戦艦大和の十分の一模型。大和ミュージアムの看板であり、確かに巨大で精密な模型です。
全長26mありますので、上の階に上らないと全貌が見えません。
細部まで精密ですね。米軍機が大和攻撃の際に、最初に標的にされた対空機銃です。戦闘機の護衛がない捷一号作戦では、軍艦の対空砲火だけが敵機に対する防御であり、機銃を薙ぎ払われた大和には爆撃機や雷撃機が余裕を持って接近することができました。これは最期の改装で追加された仮設機銃で、ほとんど防備もありません。恐らくは真っ先に戦士した乗組員と思われます。
世界最大最強を自称した武蔵、大和もかなり背伸びをした設計と建造であり、例えば不沈艦と言わしめた分厚い鋼板も、溶接が極めて困難だったために部材と部材の接合部が設計通りの強度を確保できず、魚雷に対しては十分な防御を持ち得なかったとされています。今でも厚い鉄板の鍛造や溶接は高度な技術であり、電気溶接が導入されたばかりの段階で大和を設計通りに建造するのは難しかったと思われます。
学会場にあったポスター。常設展を100円割引ということになっていますが、特別展の長門と一緒のチケットは割引済みだということで引いてくれませんでした。