Yオクで落札したN社某レンズ、当時は地味なスペック故か販売数量も伸びなかった様で、中古市場に出回る数も少なく、偶に程度の良いものが出ると結構な値段になるのですが、偶々安く出品されているのを見つけ、説明には無いけど、まあこの値段なら多少のカビやバルサム切れは仕方ないかな、と余り期待しないで落としてみたら... まあ想像を上回る、本当のゴミでした。レンズを覗けばカビを拭いた跡がくっきり(俺でももう少し綺麗に拭けるぞ!)ピントリング回すとガリガリするし、手許に転がっていたD600ボディに付けてファインダーを覗けば、テスト撮影するまでも無く、どこにもピントが来ないことが判ります。おまけにズーミングするとピントが移動していくのがハッキリ判ります。ほぼ確実に素人分解品の元に戻せなくなった奴でしょう。出品者はカメラカテゴリにも結構出品しているので、素人だから分からないという言い訳は通じないでしょう。一応こんなの使い物にならないよ、と言うメールを入れたけど音沙汰無し、もう少し待って何もアクションが無ければ「非常に悪い」評価を付けさせてもらうか。(まあ、そんな怪しい出品に手を出す方が悪いと言う声もあろうと思いますが、例え数千円にしてもこれは酷いな)
私が初めてYオクに手を出した約10年前は、ゴミも宝も一緒くた、だったのが、最近は大量の悪意あるゴミの山の中に極僅かな宝が、と言う感じで、博打にしても段々割に合わなくなってきたかな。最初のうちは売り手、買い手ともカメラが好きだと思われる方も多く、多くは使う立場ならここは確実にチェックする、と言う部分はきちんと説明してあったものですが、(少なくとも自分なら気にする部分は最低限説明しているつもりです)、昨今は怪しげなカメラ転売指南の情報商材を手に小遣い稼ぎでの出品が多数を占め、欠陥があっても意図的に分かりにくく説明したり隠したりする悪意ある出品が余りにも多いのには目を覆いたくなります。手数料も段々上昇してきたし、もう止めちゃおうかな、と思うこの頃…