晴れ時々スターウォッチング

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内合前日の金星 観望記録(1/8)

2022年01月08日 | 金星
いよいよ金星内合前日となりました。

 SCWの予報どおり15時過ぎから雲量が少なくなって常時太陽が顔を出すようになったの観望開始です。本日も安全を考慮して太陽が山際に沈むのを待って、その直後からベランダで撮影を行いました。

 この時間の金星は見かけ上、太陽の右斜め上(離角5°)のところにあるはずですが、双眼鏡で捜索してもなかなか見つかりません。すでに時刻は16時15分を過ぎているので。金星の高度は6° です。

 うゎ~、このまま金星が見つからないまま金星没か~と思った直後、やっと見えました。一昨日と比べて細さはそれほど変わらないように見えますが輝度はかなり低く、背景の夕空と同化しています。

 それはさておき、急いで撮影です。本日の機材は一昨日と同じ80mm屈折望遠鏡(EVOSTAR80ED f600mm F7.5)ですが惑星カメラを装着しています。しか~し、ここで問題発生です。なんと双眼鏡では見えた金星が望遠鏡のファインダーではどういうわけか全く見えません。どういうこと?

 なるほど、単に光学スペックの差のようです。金星と夕空のわずかなコントラストから位置を特定して導入しましたが、時間がないので ASI290MCで数カット撮影して、すぐにPowermate2× と ASI174MM にチェンジして拡大撮影を試みるが導入できず失敗…

 結局、虻蜂取らずの中途半端な撮影となりました。ま、画像的にはイマイチですが内合前日の金星を撮影したということでよしとすることにしましょう。(^^ゞ

Venus Diameter=62.78" Magnitude=-4.04

2022/1/8 16h24m58s EVOSTAR80ED ZWO ASI290MC UV/IRcut
Duration=30s Shutter=0.713ms Gain=147 (24%)Autostakkert3 25%


撮影時金星光度 4° 

2022/1/8 16h25m59s EVOSTAR80ED ZWO ASI290MC UV/IRcut
Duration=30s Shutter=0.713ms Gain=147 (24%)Autostakkert3 25%

  Powermate2× と ASI174MM を使った撮影は狭視野すぎて導入できなかったので(なにせ経緯台固定撮影だったので当然の結果です!)最後はASI290MCに戻して山の端に沈む金星を撮影しました~。金星の内合は明日の午前9時48分なので内合17時間前の金星で~す。

   山の端に沈む金星(撮影時の金星高度 1.2° )撮影時刻16時40分

        ↑ 早送りではなくリアルタイムの30秒動画です。


 明日も撮影したいところですが残念ながら天気はイマイチのようです。
一応準備はしますが… なんとか晴れてほしいですね。