小豆島はオリーブ栽培で有名です。小豆島観光の定番、オリーブ園にある原木。栽培が始まったのは100年ほど前です。
「ミッション」「マンザニロ」など、極楽家の庭にもある品種が多いようです。こんな大木になるまでは何十年も掛かるでしょうけど。
オリーブ油を搾る圧搾機。今は観光用に残してあるみたいです。
原産地に敬意を表したのかギリシャ風車が。
風車とオリーブ園、そして瀬戸内海。初めての組み合わせなのにとても懐かしい感じがします。ポスターカラーのような原色が溢れる熱帯の海とは違いますが、何も言わなくても暖かく包んでくれるような母性を感じさせる海です。まあ、こんな海でも荒れる時は荒れますし、幾多の生命を飲み込んできた海でもありますから、春の海しか知らない観光客の勝手な思い込みかも知れませんけどね。
続いてオリーブ園と並ぶ小豆島観光の名所、「二十四の瞳映画村」であります。「岬の分教場」が舞台なので、小豆島から瀬戸内海に突き出した岬の先端部に位置します。意外なことに壺井栄の原作では瀬戸内海の島としか書いてないらしいのですが、1954年の映画で小豆島と設定され、撮影も本物の苗場小学校田浦分校が使われたことから、二十四の瞳すなわち小豆島、の図式が定着します。
大石先生と子供たちの像。
詳しいことはわからないでしょうが、嬉しそうですね。映画村でレンタルしてくれる絣の着物を着せれば、当時の子供と区別がつきません。
これは1987年にリメイクされた映画のセットです。撮影から既に20年以上経過していますので、ボンネットバスは残念ながら走れません。下回りを覗いてみたら、リーフスプリングが完全に固着していました。相当悪い状態ですが、福山自動車時計博物館にでも依頼すれば、再生できるかもしれません。島内にはもう1台、2005年にテレビドラマで使われたオリーブ色のボンネットバスがあり、それは今でも映画村の送迎などに活躍しているらしいです。
また機会ありましたら立ち寄らせていただきます。
その節は、よろしくお願い致します。