Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

映画『赤ちゃんよ永遠に』が描いた21世紀と今

2016年03月16日 | 芸術・本・映画・TV・音楽

ジカ熱騒動、人工知能、独裁国家的な動き・・・これらの記事を書いてきて、時々頭に浮かぶ歌や小説や映画の話を書いてきていますが、今日ももう一つ:

1972年、21世紀を描いたアメリカ映画で、こんなものがありました。 

Z.P.G. Trailer
https://www.youtube.com/watch?v=RLVrtfQ6Udk 

ウィキペディア
赤ちゃんよ永遠に
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%82%88%E6%B0%B8%E9%81%A0%E3%81%AB 

抜粋: 

時は21世紀。人口が異常なほど増加した結果、スモッグがたちこめ、人類以外のほとんどの動植物が絶滅。またそれによって引き起こされた食糧危機により、ある年の初めに人口増加を抑制するために30年間の妊娠および出産禁止令が発令される。 

その禁止令を無視して妊娠もしくは出産した者は、処刑ドームと呼ばれる装置で処刑されるほどの厳罰が待っていた。そこで政府は、夫婦のために赤ちゃんの代用品としてロボットベビーを発明・販売を開始する。ロボットベビーは、見た目はロボットだが実際に歩いたり話したりし、子供が幼少期にかかる病気にもかかり、本物の赤ちゃんと変わらないという特色が売りだった。 

この映画が作られた1972年は、環境汚染と人口増にたいする不安がピークに達していた時でした。 

映画『赤ちゃんよ永遠に』のなかでは21世紀の世界が描かれていますが、現在のところ先進国は少子化で映画になかとは反対に、「産めよ増やせよ」の時代になっています。

しかし、この映画のような不気味な空気は、現在世界で広がっているように思えます。

(映画の世界では、この赤ちゃんロボットの会社は大繁盛。人々がとる食事は料理ではない。医学が発達して病気を恐れることがなくなったものの、「何のために生きているいるのか」わからなくなり鬱病になる医師。…という具合です。)

このままでいくと「人間が人間らしく暮らすこと」が過去のものとなり、そしてまた、映画のようにいつの間にかAIや国家が支配するようになってしまうのではないでしょうか。

参考: 

「成長の限界」と「グローバル化の限界」
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/f8b351552df1708376c3ea5928a66f51 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« コンピュータの作品は“芸術品... | トップ | レイ・カーツワイル氏の描く... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

芸術・本・映画・TV・音楽」カテゴリの最新記事