椎原 「盛りつけリアル3D技法」 油彩
チノです。今日はタイトルからもおわかりのように、再び新たな技法(?!)のご紹介です!↓
「くじけながらがんばりました。残る絵具がもったいないので、ナイフですくって盛りつけました。そうすることで立体感がでました。乾くのが半年ですが、ぜひ皆さんもやってみて下さい。」
・・・・もう、椎原さんのセンスがすばらしいです!!形の取り方や色のセンス、言葉のセンス、そして遊び心(笑い)のセンス(今日も椎原さんの話で周りの生徒さん大爆笑でした!)、、、例えば、技法書に、「盛り上げ技法」と書かれているより、「盛りつけリアル3D技法」と書かれていたほうが、「えっ、何々?!」ってなりますよね!そんな人を惹きつける発想力が最高です。
画面を通してのびのび~とした感じが伝わってきますが、大人になって、しかも油でそれを表現できるのって、写実的に描く以上に難しいのでは?と感じるのですがどうでしょう?
実はこの2枚は油絵入門の練習編で、次回から、大本命の愛犬メルルを描かれる予定です。これからが本番・・・!楽しみですね!
表面的には固まっていますが、中が乾いていない「膿んでいる状態」なので、最後の仕上げの保護用油(ワニス・・・完成した絵の画面を大気中のガスやチリなどから保護するためのニス)などを塗られる場合は、少なくとも半年乾かしましょう。(とはいえ普通に飾れるので特に気にすることはありません♪)
チノです。今日はタイトルからもおわかりのように、再び新たな技法(?!)のご紹介です!↓
「くじけながらがんばりました。残る絵具がもったいないので、ナイフですくって盛りつけました。そうすることで立体感がでました。乾くのが半年ですが、ぜひ皆さんもやってみて下さい。」
・・・・もう、椎原さんのセンスがすばらしいです!!形の取り方や色のセンス、言葉のセンス、そして遊び心(笑い)のセンス(今日も椎原さんの話で周りの生徒さん大爆笑でした!)、、、例えば、技法書に、「盛り上げ技法」と書かれているより、「盛りつけリアル3D技法」と書かれていたほうが、「えっ、何々?!」ってなりますよね!そんな人を惹きつける発想力が最高です。
画面を通してのびのび~とした感じが伝わってきますが、大人になって、しかも油でそれを表現できるのって、写実的に描く以上に難しいのでは?と感じるのですがどうでしょう?
実はこの2枚は油絵入門の練習編で、次回から、大本命の愛犬メルルを描かれる予定です。これからが本番・・・!楽しみですね!
表面的には固まっていますが、中が乾いていない「膿んでいる状態」なので、最後の仕上げの保護用油(ワニス・・・完成した絵の画面を大気中のガスやチリなどから保護するためのニス)などを塗られる場合は、少なくとも半年乾かしましょう。(とはいえ普通に飾れるので特に気にすることはありません♪)
油絵はいろんな感情を受け止めてくれる画材ですね。パステルや水彩に投げやりな感情をぶつけると、絵は一発で台無しになります。油絵は、完成までのプロセスの中での出来事を(表現の試行錯誤や感情の起伏を)、最後にはなかったことにしてくれます。ポーカーフェイスの上手な画材です。だからバンバンキャンバスにぶつけましょう。キャンバスはサンドバックです。筆を使って打ち付けるサンドバックです。そうか・・・ミオスはボクシングジムでもあったか。なるほど・・・。(むひっ(^u^))油絵はとにかく向かっていくこと、その全てを受け入れてくれます。「終わりよければ」なのです。
(感情を密かに打ち殺し、ストイックに、どこまでも冷静さを保とうとする水彩も捨てがたいけど。)
しかし、そうはいっても、“我慢すること”の奥ゆかしさを、パステルや水彩でずーっとやってきた者にとっては、油絵(の性質)に出会っても、それがどんなに豪胆な相手であっても、いきなりこちらの性質性格を変えることはできません。
ならば、やはりモチーフには自分の愛の対象を選ぶことが、プロセスにおいてどんなに投げやりになっても、心のどこかに“希望”や“光”を持ち続けながら、愛の表現としての完成に1歩1歩近づいていくのではないでしょうか。油絵の豪胆さの前でも、ひるむことなく、立ち尽くすことなく、引き返すことなく、止めることなく、作品を愛に近づけ、完成にまで持っていくことでしょう。
椎原さん、やっぱりこれで行きましょう。愛、ですよ!愛。
私も、椎原さんのコメントを読んで、まず「くじけていたのか・・・」と驚きました。
やはり、油絵を扱うのも一筋縄ではいきませんね。打って打って打ちまくり、不意にフックなんてくらいながら、それでも負けじと(画面に)押さえ込もうとする、、、まさに「戦い」
「ボクシングジム」とはうまい表現ですね!絵を描くことはどんなに写実的であっても自分の感じた「想い」を表現することであり、それを、画面に表現していく中で「戦い(葛藤)」が無いはずがありません。それに打ち勝つ楽しさを知っている人が絵を描き続ける人なのだと私は思います。
あとですね・・・
>完成までのプロセスの中での出来事を(表現の試行錯誤や感情の起伏を)、最後にはなかったことにしてくれます。ポーカーフェイスの上手な画材です。
ですが、無かったことになっているのではなく、この場合、太田さんが勝利し、見事自分の表現になったという事なんだと思います。
そして、恐ろしいことに、
ポーカーフェイスで隠したつもりの「表現の試行錯誤や感情の起伏」は、観る人が観ると分かってしまうものなんです!!むしろ溢れでちゃうんですね・・・。
絵画はある意味丸裸の自分なので、おそろしいものなのです☆
5年前、2005年9月にデザイナーの友人が書いてくれたブログに関連記事(?という程ではないかな)“作家とデザイナーの違い”載っていますので、リンク貼っておきました。
興味のある方は読んでみて下さい。
絵画は高い?安い?
http://atelier-mios.blog.ocn.ne.jp/ateliermios/2005/09/post_b24a.html