日産R380(1966年)。寄せ集めで始まった日本グランプリは、第1回(1963年)のツーリングカー部門など市販車に近いクラウンやコロナが、ワークスレーサーならぬ腕自慢のドライブで競い合う牧歌的なレースでしたが、さすがに第3回になるとレースの体裁を整え、本格的な国産レーシングカーが現れました。このR380は第3回グランプリで優勝し、「販売のトヨタ」に対し「技術の日産」というイメージを強固なものにしました。
コロナ対ブルーバードの販売合戦を繰り広げた大衆車、ブルーバード。これは2代目ですが、初代が日本グランプリに出ているようです。当時既に旧式だったVWビートルに敵わなかったそうなので、まだまだ性能はお粗末でした。
戦後復興期の珍品、前輪駆動の3輪トラック。農機のように見えますがこの構造で田んぼや畑に入るのは無理です。エンジン重量が前輪に掛かりますし、駆動機構まで背負っていますから向きを変えるのは力仕事だったと思います。前輪の右側に出ているシリンダーみたいなのが実はラジエーター。複雑な水回路を作ることができず、リービッヒ冷却器みたいな簡単な構造をいくつかまとめたのでしょう。
懐かしのオート3輪。空冷Vツイン、サドルみたいな運転席、バイクと同じハンドルで、これに跨れば気分はハーレー、だったのかも。そう言えば今年の道交法改正でマニアの乗っていたトライクが二輪免許とはっきり規定されることになりそうなので、バイクの売上不振に悩む大手メーカーも参入してくるかもしれませんね。
子供乗せの付いた自転車。時代がわかります。かなり強度不足に見えますが大丈夫だったんでしょうか?
子供用のイベント会場ではペーパークラフトを作りました。
風船にお絵かきもします。