こうやって、戸袋窓の部分の窓ガラスに裏から重ね張りします。
表から見ると、戸袋窓内側の窓枠がチラリと覗きます…まあ完全自己満足のみの世界ですが、肉厚のあるプラ嵌め込み窓では困難な表現です。
ついでに台車も、鉄コレに入っているKS-30L台車枠はブレーキシューが片押し式ですが、北鉄電車は積雪時、確実な制動力を得る為にか両抱き式を標準採用、旧来片押し式だったKS-30LやブリルMCBも両抱き式に改造されていました。
そこで2タイプのKS30L改を作成。左側のタイプ1はモハ3700型が履いていた名鉄モ700原型由来の台車で、当初から両抱き式への改造を前提にしていたような形態です。模型ではKS30Lの端梁部を切飛ばし、鉄コレKS-33Lから移植しただけの安易な物です。
右側のタイプ2はモハ3770型(一時期はモハ3760型も)が履いていた伊那電由来の台車を再現。プラ片と他の鉄コレ台車から切り取ったブレーキシューを切り張りしましたが、結構面倒な割にはイマイチなので、1輌分しか作成せず、もう1輌分はタイプ1でお茶を濁しておきます。
余談ですが、タイプ1と同タイプの台車は間もなく引退する銚子電鉄デハ701が履いています。因みに名鉄に残ったモ700型は瀬戸線に転出後モ600(初代)のBWタイプに振り替えられ、北鉄でも後年モハ3740型と同時に同タイプの台車を手に入れていますが、こちらはまた後日紹介しましょうか。
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現在、北陸鉄道時代の「しらさぎ」を作っている者です。
クモハ側には伊那電両抱きブレーキ台車を使わなければならないのですが、検索していてここにつきました。
記事にありました改造するための「他の鉄コレ台車」は何を使われていますか教えていただければ幸いです。
両抱き式に改造されたKS30のブレーキシュー、余っていた鉄コレ台車の切り張りででっち上げたので記憶が曖昧なのですが、多分南海ズームカー用のFS-17だったと思いました…他の省型台車とかでもこの部分の形態が似ていれば代用出来ますので、手持ち在庫の都合で選択すれば良いかと思います。因みにブレーキリンクの取付板部分は現物合わせで鉄コレ動力の床板スペーサーから三角に切り出したABS樹脂片です。最初は北鉄3770に使うつもりだったタイプ1の台車1輛分は、並行して製作中の東武3210系Tcに転用するかも知れません。(勿論後で正規のタイプ2を新たに1輛分用意するつもりですが)
BW系台車は北鉄以外でも多くが後年両抱き式に改造されていたので、最初からモールドされていれば楽なのですが。両抱き式から片押え式に直すのは切り飛ばすだけで楽勝なのだし。
私はHOゲージャーなので、手持ちの物はなく買わなければないため問い合わせをいたしました。また、現在のN事情も知らないので。Nゲージ「しらさぎ」は自分では製作できないと言われ代行製作している物です。夢屋のブラスキットです。
そう言う事情でしたか。大井川での末期の姿なら小田急1900由来のKS-33Lに振り替えられていたので楽なのですが。ブレーキシューの供給元とした筈のFS-17は鉄コレ動力17m級AにKS‐30LやKS-33Lと一緒に付属しているので、無駄が出なくて好都合だと思います。