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ソユーズ宇宙船(TMA-17)打上げ成功!part2

2009年12月21日 | 宇宙開発
ロケット組立工場に到着したTMAは第3段ロケットと接合します。



第3段ロケット接合部を点検中!

次は緊急脱出ロケットの装着です。



こちらの緊急脱出ロケットは1983年のソユーズT10Aが打ち上げ直後に
爆発したときに乗員を脱出させた実績があり実証済みです。

緊急時には、4枚の空力安定フィンを展開しながら固体ロケットの推力で
上昇します(高度約950~1,200mまで上昇)。その後、軌道モジュールと
帰還モジュールを切り離し、パラシュートを展開して、約2.5km離れた地点
に着地することになります。なお、通常の打上げでは打上げ160秒後には、
この緊急脱出用ロケットとフェアリングは分離されます。

ソユーズロケットの構成


いよいよ最終段階、第1段目及び2段目ロケットへドッキングです。



ソユーズはロシア伝統の束ね方式で、ブースターの部分が1段目ロケットになります。

完成したロケットは約8km離れた射点へ、またしても列車で移動します。

これらの写真はエネルギア社のWEBページで見ることができます。→web

そして、リフトオフ!

(Photo Credit: NASA/Bill Ingalls)


15分後に故郷の茅ヶ崎上空を通過した野口宇宙飛行士は
2日後の12月23日午前8時頃(日本時間)ISSへ到着する予定です。

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1 コメント

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Unknown (重力圏内住民)
2010-01-19 17:46:03
ソユーズの、非常時に展開する4枚の空力パドルフィンは、N-1ロケットやトーポリ核ミサイルにも使われているロシア独自の技術ですね
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