ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

懇親会会費

2019年11月18日 | 情報公開

安倍首相主催の桜を見る会前夜祭の懇親会(首相後援会主催)会費を巡り、おかしな説明が繰り替えされています。招待者名簿は破棄され、有耶無耶にするつもりなのでしょうか。

桜を見る会そのものも批判の対象になっていますが、桜を見る会に関連する旅費や宿泊費は各参加者が旅行代理店に支払ったとのことですが、懇親会費は会場入り口で事務職員が一人5000円を徴収し、ホテル名義の領収書をその場で手渡したとのことで、集金全額はホテル側に渡したそうです。

この流れをみて不思議に思ったのは、懇親会代はホテルと契約していたからこそホテルの領収書が渡されたことになるのですが、本当に懇親会参加者は懇親会はホテル主催で、ホテルと契約したと認識していたのでしょうか。

ホテルでの様々な会合・パーティー・懇親会などに出る時、ホテル主催のものであれば(よく、クリスマスパーティーなどは〇〇ホテル主催と言う形で行われていますが)ホテルと契約してホテルに支払うという意思は最初から持つでしょうが、今回の事例は桜を見る会の前夜祭として行われたわけで、参加者は桜を見る会の主催者に5000円を支払う意思であったとみる方が自然だと思うのですが。

参加者の意思とはかけ離れた余りにも不自然すぎる説明です。参加者にもホテル側にも、真相を訊いてみたいものです。

もし、事実と異なる説明であったら、国の最高責任者として姿勢が問われます。

今回の問題点は、
①公職選挙法199条の2の「公職の候補者等の寄付の禁止」になる場合も考えられます。つまり、実際は5000円以上の経費がかかったが、5000円を超える金額は安倍事務所側が支払った場合です。超える金額は禁止されている「寄付」になります。

②政治資金規正法にも抵触するのではとの疑念があります。
桜を見る会のツアーは首相名義で参加を募っていたとのことですので、後援会活動の一環になります。そうすると、もし仮にホテル側に事前に参加想定人数分の支払いをしていたとすると、後援会会計報告で「支出」となり、5000円×参加人数分が「収入」になります。このような報告がきちんとなされているのでしょうか。

そもそもが、最初に書いたように、参加者は5000円をホテルに支払った意思を持っているのかが問われるべきです。もしなかったとすると、根底からこの話は可笑しくなります。


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