ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

現場主義

2016年11月07日 | ノンジャンル
映像や記述で、想像を膨らませることは大切だが、
実際にその現場に行って、自身の五感で感じ取る
ことの方を第一としてきた。

人にしても同じで、実際に会って、その人の話を
じっくり聞くことから始めるようにしてきた。

現場主義というのは、それが自身の行動を
より具体化することができるという点で
重要なのである。

そこでは、机上の議論など虚しく、現実的な課題に
直面し、何ができるのかという具体的な思考と
並行した行動が全てである。

さて、断酒例会では、それぞれの事実としての体験を
語るのみの言いっ放し、聞きっ放しが原則である。

そこでは議論など初めから意味のないものとされている。

体験には体験で応え、そこに共感があれば自身の糧として
持ち帰り、共感がなければ、そこに置いて帰る。

赤裸々な体験を話すこと、そしてそれを聞くこと、
それ自体に回復への重要な鍵がある。

自身の体験を誇示し、他人の体験を見下すような
人がいるとするなら、その人は自分自身ばかりでなく
再び他人を巻き込んで回復を遅れさせてしまう。

体験には体験で応じる。この大原則がない場であれば
互いに得るもののない不毛の場となる。

現場主義とは、厳しい現実に向き合って、自身の
生き方を見つめなおし、具体的に行動していく
ことなのである。





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