

予報では高層雲の広がる薄曇りの天気でしたが、外に出て空を見上げると… ふむ、予報どおりです。月は見えてますが星はアルタイルがどうにか見える程度で、月のすぐそばにある土星は目をこらしてもまったく見えませんでした。
双眼鏡で見ても見えない場合は撮影不可なので双眼鏡を月に向けて確認すると、あらら、しっかり見えます。ビミョーです。月の周りには天気が崩れる前触れの「22°ハロー」がかかっているので天気の回復は見込めませんが、とりあえず600mm望遠レンズで撮影会スタートです。
ふう、雲で減光されているので土星の写りがイマイチでしたが、何とか撮影することができました。で、こちらが本日のまとめの写真で~す。


2024/6/28 02h36m40s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO1600 F7.1 1/100sec
撮影時の空の様子はこんな感じでした~。

2024/6/28 02h28m28s D810A NIKON VR24mm-70mm f2.8 f24mm ISO1600 F2.8 1sec (トリミング)
本日のラストフォト、薄雲はずっとこの状態でした。ざんねん~

2024/6/28 03h09m07s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO1600 F7.1 1/60sec
そうそう、空のチェックをするために外に出て月を見上げた直後(時刻は01時50分頃)にペガスス座から月に向かって南下していく衛星がフレア(-1等級)を起こす瞬間を目撃しました。
すぐ、HEAVENS ABOVEのスカイビューを見たのですが該当する衛星はありませんでした。HEAVENS ABOVEのスカイビューは可視状態の衛星のみを表示するのでステラナビで全衛星を表示させて調べたのですが該当なしでした。
これは完全な極軌道衛星なのでスパイ衛星か、はたまた100個のデブリをまき散らしたロシアのRESURS-P1衛星か~、と思ってHEAVENS ABOVEでRESURS-P1衛星(39186)の通過情報を確認したのですがその時間の通過はありませんでした。
たぶん、どこぞの国のスパイ衛星だったのでしょうね。

下弦前の月が暈をかぶっているのも素敵ですが、その中に土星がいるのもいいですね。もう少し土星がはっきり見えるとよかったですね。さて、土星が下弦前の月と接近とは、だいぶ見やすい位置に来ていたのですね。まだ明け方にいるのかと思っていました。ゴールデンウィーク以来遠くに星を見に行ってないので、そろそろ休みと天気と月齢が一致してほしいものです。
そーなんです。明け方の土星は高度40°近くまで来ているので早起きという条件付きですが観望好機に入っているといえますね。火星も03時過ぎには高度20°を超えてくるのでまもなく撮影圏内…といったところですかね~。
そうそう、天気を筆頭にいろいろなタイミングが合わないとお目当ての観望はできないものですが最近は体力や気力など合わせる項目がさらに多くなって出動率がだだ下がりです。笑