こたなたよりこんなこと

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分類は見た目じゃないんだよ

2024年05月25日 | 博物館・科学館

 引っ越しやらなんやらで、3月16日から、「国立科学博物館 上野本館」で開催されている「特別展 大哺乳類展3 ーわけてつなげて大行進」をやって見に行く事ができました。

 「大哺乳類展」も今回で3回目でして、初回は陸と海の哺乳類を分けて紹介し、「2」では「哺乳類の進化」について。そして「3」は「哺乳類の分類」です。

 生物の分類は「スウェーデンの「博物」「動物」「植物」学者である「カール・フォン・リンネ」が提唱した分類法により、現代では「界・門・綱・目・科・属・種」に分類しており、学名は二名法で表記する方法を提唱した事により、分類化が始まったそうです。そして、この分類法で初期は「見た目」から始まり、その後「解剖学的」、内蔵の作りや骨の構成などでの分類方法となり、現代では「DNA」、遺伝子による分類方法が一般的となっています。

 ただ、分類は固定ではなく、時代や解釈方法により、変化する事もあるのです。実際に「リンネ」が提唱した当初は「2界」、「動物界」と「植物界」でしたが、今の主流となっているは「真正細菌」「古細菌」「原核生物界」「菌界」「植物界」「動物界」となり「動物界」からさらに分類されていき、例えば「シャチ」ならば

 真核生物・動物界・脊索動物門・脊索動物亜門・哺乳綱・鯨偶蹄目・ハクジラ亜目・マイルカ上科・マイルカ科・シャチ亜科・シャチ属・シャチ種。となるワケですね。

 今回の「大哺乳類展」ではこの分類での分け方、見た目は同じでも、全く違う種がいる事、また、その分類方法が紹介されています。

 「ハリネズミ」と「ハリモグラ」のように見た目は似ていますが、ハリネズミは「哺乳綱真無盲腸目ハリネズミ科」ですが、ハリモグラは「哺乳綱単孔目ハリモグラ科」となり、「全く違う」種になりますね。

 今回はその点を中心として、分類の方法とその判別法。そしてその判別部位の実物展示と分類に関しての説明がわかりやすく解説されていますね。

 大哺乳類展では「6つの類」。「原獣類」「有袋類」「アフリカ獣類」「異節類」「ユーアーコンタグリレス」「ローラシアテリア」で本標本を約200体も使い分類しているのです。

 その姿は正に「大行進」ですよ。

 今回の「大哺乳類展」は今まで一番科学的な面が強く、私としてはかなり楽しめましたね。それにガイドキャラの中の人が「林原めぐみ」と「大塚明夫」さんと何故か豪華でしたね。

  ともあれ、転職してから土日休みと世間と同じになってしまったのですが、ある程度予想はしていましたが、ここまで混雑するとは…。ゆっくり見る事ができず、結局はパネルやある程度撮影できる物を撮影して、自宅で見るような感じになってしまっていますよ。次は平日に行きたいです、やはりゆっくりじっくりみたいですから。

 本日の登場人物は、「動物」なお話でしたので、この方。「オーストラリア」で牧場を経営しており、幼い頃から家畜の世話をし、もって生まれた性格から動物の管理に長け、また本人も動物が好きだったので「野生動物保護官」している「オーストラリアン・キャトル・ドッグ」の「Chefille」である「カリーナ」さん。「大哺乳類展」へやってきた「カリーナ」さん、今回は分類に関してなのです。ちなみに背景が「大哺乳類展3」の「大行進」なのです。

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