いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

パーカー90点の箱ワイン

2012年09月06日 | 飲み物、食べ物

 「パーカー90点のワインが箱サイズで登場!」というので、いつも買っている箱よりは少し高いのですが買ってみました。少しは期待していたわけですが、飲んだ感じでは「悪くはないにしても、そんなに優れたワインかなあ」だったので、パーカーポイントについて調べてみました。

 日本ではあまり馴染みがないのですが、パーカーポイントで有名なRobert M. Parkerはアメリカのワイン評論家で、"The Wine Advocate"なる広告なしのワイン誌を主催しているそうです。advocateは弁護者とか代弁者ですから、元弁護士らしい名前だと思います。

 それまでのワイン評論がブランド名などに左右されるものであったのに対し、目隠しテストに近いテイスティングで、比較的安価なワインが驚くほどの高得点を得て話題になることがしばしばあり、消費者の信用を得たようですね。

eRobertParker.comが公式サイトのようです。旧来の20点満点のポイントでは柔軟性がないので100点満点のシステムを採用したとありますが、基礎点が50点あって、これに各要素の採点を上積みということは、最低点が50点です。100点満点でも0-50点は使っていないのですね。柔軟性と言う割には無駄が多いように思います。基本的にかなり辛口で、70点でやっと水準に達したというレベルだそうです。

 採点基準についてはここに書いてあります。基礎点が50点、色などが5点、香り(アロマとブーケ)が15点、味わいと余韻が20点、あと総合的な評価や熟成の状態などで10点を加算します。それから重要な但し書きが。著名なアペラションについてはパーカー流の目隠し比較テイスティングにサンプルを提供してくれないため、目隠しテイスティングではない。また、1本25ドル未満のワインも例外とする。

 何だ。つまり箱ワインになるようなものはボトル25ドル未満に決まってるから、目隠しテイスティングじゃないってことですね。アメリカでボトル25ドルなら、日本じゃ4000円ぐらいはするのかな。そうすると日本でテーブルワインとして飲まれるようなものは、ほとんど「値段の割りに」という評価になるわけですね。

 このサラダ・ティントにしても、目隠しで高級ワインと間違えることなんかまずありません。私は通信のワイン講座を1年受講したに過ぎませんが、少し経験のある人なら、香りの広がりのなさと余韻の短さで安いワインだとすぐわかるはず。値段に対しては悪くないと思いますが、「パーカー90点!」だから高級ワインに匹敵するような風味を期待するのは筋違いです。私はテーブルワインならもっと安くて気楽な銘柄でいいです。まあ、季節や体調の違う折に何回か試してみないと最終評価は出せませんけどね。

 これについては、Parkerさん自身が「ワインには点数より大事な性格があるのだから、点数そのものよりコメントをよく読んで欲しい」「何よりも自分で味わって経験を積んで欲しい」と強調しています。例えばワインにどんな食事を合わせるかはアメリカと日本で大きく違う可能性がありますし、誰もがParkerさんと同じ好みだとも限りません。何より人により懐具合が大きく違います。どんなプロの評価であれ、嗜好品の善し悪しは自分で決定するもの、という当たり前の結論になります。

 パーカーポイントも、他のワイン評価と同じく、参考に使わせてもらえば便利だと思います。ただし日本でボトル4000-5000円以上のものが主な対象のようで、それ未満のワインについてはリカーショップやスーパーの店頭コメントの方が有用に思います。
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極楽家のハムスター

2012年09月05日 | 極楽日記

 右の白いのがコロン、左の縞模様(写真がぼけていてわかりにくいですが)がマロンで、どちらも雌です。コロンの方が少しお姉さんで、ヒマワリの種ばかり食べさせていたら、大福餅みたいに丸々太ってしまいました。

 「とっとこハム太郎」に触発されて飼い始めたハムスターですが、コミックと違って本物のハムスター同士は仲が悪いです。とても一緒の籠には入れられませんし、マロンを触った手でコロンを抱いてやろうとすると噛みつかれます。家の中も盛大に汚してくれるので、二次元のキャラクターとは良くも悪くも存在感が違います。

 この他に、バーチャルハムスターとして極楽家限定キャラの「くちゅハムくん」がいます。くちゅハムくんは、極楽息子(小)が好きな「とっとこハム太郎」のテレビを見て、ハム太郎たちと遊びたがっているのですが、いまだ果たせていません。極楽息子(小)の服の中を「ちかハウス」と固く信じている非常に迷惑なハムスターです。
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かまくんさようなら

2012年09月04日 | 極楽日記

 極楽息子(小)と一緒に遊んでくれたコカマキリのかまくんが脱皮に失敗したらしく死んでしまいました。カマキリは基本的に人間が近づくと逃げようとするんですが、かまくんは人懐こくて、おとなしく人間の上に捕まっていたり、ピンセットからカメムシや叩いた蚊などを食べてくれました。他のカマキリに同じように餌をやろうとしても逃げてしまうので、極楽息子(小)はかまくんをとても可愛がっていたようです。冥福をお祈りします。
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塩こん部長賞

2012年09月03日 | 極楽日記(Hall of Fame)
 塩昆布、だし昆布メーカーのくらこん株式会社が「昆辞苑ワード大募集!!」なるキャンペーンを開催しています。広辞苑をもじって、昆布にちなんだ「昆辞苑(こんじえん)ワード」をいっぱい創作して辞書にしてしまおうという企画ですが、私が「疲れ目公務員」名で応募した「昆醤の別れ(こんじょうのわかれ)」が第9回の「塩こん部長賞」に選ばれました。

 昆布と醤油の相性がいいことは今更ですね。昆布と醤油が分かれることになったらさぞ辛かろう、ということで「今生の別れ」と引っ掛けてあります。評価して頂きとても嬉しいです。

 入選の連絡と、副賞の図書カード8枚です。くらこん様、ありがとうございました。

 塩こん部長オリジナルの図書カードには、塩昆布のレシピも載っています。レシピと言うには簡単すぎる気もしますが、この浅漬けなら新鮮な生野菜と塩昆布さえあればその場でできますので、O157などによる食中毒の心配はありません。
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