雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

釧路臨港鉄道(3) 春採駅周辺

2019-04-08 20:20:41 | 撮り鉄日記

 鉄道も然ることながら、何と言っても、「国内最後の坑内掘り炭礦」なのだから、そのレアな情景の一端を周囲からちょっと観察していくことに。

  

駅裏手の高台に坂道をおっちら上っていくと、こんな風景が広がります。

巨大なシックナーに、山肌に這うように林立する選炭所の建屋、こんな情景を1/150で再現すると、どれ位のスペースを食う事やら。

この柵のレールはかつて市街地を縫うように張り巡らされたナローの坑外軌道のものでしょうか。

選炭所の上に見えていたのは、その坑外軌道の架線柱の残骸の様ですね。背高のっぽな凸電が走るところを見てみたかったです。

柵越しに生きた炭礦の息吹の一端を感じ取ることが出来ます。隣の住宅地でもそこらから石炭を燃やす香りが漂ってくるので、石炭ストーブを使っている家庭も多いのでしょうか。

しばらく坑外軌道の廃線跡を辿ってみると、怪しい物体が...

   

旧い川崎航空機ボディのバスの廃車体ですね。いすゞBU10あたりでしょうか。この手のボディの現役車は90年代初頭に松本電鉄でBU10Kを見たのが最後でしたね。

 

一応屋根が付いているので、程度は良さげですが、エンジンが無いのが残念。正体は不明ですが、地域柄、阿寒バスだと日野ばかりだった筈なので、東邦交通→くしろバス、あたりでしょうか。