えています。

 

当事はいまのような放送衛星(BSCS)がありませんでしたので、当然テレビの生放送もなく、週に一度やって来る父島丸(と云う名前だったと思います)が運んで来るビデオテープによる放送を、島内のケーブルテレビで見ていたようです。電話はありましたが、本土との通信は短波によるもので、ノイズが多かったように記憶してます。

 

 一度だけ電話局に出かけて本土に電話をしたことがありましたが、相手先の電話番号を書いた紙を局員に渡して、230分待ってからようやく郷秋<Gauche>の通話の番が回ってきましした。たぶん、一番安定した通信ができる1018MHz辺りの周波数を両通話用に2回線確保しての電話だったのではないかと思います。周期の長いフェージングがありました。

 

 アメリカから返還される前から住んでいた人の話によると、アメリカ統治時代は毎日グアムから飛行艇が飛んできていたとのことでしたが、返還後は生活物資のすべてが週に一便の船で運ばれてきていました。肉は冷凍になって、新聞は一週間分がビニールで包まれて運ばれてきていました。父島には東京から1000kmを飛べる飛行機が離着陸できるだけの長さの滑走路のある飛行場を作る土地が無いのです。

 

 島内の診療所で対応できない病人が出た場合には、自衛隊の飛行艇が出動するようですが、当時、飛行艇で来島したのは当時の都知事だけだと聞きました。その交通事情はいまも変わっていないはすですし、世界自然遺産登録となるとますます空港の建設は難しくなるでしょうから、小笠原が「地球上で東京から一番遠い場所」であることは当分変わりそうにないようです。

 

 

 昨日ご覧いただいた写真は境浦が一望できる山の上からものでしたが、今日の一枚は境浦の波打ち際まで下り撮影したもの。はたして濱江丸ものなのかどうかは定かではありませんが、直径が大人の背丈ほどはあろうかと云う大きなスクリューが浜に打ち上げられていました。濱江丸の甲板後方に木が生えているのがお分かり頂けるでしょうか。

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小笠原、父島(その2)

 調べてみると、今は父島まで25時間ほどで着くようですね。郷秋<Gauche>が出かけたころには36時間、船中二泊の船旅であったように記憶しています。夕方竹芝ふ頭を出港して3日目の朝に二見港に着きました。

 

 船は二見港に一晩停泊して東京に戻ります。3日目に東京に着いた船は東京で二晩停泊してまた3日かけて父島にやって来ます。つまり、父島に出かけると一泊で東京に戻るか、次の船が来るまでの八泊か、どちらかになったように記憶しています。もちろん郷秋<Gauche>は二度とも八泊の方を選びました。

 

 当時はいまよりもずっと小さな船で、東京湾を出るとすぐに波に揺られて、二度とも酷い船酔いに悩まされましたが、酒を飲んでの二日酔いとは違い、船を降りるとすぐに治ってしまうのが不思議だったように記憶しています。

 

 

 境浦で座礁した輸送船、濱江丸(ひんこうまる)。1944年にサイパンの北方で魚雷による攻撃を受けながら父島までたどり着き、ここで座礁し力尽きたと云われています。郷秋<Gauche>が訪れた時にはまだ船の形を留めており甲板には木も生えていましたが、最近の写真を見ると船体のほとんどは崩落して海中に没し、海面に見えているのは機関と思われる部分のみとなっているようです。

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恩田の森、更新

 本日、恩田の森で撮影いたしました写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田の森Now 

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小笠原かぁ・・・、懐かしいなぁ

 小笠原諸島が、その独自な生態系が評され世界自然遺産として登録されることが決定したようだ。小笠原かぁ、懐かしいなぁ・・・。実は郷秋<Gauche>は学生時代に二度ほど小笠原父島を訪ねたことがある。半世紀と四半世紀の間くらい前の事である。

 

 一度目は何の気なしに、ちょっとした気晴らしのつもりで出かけたのだが、すっかり魅せられた郷秋<Gauche>はその半年後に父島を再訪している。二度目は母島にも渡るつもりでいたのだが、生憎海が荒れていて200トン程と聞いていた船が出ないことから母島行きは叶わなかった。郷秋<Gauche>が魅せられたのはその自然よりも、島の歴史的成り立ちと史跡(戦跡)であった。

 

 小笠原諸島は日本人よりも早い時期にヨーロッパ人によって確認され、まずハワイ先住民族やイタリア系などの白人が定住するが、その後日本人も入植し欧米系住人との混住が始まる。欧米には日本語の無人島(ぶにんとう)から「ブニンアイランド」の名で知られるようになる。

 

 太平洋戦争が激化するまで日本人とし欧米系住人の混住が続くが戦争が激しくなり全ての住民が強制移住させられる。戦後はアメリカが統治し、まず欧米系住民が帰島し、主権が日本に返還された後に元島民の日本人が島に戻り、少数の欧米系住民と日本人の混住が再開される。

 

 郷秋<Gauche>の記憶によれば、見事な日本語を使うイタリア系移民の末裔であるセーボレイと云う一族が父島に暮らしていた。その住まいはハワイ辺りのそれを思わせるもので、日本のようでいて欧米的でもあるな不思議な雰囲気を醸していた。

 

 郷秋<Gauche>が興味を持ったのはそんな小笠原の文化社会的な側面で、当時、フォトジャーナリストを目指していた郷秋<Gauche>は、特に二度目の小笠原行はその道への第一歩を印す覚悟で乗船したのだが、その夢は無残にも当たって砕け散ったのであったが、今回の騒ぎの中であらためて当時のネガを見てみると、決して悪くない幾枚かを見つけることが出来た。

 

 これまでにも、小田急線鶴川駅近くの「お化けマンション」や「1973年の横須賀」など、郷秋<Gauche>が大昔に撮影した作品をご覧いただいたが、今回も今日からしばらくの間、1976年の小笠原父島にお付き合いいただきたい。

 

 

 手元に子細な資料がないのであるいは誤りがあるかも知れないが、数十年前の記憶と若干の資料によれば、眼下右手は父島最良の海水浴場とされる小港海岸。正面に見える岬に更に向こうに見えているのは二見湾に面した小笠原村役場辺りの集落か。

写真のデータ:カメラとレンズは多分ペンタックスSL+28mm F3.5。フィルムはイルフォードの400で現像液はD76。エプソンGT-X820でデジタルデータ化。

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シトロエンっぽくないシトロエン

 シトロエンC4の新型が登場した。内外装共に「アバンギャルド」のかけらもない、全然シトロエンっぽくないデザインだから、フロントグリルの二本のバーがダブルシェブロンになっていなければ、シトロエンであることに気付かない人も多いことだろう。

 

 ボディサイズは全長×全幅×全高が4330×1790×1490mm、ホイールベースが2610mm、車重が1370kgで、ゴルフⅥの4210×1790×1485mm2575mmにごく近い。価格もセダクション256万円、エクスクルーシブ299万円で、これまたゴルフのトレンドライン257万円からハイライン315万円と同価格帯である。

 

 しかしなぁ、エクスクルーシブ6速セミATは良いとしても、廉価版セダクションの4ATって、今どきどんなものだろうね。如何にMTの国、フランスのクルマと云えども今どき4ATは無いんじゃないの。日本では80万円のスズキアルトでさえ4ATなんだから。

 

ところでこの新しいC4、どう云う人が買うんだろうね。ゴルフⅤに乗っている人が乗り換えるとは思えないから、日本車からの乗り換えかな?あるいはプジョー307からの乗り換えと云うのもあるかも知れないな。308がやたらに大きく高価になっているからね。

 

でもこの新しいC4、全然未来っぽくない、最初から5年落ちみたいなデザインって、郷秋<Gauche>は結構好きだな。ドイツ車とは全然違う、まったく別のアプローチでありながら、結果的にはドイツ車同様まったく疲れない、フランス車の快適なシートも魅力だ。先に「某車オーナーが乗り換えるとは思えない」とは書いたけれど、個人的には有かも。あっ、気持ち的にはと云う事ですよ(^^)

 

 

 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、蕺草(どくだみ)。毒溜め(どくだめ)、魚腥草(ぎょせいそう)、地獄蕎麦(じごくそば)などの別名がある他、俳句の世界では十薬(じゅうやく)と呼ばれることが多い。白い花弁のように見えるのは実は苞(ほう)で、その上に立つ黄色のものが本来の花が密生した花穂。本来の花には雄蕊と雌蕊しかなく花弁もガクもない。この時期庭の隅、道端等の半日陰の湿ったところで盛大に繁殖している。独特の臭みから嫌われることが多いが、郷秋<Gauche>はこの花を美しいと思う。

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PENTAX Q登場

 郷秋<Gauche>も2度ほど記事にしていたが、予てよりの噂通り、今日、PENTAX(ペンタックス)から新しいレンズ交換方式のデジタルカメラ「Qシリーズ」が発表された。23日発表と云う予想は当たったが、「ペンタックスが一眼レフを発表」と書いたSankeiBizは「デジタル一眼」と「デジタル一眼レフ」の違いも判らないと云う、何ともお恥ずかしい有様をさらけ出したことになる。

 

 しかしこのQシリーズ、確かに小さく軽いようだが、イメージセンサーは噂通り1/2.3インチと小さいもの。いったい誰がどういうシチュエーションで使うのか、郷秋<Gauche>には想像が出来ない。かつてのauto110のようなお洒落なデザインならそれだけで許せてしまうのだが、今回発表されたQの姿には、はっきり言ってがっかり。まったく食指が動かない。

 

 ボディを小さくするためにフォーカルプレーンシャッターを諦め、交換レンズ側にシャッターを組み込んだこと、1/2.3と小さなイメージセンサー故に作るのが難しい「ボケ」を電子的に作ってしまおうと云う試みが目新しく、その効果のほどは現時点ではわからないものの、新しい形と仕組みに取り組んだ姿勢は評価しても良いかな。

 

 今日の所は、郷秋<Gauche>も記事にしていたこともあるので、噂通り623日にペンタックスからまったく新しいカメラシステムが発表されたことだけをお伝えし、詳細は今週末にでもゆっくり書こうかと思っていたのだが、まったく心ときめかないデザイン、レンズが交換できるのが目新しいだけで、結局はコンパクトタイプの「デジカメ」でしかないことを考えると、もうこれ以上書くこともないかな?と云う感じだな。

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CX5に新しいファームウェアを導入してみた

一週間程前にRICOH(リコー)からCX5の新しいファームウェア公開のアナウンスがされていた。ちょっとバタバタしていてすぐには導入できずにいたのだが、ようやく今日、V1.19を導入することができた。V1.19導入によりホワイトバランスの精度の改善と、シャッター一気押しの撮影を繰り返すと操作を受け付けなくなる現象が修正されると云う。

 

ファームウェアはソフトウェアの一種だが、エンドユーザーが利用・活用するものではなくハードウェアを制御するソフトウェアで、通常はハードウェアと一体になったROMに組み込まれユーザーが勝手にいじることが出来ないようになっている。

 

ハードウェアは変わらなくてもこのファームウェアの入れ替えをすることで、例えばあるデジタルカメラに発売時にはなかった新しい機能を追加したり、発売時には気付かなかった特定の操作を行った時にだけ現れる不具合を修正・解消することが出来る。

 

新しいファームウェアの発表はメーカーのホームページで発表され、カメラ関係の情報サイトにもそれらのニュースが掲載されるので、お気に入りのカメラをお持ちの方は時々チェックをして、最新のファームウェアにアップデートすることをお勧めする。

 

一見ユーザーにとってメリットの多いファームウェアのアップデートのようだが、問題がない訳では無い。ファームウェアのアップデートによって新しい機能の追加だけではなく、発売時に内在していたバグの修正も容易なことから、事前のチェックが不十分な製品を安易に登場させると云う問題もあるのだ。発売直後にファームウェアのアップデートが度々行われるのはこういった類のカメラであると思って間違いがない。

 

逆に既に新型が登場しているのにも関わらず、所謂旧製品の新しいファームウェアが発表されることがある。最近ではNEX-C3に導入された新しい「ピクチャーエフェクト」機能の追加を含んだファームウェアをNEX-3NEX-5用として発表したソニーの例がある。これなどは自社製品の愛用者に安易な買い替えを促すのではなく、自社製品のファンを育て末長く使ってもらおうと云うメーカー姿勢が表れた好例と云えるだろう。

 

と云う訳で、CX5(とNEX-3NEX-5)をご愛用中の方はぜひファームウェアを新しくされることをお勧めする。

 

 

 と云う訳で今日の一枚は、郷秋<Gauche>愛用のCX5。今日はちょっと気を使ってハンドストラップを外し、ブロアーで埃を飛ばしてから撮ってみた。

 

追記:ファームウェアのバージョンアップの手順は各メーカーのWebsiteで確認し、カメラのバッテリー残量が十分であることを確認してから行ってください。一般的にはメーカーのWebsiteから自分のPCに新しいファームウェアのファイルをダウンロードし、そのファイルをカメラのメモリカードにコピーした後に、カメラのメニュー機能から「ファームウェアの更新」を選んで実行します。特に難しい作業ではなく、10分程度で終了します。

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