製作中の北鉄旧型車、やっとディテール工作に入り、少しずつらしくなってきました。今回はジャンパ栓やワイパー、屋上手摺やステップ類まで完備の「スーパーディテール仕様」と意気込んでみたは良いけど、最も目立つ屋上配管の資料が全くと言って良いほど見つかりません。石川総線に跨線橋や橋上駅の類が無かったのが影響してか、俯瞰で撮った写真が殆ど無いのです。かといって完全省略では他のディテールとのバランス上あんまりなので、近似すると思われる、名鉄AL車を参考にしつつ、引き回してみます…
ライト類やジャンパ栓受けも付き、大分精悍な顔付きとなってきました。右側のモハ3770形に付く3連のKE-1ジャンパ栓受けは、でんしゃくらぶの汎用型、左側のKE-70はBONA FIDEのDD51重連用(厳密にはDD51のはヒータ付きで、カバーの形状が違います。形状自体はKATOのビスタカー用がズバリですが、取り付けに一工夫要りそう。)です。幌枠は最初、マスキングの便宜を考慮し、塗装後に接着しようかと思っていたのですが、結局ここで付けてしまいました。接着は最初はエポキシでしたが、作業性が悪いので途中から瞬着に切換。ラッカーシンナーでプラキットを接着するような要領で、低粘度の瞬着を爪楊枝の先でパーツの隙間に流し込み、はみ出した分は硬化後、キサゲ刷毛で除去すると楽に綺麗に仕上がります。それだったら最初から半田で付けろよとの陰の声が…
しかし旧型電車に多芯型ジャンパ栓はいまいち似合わない気がします。単芯型KE-1が3連並んでいる方が無骨な旧型電車のイメージですね。あと、左側のには貫通路の渡り板がありませんが、決して付け忘れではありません。こちらでは解説していませんでしたが、昭和50年代末には、使わない渡り板は撤去されていました。