「電磁石エンジン」と「鉱石ラジオ」に続く「科学の子養成プロジェクト」第3弾は「手回し鳥オルガン」です。
部品はたったこれだけ。ハンドルを回すと、音を出すリードパイプに空気を送るポンプが作動し、同時にパンチカードを動かす紙送り機構が働きます。
ギア機構を組み立てます。潤滑油を準備するように書いてありましたので、手近にあった顕微鏡用のシリコンオイルを拝借。
軸受にはすべて潤滑油を塗るように指示がありました。
ハンドル部分です。「手回しオルガン」と言われると私はシューベルトの歌曲「辻音楽師」を連想しますが、この安手のプラスチックのボディはそんなドイツの冬の陰鬱や寂寥感とは無縁です。
これがオルガンの送風機となるシリンダーです。
プラシリンダーとプラピストンの組み合わせなので精度が今ひとつで、角度によっては隙間がはっきり見えるのが不安です。ここにも潤滑油をたっぷり、と書いてありました。この隙間と摩擦まみれのピストンで十分な給気量が確保できるのかな?
パイプの仮組みは眠そうな極楽息子(小)に委託しました。
パイプに挿入するウレタン栓を調節することでパイプの長さを変えて音程を合わせる仕組みなので、チューニングはかなり面倒です。ストローで息を吹き込んで音の高さを確認するように書いてありましたが、写真のようなブロワーを使った方がずっと給気量が安定しており簡単です。
ただしそれでも鳥の声には程遠い、蚊の鳴くような音しか出ませんので、更に給気量の乏しい手回しポンプで出る音は悲観的です。このキットの弱点は音を出すリードパイプの性能の低さでしょう。設計の段階では何とか音が出たのかも知れませんが、こんなプラスチックのリードで安定して音が出るものを量産できる、と目論んだところが大きな誤算であるように思います。
形は何とか完成しましたが、パンチカードをどう入れてみても音になりません。給気部分は改善する余地もありますが、リードパイプを何とかするのは難しそうですね。ハーモニカみたいな金属リードなら手の出しようもあるのですが。
部品はたったこれだけ。ハンドルを回すと、音を出すリードパイプに空気を送るポンプが作動し、同時にパンチカードを動かす紙送り機構が働きます。
ギア機構を組み立てます。潤滑油を準備するように書いてありましたので、手近にあった顕微鏡用のシリコンオイルを拝借。
軸受にはすべて潤滑油を塗るように指示がありました。
ハンドル部分です。「手回しオルガン」と言われると私はシューベルトの歌曲「辻音楽師」を連想しますが、この安手のプラスチックのボディはそんなドイツの冬の陰鬱や寂寥感とは無縁です。
これがオルガンの送風機となるシリンダーです。
プラシリンダーとプラピストンの組み合わせなので精度が今ひとつで、角度によっては隙間がはっきり見えるのが不安です。ここにも潤滑油をたっぷり、と書いてありました。この隙間と摩擦まみれのピストンで十分な給気量が確保できるのかな?
パイプの仮組みは眠そうな極楽息子(小)に委託しました。
パイプに挿入するウレタン栓を調節することでパイプの長さを変えて音程を合わせる仕組みなので、チューニングはかなり面倒です。ストローで息を吹き込んで音の高さを確認するように書いてありましたが、写真のようなブロワーを使った方がずっと給気量が安定しており簡単です。
ただしそれでも鳥の声には程遠い、蚊の鳴くような音しか出ませんので、更に給気量の乏しい手回しポンプで出る音は悲観的です。このキットの弱点は音を出すリードパイプの性能の低さでしょう。設計の段階では何とか音が出たのかも知れませんが、こんなプラスチックのリードで安定して音が出るものを量産できる、と目論んだところが大きな誤算であるように思います。
形は何とか完成しましたが、パンチカードをどう入れてみても音になりません。給気部分は改善する余地もありますが、リードパイプを何とかするのは難しそうですね。ハーモニカみたいな金属リードなら手の出しようもあるのですが。