2023年見たい天体現象の第7弾「月と惑星の接近(7月~12月編)」です。
2023年後半はフォトジェニックな月と惑星の接近が思ったほどなかったので、やや遠い接近?も含めてマンスリーイベントとして紹介しま~す。(^^ゞ
7月19日「二日月と水星の接近」(*シミュレーション画像はステラナビゲーター11で作成しています。)
7月19日の二日月と水星の接近です。水星が2023年2回目の東方最大離角となるのは8月10日なのでまだ高度は低いですが、光度が-0.4等もあるので明るい水星と、これまた二日月としては輝面比が大きく見栄えのある月が接近します。水星の東には金星も輝いているので金星、水星と二日月のコラボとしても楽しめます。
8月9日「下弦翌日の月と木星の接近」
8月は夕月や有明の月と惑星の接近がないので夜半に見られる木星と月の接近を紹介します。8月8日の23時頃に下弦翌日の月が木星ときれいに並んだ状態で東の空に姿を現します。離角が5°なので接近というよりは並んでいるという感じですが月出時の赤い月と木星を地上の景色と一緒に写すとフォトジェニックな星景になると思われます。
9月14日「新月前日の月と水星の接近」
これはかなり難易度の高いイベントです。水星出が04時18分なので日の出まではまだ1時間ありますが、水星の光度が1.8等しかないので大気減光を考えると透明度が良くないと水星も月も見えないことが考えられます。見られたら超ラッキー的な運試しイベントと言えます。
10月11日「有明の月と金星、レグルスの接近」
離角は6°なので見た目としては離れていますがやはり接近相手が金星となると見栄えがします。近くにしし座のレグルスも輝いているので賑やかな接近といえます。薄明が進んだ空で輝く金星とレグルスの接近を望遠レンズで撮影するととてもきれいなので晴れスタ的にはおすすめのイベントです。
11月10日「有明の月と金星の接近」
11月は新月3日前の有明の月と金星が接近します。離角は約5°、月の輝面比は0.12です。空が明るくなるにつれて星々が空に溶け込んで見えなくなる中、太陽光をもろともせずに輝き続ける金星と月がいつまで見えるかを目で追うのは何度やっても楽しいものです。透明度が良ければ日出後も見られると思うので眼力に自信のある方はチャレンジしてみてください。
12月10日「有明の月と金星の接近」
12月もほぼ11月と同じ条件で月と金星が接近します。いずれも有明の月なので早起きしないとみられないイベントですが受け皿になった細い月は白道が立っているこの時期限定なので見ておきたいイベントですね。
さて、2022年も残すところあと5時間となりました。
今年もこのブログを見てくださった みなさん、本当にありがとうございました。
↓ 今朝撮影した2022年大晦日の朝日です。明日は初日の出が見られるかな?
来年も相変わらずのゆる~いアップになると思いますが、時間があるときや思いついた時にちょこっとお寄りいただければ幸いです。それでは皆さん、よいお年を~!
2023年後半はフォトジェニックな月と惑星の接近が思ったほどなかったので、やや遠い接近?も含めてマンスリーイベントとして紹介しま~す。(^^ゞ
7月19日「二日月と水星の接近」(*シミュレーション画像はステラナビゲーター11で作成しています。)
7月19日の二日月と水星の接近です。水星が2023年2回目の東方最大離角となるのは8月10日なのでまだ高度は低いですが、光度が-0.4等もあるので明るい水星と、これまた二日月としては輝面比が大きく見栄えのある月が接近します。水星の東には金星も輝いているので金星、水星と二日月のコラボとしても楽しめます。
8月9日「下弦翌日の月と木星の接近」
8月は夕月や有明の月と惑星の接近がないので夜半に見られる木星と月の接近を紹介します。8月8日の23時頃に下弦翌日の月が木星ときれいに並んだ状態で東の空に姿を現します。離角が5°なので接近というよりは並んでいるという感じですが月出時の赤い月と木星を地上の景色と一緒に写すとフォトジェニックな星景になると思われます。
9月14日「新月前日の月と水星の接近」
これはかなり難易度の高いイベントです。水星出が04時18分なので日の出まではまだ1時間ありますが、水星の光度が1.8等しかないので大気減光を考えると透明度が良くないと水星も月も見えないことが考えられます。見られたら超ラッキー的な運試しイベントと言えます。
10月11日「有明の月と金星、レグルスの接近」
離角は6°なので見た目としては離れていますがやはり接近相手が金星となると見栄えがします。近くにしし座のレグルスも輝いているので賑やかな接近といえます。薄明が進んだ空で輝く金星とレグルスの接近を望遠レンズで撮影するととてもきれいなので晴れスタ的にはおすすめのイベントです。
11月10日「有明の月と金星の接近」
11月は新月3日前の有明の月と金星が接近します。離角は約5°、月の輝面比は0.12です。空が明るくなるにつれて星々が空に溶け込んで見えなくなる中、太陽光をもろともせずに輝き続ける金星と月がいつまで見えるかを目で追うのは何度やっても楽しいものです。透明度が良ければ日出後も見られると思うので眼力に自信のある方はチャレンジしてみてください。
12月10日「有明の月と金星の接近」
12月もほぼ11月と同じ条件で月と金星が接近します。いずれも有明の月なので早起きしないとみられないイベントですが受け皿になった細い月は白道が立っているこの時期限定なので見ておきたいイベントですね。
さて、2022年も残すところあと5時間となりました。
今年もこのブログを見てくださった みなさん、本当にありがとうございました。
↓ 今朝撮影した2022年大晦日の朝日です。明日は初日の出が見られるかな?
来年も相変わらずのゆる~いアップになると思いますが、時間があるときや思いついた時にちょこっとお寄りいただければ幸いです。それでは皆さん、よいお年を~!