こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

もう一歩「ムシ」について知れますよ。

2024年09月04日 | 博物館・科学館

 9月になり学生さんたちはまた学校が始まっていますね。

 博物館や科学館なども「夏休み向け」の企画が終わってしまったりしていますが、「国立科学博物館 上野本館」にて「夏休み向け」として開催している「特別展 昆虫MANIAC」は10月14日まで開催されており、「夏休み」の混雑が考えられる期間外でも見る事ができますから、落ち着いたこの時期に行く事にしたのです。

 さて、国立科学博物館で「昆虫」に関する特別展は6年前の2018年で「特別展 昆虫」が開催され、こちらも「夏休み向け」期間でしたので9月になってから行った覚えがありますね。

 そして、その時の展示は「夏休み向け」感が強く、「子供向け」と言った感じで昆虫の生体やらよりも様々な昆虫を見せると言った感じでした。

 今回の「特別展 昆虫MANIAC」では「みんなが知っている」のほんの少し先に進んだところ。という事で、昆虫の多様性を中心に生体に関しての紹介や比較が主になっており、科学的な面が強くなっていますね。

 また、今回は「昆虫」だけではなく「陸生節足動物」も含まれ「クモ」や「ムカデ」「ヤスデ」なども合わせて紹介されており、これらの「昆虫」と「節足動物」を含めてこの展示では「ムシ」として扱っているのです。

 会場の構成としては「ゾーン1 昆虫とムシ」では「昆虫」と「ムシ」の違い、昆虫は当然ながら「節足動物門六脚類」であり、足が6本あるのが特徴ですね。この「特別展 昆虫MANIAC」では「鋏角類」である「クモ」や「ダニ」。「多足類」の「ムカデ」と「ヤスデ」。「甲殻類」からは「ダンゴムシ」。これらを総称して「ムシ」としてます。ただ、「ムシ」には特に正式な定義がないんですけどね。

 「ゾーン2」では「多様なムシ」として「ハチの扉」「トンボの扉」「チヨウの扉」「クモの扉」「カブトムシの扉」と解説エリアが分かれており、それぞれの種類「トンボの扉」なら「不完全変態昆虫」である「トンボ」「バッタ」「セミ」が紹介されています。その為「ハチの扉」では「アリ」と「ハエ」が紹介されているので、改めて「近縁種」としての関係を知る事ができますね。

 ただ「クモの扉」では「多足類」は当然、「多脚類」である「ムカデ」・「ヤスデ」が紹介されているのでここらが苦手な人も多そうです。

 「ゾーン3 ムシと人」で「益虫」であったり「害虫」になったりと、立場の違いからの認識のさなども紹介されているのは面白いですよ。

 第二会場では「虫の捕獲方法」が動画でそれぞれの種類ごとに適した捕獲方法が紹介されてたりしますから難しいモンですよ。

 今回の展示で印象に残ったのは「ジュウサンネンゼミ」と「ジュウシチネンゼミ」なる2種類のセミが北アメリカにおり、それぞれ「13年周期」と「17年周期」で大発生しこのセミは「素数ゼミ」と呼ばれているのです。

 13年と17年で大量発生するのですが、その13と17の公倍数である221年が今年2024年だそうなのです。そしてその大量発生の数は何と億単位。

 そんな「ジュウサンネンゼミ」と「ジュウシチネンゼミ」の大量発生を追った展示、動画は面白かったですね。

 ともあれ、今回の「特別展 昆虫MANIAC」では個々にテーマがある展示でしたので、ただ紹介するだけではないので科学的に楽しめる展示でしたよ。

 しかしながら、私は昆虫は苦手だったりしますけどね。

 それでは、本日の登場人物は、この方。「博物館系」の話題ですから、当然「ベルギー国立博物館」。「化学・科学館会場職員」である「ブラッド・ハウンド」の「Chiefille」、「二ノン・グリュミオー」さんです。今回の「特別展 昆虫MANIAC」では一歩進んだムシに関する展示なのですよ。ちなみに背景は「特別展 昆虫MANIAC」の「ゾーン2 多様なムシ」の会場内なのです。

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