晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

ISS超拡大眼視4thミッション

2010年01月25日 | ISS(国際宇宙ステーション)
1月24日のISS通過条件を確認しておこう。

1月22日とほぼ同じコースだが今回は地球の影に
入らないので、長い時間見ることができる。

ミッションを成功させるには、なるべくISSの高度が低いときに望遠鏡に
導入して、あとは速度が速くなるISSにうまく動きを合わせることである。

時間です。急に雲がわき出し雲量は6~7になってしまいました。
北西の空、高度20°付近にISSがいるはずですが雲で見えません。

高度30°付近でISSを発見。2度目のまちぶせで導入成功…、
動きが加速度的に速くなります。望遠鏡の中でのブレが少なくなるよう、
望遠鏡の動きをISSの動きにシンクロさせたいのですが、うまくいきません。

あ~、雲に突入です。高度50度付近で見えなくなりました。
見えていた時間はわずかでしたが、しっかり脳に焼き付けました。


脳が画像処理した映像は拡大した写真とほぼ同じでした。

印象に残ったのは左下の太陽電池パドルがオレンジ色に見えて
右上のパドルが濃い茶色に見えたこと、ラジエターが目立たなかった
こと、この写真のように横長のワイドに見えたことなどです。

しかし、限界を感じました。これ以上倍率を上げると追尾はかなり困難です。
望遠鏡は倒立像なので、ななめに高速で移動する物体を追尾するのは簡単では
ありません。ISSが真上に昇ってくる天頂通過コースの時のみ可能となるでしょう。

今回のミッションで93倍まで倍率を上げることに成功したので、いつの日か
天頂通過コースの機会があったら、120倍に挑戦してみることにしましょう。