この映画で、エテルを演じたのはエルザ・ジルベルスタイン。
エルザ・ジルベルシュタイン(本名エルザ・フローレンス・ジルベルシュタイン、1968年10月16日)[1]はフランスの女優。演劇を学んだ後、1989年に映画界に進出し、60本以上の映画に出演。『ずっと愛してる』(2008年)でセザール賞助演女優賞を受賞。
生い立ち
ジルベルシュタインは、パリでエルザ・フローレンス・ジルベルシュタインとして生まれ、アシュケナージ系ユダヤ人のポーランド人父アルバート・ジルベルシュタイン(1938年生まれ)とフランス系カトリック教徒の母リリアン・シェナール(1940年生まれ)の娘。父は物理学者、母はディオールの美容師。[2] 兄ベンジャミン(1970年生まれ)がいる。ジルベルシュタインはユダヤ教徒とキリスト教徒の両方の信仰を持っていたが、現在は「仏教の儀式に惹かれている」[3]。彼女は子供の頃からクラシックダンスを練習してきました。バカロレアA3を取得した後、大学に入学して英語を学びましたが、芸術的な追求に強く惹かれました。彼女は、飛行機で偶然出会ったシャーロット・ランプリングの勧めで、クール・フロラン[4][5]でフランシス・ユスターに指導を受け、演技を学びました。また、アクターズ・スタジオの教授のもとでも働いています。[6][7]
(中略)
ジルベルシュタインは1997年から2005年までアントワーヌ・ド・コーヌと交際していた。その後、2005年から2008年までニコラ・ベドスと交際していた。[9] その後、彼女はフランス元大統領ニコラ・サルコジの顧問ジョルジュ・マルク・ベナムーと交際したが、彼女は社会党の熱心な支持者である[要出典]。 2009年、ジルベルシュタインは映画監督ロマン・ポランスキーが1977年の性的虐待事件に関連してスイスで逮捕された後、彼の釈放を求める請願書に署名した。[10]
監督は「エテルは北アフリカ出身のユダヤ人」と説明していたらしいですが、エルザの父親はポーランド出身のユダヤ人です。(たまに東欧出身であれセファルディムの家系のユダヤ人もいますが、苗字や名前から考えれば、アシュケナジムでしょう。)
映画の中のエテルと同じように裕福で恵まれた環境に生まれています。
ミナを演じたロマーヌ・ボーランジェの父親の両親、どちらかがユダヤ系とは書いてありませんが、わざわざロマン・ポランスキー(ユダヤ系ポーランド人)から娘の名をつけるほどだったので、ユダヤ系であったのではないかと思います。
抜粋Google翻訳:
ロマーヌ・ボランジェ(フランス語: [ʁɔman bɔʁɛ̃ʒe]; 1973年8月14日生まれ)は、フランスの女優、映画監督、脚本家、衣装デザイナーである。彼女はリチャード・ボランジェの娘であり、ルー・ボランジェの姉妹である。両親は彼女にロマン・ポランスキーにちなんで名前を付けた。
監督が「エルザは北アフリカ出身-セファルディム」としたのは、「裕福層で、異教徒を馬鹿にするアシュケナジム達(エテルの母親やお仲間たち)」を描いてしまうと、「ユダヤ人はすべて戦争の被害者だった」という例外を描くことになったからだったのではないでしょうか?
7月11日追記:
映画でエテルが母親の葬儀のときにでてくる「オレンジ花水」が、エテルが北アフリカ系ユダヤ人を現しているようです。エテルは「ミナはなぜオレンジ花水をもってきてくれないの?」とつぶやきますが、仮にミナとエテルが喧嘩別れしてなくとも、東欧系ユダヤ人のミナには「オレンジ花水」はなじみはないので自ら持ってくることはなかったでしょう。-ユダヤ人同士の文化の差-
“Mei Zohar” (Orange Flower Water) - Israeli Box
Google翻訳:
「ペレグの物語は、1906 年にアブラハム プリグとその家族がスパイスとともに暮らしていたリビアで始まります (当然のことですが)。1948 年にアリーヤー (移住) し (ケシの実を意味するペレグに改名)、イスラエル全土にスパイスへの愛を広め始めました。家族の次世代は家業 (そして土地への愛!) を受け継いで生まれました。メイ ゾハル (オレンジ フラワー ウォーター) は、柑橘類のつぼみから精製プロセスを経て作られます。北アフリカのユダヤ人、特にリビア人は、マラビやサクレブ (レシピはブログで公開中!) を作るときにこれを使用したり、人生のさまざまなイベントでさわやかな香りを放つために手に塗ったりします。」
参考:
フランス映画『ミナ』とユダヤ人-1 - Various Topics 2 (goo.ne.jp)
フランス映画『ミナ』とユダヤ人-4(「ゴイ」とは) - Various Topics 2 (goo.ne.jp)
フランス映画『ミナ』とユダヤ人-7(マルティーヌ・デュゴウソン) - Various Topics 2 (goo.ne.jp)