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男女共同参画白書の「もはや昭和ではない」・1992年ドラマ『悪女』と「住みよい社会」

2022年06月14日 | 芸術・本・映画・TV・音楽

「もはや昭和ではない」人生100年時代の家族の姿と女性の人生の多様化、どう対応する?(日テレNEWS) - Yahoo!ニュース

抜粋:

コロナ渦で、婚姻件数は、戦後最も少なくなりました。また、2020年の調査では、30歳時点での未婚割合は、女性が4割、男性が5割でした。

さらに、「配偶者、恋人がいるか」と尋ねたところ、未婚で、いないと答えた20代の女性は約5割、男性は7割近くにのぼりました。 また、これまでにデートした人数がゼロだと答えた独身の20代女性が25パーセント、20代男性は、40パーセントでした。あくまでデートの定義はなく、その人がデートだと思うかという主観に基づくものです。

「「悪女」のドラマは92年の作品で、原作が1988年から97年だったそうです。

この作品では、「女性のお茶くみ」のことがよく描かれていますが、✕✕で女性の総合職が(同僚への)お茶くみをしていたケースもあったな・・と思い出しています。

私が80年代前半にパリ駐在員事務所を訪問したとき、事務所の秘書さん(勤務歴が長い人)がコーヒーを入れてくれたあと、所長の隣に腰掛け一緒に歓談しだしたことや、80年代半ばにワシントン事務所を訪問したとき、現地スタッフの若い男の子がお茶をいれてくれたことなどがありました。カルチャーショックでした。(前者の秘書さんと所長の関係がとても素敵でした。)

実は✕✕でも、新人の一度男性総合職がお客にお茶を入れてくれたことがありました。他の課は女性2人なのに、私がいたところは私一人(兼務で隣の課の女性)。そこにお昼休み中に客が来てしまったとのことで、普通だったら、食堂の私を呼び出してくれればよかったのに、新人男性は、客にお茶を入れてしまっていました。先輩女性があとから、「Yさんがお客にお茶を入れていたようだ」と教えてくれたので、Yさんのところに行くと、「勝手にすみません。でも、申し訳ないのですが、お茶碗かたずけお願いできますでしょうか。」と私に申し訳なさそうに言いました。

現在は、お茶くみ自体がどこもなくなっていますが、少なくとも営業部は男性が女性へお茶くみを共用しているイメージはなく、女性もいやいややっていた感じはなかったと思います。(お互い「ご苦労様」の意識があってと思う。)まあ、お給料を払う立場から言えば、「無駄」なんですが。」

1992年版『悪女』は、女性の不平等を訴えつつも、このドラマ(原作の漫画も)では女性の住みやすい世界を模索していたのではないか、と思います。

出世を目指す女性、仕事をしたい女性、サポートやお茶くみで満足な女性、玉の輿狙いの女性、みんな違ってよい。男女、役職、目指す方向にかぎらず、お互いが認め合い、応援しあう社会。

「社長からお掃除のおばさんまで名を覚えるのが出世の条件」という話-お掃除の人の名は覚えなかったけれど、私がいた職場では、お掃除の方たちとはよく話していたし、守衛さん、運転手さん、使送便の方々、何人かのカフェテリアスタッフの名前ーもちろん人にもよるのですが、男性も女性の職員は覚えていたと思うんです。

現在は同じ職場であっても、男女差別は少なくなっていても、新たに正規労働者、非正規労働者というだけで差があり、ホワイトカラーがブルーカラーの名を覚えることは普通でなくなっている・・・。

女性も「専業主婦」が「働く主婦」よりどちらが優れているわけではないのに、専業主婦落としが激しい社会。

男女共同参画も、政府は深見じゅんさんのような方の意見も取り入れてほしいです。

(彼女の漫画は原作のドラマ『ぽっかぽか』など、今は受けないのでしょうけど。

ぽっかぽか - Wikipedia

 

参考:

日本企業の強み - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

SOAS出身者たちにとって今の日本は - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

 

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