いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

DSは何をもたらすか

2007年06月29日 | 極楽日記
 遅ればせながら、極楽家もDS Lightを購入しました。名目は極楽息子(大)の絵がいくつか受賞したことと運動会の1等賞、毎日の国語と算数のドリル、ピアノの課題をこなしていることに加えて漢字検定9級の合格に対するご褒美です。漢字検定の結果はまだ発表されていませんので、合格発表を待って手渡す予定です。

 去年からDSとポケモンのゲームを欲しがってはいたのですが、幼稚園児ではゲームの操作もほとんどわからないでしょうし、慎重に構えていました。小学校に上がって回りのお友達もゲームで遊ぶようになったのを見てやっと実現です。ママの管理下に置かれるので、「ゲームばかりして困る」という心配はしていません。

 DSでは今までのゲーム機と違って学習ソフトや教養ソフトが充実しており、大人を取り込む要素が大きいとか聞いたことがあります。この言い方は正確じゃありませんね。ゲームのごく初期から、いわゆる学習用のゲームはありました。ただ出来の悪いものが多く、市場から相手にされなかっただけのことです。

 完成度の低い学習ソフトと売り物にならないゲームソフトを混ぜ合わせたような代物が売れるはずはないでしょう。勉強とゲームを混ぜるのではなく、「勉強もやってみればゲームだ」と感じさせる、つまり勉強のゲーム性をアピールすることが正しい学習用ゲームではないでしょうか。この点では、いわゆる学習用ソフトより、歴史のある学習書やビデオ教材の方がずっと優れていました。でも優秀な作り手さえいれば、ゲームソフトでも同等のレベルは達成できるはずです。

 DSの学習用あるいは教養ソフトが話題になり、売れてもいるということは、ソフトウェアの完成度がそれだけ高くなったからに違いありません。折からの「脳トレ」ブームに乗ったソフトや、えいご漬け、英検対策、TOEIC対策、そろばん、速読、話し方、ガーデニング、地理、旅行ガイド、料理レシピ、ヨガ、マナー、絶対音感、また般若心経入門なんて仰天のソフトもあります。もちろん漢字検定対応ソフトも。

 ここまでくると、ゲーム機だからと言って遠ざけているだけではもったいない気がします。DSというプラットフォームが本やビデオの教材、あるいはインターネットに比べて優れているとまでは言いませんが、少なくともコンテンツによっては旧来の教材と比べる選択肢には十分なるでしょう。語学なんて、ゲーム機なら画像と音声が融合して、しかも繰り返しが簡単、元々会話にはゲーム性があるということで、ソフトさえ充実すれば最適な教材となる可能性が高いですから。
コメント
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