あるいはいもうとのひとりごと
このタイトルは、今朝さきほど目覚めておもむろに読み始めた穂村弘氏の短歌評論集「短歌の友人」(河出書房新社、2007年)《第一章 短歌の感触》の中、現代短歌の冒険、というチャプターのなかにある項目名。穂村さんはそこで、「男性歌人は一度は「いもうと」を詠ってみたくなるものなのかもしれない。そういえば不思議なことに「あね」の歌は「いもうと」の歌に比べて少ないように思う。」と書かれています。
きのうは、夕方の池袋の東武デパートで用事を済ませているなか、唐突に短歌的シーンがいくつか降りてきて、最近いつも携帯している短歌書き留め用野音(いや、ノート)を慌ててかばんからとり出したのでしたが、そのときにふと、「はは」「あね」「いもうと」のどれかを作中に使ってみたらどうだろうかと思いついて、それがずっと頭に引っ掛かっていて、さきほど穂村さんの文章を読んだときに、なるほど、と思った次第です。
今朝はそんな朝なり。もとい、朝です。