こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

主体は解るんだけど…。

2024年09月08日 | 博物館・科学館

 夏休み用企画として、涼しい所が上がる事は多いですね。そして、地球上で最高レベルで寒い所と言えば「北極」「南極」でしょう。

 そんなワケで「群馬県立自然史博物館」では「企画展 北極と南極~いきものたちがめぐる海と陸~」が開催されています。また、この「北極と南極~いきものたちがめぐる海と陸~」は「2期構成」で「第一期」は9月8日まで。第二期が9月14から12月8日までの開催で、「第一期」を見てきました。

 この展示では「極地と世界」は「海流の循環」などで常に結びついている事が展示と解説により理解する事ができるようになっており、南極と北極の位置や特徴、地理的状況がパネルと資料により説明されています。海流は特に大西洋からの暖流が北極で冷やされ、深海まで潜り、その海流は大西洋を南下、南極でさらに冷やされて、インド洋や太平洋を巡り徐々に暖まって、暖流と変わってまた大西洋へ戻る。このような大規模海洋巡回があり、地球の環境を維持している事が動画等で説明されています。

 また、「生き物たちがめぐる海と陸」とあるように、極地の生き物たちをはく製を主体として展示してあります。

 南極はやはり「ペンギン」で「コウテイ」「アデリー」は初代南極観測船「宗谷」の随伴船である「海鷹丸」が調査時に捕獲した個体で大変貴重なはく製なんですよね。また、極寒の地で耐えられるように進化した「羽毛」は詳しく解説され、「南極圏」で暮らしている「コウテイ」「アデリー」「ジェンツー」「ヒゲ」の4種は「羽毛」が展示されていますね。特に「ヒゲ」は珍しいですからね、じっくり見ちゃいました。

 この「ぺんぎんの羽毛」ですが解説を見ると「名古屋港水族館」からと、納得させられました。

 それと「ぺんぎんのはく製に触れる」物もあるのすが、こちらは何故か「マゼラン」…。まぁ、ある程度国内で飼育数が多いですし、このような形のはく製が作られたんですかね?しかも「さわってみよう」と説明パネルがあるだけで、ぺんぎんの種類が書かれていないのはどうだか…。

 また、ぺんぎんの大きさ比較として「コウテイ」「アデリー」「ジェンツー」「ヒゲ」の等身大パネルもありましたよ。

 しかしながら、極地ぺんぎん自体の生活などはほとんど解説されていないのは残念でしたよ。バイオロギングはありましたが…。

 北極は「シロクマ」を中心に北極圏で生きる「カリブー」や「ホッキョクオオカミ」などのはく製が、それと両極で種類は違いますが「アザラシ」も数種展示されていました。

 それにしてもこの「北極と南極~いきものたちがめぐる海と陸~」はプレスリリースで「SeasonⅠは極夜の北極と白夜の南極、SeasonⅡは白夜の北極と極夜の南極をテーマに」と記載されていたのですが、展示を見る限りそんな感じでは無いんですよね…。

 果たして第二期はどうなるんでしょうかね…。

 それでは、本日の登場人物は南極・北極と言えばこの方。「サモエド系キャニン族」で寒さにめっぽう強いのですが、暑さには弱い「天元界 気象制御管理省 第三惑星管理室 北極支局 北極支局総合副局長 気象参謀」の「イリューシャ・ニクス・グランセリウス」さんです。「南極・北極」の企画展という事で「北極と南極~いきものたちがめぐる海と陸~」へやってきた「イリュ」さんですが、事前に見た資料と展示内容の差に…。ちなみに背景は「北極と南極~いきものたちがめぐる海と陸~」の会場入り口付近のポスターなのです。

 

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