前に住んでいた人が植えたマツバボタン。多年草なので毎年花を咲かせますが、年々雑草に押されて生育範囲が狭まっているのが問題です。
これも昔からある多年草のギボウシ。元は中国や日本の野山に育つ草花で、冬になると地上部が枯れてなくなりますが、カタツムリみたいな丸い根っこが残っていて、春には急速に伸びて元の大きさになります。頑丈で移植も容易だし、あまり日が当たらなくてもいいので便利なのですが、なぜか日本では人気が出ません。極楽家でもフェンス工事の邪魔なのでかなり移植したり切ったりして日陰者の扱いを受けています。
これが江戸時代にヨーロッパに紹介されると、Hosta(ホスタ)と呼ばれてイングリッシュガーデンなどに欠かせない脇役として重宝されるようになったらしいです。その後欧米で品種の管理や改良がなされたので、今では逆に欧米から園芸種を買うようになっています。
これは後から植えたキンセンカ。調べてみるとヨーロッパでは一種の薬用ハーブらしいんですけど、今まで知りませんでした。また「貧乏人のサフラン」として花を料理にも使うそうです。確かに、サフランはとても高価なのでキンセンカで済むなら安上がりです。でも色だけついてもサフランの香りがないのはわびしいな。