晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

ふたご座流星群 2022 観望会

2022年12月15日 | ふたご座流星群
日中から降っていた冷たい雨が宵の口に雪へと変わり、今シーズン初の積雪を記録…

 これじゃ~、今日のふたご群は無理だなぁと完全あきらめモードだったのですが、ツイッターのTLにあまりにも「めっちゃ流れてるよー」「すごいよー」が入ってくるので22時30分頃外に出てみると…

 あれ? 晴れてる…どぼして? いつから? あちゃ~、もう極大時刻は過ぎてるじゃ~ん… おいおい、なぜもっと早く気づかないの?と自分を責めながら22時30分過ぎにふたご座流星群2022観望会&撮影会に突発参戦です!

  晴れてると言っても北西は奥羽山脈越えの雪雲が鎮座しているので天頂から東方面に星が見えている状態です。東の空では昇ってきたばかりの月が見えてますがそんなに影響はないようです。

 お、流れた… お、あっちでも…ふむ、カメラの画角外ですね~ あ、今のは入ったかも?…と思ったときに写っていた写真がこちらです。写真では暗いですが紛れもなくふたご座群です

2022/12/14 22h57m00s D810A f28mm ISO1600 f2.8 5sec

 この後もかなり明るい流星が流れますが例によってすべてが画角の外です。で、次にカメラが捉えたのはこのオリオン座の東を南に下るかなり明るい流星。

2022/12/14 23h25m45s D810A f28mm ISO1600 f2.8 8sec

 もちろんふたご群ではありませんが、この経路を流れる火球クラスの流星を1時間で3個目撃しました。オリオン座の右側で1個、左側で2個です。輻射点をたどるとぎょしゃ座のβ星かきりん座にたどり着きますが散在流星にしてはあまりにも経路が同じなので不思議な感じがしました。

 さて、そろそろ月が高くなってきたので月に背を向けて西の空を見ようした時… わぉー!キター!! 超特大の流れ星です! 時刻は23時30分を過ぎたころ、西南西の仰角50°付近からまっすぐ下に落ちる巨大な火球が流れました!

 明るさは-5~6等級、末端で爆発して青色と緑が混じったような色が見えました。末端は仰角10°付近でしたので経路として40°は流れたと思います。しかも、その直後(1~2秒後)にはそのすぐ左側で同じ経路で1等級の流星が流れました。

 いや~これだけ明るい流れ星は2001年しし座以来かも…。ふたご座群は昔に比べて火球が多くなったと言われていますが、昔(←20~30年前のホントの昔)のふたご座群の記憶と比べると確かに今の方が多いような気がします。

 えー、こちらは大火球に触発されて写野をやや西に振ったところ、元の写野だったら見切れず入ってたよね~ というよくある残念な写真です。トホホ…

2022/12/14 23h42m18s D810A f28mm ISO1600 f2.8 8sec

 この後も写野外では明るい流星が流れますが、なかなかカメラの前を流星が通ってくれません。雪雲も流れてきて雪が北西の季節風に流されてちらほら降ってきてました。そろそろ撤収かなぁ~とあきらめかけたとき、やっとカメラの前で流れてくれました~。

本日のベストフォト「おうし座を貫くふたご座流星群2022 with 雪雲」

2022/12/14 23h52m03s D810A f28mm ISO1600 f2.8 8sec

 さすがに寒さが限界なのであとはカメラ任せにして01時頃まで撮影しましたが、写っていたのは1枚だけでした。どして~? しかも超暗い~

2022/12/15 0h40m09s D810A f28mm ISO1600 f2.8 8sec

 今日は急遽の参戦だったこともあって実際に外に出ていたのは2時間弱でしたが、とても楽しめたふたご座群観望会でした。来年は条件が最良なので準備をしっかりして遠征観望で楽しみたいですね。