こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

カメラを普及させた立役者。

2014年08月28日 | 天文・科学

 最近は「ケイタイ」にカメラが付いており、いつでもどこでも簡単に「写真」を撮影する事ができますね。でも、今から15年前は「ケイタイ」にもカメラは付いておらず、「デジカメ」も「コンパクト」でさえ結構な値段であまり普及していませんでした。

 写真と言えば当時は「フィルム」であり、コンパクトを含めて「カメラ」自体の普及率は今のように多くは無かったと思います。撮影枚数もフィルム次第ですから「12枚」「24枚」「36枚」。さらに「現像」するまでどんな「画」になっているかわからない。なおかつ「現像」はお店にもって行き、上がるまで時間がかかり、失敗しようが「現像代」は発生し、まずまずの金額になりますし。

 そんな時代でしたが、写真はそれなりに「手軽」に撮れたんですよ。「レンズ付きフィルム」がありましたから。そして、その「レンズ付きフィルム」の代名詞であり、初の商品が「富士フィルム」の「写ルンです」なのです。

 この名前を聞いて懐かしいなぁと思われる方も多いと思います。1990年代では「修学旅行」の必需品に近く、観光地でも「売店・お土産売り場」そして「自販機」でも販売されていましたからね。「簡易カメラ」では無く「レンズ付きフィルム」だけあり、構造はいたって簡単。当然「操作」も簡単。しかも「使い捨て」(後年では本体はリサイクルされ使用されるように)で、現像は「本体ごと出す」といった手軽さ。値段は当時だいたい1,000円前後と、少し高いかな?と思える価格でも「手軽さ」の方がメリットが多かったのでしょう。

 そんな「写ルンです」は「1986年」に誕生し、当時は「110フィルム」を使用していましたが、「写ルンです Hi」からは「135フィルム」を使用し、画質も向上。それと当時は「コンパクト」といえどもカメラを持っている家庭は少なかったと思いますし、それでも「写真を撮りたい」という欲求があり「簡単・手軽・安価」な「写ルンです」は大ヒットしました。しかし「2000年」に「ケイタイ」に「カメラ」が装備され、それが一般的となり、「デジカメ」も安価になりすっかり「フィルムカメラ」は下火になってしまいましたが。

 さて、なんでこんな話をしているかといいますと、この「写ルンです」がこの度「かはく」が登録している「未来技術遺産」に登録されたのです。その他にも「カメラ付き携帯電話」も登録されています。この「未来技術遺産」は「9月2日~9月28日」まで「国立科学博物館 上野本館」の「日本館1Fホール」にて「パネル展示」がされます。当然私は見に行きますよ。

 ちなみに私ですが当時から「カメラ」を持っていたのであまり使った事は無いんですがね。

 それでは、本日の登場人物は「機械工学」な話ですのでこの方、「ベルギー国立博物館」で「機械工学」の「学芸員」をしている「スキッパーキ」の「Cheifille」である「ブランディーヌ・デュラン」さん。この度「未来技術遺産」が発表となり、その中に「ブランディーヌ」さんも使った事がある「写ルンです」があり…。

2014_08_28

 

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