マイクロトレインズのN用マグネマティックカプラーのことを「ケーディ」と呼ぶ人は、多分30代後半以上でしょう。立派なオジサンの仲間入りしています。無理矢理「南海」ネタにこじつけるなら、南海ホークスの門田博光が40歳の時に44本のHR打って二冠王に輝いた年、「凄いオジサンだなー」なんて嘯いていた中坊も今や立派なオジサンです。南海ワブに付けようとストックパーツの中から出してきたのがこれ、模型店の閉店処分セールで長期在庫品を二束三文で手に入れたものだった筈です。パッケージが紙袋からポリ袋に替わってからも久しいですね。
パッケージを開いて、あれ? アダプターが樹脂製のって初めて見た…現行は勿論亜鉛ダイキャストですが、樹脂製のは何か問題があったのかな? まあ良いや。このタイプのカプラーはNゲージ黎明期からあるので、40年以上も経って現行で同じ規格の物が入手できるのも、あらゆる工業製品が数年で陳腐化して市場から姿を消す今の時代にあって凄いことだと思います。この40年程の間に様々なタイプのN用カプラーが開発され上市されていますが、機能性と意匠性がこれだけ高度なレベルでマッチした製品は、今なお他には無いと思います。昔は「高いな」と感じましたが、今では寧ろ安いと思えるようになりました。#1015とか並行輸入品で20個入りパッケージなら1個当たり100円ちょっとですし。