駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

失礼な感想、意外にしっかりしている

2017年02月23日 | 町医者診言

 

 強い風の後は土砂降り、手荒い春の兆しに敵わんなあと裾を濡らして出てきた。

 白昼に暗殺された金正男が滞在していたマレーシアの警察、以外と言っては失礼だが随分しっかりしている。どうも日本人は自分達ほどきちんと仕事をする国はないように思っているところがあるが、そうでもないのではと感じた。確かに列車の運行や素早いお釣りの計算など末端のきめ細かさに抜かりはないのだが、肝心の中枢の根太いところは必ずしも特別優れているとは言えないと観測する。

 知人と話していると東南アジアなんて抜かりが多く、末端の役人などいい加減だと行ったこともないのに断ずる人が結構いるが、マレーシア警察は北朝鮮にもはっきり物を言い、犯人らしき人物を手配し実行犯も拘束している。雑多な民族人種が入り乱れる亜熱帯の国にしては良くやっていると大変失礼な感想が浮かぶ。暑さのせいにしては筋違いかも知れないが、暑いので厳格正確な生活習慣はないかもしれないが、大筋を違えない国の運営はできているのではと思わせられた。

 文部省の天下りの醜しい身勝手さ、アメリカほどには権力に噛み付く力のないマスコミ、東芝の誤魔化しMRJの失態など大元の所は、日本が一番しっかりしているとは言いにくいと気付かされる。

 微かにではあるがNHKに顕れた変化に秘かに注目している。

コメント
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