貨車趣味界の大御所Y氏の監修で毎月様々なNスケール貨車モデルが付くと言う触れ込みのパートワークですが、どうやら試験販売のみで休刊になってしまったようです。私が思うには、これを買いそうな層の人たちにとって、レイアウト部分がグッと来ないというか、他社の類似企画との差別化に失敗したのが敗因の様な気もしますが…さりとて貨車だけが欲しい人には余りにも割高感が拭えないし。例えばセメントや化成品のストックポイント、カーダンパーや、東高島に近年まであった様な海陸連絡貨物ホームとか、既存品には無い貨車ファンの興味を惹きそうなストラクチャーがあれば良かったのですが、扇形庫や転車台じゃ今更感が…
と言う事で、途中休刊のお詫びとしてタダで!貰った4号の付録タキ25000を見てみましょう。
両側ブレーキにTR207Bの初期型と、既製品とは違うプロトタイプ選定にY氏の心意気が感じられます?全体のプロポーションはまずまずでしょうか。例によってmade in chinaですが、既製品と遜色は感じられません。
手摺は太目ですが、トミーのタキ25000もこんなものですから許容範囲でしょう。それより弁装置のプロテクタが残念な出来です。トミーのから移植しようかな…
既製品ではおざなりにされがちなセンタアンカの表現に注目。
見せ場のTR207B台車ですが、ちょっとモールドが甘いかな。所有者は今は懐かしの共同石油と言うのもGood。
床下の表現はあっさり目。
手摺が太いのはともかく、断面形状は何とかならないのでしょうか。その点KATOはそのあたりの見せ方が巧く、実際以上に細く感じさせますね。