駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

果たしてどんなものか

2017年02月20日 | 世の中

 

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 三寒四温で一昨日から比較的穏やかな陽気が続いている。発熱の婆さんは昨日は横ばいだったので経過を診たが、今朝も解熱せず食事も殆ど取れていない。本人も入院しても良いという。朝早くS病院に頼み込んで救急車で送った。外来が始まる前で当直も疲れているだろうが引き継げるせいか?二つ返事でOKが出た。高齢で予断を許さないがこれで一安心だ。

 ニュースを見ると錦織が又決勝で負けている。どうも準優勝男になってきている。勝てる相手でも優勝というプレッシュアが掛かると負ける。厳しい評価かもしれないが、ジョコビッチも指摘しているとおり錦織の弱点は精神力だ。外来でも家では正常値だが医院に来ると血圧が上がる患者さんが数多い。どうもここ一番で緊張し過ぎる人は珍しくない。尤も、かくいう私も緊張しやすく人のことは言えない。まあしかし、超一流になるには乗り越えなければならない壁だ。マレーが乗り越えた壁を錦織にも乗り越えて欲しい。

 金正男の死因が未だ不明と報じられている。毒物によっては容易には特定できないだろう。今更ながら事実は小説よりも奇なりという言葉とオーム事件を思い出す。悪の独裁者は酷似している。

コメント
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