肩と首です。しばらく歩くと首をこっくりと動かします。
首と胸を組み立てました。胸の板ばねで首を引っ張り、動きを調節します。
ぜんまいを巻いても勝手に解けないようにワンウェイクラッチを装備します。
動力源になるぜんまいは大きくて立派。昔は良質の鋼材などなかったので、鯨のひげでぜんまいを作っていたとか。
さっき組み立てた胸の下にぜんまいを結合。ぜんまいは重いので低い位置に置くことで安定します。
少し細かいですが、お茶を盆に乗せることで連接棒(写真では左側に見える金属性の縦の棒)が動いてストッパーが外れ、ぜんまいが動輪を駆動します。ぜんまいと動輪の間にクロックを調節するテンプが入っています。ぜんまいの力はカムシャフトを介して首と足を動かすのにも使われます。
これが前面。操舵用の前輪が見えます。
頭とお盆を取り付けて完成。細かい調節はまだですが、基本的な動きに問題はなく、キットの完成度が非常に高いことが証明されました。作る前はかなり難度が高いと予想したのですが、ちょっと拍子抜けしたぐらいです。工作にあまり慣れていない人でも説明書通りで完成できるはずですから、迷っている方はぜひ作ってみて下さい。
附属の着物と茶碗で、いかにも雰囲気が出てきました。ただし着物が邪魔になって、スイッチである腕の動きが少し悪くなってしまいました。