「もはや昭和ではない」人生100年時代の家族の姿と女性の人生の多様化、どう対応する?(日テレNEWS) - Yahoo!ニュース
抜粋:
今年の男女共同参画白書では、「もはや昭和ではない」として、人生100年時代に、家族や女性の人生が多様化したことを裏付けるデータが公表されました。
コロナ渦で、婚姻件数は、戦後最も少なくなりました。また、2020年の調査では、30歳時点での未婚割合は、女性が4割、男性が5割でした。
一方でこちらは、離婚についてのデータです。50~60代女性の約2割は離婚経験があります。さらに、全世代の既婚者に、今後離婚する可能性があるか尋ねたところ、将来「離婚可能性あり」と回答したのは、男女ともにおよそ15パーセントでした。 家族の形も多様化していて、ひとり親やパートナーと離別して 高齢を迎える人も増えています。
池田勇人政権の「もはや戦後ではない」のもじりで「もはや昭和ではない」といっているのだとしたら、センスがありそうでセンスなし。
前者は「成功」、後者は・・・もちろん多様化はよいことであっても、その結果人間が住みづらい世の中にしてしまっていることで「失敗」となっていると思うので。
現在、ドラマで「悪女」を放映しています。夫が見ているドラマで、私は見ていないのですが、テレビが付いているといやに目につきます。
「どうしてこんな古臭い・・80年代ファッションなの?それがまたはやらせようという狙いでもあるの?」と夫に聞いても、回答をえれず。
それゆえ、ネットで調べてみたところ、1992年の石田ひかり主演の『悪女(わる)』、さらに言えば原作は1988年から連載された漫画、深見じゅんの『悪女(わる)』の再リメイクということが分かりました。
このあと、youtubeで1992年のドラマをアップしてくれているものがあるのに気が付き、視聴開始。(まだ途中です。)昔の同僚や友人たちにもそのリンクを送りました。
送った中でも、わたしより一まわりは年下だろう女性とこのドラマについてメールを交わしていました。彼女は現在海外で働いていて、そもそも1992年の『悪女』のような商社の文化は縁がない人。
これは私が彼女に打ったメールの抜粋(一部削除や呼び名等手直し)です。
「「悪女」のドラマは92年の作品で、原作が1988年から97年だったそうです。
この作品では、「女性のお茶くみ」のことがよく描かれていますが、✕✕で女性の総合職が(同僚への)お茶くみをしていたケースもあったな・・と思い出しています。
私が80年代前半にパリ駐在員事務所を訪問したとき、事務所の秘書さん(勤務歴が長い人)がコーヒーを入れてくれたあと、所長の隣に腰掛け一緒に歓談しだしたことや、80年代半ばにワシントン事務所を訪問したとき、現地スタッフの若い男の子がお茶をいれてくれたことなどがありました。カルチャーショックでした。(前者の秘書さんと所長の関係がとても素敵でした。)
実は✕✕でも、新人の一度男性総合職がお客にお茶を入れてくれたことがありました。他の課は女性2人なのに、私がいたところは私一人(兼務で隣の課の女性)。そこにお昼休み中に客が来てしまったとのことで、普通だったら、食堂の私を呼び出してくれればよかったのに、新人男性は、客にお茶を入れてしまっていました。先輩女性があとから、「Yさんがお客にお茶を入れていたようだ」と教えてくれたので、Yさんのところに行くと、「勝手にすみません。でも、申し訳ないのですが、お茶碗かたずけお願いできますでしょうか。」と私に申し訳なさそうに言いました。
現在は、お茶くみ自体がどこもなくなっていますが、少なくとも営業部は男性が女性へお茶くみを共用しているイメージはなく、女性もいやいややっていた感じはなかったと思います。(お互い「ご苦労様」の意識があってと思う。)まあ、お給料を払う立場から言えば、「無駄」なんですが。」
1992年版『悪女』は、女性の不平等を訴えつつも、このドラマ(原作の漫画も)では女性の住みやすい世界を模索していたのではないか、と思います。
出世を目指す女性、仕事をしたい女性、サポートやお茶くみで満足な女性、玉の輿狙いの女性、みんな違ってよい。男女、役職、目指す方向にかぎらず、お互いが認め合い、応援しあう社会。
「社長からお掃除のおばさんまで名を覚えるのが出世の条件」という話-お掃除の人の名は覚えなかったけれど、私がいた職場では、お掃除の方たちとはよく話していたし、守衛さん、運転手さん、使送便の方々、何人かのカフェテリアスタッフの名前ーもちろん人にもよるのですが、男性も女性の職員は覚えていたと思うんです。
現在は同じ職場であっても、男女差別は少なくなっていても、新たに正規労働者、非正規労働者というだけで差があり、ホワイトカラーがブルーカラーの名を覚えることは普通でなくなっている・・・。
女性も「専業主婦」が「働く主婦」よりどちらが優れているわけではないのに、専業主婦落としが激しい社会。
男女共同参画も、政府は深見じゅんさんのような方の意見も取り入れてほしいです。
(彼女の漫画は原作のドラマ『ぽっかぽか』など、今は受けないのでしょうけど。
参考:
日本企業の強み - Various Topics 2 (goo.ne.jp)
SOAS出身者たちにとって今の日本は - Various Topics 2 (goo.ne.jp)