ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

萎縮

2020年12月08日 | ノンジャンル
今年も残りわずかとなってきた。
自粛の一年は、イルミネーションにも
影響を及ぼし、人出を警戒して神戸は中止と
なったが、御堂筋は例年のように街路樹が
いつの間にか装飾されていた。

車で通りかかってようやく気が付いたが、
もうそんな時節かと思うと、改めて今年一年に
茫然としてしまう。

受験勉強の時だったか、英文の内容に
ジョーク的なものがあって、イルミネート
しておけと言われた人が、エリミネートと
聞き違えて、舞台セットをすべて撤去した
というのがあった。

滑走路かと思える一方通行の国道脇に、
イルミネーションが続くのは、夜の散策を
飽きさせない。

だが、その光の一つ一つをウイルスと見るなら、
何とも薄気味悪く見えてしまう。

今は一時の閑散とした状況と同じく、
人通りも少ない。

心沈むばかりの一年であった繁華街に、少しでも
心癒される光をという事だろう。

自粛、自粛と喧しい世の中ではあるが、
それを萎縮と聞き間違えたり、誤解しては
ならないと思う。

今年の漢字は何だろう。「疫」とか、「冠」とか、
「冒」とかでは暗すぎる。

私的には、「忍」がふさわしいかと思う。

ともあれ、脳の萎縮を免れた私にとっては、
自粛は忍耐であって、萎縮ではありえない
のである。





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