4月1日に「マルチメーター」である「BLITZ R-VIT Color FLASH」、「霧島レイモデル 安全運転ナビ GPS & レーダー探知機 Lei02」の「フロントガラス」への映り込みを無くすために「シェード」を作ったのですが、重大な欠点が発覚しました。
それは「塩ビ」が「熱で変形する」って事です。
そうなんですよ「塩ビ」ってもとより使用温度域が「-20℃~+60℃」位までなのですが、取り付けたときはそんなに気温が高くなかったので発覚しませんでしたが、最近は天気が良いと気温20℃オーバーはざらですからね。さらに日差しも強くなってきており、日の当たる場所で駐車しているとドアを開けたときに熱気が来ますからね。そうなると完全に「塩ビ」は変形してしまい自重で垂れ下がってしまい、画面が見れなくなってしまうのです。正直これじゃ使い物になりません。
それで考えたわけですよ。「熱」に強く、ある程度の軽さがあり、強度もソコソコあるものを。「熱」の問題から「樹脂系」は選べません。そうなると厚紙か木材、そして金属となります。紙は耐久性の面から考えてダメですし、木材も強度の面から薄いものは選べません。金属は耐久性は高いですし、曲げて調節する事も可能ですが、重さがあります。でも「耐久性」や成形を考えると「金属」が一番適しているのです。ただ問題は重さです。耐久性のある厚みを考えると1mmは欲しいですが、それですと結構な重さになり、金額的にも高くなります、そこで同じ金属で同じ面積にしたときに軽くなる「金網」を思いついたのです。これなら同面積の「板」よりも軽くなおかつ強度もある程度ありますからね。
そこで金網を買う事に。あまり目地が粗いと「反射防止」素材を張るのに難しくなってしまうのである程度目が細かいものとして見つけたのが「理化用金網」です。ようは学校の実験で「アルコールランプ」で加熱するときにビーカーを乗せる時に使うあの金網です。これが結構丈夫にできており「2重金網」で目も細かく、大きさも十分。そして値段も15cm角で450円ほど。これを購入し、「金鋸」で適切な大きさに切ります。ただし「GPS&レーダー探知機」は「上部」に「GPSアンテナ」がありますので「金属」ですとGPS信号を受信できなくなってしまうので中心から左右2cmくらいを切り抜いておきます。
そして今回の「防眩素材」はやはり「スエード」やつや消し「ビロード」のようなものが良いので「ハセプロ バックスキンルック」なる「スウェード調シート」を購入。確かに手触りも良く、なおかつ反射率は低いので「防眩効果」は高そうです。ただ「250mm×300mm」で1,000円と高価なのがネックですが…。
貼り付けはいたって簡単。切り取った金網よりも2mm程度大きめに切って、包むように貼れば完成です。完成したものは「スウェード」調ですので「梨地シート」よりも高級感がありますし、黒の深みもぜんぜん違いますよ。早速両面テープで貼り付けたのですが、「金網」と両面テープの粘着面との接地面積が少ないので、「板」よりも弱い感じがありますが、剥がれてきたら「超強力耐熱両面テープ」に替えれば問題ないでしょうね。シェード部分が思ったよりも長くしてしまったので自分のドライビングポジションですと上の部分が隠れてしまうのですが、金網ですので、少し上へ反らして見えるようにできるので、ここは便利ですね。「フロック」効果は十分で画面の光はもちろん、外からの光もしっかり防いでくれるので夜も昼も映り込み無しになりましたよ。
それでは本日の登場人物はこの方。「ラリードライバー」で「コースカーチーム」に所属している「ノルウェジアン・エルクハウンド」の「Cheifille」である「アルテ・ベルク」さんです。サブメーターやインフォメーションディスプレイに付けた「フロック加工」を施したシェード。素材が金属ですので今度は耐久性が高そうですよ。ちなみ背景は画面左上が「切り抜いた金網」と「ハセプロ パックスキンルック」。その右隣は貼り付けたところです。この二枚は「フラッシュ」を焚いて撮影していますが、全く反射していませんね。一番下が取り付けた状態です。フロントガラスに映り込みはありません。