ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

明日はない

2017年08月31日 | ノンジャンル
ほとんど毎日のように、事故や災害のニュースを
見聞きし、人々が亡くなっている現実を目のあたりに
しながら、それを切実に自分の事としては誰も
見ていない。

他人事ではあるが、他人事ではなく、自分の身に
いつそれが起きても不思議ではないのだが、
そのことを、どれだけの人が自覚しているだろう。

つまり、誰しもが、明日のことなど知れないと
漠然とは認識しながら、必ず明日はやってくる
という前提で、今日を生きている。

「明日がある」と信じるのは自由だが、
それは絶対ではない。

変わらぬ一日を終え、翌朝目覚めて、
また今日一日をと起き上がった時に心臓発作で
亡くなる人もいる。

いつものように出勤して、昨日やり残したことを
午前中に片付けようと考えている矢先に、
事故で亡くなる人もいる。

とはいえ、明日がないという前提で、焦燥感に
苛まれながら毎日を生きるとすれば、これは
不幸である。

明日があるのか、ないのかはわからない。
だが、あると信じ、万が一なくとも悔いのない
ように、今日を健気に生きていけば良い。

限りある時間だからこそ、それを大切にできる。
それには、明日はないという現実的な前提で
今日を生きるという実践を、幾度かしてみることも
有効だろう。

航海には明日はない。
今、この一瞬の連続のみなのである。